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事業完了報告

2026/01/20更新

事業概要

事業期間開始日 2024/07/17終了日 2025/02/28
対象地域沖縄県本島
事業対象者

・沖縄県内の食物アレルギー患者及びその家族
・こども食堂や食品配布団体など食提供をしている支援者や団体
・少しでも食に関係する様々な現場

事業対象者人数

今まで食物アレルギーに関してサポートの手が行き届いていなかった「こども食堂」や「フードバンク」などを新たに事業対象者とする。その他当会会員(25家族)、と調査で見えてきた潜在する県内のアレルギー患者及びその家族、こども食堂などの支援者含む150名程度

事業概要

【食の機会支援】
場所:ネイチャーみらい館
開催:10月12~13日、1泊2日
体制:県内食物アレルギー患者・その家族25名
内容:日々の生活で食を選べず、取り残される場面の多い患者その家族が野外キャンプで食の体験を通し、患者は自分自身と向き合い食の制限に関わらず自己防衛力を高め自信に繋げる。家族は孤独感の解消と日々の励みに繋がるコミュニティづくりを確立、心のよりどころがあることにより尊厳が守られ、患者・家族のQOL向上につなげたい。


【食の実態調査】
場所:セカンドハーべスト(フードバンク)、沖縄市社会福祉協議会(予定)、ビクトリーチャーチ(予定)、まちづくりうらそえ(予定)
頻度:協力団体には毎月1回(各10食)×4か月食支援と実態把握アンケート及びヒアリングを行う
内容:食物アレルギーは一人ひとり食べられない食材も程度も異なるため、幅広く対応・管理しやすい特定原材料8品目不使用アレルギー配慮レトルトカレーと特定原材料等28品目不使用のお湯のみで調理できるおにぎりを提供。
アンケートは回答を紙とWEBで選択できるようにする。また訪問時に過去の経験や現状をヒアリングし、どんな知識が必要か、どんなことに注意をすればよいのか一緒に検討していきたい。


【関係機関へのネットワークづくり】
疾患という医療分野の支援に該当するため連携している県内アレルギー専門医、看護師、管理栄養士、薬剤師などの専門職に指導を受けながら他団体との関係性を構築していく。


【アレルギー患者及びその家族の居場所づくり】
場所:実態調査協力団体含め、当会事務局にて週3回(月木金)の相談日にて必要な方へアレルギー配慮食品を配布

事業の総括およびその価値

事業について、全体として順調に計画通り進んだ。特に食の機会支援であるキャンプに関しては、参加者・医療従事者・取材同行者からの評価も高く、マスコミにも大きく取り上げてもらったことで当会や食物アレルギーについて認知が広まったと感じる。また、そこからの協力者や新たなつながりも広がった。注目度も需要も高いため今後の継続性が重要だ。
アンケート調査、食支援で見えてきたことは各団体内でのアレルギー対応への認識の統一性が立場によって異なり、実際の対応にもばらつきがあるため、誰もが同じ対応ができるようにすることが課題と考えた。アンケート質問内容については、2回目以降、各団体の形態に沿った内容とした。またヒアリングや実態を見ていく中で団体ごとに需要の高い食品が把握できたため、食支援の内容をより必要とされるものへ変更し、柔軟に対応した。
冊子については納品期日に遅れが生じたものの、より幅広い対象に配布できるものとなったので、発行部数を300部から1000部にしたが、足りず200冊増刷を行った。今後の情報などは適宜当会ホームページにて更新をしていく。また、規定類の作成・公開をし、組織としての基盤を作ることができた。公開後からホームページのアクセス数も増え、信頼性があがったことで県や市役所からの講師依頼が増えた。食物アレルギーに対する対応の構築が広がり始めたと感じる。

