事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
子ども及び若者の支援に係る活動
日常生活や成長に困難を抱える子どもと若者の育成支援
日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動
孤独・孤立や社会的差別の解消に向けた支援
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
安心・安全に暮らせるコミュニティづくりへの支援
SDGsとの関連
| ゴール | ターゲット | 関連性の説明 |
|---|---|---|
| 3. すべての人に健康と福祉を | 4.a 子供、障害及びジェンダーに配慮した教育施設を構築・改良し、全ての人々に安全で非暴力的、包摂的、効果的な学習環境を提供できるようにする。 | 児童の特性に合わせた配慮がなされ、差別や排除のないあたたかい居場所の提供により心も体も健やかな成長をサポートする。 |
| 3. すべての人に健康と福祉を | 4.a 子供、障害及びジェンダーに配慮した教育施設を構築・改良し、全ての人々に安全で非暴力的、包摂的、効果的な学習環境を提供できるようにする。 | 児童の特性に合わせた配慮がなされ、差別や排除のないあたたかい居場所の提供により心も体も健やかな成長をサポートする。 |
| 4. 質の高い教育をみんなに | 4.7 2030年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。 | 社会課題を自分達の手で解決する「探究プログラム」という授業を通して、課題を自分の手で解決し、世界を好転させる力を持った子どもを育てることを目指す。 |
| 4. 質の高い教育をみんなに | 4.7 2030年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。 | 社会課題を自分達の手で解決する「探究プログラム」という授業を通して、課題を自分の手で解決し、世界を好転させる力を持った子どもを育てることを目指す。 |
| 5. ジェンダー平等を実現しよう | 5.1 あらゆる場所における全ての女性及び女児に対するあらゆる形態の差別を撤廃する。 | 女児に対する差別だけでなく、男児に対する差別もないよう、配慮した保育を行う。 |
| 5. ジェンダー平等を実現しよう | 5.1 あらゆる場所における全ての女性及び女児に対するあらゆる形態の差別を撤廃する。 | 女児に対する差別だけでなく、男児に対する差別もないよう、配慮した保育を行う。 |
| 8. 働きがいも経済成長も | 8.5 2030年までに、若者や障害者を含む全ての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、並びに同一労働同一賃金を達成する。 | 保護者が安心して働くことができる質の高い学童保育を運営する。 |
| 8. 働きがいも経済成長も | 8.5 2030年までに、若者や障害者を含む全ての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、並びに同一労働同一賃金を達成する。 | 保護者が安心して働くことができる質の高い学童保育を運営する。 |
| 11. 住み続けられる街づくりを | 11.7 2030年までに、女性、子供、高齢者及び障害者を含め、人々に安全で包摂的かつ利用が容易な緑地や公共スペースへの普遍的アクセスを提供する。 | 学校、家庭、学童保育の三者の連携を強化するとともに、行政や専門機関との連携を強化することにより、要配慮児童が孤立や差別を受けることのない、やさしい地域をつくる |
| 11. 住み続けられる街づくりを | 11.7 2030年までに、女性、子供、高齢者及び障害者を含め、人々に安全で包摂的かつ利用が容易な緑地や公共スペースへの普遍的アクセスを提供する。 | 学校、家庭、学童保育の三者の連携を強化するとともに、行政や専門機関との連携を強化することにより、要配慮児童が孤立や差別を受けることのない、やさしい地域を つくる |
団体の社会的役割
団体の目的
