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休眠預金活用事業
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事業完了報告

2026/01/27更新

事業概要

事業期間開始日 2025/01/01終了日 2025/12/31
対象地域石川県内
事業対象者

・地震で被災した住宅や建物の所有者
・修繕や再建に関する支援を必要とする住民や事業者
・仮住まいから恒久的な住まいへの移行を目指す被災者
・空き家や古民家の管理・活用を検討する所有者や地域団体、事業者
・被災地での建築的支援に関わる専門家や協働団体

事業対象者人数

①建物相談
被災者および被災事業者:100~150人
②住宅資源調査
調査対象建物:1500~2,000件
③拠点整備
利用者:50人
④のとボイス
専門家、学識、行政関係者、オンライン参加者、支援団体:50~100人

事業概要

わたしたちは「直して残す」をテーマに、令和6年能登半島地震からの復興をめざし、被災した建物の修繕や再利用を通じて、住まいと地域の再生に取り組みます。まず、被災者や被災事業者を対象に建築士による建物相談を行い、現地調査を通じて被害状況を整理し、修繕・再建・移転などの選択肢や制度活用、概算費用を提示して意思決定を支援します。相談では、安全性や再建後の暮らしの見通しなど、生活再建に直結する課題にも寄り添います。次に、住宅資源悉皆調査を実施し、被災度・構造状態・立地・文化的価値などから地域に残すべき建物を抽出し、「建築資源リスト」として整理・可視化します。調査で得られた情報は、今後の修繕支援や所有者への助言に活用します。また、団体の拠点として「のとのいえ」を整備し、建築士が滞在して相談・調査・資料整理・打合せ・オンライン会議などを行う環境を整え、平時・災害時を通じた活動基盤とします。さらに、「のとボイス」を継続開催し、行政・専門職・地域住民・支援者が復興の課題を共有し、協働の仕組みを育てます。これらの取り組みを通じて、まずは個別の建物を直して残し、地域に必要な住まいや建築資源を未来へつなぐことを目指します。今後は、こうした基盤をもとに、能登の暮らしと風景を次世代へ引き継ぐ持続的な復興へと発展させていきます。

事業の総括およびその価値

 本事業は「直して残す」という考えのもと、被災した建物や地域の再生に必要な判断材料を提供し、復興に伴走することを目的に実施しました。被災者への相談支援や現地調査を通じ、個々の状況に応じた情報を届けることで、再建の選択を検討する一助となったと感じています。また、地域に残すべき建物や風景を調査・整理したことは、修繕や保存を検討するうえでの基礎資料として大きな意義がありました。さらに、被災地で継続的に活動できる拠点を整備したことで、調査や相談を迅速かつ丁寧に行える体制が整い、活動の質と効率が高まりました。加えて、復興に関わる多様な主体が課題や視点を共有する場を設けたことは、地域の未来像をともに考える重要な契機となりました。こうした取り組みを通じ、住まいと地域を持続的に再生していくための基盤づくりが着実に進んだと考えています。

課題設定、事業設計に関する振返り

 震災後の段階的な状況変化に対応し、住まいの再建に必要な判断材料を届けることを主眼に事業設計を行いましたが、実施を通じて活動現場から多くの学びを得ました。建物相談は当初想定した窓口型から、生活再建の進行に伴い個別性の高い相談へとニーズが急速に移行し、相談手法を柔軟に組み替える必要がありました。住宅資源調査は対象棟数が膨大でしたが、専門性を持つ建築士の参加により調査の精度を確保し、資源の可視化と基礎データ整理ができました。今後は所有者や地域へのフィードバックに進む予定です。拠点整備は事業基盤として有効でしたが、修繕過程で追加損傷が判明し、資金計画調整が必要になりました。のとボイスは多様な主体が議論できる場として機能した一方、構成や運営面の改善余地も明らかになりました。周知方法や体制規模とのバランスなど、実施して初めて見えた点を次年度に生かす必要があります。