課題設定、事業設計に関する振返り

事業の振り返り
①食の実態調査→子ども食堂や食支援団体が今まで対応できていなかった利用者のアレルギー食に対するニーズを拾いあげることで対応策を一緒に検討していけたらと「アンケート・ヒアリング」を事業設計したが、初回アンケートにて各提供形態もバラバラでかつ対応者によっても対応が違うとわかったため、その後のアンケートは各団体ごとに回答を踏まえた内容に変更した。それにより、より利用者の傾向が判明し「潜在的な利用者がいたのではないか」、「自分たちにできることは何か」を考えることに繋がったと感じる。同時に、特殊な専用食では提供の継続が難しいため当会が選定した一般商品で、かつアレルゲンにも配慮されている冷凍・常温商品を各団体に食支援した。
②食の機会支援⑤アレルギー患者およびその家族の居場所づくり→食の体験ができなかった事で孤立しがちだったアレルギー患者・その家族のQOLの向上及び食の尊厳が守られることを軸に、特に食の安全面には徹底した配慮をしき、イベント開催時には同行の医療従事者による個別での問診を実施。安心と安全が確保できたなかで参加者である子ども達が「特別」ではなく「自然体」で食を選び、他者と一緒に食を味わい、遊び、学んだ。それはアンケート結果にも明らかに表れており、「日々経験したくても出来ない安心して参加できる食体験ができた。ぜひまた参加したい」等の声が多く集まった。その後のキャンプの特集番組(琉球放送)の放映にも沢山の反響があり、当会への問い合わせ増加や当事者に限らず広範囲で食物アレルギーへの関心につながっている。
③関係機関のネットワークづくり→事業全体を通してのネットワークから食物アレルギーに関する相談件数(個人・事業者など)が緩やかに増加していたが、特にキャンプの放送後(11月~2月)以降は40件以上に増加し、またアレルギーの研修依頼も離島含め増加した。同時に、今まで目が向けられていなかった「離島」の緊急時対応含めた医療体制の脆弱さが今後の課題と考える。冊子は希望依頼が予定より多く300冊から1000冊に増やしたが、すぐ在庫がなくなったため200冊追加発注を行った。情報は新しくなっていくため、更新内容は随時当会ホームページにて対応する。