Kids Creationビジョン
「Kids Creationを巣立った子ども達が、世の中の課題を解決していくことによって、世界をより明るくあたたかくする」
Kids Creationはこのビジョン実現のため、世界で活躍できる人材を輩出することを使命としている。子ども達が自分の人生を自分の手でデザインし、色とりどりのその子らしい生き方ができるよう環境を整え、心とからだの育ちをサポートしている。
団体の概要・活動・業務
Kids Creation Afterschool:市内8つの小学校の児童を対象にし、2拠点3単位で運営する学童保育。18:30閉所の公設学童がカバーできないニーズに対応するため、19:30まで開所している。現在、要配慮児童22名を含む92名の児童が在籍。英語+探究学習+自由遊びの3つを組み合わせ、伸びやかで自由な放課後に学びをバランスよく融合したプログラムと、森のような広大な庭が特長である。
| 団体の目的 | Kids Creationビジョン |
|---|---|
| 団体の概要・活動・業務 | Kids Creation Afterschool:市内8つの小学校の児童を対象にし、2拠点3単位で運営する学童保育。18:30閉所の公設学童がカバーできないニーズに対応するため、19:30まで開所している。現在、要配慮児童22名を含む92名の児童が在籍。英語+探究学習+自由遊びの3つを組み合わせ、伸びやかで自由な放課後に学びをバランスよく融合したプログラムと、森のような広大な庭が特長である。 |
概要
事業概要
現在、要配慮児童を複数受け入れる中で感じる課題は多岐に渡り、「職員数・専門知識の不足」「スペースの不足」「6~12歳が同じ空間で生活する難しさ」「雨の日の室内の過密状態」「備品購入や人件費に充てる資金不足」「騒音や振動」「児童同士の相互理解不足」「要配慮児童の自尊感情の低下」などが挙げられる。本事業では、これらの課題解決の過程に児童が主体的に参加できるよう意見表出の場をつくり、「自分たちの居場所は自分たちでより良いものにする」という意識を育むことを大切にしたい。
具体的な取り組み
1.環境整備:感覚特性のある児童が安心して過ごせる、音や光に配慮した空間づくり。雨の日の遊び場確保と、静と動の空間の分離、新小学校開校によるニーズ増に対応するため、新校舎ミライノを建設(本体工事は別補助金)。ミライノには発達支援遊具を設置し、屋内でもダイナミックに遊べる環境をつくる。広大な庭を最大限に生かし、農作業や園芸、自転車や一輪車、木工遊びも選択できるようにする。
2.学びの機会創出:職員の専門性向上のために、研修やセミナーへの参加を促進
3.増員:各拠点1~2名の職員の加配
4.専門家との連携:筑波大学、感覚過敏研究所との共同研究や、特別支援学校教員の定期訪問指導を実施
5.児童向けワークショップの開催:「相互理解と尊重」をゴールとしたワークショップを開催
本事業を通して、「お互いを認め尊重する土壌が形成されること」と、職員の数と専門性が向上し「児童一人一人に合わせた適切な支援が可能になること」の相乗効果により、いじめやケンカ等のトラブル減少や児童の自尊感情の高まりが期待される。
研究成果は筑波大学と協働して市に報告・提言し、行政の施策が実態に即した支援につながることを目指していく。
我慢の上に成り立つ集団生活ではなく、すべての児童が心とからだを緩め、幸せに過ごせる放課後を創りあげる。
資金提供契約締結日
2024年08月31日
事業期間
開始日
2024年08月31日
終了日
2027年02月27日
対象地域
茨城県つくば市
| 事業概要 | 現在、要配慮児童を複数受け入れる中で感じる課題は多岐に渡り、「職員数・専門知識の不足」「スペースの不足」「6~12歳が同じ空間で生活する難しさ」「雨の日の室内の過密状態」「備品購入や人件費に充てる資金不足」「騒音や振動」「児童同士の相互理解不足」「要配慮児童の自尊感情の低下」などが挙げられる。本事業では、これらの課題解決の過程に児童が主体的に参加できるよう意見表出の場をつくり、「自分たちの居場所は自分たちでより良いものにする」という意識を育むことを大切にしたい。 本事業を通して、「お互いを認め尊重する土壌が形成されること」と、職員の数と専門性が向上し「児童一人一人に合わせた適切な支援が可能になること」の相乗効果により、いじめやケンカ等のトラブル減少や児童の自尊感情の高まりが期待される。 | |