今回の事業実施で達成される状態

短期アウトカム

1①建物相談 ・被災者が、建物の修繕や再建に必要な情報を得て、選択肢を理解し、自身の住まいの方針を検討している状態
指標・修繕や再建等の方針を整理できた相談者の割合
目標値・目標状態・非常に満足、満足が6割以上 ・役立つ情報や新しい発見があった、具体的な提案があり見通しがたった、自分の考えやすべきことが整理できたという回答が6割以上
アウトカム:結果計画どおり進んでいる
アウトカム:考察・非常に満足 37.4% 満足 58.2% 合計95.6% ・役立つ情報や新しい発見があった26.3%、具体的な提案があり見通しがたった22.3%、自分の考えやすべきことが整理できた20.8% 合計69.8% 被災者の悩みに建築士が現地調査もまじえ説明や判断材料の整理を行いました。必要に応じ弁護士等の士業とも連携しながら包括的に対応しました。復興のフェーズが進み相談内容が複雑化する中で、窓口だけでなく電話やメール等による個別対応も取り入れ、柔軟な体制を整えました。建築士の判断や必要な情報を得ることで、今後の方針を検討するうえで役立つ支援となったと評価され、満足度も高い結果となりました。
2②住宅資源悉皆調査 ・地域に残す価値のある建物が調査により整理され、活用可能性が明らかになっている状態。
指標・建築資源リストに整理された棟数
目標値・目標状態・建築資源リストに掲載される棟数が200棟以上
アウトカム:結果計画どおり進んでいる
アウトカム:考察・第一回調査114棟、第二回調査192棟 合計306棟  地域に残す価値のある建物が整理され、活用可能性が明らかになった状態となりました。被災地域全体の建物の質や特徴が把握できたことで、保存が必要な建物や重点的に検討すべき区域が見えるようになり、地域や自治体が次の検討に進むための基礎的な状況が整いました。また、調査結果をもとに所有者への相談や二次調査へと進む動きも生まれ、地域が建物資源を理解し、将来の選択肢を検討するための土台が形成されました。
3③拠点整備「のとのいえ」 ・建築士や地域関係者等が被災地での支援活動に際し、滞在・打合せ等に活用できる拠点として実際に利用されている状態
指標・支援活動に使用された回数
目標値・目標状態・10日以上の利用
アウトカム:結果計画どおり進んでいる
アウトカム:考察・建物相談11日、住宅資源調査14日間、合計25日利用  現地での調査や相談を継続的かつ効率的に進めるための基盤として機能し、専門職が滞在しながら作業や打合せを行える環境が整いました。これにより活動の質と機動性が高まり、事業の運営にも寄与しました。一方で、修繕過程で追加損傷が判明し、計画の見直しを要する場面もありました。来年度には、地域の活動拠点としての活用方法や運用体制を整理していくことが課題となります。
4④のとボイス 地域住民や支援団体が、のとボイスを通じて復興支援活動の情報や課題を共有し、今後の活動参加意欲につなげている状態。
指標・イベントの満足度 ・次回以降の参加意向
目標値・目標状態・非常に満足、満足の割合が6割以上 ・ぜひ参加したい、参加したいの割合が6割以上
アウトカム:結果計画どおり進んでいる
アウトカム:考察・第二回 非常に満足36.0%、満足64.0% 合計100% ・第三回 非常に満足26.1%、満足69.6% 合計95.7%  いずれの回も高い評価となりました。復興に関わる多様な主体が一堂に集まり、地域ごとの課題や論点を共有できる機会となったこと、またテーマ設定や進行が参加者の期待と合致していたことが背景にあります。行政・専門家・住民・支援団体が立場を超えて語り合い、状況理解と視点の整理が進んだことは、本事業が目指す「対話を通じた復興の土台づくり」に寄与したものと捉えています。今後も、地域の状況に寄り添いながら、効果的な対話の場を継続していくことが求められます。