今回の事業実施で達成される状態

短期アウトカム

1①食の実態調査 ・子ども食堂含め今まで対応できていなかった支援者が、必要な人に対し適切に食品を選択できるようになり、注意喚起ができるようになる ・今まで食物アレルギー対応をしていなかった支援者が、自団体の状況に合わせて食物アレルギー対応ができるようになる
指標・支援者が食品表示の見方が理解でき、アレルギーに配慮できるようになる ・支援団体がアレルゲン表示ができるようになる ・安心できる食の機会が増える
目標値・目標状態・5施設のアンケート内容が回数を重ねるごとに知識と意識が深まり、アレルギー配慮ができるようになる ・今まで利用がなかったアレルギー児が利用できるようになる
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察・5施設のアンケート内容が回数を重ねるごとに知識と意識が深まり、アレルギー配慮ができるようになる→「何をすればよいかわからない」という不安を解消するために、各施設にアンケートやヒアリングを実施し、食支援を行った結果、食物アレルギーに対する理解が深まり、当初の目標を達成することができました。 ・今まで利用がなかったアレルギー児が利用できるようになる→施設ごとの対応状況の違いを把握し、それぞれの実情に合った支援が可能になった。 アレルギー配慮のある商品棚を設置する施設が出てきた。それにより施設利用者が アレルギー対応食品をより入手しやすい環境 になった。当初の目標以上に、各実行団体が考えて行動に移してくれた。 【配布食品】アンケートの内容や食支援内容を状況に合わせて変更した。理由としては予想以上に各対応や知識に差があったことや食支援の方法、地域性も違ったため。食支援内容もよりニーズが高く子供でもレンジなどで簡単に調理できる商品に変更した。 実態調査(アンケート)から、把握はできていなかったが実はアレルギーを持っている利用者がいた、と判明した。
2②食の機会支援 ⑤アレルギー患者及びその家族の居場所づくり ・食の体験ができなかった事で孤立しがちだったアレルギー患者及びその家族が前向きに生活できるようになる ・参加者の交流から地域コミュニティが成立しQOLが向上する ・アレルギー患者は自分と向き合い自分の身を守る力を身に着けられる
指標・患者が自分たちで食材を選択することが出来る ・孤立感が解消される ・キャンプ中および開催後に発症することなく帰宅できる
目標値・目標状態・子供たちが主体性を持って行動できる ・交流会の回数4か月に1回開催
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察・子供たちが主体性を持って行動できる→無症状で全員帰宅できたキャンプを実施した事によって患者自身が食材を選び他者と共に食することができ、同じような境遇の参加者同士が情報交換であったり時間や食体験を共有することで孤立感を解消することができた。また、自分でおやつを選んだりエピペン講習を受ける事で自分自身を守るための知識や自信をつけるきっかけとなった。キャンプ中及び開催後に発症者もなく無事帰宅できた。 ・交流会の回数4か月に1回開催→キャンプ終了後計4会の交流会実施 11/17糸満市防災訓練、12/15クリスマスランチ、12/28南の駅八重瀬調理実習、2/16もちつき大会 キャンプ後も参加者同士での繋がりができ、継続した患者・家族間での交流会を開催した。回を重ねるごとに子ども達にも主体性がみられた。
3③関係機関へのネットワークづくり ・アレルギー対応冊子の配布によりアレルギー対応への社会的理解が進み、当会が地域で認知されている
指標・アレルギー対応を理由に受け入れを断る場面が減る ・広報物の配布
目標値・目標状態・相談件数が現在30件⇒40件に増加 ・冊子配布300冊 配布先:協力団体から繋がりのある団体、地域自治体、関係団体等
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察【相談件数】ホームページを見た成人のアレルギー患者からの相談が増加し、新たな支援ニーズが明らかになった。特にキャンプの放送後11月~2月以降は40件以上に増加(月1回は成人からの相談あり)新規の問い合わせが増えた。目標値を達成できた。 【冊子】300冊を予定していたが、反響があり900冊増刷(合計1200部)ホームページ内での冊子ダウンロード無料、沖縄タイムス、琉球新報から取材依頼あり 【配布先】当会会員、沖縄タイムス、琉球新報、医療機関(4件)、イオン琉球、アレルギー対応カフェ52ヘルツ、アンケート対象団体(フードバンク2件、児童センター1件、こども食堂2件)ネイチャーみらい館、八重瀬町観光物産協会、Re;s、佐竹歩美、LFA食物アレルギーと共に生きる会 冊子の内容を「アレルギーの医学的な内容」ではなく「アレルギーについて知ってもらうためのツール」としたことで幅広い対象者へ配布することができた。また、本事業の関係団体も、冊子の取り組み例を掲載するページに協力をしてもらうことで、より連携のネットワークが固まったと感じる。②のキャンプを実施した協力施設(ネイチャーみらい館)も地域のアレルギー対応への意識が向上し、特に困っている修学旅行のプログラムである教育民泊にて、地域でアレルギー対応研修の開催が決定した。(3月14日) 
4④ガバナンス・コンプライアンスが整備され、組織基盤が強化されていることによって、地域社会での信頼を得ている
指標・行政や関係機関からの問い合わせが増える
目標値・目標状態・行政や関係機関のアレルギー対応に関する悩みは、当会に相談ができる状態
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察キャンプのテレビ放映や交流会の増加、ホームページの充実などを通じて、会の認知度が向上しました。さらに、食支援や冊子の配布など新たなつながりが構築されたことにより、県や市町村の行政からも注目されるようになりました。規程類の整備によって団体の基盤が強化され、それが社会的信頼性の向上にも繋がりました。その結果、県や市からの依頼が増加しました。 ・沖縄県アレルギー疾患等医療連絡協議会の役員に任命 ・読谷村役場からの新規のアレルギー講座・実習の依頼 その他、北谷町役場、宜野湾市役所、那覇市役所からの講座依頼あり