|---|---|---|
| 資金提供契約締結日 | 2024年08月31日 | |
| 事業期間 | 開始日 2024年08月31日 | 終了日 2027年02月27日 |
| 対象地域 | 茨城県つくば市 | |
直接的対象グループ
Kids Creation Afterschoolを利用する児童
人数
利用児童 132名(本事業実施期間中に在籍する人数/予想)
最終受益者
Kids Creation Afterschoolを利用する児童とその保護者
Kids Creation Afterschoolで働く職員
地域の学童保育の質が向上することにより
つくば市の学童保育を利用するすべての児童とその保護者
つくば市の学童保育で働く職員も受益者になると考える
人数
17,250人
(内訳:つくば市内の学童保育を利用する小学生5,600名、保護者11,200名、職員450名)
| 直接的対象グループ | Kids Creation Afterschoolを利用する児童 | |
|---|---|---|
| 人数 | 利用児童 132名(本事業実施期間中に在籍する人数/予想) | |
| 最終受益者 | Kids Creation Afterschoolを利用する児童とその保護者 | |
| 人数 | 17,250人 | |
本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無
なし
| 本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無 | なし |
|---|
事業の背景・課題
社会課題
Kids Creation Afterschool(以下KCA)では、92名の登録児童数のうち、ADHD注意欠陥多動性障害の診断を受けている児童が2名、ASD自閉スペクトラム症が3名(うち2名はADHDと併存)、グレーゾーンの児童が10名、光や聴覚、嗅覚等の感覚特性のある児童が9名在籍している。
文部科学省による2022年の調査で、通常学級に在籍する児童のうち10.4%に学習や行動に困難のある発達障害の可能性があることがわかった。(10年から2.3ポイント増)この統計と照らしても、今後も新規入所児の1割程度が要配慮児童であることが予想され、特性に応じた支援策の充実が課題となる。
つくば市では多くの小学校に敷地内又は隣接した公設学童保育が設置されているが、広さが足りず過密状態であり、職員数や専門知識の不足等により要配慮児童への適切な支援が難しい状況である。そのため、トラブルに発展して通えなくなった児童が毎年2~3名ほどKCAに入所している。
要配慮児童の受け入れに対する行政の支援は委託金の増額にとどまり、要配慮児童数が1名でも複数名でも金額が変わらないことから、受け入れに消極的な事業所が多く、KCAでも自助努力で対応しているのが現状である。
また、要配慮児童は周囲から繰り返し注意叱責を受けたり、度重なる失敗の経験をしたりすることから、自尊感情を損ないやすく、いじめ被害にもあいやすい。適切な支援が受けられず、合わない環境の中で過ごさざるを得ないことによる強いストレスから、抑うつや孤立、適応障害、登校拒否などのさらなる問題を引き起こすことも多くのケースでみられる。
このような現状に、一事業所の自助努力のみで対応していくことには限界があり、今後は行政と連携した取り組みが不可欠だと考えられる。また、要配慮児童は年々増加傾向であることから、対策は急務であると考える。
参考文献
文部科学省.“通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果について”2022.
田中善大ほか.“保育所・小中学校におけるASD傾向およびADHD傾向といじめ被害及び加害との関連”.発達心理学研究,2015,第26巻,第4号,P332-343.
伊藤由美.“発達障害のある子どもへの心理的支援をめぐる課題”.国立特別支援教育総合研究所研究紀要,第44巻,2017.