アウトプット

1①建物相談 ・被災者に対して、住まいに関する個別相談対応、修繕や制度に関する資料提供、助言をおこなう
指標・相談件数、相談会回数
目標値・目標状態・相談件数200件以上
アウトプット:結果計画どおり進んでいる
アウトプット:考察・相談会 79回、相談件数 358件 震災後から1年2か月が経過した2025年3月より、本事業としての建物相談を開始しました。住宅に関する不安は依然として大きく、相談ニーズは当初想定を上回りました。相談内容は、り災証明の見直し、修繕と建替えの判断、補助制度の適用など多岐にわたり、幅広い案件に対応しました。必要に応じて行政との協議や士業との連携を行い、専門的な判断材料を提示できる相談体制を整えました。建築士が現地調査を行う相談も多く、個別事情に応じた説明や整理を行いながら対応を進めました。
2②住宅資源悉皆調査 ・対象建物を悉皆調査し、建築的価値・再利用可能性を評価した記録を作成・整理する
指標・調査件数
目標値・目標状態・1,500棟以上の建物を調査
アウトプット:結果計画どおり進んでいる
アウトプット:考察・4,300棟調査  第一回(能登町、輪島市)、第二回(珠洲市、輪島市)と対象建物の外観状況を悉皆調査し、建築的価値や再利用可能性を評価する記録を作成・整理しました。調査データは写真や位置情報と統一的に整理され、建築資源を抽出できる基礎資料として整理しました。こうした調査手法やデータ基盤が行政にも共有され、第三回調査以降は県との協働体制へと発展し、公的事業として継続する仕組みが形成されました。
3③拠点整備「のとのいえ」 ・建築士等による被災地支援を支えるため、最低限の改修を行い、寝泊まりや作業が可能な空間を整備する
指標・整備した拠点の数
目標値・目標状態・1つの拠点の整備
アウトプット:結果計画どおり進んでいる
アウトプット:考察・内部改修工事、屋根まわり改修工事、備品設置  被災地域で建物相談や住宅資源調査を継続するための滞在拠点を整備しました。内部改修や屋根まわりの補修、備品の設置により、相談対応、調査整理、打合せなどを行える環境を整えました。建築士の多くが金沢市や県外からの参加であったため、常設拠点の整備は移動負担を軽減し、活動効率の向上に寄与しました。事業期間中、建物相談や住宅資源調査のために延べ約70名の建築士が滞在し、現地活動の拠点として活用されました。また、資料保管や調査機材の管理場所としても機能し、団体全体の業務遂行力を支える基盤となりました。
4④のとボイス ・「のとボイス」を開催して地域住民、支援団体が復興支援活動の情報や課題を共有する場を設ける
指標・のとボイス開催回数
目標値・目標状態・年2回以上開催
アウトプット:結果計画どおり進んでいる
アウトプット:考察・年2回開催  復興に関わる多様な主体が課題を共有する場として、のとボイスを年2回開催しました。テーマ設定や登壇者の選定を工夫し、行政・専門家・支援団体・地域の実務者など幅広い参加者を得ることができました。4月の七尾会場では72名、7月の金沢会場では113名が参加し、石川県職員、建築・まちづくり分野の専門家、支援団体、地域事業者など、多様な立場からの参加がありました。これにより、地域ごとの状況を踏まえた対話の場を継続的に提供し、復興に向けた論点整理や協働のきっかけが生まれる機能を果たしました。また、建物相談や住宅資源調査の取り組みを共有することで、事業全体の理解促進にも寄与しました。