アウトプット

1①食の実態調査 ・こども食堂やフードバンク、地域支援団体へ連携による食の提供を行う ・アレルギー疾患を理由に利用できない潜在者や提供側の課題など現状の実態を知る
指標提供側へのアンケート及びヒアリング
目標値・目標状態 ・食支援件数:5件 ・食支援頻度:月1回訪問にて実態把握(計4回) ヒアリング/アンケート回収:1施設3名~5名回答
アウトプット:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトプット:考察・食支援件数:5件(フードバンクセカンドハーベスト沖縄、沖縄市社会福祉協議会、浦添市森の子児童センター、呼吸こども食堂、宮古島こども子育てワクワク未来会議) ・食支援頻度:月1回訪問にて実態把握(計4回) ※宮古島こども子育てワクワク未来会議のみzoom使用 ヒアリング/アンケート回収:1施設.職員3名~4名回答 集計したアンケートの内容や食支援内容を状況に合わせて変更した。理由として食支援希望する内容や地域性も違ったためよりニーズの高いものに変更した。アンケート内容も2回目以降各団体に沿った内容へ変更した。同時に、継続性が重要なため寄付や近隣で購入しやすい一般商品で、アレルゲンが8品目含まれていないもの、子供でも簡単に調理して食べられるものを選定し食支援およびリスト化して提供した。 実態調査事態の結果としては今まで把握していなかったがアレルギーを持っている人が「実在していた」との結果が判明したため、今後はこの食支援継続とアレルギーのあるなし関わらず同じように支援を受けられる体制づくりを行政も含めた課題と考える。
2②食の機会支援 ・アレルギー患者が日々経験したくても出来ない安心して参加できる食体験が提供できる ・こどもが「自分で食品を選ぶ」「自分で自分の身を守る」経験ができる
指標参加者へのアンケート及びヒアリングでの満足度
目標値・目標状態・食の機会実施件数:1回 ・ヒアリング/アンケート回収:25件 ・無症状での全員帰宅
アウトプット:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトプット:考察【食の機会実施件数:1回】アレルギーっこキャンプの実施 令和6年10月12日(土)~13日(日)@ネイチャーみらい館 ・参加者:子ども(9名)、保護者(8名)、医療スタッフ(6名)事務局スタッフ(4名) (内、当会会員外4組、会員1組) 【ヒアリング/アンケート回収:20件】 こどもアンケート(9件)、保護者アンケート(5件)、医療従事者アンケート(6件) 【無症状での全員帰宅:全員無症状で帰宅】 キャンププログラム終了後のアンケート及びヒアリングの結果、全ての参加者から「またやりたい、自分でおやつを選べた、日々経験したくても出来ない安心して参加できる食体験ができた」等のポジティブな意見や感想が多く集まった。と同時に、今まで宿泊学習や体験型学習は「食事への不安」が理由で経験したことがないとの回答が9割だった。そのことから、アレルギー患者が安心して参加できる食体験は一般的に著しく少なく日常的に「体験格差」がうまれていると感じる。一つ一つの成功体験や自らを守る術を学ぶことは、当事者やその家族が社会で自立して生きていく上で必須となり、その環境を整備することの重要性を再認識した。
3③関係機関へのネットワークづくり ・子ども食堂や関係機関、関係者と交流が始まる ・アレルギー対応冊子を配布し、中身を一緒に確認する
指標・関係機関へ訪問
目標値・目標状態・延べ10件 ・冊子配布300冊
アウトプット:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトプット:考察【延べ10件】⇒17件 【関係機関】琉球放送、沖縄タイムス、琉球新報、医療機関(4件)、イオン琉球、アレルギー対応カフェ52ヘルツ、アンケート対象団体(フードバンク2件、児童センター1件、こども食堂2件)ネイチャーみらい館、八重瀬町観光物産協会、琉球大学病院アレルギーセンター 【冊子配布300冊】 反響があり900冊増刷(合計1200部) 食支援時に各団体との交流を行い、アレルギー対応への取り組みが始まった団体も出た。冊子やキャンプを通し、多方面での広がりが持てるようになり、当会への相談件数や依頼も増加している。
4④組織基盤強化 ・ガバナンス・コンプライアンスが整備され、各種規程類を公開している
指標・規程類の作成
目標値・目標状態・ホームページ上での公開
アウトプット:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトプット:考察規程類を作成し、ホームページ上で公開済み 今後も定期的に見直しをしながら組織基盤強化に努める
5⑤アレルギー患者及びその家族の居場所づくり ・毎週開設の相談日数が増加し、患者及びその家族が安心して相談できる居場所があると 周知できる。 ・交流会の開催
指標・相談件数
目標値・目標状態相談件数:月40件 交流会:Web含め2か月に1回
アウトプット:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトプット:考察【相談件数】月40件(内、成人の相談は月1件) 特にキャンプの放送後(11月~2月)以降は40件以上に増加 【交流会】Web含め2か月に1回  10/12アレっ子キャンプ 11/17糸満市防災訓練 12/15クリスマスランチ 12/28南の駅八重瀬調理実習 2/16もちつき大会 キャンプ実施やホームページの充実を図ったことによりLINEグループでの患者間同士の交流や、その他のイベント開催時にも参加者が増えている。特にメディアでのキャンプの放映は沢山の反響があり、当会の活動や目的などより信頼性のある情報をメディアをとおして周知できたことにより、それまで当会を認知していなかった層からも相談が増えている。また交流会がきっかけで当事者間で友達ができるなど、自然な形で患者やその家族の心の居場所づくりにもつながっていると考える。