課題に対する行政等による既存の取組み状況
発達障害のある児童の受け入れを行う事業所に対し、市からの委託金が200万円/年 増額されるが、複数の児童を受け入れることによる増額はない。公設の学童保育では、入所を希望するすべての子どもを受け入れることを前提にしているが、希望者数が多く室内は常に過密状態である。現状、要配慮児童への対応は十分とは言えない。また閉所が18:30であるため、両親がフルタイムで就労する家庭のニーズには対応できていない。
課題に対する申請団体の既存の取組状況
現在在籍する要配慮児童22名(うちグレーゾーン10名)について、アプリを活用した職員間の情報共有を行い、週1回事例検討を実施。受診が必要な児童については、生活記録をまとめた紹介状を作成。受診後は医師からの返信を基に保護者と連携を取りながら対応している。トラブルに発展しやすい児童同士が自然に距離を取れるよう、棚で簡易的な仕切りを作り、落ち着ける空間づくりをするなど、必要に応じた個別の対応をしている。
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
現在多数在籍する要配慮児童への支援が急務であるが、本事業により、職員の学びの機会が創出され、専門性が向上し、支援の質の向上が期待される。また、本事業での取り組みはモデルケースとして他の事業所との情報交換や共同研修の開催を促進し、行政への提言も行うことで地域全体の学童保育の質の向上が可能になる。休眠預金交付金の活用により、これらの取り組みが実現し、持続可能な支援体制を構築することが期待される。
| 社会課題 | Kids Creation Afterschool(以下KCA)では、92名の登録児童数のうち、ADHD注意欠陥多動性障害の診断を受けている児童が2名、ASD自閉スペクトラム症が3名(うち2名はADHDと併存)、グレーゾーンの児童が10名、光や聴覚、嗅覚等の感覚特性のある児童が9名在籍している。 つくば市では多くの小学校に敷地内又は隣接した公設学童保育が設置されているが、広さが足りず過密状態であり、職員数や専門知識の不足等により要配慮児童への適切な支援が難しい状況である。そのため、トラブルに発展して通えなくなった児童が毎年2~3名ほどKCAに入所している。 また、要配慮児童は周囲から繰り返し注意叱責を受けたり、度重なる失敗の経験をしたりすることから、自尊感情を損ないやすく、いじめ被害にもあいやすい。適切な支援が受けられず、合わない環境の中で過ごさざるを得ないことによる強いストレスから、抑うつや孤立、適応障害、登校拒否などのさらなる問題を引き起こすことも多くのケースでみられる。 このような現状に、一事業所の自助努力のみで対応していくことには限界があり、今後は行政と連携した取り組みが不可欠だと考えられる。また、要配慮児童は年々増加傾向であることから、対策は急務であると考える。 参考文献 |
|---|---|
| 課題に対する行政等による既存の取組み状況 | 発達障害のある児童の受け入れを行う事業所に対し、市からの委託金が200万円/年 増額されるが、複数の児童を受け入れることによる増額はない。公設の学童保育では、入所を希望するすべての子どもを受け入れることを前提にしているが、希望者数が多く室内は常に過密状態である。現状、要配慮児童への対応は十分とは言えない。また閉所が18:30であるため、両親がフルタイムで就労する家庭のニーズには対応できていない。 |
| 課題に対する申請団体の既存の取組状況 | 現在在籍する要配慮児童22名(うちグレーゾーン10名)について、アプリを活用した職員間の情報共有を行い、週1回事例検討を実施。受診が必要な児童については、生活記録をまとめた紹介状を作成。受診後は医師からの返信を基に保護者と連携を取りながら対応している。トラブルに発展しやすい児童同士が自然に距離を取れるよう、棚で簡易的な仕切りを作り、落ち着ける空間づくりをするなど、必要に応じた個別の対応をしている。 |
| 休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | 現在多数在籍する要配慮児童への支援が急務であるが、本事業により、職員の学びの機会が創出され、専門性が向上し、支援の質の向上が期待される。また、本事業での取り組みはモデルケースとして他の事業所との情報交換や共同研修の開催を促進し、行政への提言も行うことで地域全体の学童保育の質の向上が可能になる。休眠預金交付金の活用により、これらの取り組みが実現し、持続可能な支援体制を構築することが期待される。 |
中長期アウトカム
Kids Creation Afterschoolの所在地、茨城県つくば市周辺地域において、
学童保育等事業所が、行政や専門機関と連携する体制を構築し、職員の数や質の向上や、特性に配慮した環境整備が実現できたことにより、利用する全ての児童が、尊重されている実感を持ちながら自分らしく心穏やかで幸せに生活することができる。その結果、児童の保護者は安心して預けることができ、関わる職員は仕事に誇りと情熱を持ち、充実感を得ながら生活することができる。あたたかく、優しく、「特性により差別や排除をされないことが保障された」地域、社会になる。
短期アウトカム
| 1 | 要配慮児童が、当団体が運営する居場所を訪れることができている | |
|---|---|---|
| モニタリング | はい | |
| 指標 | ・新規に利用することになった要配慮児童の数 | |