活動

1①建物相談 被災者や被災事業者を対象に、建築士が被災建物に関する悩みをヒアリングし、修繕・再建・利活用の方向性を一緒に検討します。必要に応じて現地調査を行い、構造・劣化状況を確認したうえで調査報告書を作成し、専門的な助言を提供します。また、工事業者等との連携を視野に入れ、実現可能な修繕・再生の具体策を提示します。
活動結果計画通り
概要当初は窓口での対面相談を中心に状況を聞き取り、現地調査や市町との協議、弁護士など士業との連携も案件に応じて行いました。被害状況の確認や写真記録、調査メモの整理を進め、相談者に判断材料を提供しました。相談が複雑化してきた後半には、個別事情に合わせて電話やメールでの相談も取り入れ、継続的なフォローを行いました。
2②住宅資源悉皆調査 自治体の公費解体リストやり災証明データ等をもとに調査家屋を抽出し、建築士が外観中心の現地調査を実施します。被災度、構造状態、周辺環境、文化的価値などを踏まえて「建築資源リスト」として整理し、地域に残す価値のある建物群を可視化します。今回の事業では、まずこの可視化と基礎データの整備までを行い、次年度以降に向けて、(1)自治体への政策・計画への提案、(2)所有者への修繕・保存・活用の選択肢提示、(3)民間・地域団体とのマッチングや見学会等への展開――といった利活用フェーズへの移行を見据えた準備を進めます。これにより、将来的に調査から活用へと循環する仕組みを構築するための基盤を整えます。
活動結果計画通り
概要住宅被害の全体像を把握するための調査を実施しました。建築士が現地で外観状況を記録し、約4,300棟のデータを整理しました。調査により建物の価値や活用可能性を可視化し、保存すべき区域や重点箇所を明確にできました。こうした成果が評価され、後半は県の事業として予算化され、広域的な調査体制が確立しました。休眠預金で立ち上げた取り組みが公的事業へと発展した点は、本活動の重要な成果です。
3③拠点整備「のとのいえ」 被災地での調査・相談を行う専門職が滞在・作業できる最低限の設備を備えた拠点を整備します。宿泊・資料整理・打合せ・オンライン会議等に対応し、今後の災害時にも継続的に活用できるベースとします。利用対象は主に建築士や関係専門職であり、調査・相談活動の効率化と連携強化を目的とします。
活動結果計画通り
概要能登町の被災家屋を借り受け、内部改修や屋根まわりの補修、必要な備品の設置を行いました。建築士が現地で滞在しながら相談対応や調査、記録整理などの作業を行えるよう環境を整備し、設備管理や利用調整を行いながら拠点運営を進めました。
4④のとボイス・広報 被災地域の行政、専門職、支援団体、により「のとボイス」というイベントを開催し、復興における課題や進捗を共有します。イベントはオンライン配信もおこない、修繕・保存の重要性を広く周知して他地域・他分野も巻き込んだ支援の輪を拡大します。
活動結果計画通り
概要第2回では、七尾市にスポットをあて、住まい再建に向けた既存ストック活用や沿岸地域の復興をテーマに、参加者が現場の状況を共有しながら議論しました。第3回では、復興の次の一手を主題に、住宅再建や地域経済など幅広い視点から意見交換が行われました。いずれの回も多様な立場の人々が対話することで、地域課題を共通理解として整理し、次のアクションを検討する土台となりました。

想定外のアウトカム、活動、波及効果など

当初の計画を超える成果が複数生まれました。とくに住宅資源調査は、継続的な取り組みが評価され、第三回以降は県事業として予算化されました。休眠預金で立ち上げた活動が公的枠組みに発展し、広域的な調査体制へ接続された点は大きな波及効果です。建物相談では、内容の複雑化に伴い、市町との協議や弁護士などとの連携が生まれ、多分野協働の体制が広がりました。これにより、住まいだけでなく権利関係や制度面を含む支援が可能となり、地域で求められる相談体制の方向性がより明確になりました。のとボイスも行政・専門家・住民など参加層が広がり、復興課題を共有する対話基盤として機能し、議論が後日の相談や調査につながるなど相乗効果が生まれました。さらに拠点「のとのいえ」の整備により、専門職が滞在しやすくなり、調査・相談の継続性が高まりました。こうした想定外の成果は、地域の住まい再建や復興の基盤形成に寄与しており、今後は持続可能な仕組みへ発展させてまいります。