活動

1①食の実態調査 ・食支援を行っている協力団体と連携を取りながら食の提供を行う。 内容:長期保存可能な特定原材料8品目及び28品目不使用のカレーとおにぎり。 回数:毎月1回(各10食)×4か月×5箇所 ・アレルギー疾患が故に利用できない潜在者や提供側の課題など現状の実態把握調査 内容:紙及びWEBにてアンケート回答。また月に1度の訪問時に団体の理解度や課題のヒアリングを行う。 回数:毎月1回×4か月
活動結果計画通り
概要・食支援を行っている協力団体と連携を取りながら食の提供を実施 内容:長期保存可能な特定原材料8品目及び28品目不使用のカレー計画通り配布 おにぎりについては、昨今の全国的な需要が急騰したため、計画通りに購入が出来ず、11月末に入荷予定次第、各施設へ配布。また予定に加えて各アンケートやヒアリングを通して見えてきたよりニーズが高く手に取りやすい冷凍食品や一般食品でアレルゲンにも配慮している商品を追加で提供支援した。 回数:9月より開始 1回/月(各10食) 内容:紙及びWEBにてアンケート回答。また月に1度の訪問時に団体の理解度や課題のヒアリングを行った。 回数:毎月1回×4か月 ・アレルギー疾患が故に支援を活用できない潜在者や提供側の課題など現状の実態把握調査。 【集まった声や見えてきた課題】 各担当間での、アレルギー児の情報共有が出来ていない(全施設) アレルギー発症時の対応に不安がある(こども食堂) 施設側のアレルギー対応についての知識が乏しいためアレルギー配慮食品の対応棚が作れない 施設側の受け皿が整っていないので、アレルギー疾患で利用できない 【見えてきた課題】 常温商品だけではなく、子ども達でも簡単に調理してすぐ食べられる冷凍商品の需要が高い アレルギー配慮商品一覧作成、アレルギー商品棚の設置方法、アレルギーに関する無料配布資料提供、アレルギー講習会、利用者アレルギー調査票のチェックの依頼があった
2②食の機会支援 ・アレルギー患者が安心して参加できる食体験の提供実施 日時:10月12日(土)13日(日)1泊2日 場所:金武町ネイチャーみらい館 内容:「自分で食品を選ぶ」「自分で自分の身を守る」経験の実践 ・参加したアレルギー患者(こども中心)とその家族へ各々アンケートを実施 アンケート結果はホームページにて公開し、今後の活動に反映 ・医療従事者によるこどもスキンケア勉強会の実施 対象:アレルギー患者とその家族※公募により募集 参加費:無料
活動結果計画通り
概要アレルギーっこキャンプの実施  日時:令和6年10月12日(土)~13日(日) 場所:ネイチャーみらい館 内容:おやつや朝食は「自分で食品を選ぶ」形式で提供、参加対象の方がエピペン持参だったのでエピペン講習会の実施、メディカルチェックの際には、本人も含めお薬の確認をすることで「自分で自分の身を守る」経験を実践した ・こどもアンケート(9件)、保護者アンケート(5件)、医療従事者アンケート(6件)を実施(以下アンケートで集まった声) 保護者の声「アレルギー患者が日々経験したくても出来ない安心して参加できる食体験ができた」 こども達の声「自分でおやつを選べた」「来る前は不安だったけど楽しく過ごせた」「またやりたい」 医療従事者の声「子ども達同士でお薬の話をしたり普段生活の様子を話したり、お互いのアレルギーを確認しながらお菓子を分け合ったりする姿が見れました。同じアレルギーを持つ仲間と交流する事で自分だけじゃないんだ!と子供達にとってとても有意義な交流機会になったのではないかと思います」 ・医療従事者によるこどものスキンケア勉強会→医療従事者からの意見より、初回ということで学習会よりも交流会中心のキャンプがよいのではないかと提案があり、また参加者が全員エピペン持参の方だったためエピペン学習会へ切り替えた。 対象:子ども(9名)、保護者(8名)、医療スタッフ(6名)事務局スタッフ(4名) (内、当会会員外4組、会員1組)公募により応募参加希望者が多く、キャンセル待ちの方もいた 参加費:無料 ・無症状で全員帰宅できた
3③関係機関へのネットワークづくり ・アレルギー対応冊子の作成(500冊) 冊子内容:アレルギーの基礎知識、食品表示、緊急時対応、提供側の注意点、利用側の注意点、情報提供など ・作成冊子を啓蒙活動の一環として関係各所へ配布(本事業協力団体含む社会福祉協議会、県内こども食堂、相談者等) ・当会ホームページにも掲載し更新された新しい情報はホームページにて公開、適宜更新を行う
活動結果計画通り
概要・冊子打合せ回数:55件(Web・対面含む)  【スケジュール】 原稿提出:11月 デザイン・編集・校正:12月13日~ 最終入稿:令和7年1月6日 製本作業:令和7年1月上旬 完成納品:1月30日納品 2月7日:ホームページ公開開始 ・印刷冊数 2000冊(うち増刷1000冊) ・ホームページサイトのセッション数(サイト訪問数):8月178件、9月184件、10月122件、11月174件 12月122件、1月170件、2月205件 ・実際の問い合わせ件数(電話・メール・SNSのDM) 50件以上 ・こども食堂や居場所などから指導依頼が発生して、現地で講習会を実施した(6件) ・新規ネットワーク構築数:18件 冊子URL:https://okinawaalleyuimaru.wixsite.com/homepage/%E6%83%85%E5%A0%B1%E5%85%AC%E9%96%8B
4④組織基盤強化 ・11月までに自団体に合わせた各種規程類を作成し、2025年1月末までにはHPで公開
活動結果計画通り
概要作成規程類に関しては、内容回覧の上、事務局ミーティングにて精査 ・各規程類を作成し、外部監査:株式会社RMC CONSULTINGより確認済み ・JAMPIA主催の「ガバナンスコンプライアンス研修会」へ参加済み ・すべての規程類が完成し、ホームページ上で12月末日に公開開始、アクセス状況確認済み
5⑤アレルギー患者及びその家族の居場所づくり ・毎週月木金(10:00~16:00)で相談窓口設置 ・メール相談、電話相談も対応 ・ホームページの充実
活動結果計画通り
概要・相談件数が増えたことにより、常時対応可能な体制を構築した(対面対応月曜・木曜・電話、メール対応平日) 【居場所作り】 ・ゆいまーるの会会員限定オープンチャットにて交流が増加している ・まちづくり浦添でのアレルギー講習会にて、子どもも含めた交流会を実施 ・11月防災訓練での対面交流会 ・1月もちつき大会での対面交流会 ・SNSの閲覧数が増え、会員が増加した ・ホームぺージにて冊子の公開