事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動

課題を取り巻く変化

被災地の住まい再建をめぐる状況にはいくつかの重要な変化が見られました。相談内容の個別性が一層高まり、一般的な制度説明だけでは対応しきれないケースが増えています。また、修繕できる建物であっても制度上解体が進むなど、現場と制度のギャップも顕在化しました。住宅資源調査では建物の状況が可視化された一方、その結果を誰がどのように受け止め、活用につなげるかという次のフェーズの課題が浮き彫りになりました。さらに、行政・住民・専門家の三者協働の重要性がこれまで以上に明確になり、個別支援だけでは解決が難しい領域が広がっていることも確認されました。一方で、拠点を整備したことで、専門職が現地に滞在しながら相談や調査を行える体制が整い、支援の質と継続性は向上しました。これは事業運営の基盤を強化するうえで大きな変化となりました。対象者側では、仮設暮らしの長期化により、住宅分野に限らず生活全体の課題が顕在化しており、再建判断に影響を及ぼす要因が多様化しています。こうした変化から、今後の住まい再建支援には、個別事情に寄り添った継続的支援と、地域全体の仕組みづくりの双方がいっそう求められることが明らかになりました。

本事業を行なっている中で生じた実行団体や受益者のもっとも重要な変化だと感じた点

私たちは震災後の応急期から「直して、残そう」の提言のもと被災者と被災建物に向き合い、相談対応や調査を重ねてきましたが、建物だけを直しても暮らしは再生せず、近隣住民の帰還やコミュニティの回復が欠かせないという課題がより明確になりました。こうした認識のもと地域全体を視野に入れた再建の必要性を強く感じ、住宅資源調査を実施しました。また、意匠、構造、まちづくり、不動産、学術といった専門性を相談や調査で生かす場面が増え、補完し合う体制も整ってきました。建物相談では、建築士への相談が被災者の不安軽減や判断支援に寄与していますが、り災証明は制度上覆らない一方で判定後に被害が進む事例が多く、重大な課題です。本事業では状況整理を通じ行政協議が進む例も見られ、継続的な伴走の重要性を再認識しました。行政との連携では、建物相談や住宅資源調査が自治体事業として予算化され、とくに石川県では公費解体中心から保存・活用を視野に入れた取り組みが始まるなど大きな前進がありました。こうした点の支援の積み重ねを踏まえ、来年以降は能登の復興力を高める取り組みをさらに広げていく必要があります。

外部との連携実績

1活動石川県との連携
実施内容・タスクフォースを結成し、住宅資源調査を県と協働 ・のとボイスを通して被災地の課題を随時共有し、制度的課題を協議 。保存・活用の可能性に関する意見交換
結果・成果・影響等・住宅資源調査が県予算事業として位置づけられるなど、広域的な施策展開につながりました。これにより、公費解体中心から保存・活用も含めた検討へと政策的な視野が広がり、専門家との継続的な協働を進める基盤が形成されました。
2活動自治体(珠洲市、能登町など)との連携
実施内容・建物相談会の共催 ・判定後被害の増加事例について実務担当者と協議 ・地域の復旧状況を踏まえた情報交換
結果・成果・影響等・被災者の状況把握や個別相談の円滑化につながり、現場実態に即した行政連携の改善に寄与しました。これにより、判定後被害を含む運用上の課題を自治体と共有でき、制度運用の見直しや支援導線の整理に向けた論点が明確化されました。
3活動大学(東北大学、金沢大学、金沢工業大学など)との連携
実施内容・住宅資源調査を大学研究者と協働で実施(調査設計、分析、視点の導入) ・のとボイスにて、意見交換を実施(東日本大震災復興の知見など共有)
結果・成果・影響等・学術的視点が加わることで、建物の価値評価や地域特性の把握が進み、住宅資源調査の精度向上につながりました。これにより、人口動態・歴史的資源・土地利用等の分析を通じて集落ごとの傾向把握が可能となり、保存・活用の検討に学術的エビデンスを付加できました。
4活動他士業(弁護士、司法書士など)との連携
実施内容・協定を結び、定期報告会を実施 ・相談会や個別案件について、必要に応じて橋渡し ・住宅再建の妨げになっている法的課題(相続、共有、所有者不明、賃貸借、境界等)について連携し、行政との協議材料として整理
結果・成果・影響等・法的課題が原因で停滞していた再建相談の解決につながり、建築士だけでは対応困難な領域においても支援が可能となりました。これにより、相続や権利関係の整理を通じて再建・活用の判断が具体化するケースが増え、相談者の次の行動につながる実質的な前進を生み出しました。

広報実績

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)あり
内容

■建物相談
20250401 石川テレビ
https://x.gd/8OIwj
■住宅資源調査取材
20250305 北陸中日新聞
https://x.gd/dfbMw
20250311 NHK金沢(NHKoneへの移行のためページ削除)
20250318 読売新聞
https://x.gd/Ibyxs
20250413 石川テレビ(住宅調査(元動画削除)
■のとボイス
20250413 北國新聞
https://x.gd/ei4mt
20250416 建設工業新聞
https://x.gd/G5wda
20250417 建設工業新聞
https://x.gd/nLUte
20250611 北陸中日新聞Web
https://x.gd/FYWBK

広報制作物等あり
内容
報告書等あり
内容

・A4パンフレット版報告書
・〃資料のホームページへの掲載

イベント開催等あり
内容
第2回のとボイス
https://drive.google.com/file/d/1I4rhOFKIsy1p7FCnE14uMZKe4kOSresh/view?usp=drive_link

第3回のとボイス
https://drive.google.com/file/d/1MkNU1O8d59eHDgZ3gpY1FVshTXiCebK7/view?usp=drive_link

ガバナンス・コンプライアンス実績

規程類の整備状況

事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか完了
整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか全て添付・公開をした
内容
変更があった規程類に関して報告しましたか変更はなかった
助成金の対象経費に人件費が含まれる場合、当該人件費の水準等を公開をしていますかはい
内容
https://notokenchikujin.org/about-us/

ガバナンス・コンプライアンス体制

社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますかはい
内部通報制度は整備されていますかはい
内容
利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますか
コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたかはい
ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたかはい
内容

・建物相談、住宅資源調査で得た個人情報については、事前に建築士と書面を交わし、取り扱いを確認した
・被災地での建物調査は、無理な立ち入りを避けるなど安全面に配慮して対応した

報告年度の会計監査はどのように実施しましたか(実施予定の場合含む)内部監査
内容

・事務局と専務理事で収支状況と領収書を突合し、支出内容が助成事業の目的に沿っているかを確認した
・理事会において会計報告を行い、複数名で支出内容・残額・証憑を確認する形で内部監査を実施した

本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますかいいえ

その他

本助成を通じて組織として強化された事項や新たに認識した課題、今後の対応/あればよいと思う支援や改善を求めたい事項など

前休眠事業より一層活動範囲が大きく広がったことで、団体としての強みと課題の両方が明確になった。現在、事務局は外部委託の建築士が兼業で担い、役員も兼業で支える体制で運営しているが、復興のフェーズに応じて事業内容や活動量が大きく変動する特性上、専任職員を安定的に配置することは現実的に難しいと思われる。一方で、活動が多層化したことで、調整・記録・連携など事務局機能の重要性は以前にも増して高まっており、限られた体制では対応しきれない局面もあった。専任を置けば体制は安定するものの、そのための基盤経費を確保することは容易ではなく、可能であれば支援活動そのものに資源を回したいというジレンマもある。とはいえ、地域の期待や行政との協働が進む中で、一定の事務局機能を強化しなければ、継続的に復興支援を担うことが難しいという課題もはっきりした。今後は、復興状況に応じて柔軟に対応できる部分的な事務局常勤化や、基盤的経費への支援、専門性をもつ人材を必要時に投入できる仕組みなど、持続可能な運営体制のあり方を検討したい。兼業体制の中でも最大限取り組んできたが、復興期が長期化するなかで、団体としての基盤整備が次の重要なステップであると認識している。

シンボルマークの活用状況

自団体のウェブサイトで表示

広報制作物に表示

報告書に表示

イベント実施時に表示