想定外のアウトカム、活動、波及効果など

食の機会支援(アレルギーっ子キャンプ)が大きく報道されたことにより、アレルギー疾患及びその困っていることや家族の毎日を幅広く伝えることができた。その波及効果で食物アレルギー対応に関する事業者や観光業者の意識が高まり相談や講師依頼が増加した。多くは離島の教育民泊が急増(例年2-3件/年→2025.1月以降だけで4件)したが、スーパーが小さい、商品がそろわない、対応者が高齢、医療施設が整っていない、緊急時はヘリ要請が必要など離島ならではの課題も多く見えて来た。
関係機関であるネイチャーみらい館もすでに受け入れている教育民泊でのアレルギー対応を、より安心安全を高めるために地域全体での研修依頼があった。教育民泊については今後海外の児童生徒の受け入れも検討しているようでアレルギーに加え、宗教やベジタリアンなど食の多様性を広く行政含め対応できる基盤整備を迅速に構築する必要性があると感じる。
沖縄県よりアレルギー疾患推進協議会委員としてメンバー入りが決定。沖縄県文化観光スポーツ部より研修依頼および修学旅行におけるアレルギー事前調査票の改訂依頼など、社会的信頼が定着してきた。

事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動

課題を取り巻く変化

・キャンプ・居場所づくり→【対象者の変化】:これまで他者とおやつを分け合ったり自分自身で食品を選ぶ機会の少なかったこども達が、保護者の目を気にすることなく自由においしそうに食を楽しんでいおり、本来のこどもらしい姿がとても印象的だった。キャンプに参加する前には「緊張や不安」だったのが、キャンプを終えた後のアンケートには「またやりたい」「たのしかった」や、「次はお祭りや遠足もやってほしい」等の今後の活動を期待する声がとても多く、その事からも一般的に行われている野外活動や体験学習には日頃参加できていないという現状が表れており、今後はこの「体験格差」を解消すべく安心・安全を前提とした食体験や季節の行事ごとを定期的かつ継続して開催していくことの重要性が明確となった。今回の事業ではキャンセル待ちが発生するなど需要の高さも痛感したと同時に、将来的には受け入れ側の増員や資金面での体制の強化を図る必要がある。
・食支援→本事業が終了後も各団体との繋がりは続けていきたいと思っている。アドバイスの提供はいつでも可能なのだが食品提供の支援が資金の面で厳しい。これは当会のみならずほかの団体も同様だと感じる。必要な人に必要な支援が届く仕組みづくり、継続できる行政支援などが今後の大きな課題と感じる。
今回の事業を通じて、「何をすればよいかわからない」という不安を解消するために、各施設にアンケートやヒアリングを実施し、食支援を行った結果、食物アレルギーに対する理解が深まった。
今後さらに食物アレルギーに配慮した環境を整えていくためには、以下の課題が考えられます。
① 利用者が安心してアレルギーを伝えられる環境づくり
②継続的なアレルギーに関する知識の提供(講習会・冊子・相談会の開催)
③ 他団体との情報共有やネットワークづくり
④アレルギー対応食品の確保と表示の工夫
・冊子→冊子は啓蒙活動で非常に良いツールなので、これを入口に多方面の方がアレルギーへの理解に変化が生じるように活用していきたい。

外部との連携実績

1活動食支援
実施内容支援対象者:フードバンクセカンドハーベスト沖縄、宮古ワクワク未来会議、沖縄市社会福祉協議会、浦添市森の子児童センター、呼吸子ども無料食堂へ月に1度アンケート依頼と食支援(常温品・冷凍品のアレルゲン不使用食品)を各団体に全4回行った。
結果・成果・影響等特定原材料8品目不使用食支援商品 【常温品】安心米とうもろこしご飯計30食、携帯おにぎり昆布計200食、あたためなくてもおいしいカレー甘口計200食、プチミートトマト味計55食、野菜入りハンバーグ計50食、レトルトビーフシチュー計55食、レトルトポークシチュー計36食、レトルトタコライス計53食、シスコーン(フロスト・マイルドチョコ)計66食 【冷凍品】やさしごはん豚まん食20食、やさしごはんもっちりパン計24食、やさしごはんしっとりパン計17食、やわらか若鶏から揚げ55食、アンパンマンさつまいもスナック計22食、アンパンマンポテト計22食、おべんとうごまだんご計9食、大学芋計2食 【お菓子】あべっこラムネ8連計2個、スティックポテト4連計2個、ポケモンライスクッキー計1箱、ハッピーターン4連系4個、アンパンマンコーン4連計2個、こつぶポテコ計2個、ポップnaコーン計20個
2活動キャンプ
実施内容会場:ネイチャーみらい館 昼食:52ヘルツ 同行医療スタッフ メディア:琉球放送
結果・成果・影響等ネイチャーみらい館:今後は協賛も視野に入れた協力をしたい。琉球放送:通常の放送以外でもYoutubeで常時視聴可能であったり、再放送、ラジオでも幅広く拡散。放送を見た方達からの相談増加や、「食物アレルギー」に対する意識の広がりや関心への影響が大きい。
3活動冊子
実施内容打合せ件数55件(Web、対面) 協力団体:イオン琉球、アレルギー対応cafe52hertz、浦添市立森の子児童センター、沖縄市社会福祉協議会、Re;S、佐竹歩美(デザイナー)、田村健太郎(ライター) 印刷冊数1200部(増刷900部含む) 配布先:当会会員、沖縄タイムス、琉球新報、医療機関(4件)、イオン琉球、アレルギー対応カフェ52ヘルツ、アンケート対象団体(フードバンク2件、児童センター1件、こども食堂2件)ネイチャーみらい館、八重瀬町観光物産協会、Re;s、佐竹歩美、LFA食物アレルギーと共に生きる会
結果・成果・影響等冊子の内容を「アレルギーの医学的な内容」ではなく「知ってもらうためのツール」としたことで幅広対象者へ配布することができた。 また、本事業の関係団体も取り組み例の情報ページに協力をしてもらうことでよりネットワークが強まり、イオン琉球も全面的に協力体制をとってくださったのが大きかった。②の協力施設(ネイチャーみらい館)も地域のアレルギー対応へ意識が向上し、受け入人数も多い教育民泊にて協議会でアレルギー対応研修の開催が決定した。
4活動令和6年度糸満市防災訓練(食物アレルギー配慮炊き出し訓練)
実施内容開催日:11/17 場所:糸満市役所  A-Labelカレー50食配布、カレーを食べられない方は白米おにぎりや、アレルギー対応ふりかけを使用し配布。 アレルギーの方が利用しやすいように、食品表示の掲示とアレルギーの有無の確認をした。
結果・成果・影響等開始前から行列ができ、アレルギーのある方優先で配布を開始。成人のアレルギーの方や、乳幼児で他の団体が配布しているカレーや牛丼が食べられない方へもおにぎりの配布でき幅広い方に対応ができた。 会員家族も一緒に活動できたので、防災訓練の練習になった。来場していただいた方に当会の案内もできた。
5活動HappyXmasアレルギー対応料理ブッフェ
実施内容開催日:12/15 場所:ユインチホテル南城 事前申し込みでアレルギーの有無の確認、ホテルの方と食材の確認を行い実施
結果・成果・影響等一般公募で9家族の参加があり。キャンプで会員になった方も含め再開の場になり子ども達も仲良く楽しく過ごすことが出来た。アレルギー対応食を個別に提供するレストランはあるものの様々なメニューが並ぶブッフェ形式は初めての体験で家族みんなが喜んでいた。沖縄タイムスへの掲載もあり。

広報実績

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)あり
内容

RBCニュース(5回) 11/14、12/20、12/21、2/28/、3/1 の番組内にてキャンプの取り組みの放送あり
RBCYouTubeチャンネル SDG’sコーナーにてアップロード
RBCラジオ キャンプの取り組み放送
ホームページ・インスタグラムへの掲載

広報制作物等あり
内容

患者会の会員募集チラシ(200部)
活用方法:患者会会員募集、活動紹介、当会の紹介
キャンプのチラシ(100部)、キャンプのしおり(40部)
食物アレルギー啓蒙冊子(1200部)

報告書等あり
内容

・みらいファンド様式の実績報告書
・アンケート結果まとめ資料
・多様な連携で実現する「尊厳を守る」沖縄の食支援を考えるシンポジウム投写資料(R6.3/9)

イベント開催等あり
内容
・アレっ子キャンプ 10/12-10/13  ・アレルギー講習会 10/26(うらそえ)
・令和6年度糸満市防災訓練 11/17
・HappyXmasアレルギー対応料理ブッフェ 12/15
・アレルギー講習in南の駅やえせ 11/9・10、12/7・14・28
・もちつき大会2/16

ガバナンス・コンプライアンス実績

規程類の整備状況

事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか完了
整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか全て公開
内容

当会ホームページ「私たちについて」にて公開
https://okinawaalleyuimaru.wixsite.com/homepage/general-5-1

変更があった規程類に関して報告しましたか変更があり報告済み

ガバナンス・コンプライアンス体制

社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますかはい
内部通報制度は整備されていますかはい
内容

JANPIAのヘルプライン窓口を設置

利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますかはい
コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたかはい
ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたかはい
団体の決算書類に対する会計監査はどのように実施しましたか。本事業の最終年度の状況を選択してください(実施予定の場合含む)内部監査
内容

3月末に実施

本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますかいいえ

その他

本助成を通じて組織として強化された事項や新たに認識した課題、今後の対応/あればよいと思う支援や改善を求めたい事項など

【強化された事項】
・規定類が整備されたことで、団体基盤が強化された
【あればよいと思う支援や改善】
・学校給食のアレルギー対応への強化・体制作り
・子どもの居場所での、無理のない食物アレルギー対応

シンボルマークの活用状況

自団体のウェブサイトで表示

広報制作物に表示

イベント実施時に表示

その他:購入備品