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休眠預金活用事業
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事業完了報告

2026/03/02更新

事業概要

事業期間開始日 2025/04/15終了日 2026/02/28
対象地域糸満市域
事業対象者

・生活困窮者の世帯の子ども
・就学援助を必要とする世帯の子ども
・貧困に起因する様々な困難を抱えた子ども

事業対象者人数

糸満市内の小中高生を中心に30名

事業概要

学習支援:
学習サポート: 学校の宿題・予習復習支援による学習習慣の確立と意欲向上
体験学習: 文化・社会体験を通じた学びの深化と視野の拡大
学習支援の強化: 放課後学習室の環境整備、学習支援ボランティアの育成・拡充


生活支援:
食支援: 食事提供、食育による知識啓蒙、食事を通じた交流機会の創出
生活習慣支援: 規則正しい生活習慣の確立、基本的な生活スキルの習得支援
食を通じた交流促進: 調理体験や食事会等の実施による、子どもたちのコミュニケーション促進


居場所の提供:
安心・安全な居場所: 心理的に安定し、安全に過ごせる環境整備
地域との連携強化: 地域住民・関係機関との連携を密にし、地域全体で子どもを支える体制構築


事業の特徴:
子ども食堂を拠点に地域に根差した支援を実施。個々のニーズに合わせた柔軟なサポートを目的に、教育に関心のある方、学習支援経験者、イベント企画運営が得意な地域人材を募り、活動参加の仕組みを構築する。
学習支援では基礎学力定着を重視し、算数・国語の基礎習得プログラムを定期的に実施する。
ICT教材整備や集中しやすい環境構築を図り、地域住民と子どもの交流機会を創出し、地域全体で見守る体制を構築する。

事業の総括およびその価値

本事業を通じて、当法人は困窮状況にある子どもや家庭を支える居場所として、学習支援、食支援、組織基盤の強化を一体的に進めてきました。学習支援では、学習支援室を整備し、個々の状況に応じた関わりやICT教材の活用を継続することで、子どもが安心して学びに向かえる環境を確保してきました。また、朝食支援や食事提供、調理体験といった食支援は、人と関わりながら安心して過ごす時間を生み、心身の安定や学習への意欲を支える役割を果たしてきたと考えています。さらに、法人化や規程類の整備・公開を進め、地域や関係機関との関係づくりを重ねることで、活動を継続・発展させる体制が整いつつあります。本事業の社会的意義は、学習や食を個別の支援としてではなく、居場所という継続的な場を通じて子どもの生活全体を支えてきた点にあり、行政や学校、地域関係者との連携を通じた実践は、今後の支援の参考となる取り組みであると考えられます。

課題設定、事業設計に関する振返り

本事業では、学習支援、食支援、居場所運営を通じて、子どもや家庭の生活に継続的に関わる支援を行ってきました。事業開始時には、活動内容や目標を明確に設定し、実施状況を把握するための指標を定めていましたが、実践を重ねる中で、事業の特性に即した成果の捉え方について改めて考える機会となりました。日々の現場では、子どもが安心して過ごす時間が増えることや、表情や行動の変化、人との関わり方の広がりなど、確かな変化が積み重なっています。これらは単発の取り組みではなく、日常的な活動の継続によって育まれるものであり、本事業の大きな価値であると実感しています。一方で、こうした変化は数値化が難しく、事業設計段階で想定していた指標だけでは捉えきれない側面もありました。今後は、現場で感じ取れる変化や過程を振り返り、事業の意義として整理する視点をより意識した事業設計が必要であると考えています。

今回の事業実施で達成される状態

短期アウトカム

1事業開始前より社会や将来への関心が高まり、子どもの学習意欲、基礎学力が向上している。
指標・ICT学習記録 ・ICT学習利用者満足度アンケート ・出席記録 ・学習支援参加者の人数 ・算数検定、数学検定の受験者数 ・独自検定試験受験者数
目標値・目標状態・学習支援参加者事業期間中1500名(延べ) ・算数検定/数学検定の一回当たりの受験者10名 ・検定受験者が教室利用者の学習意欲向上をリードしており、検定受験を希望するこどもが後続する状態。
アウトカム:結果・学習支援参加者事業期間中2,185名(延べ) ・算数検定/数学検定の一回当たりの受験者13名(1回目12名、2回目15名) ・検定を受験した高学年を中心に低学年を支援する姿も見られ、教室全体の学習ムードを引き上げる効果が生まれている。 ICT学習利用者満足度アンケート実施(2月13日)小学2年生2名、3年生1名、4年生2名、5年生2名の計7名に実施。(アンケート結果は別添) 独自検定試験受験者数延べ約550名
アウトカム:考察本事業では、学習支援を継続的に実施し、子どもが日常的に学習に取り組める場を維持してきました。ワークやICT教材を用いた支援を通して、学習に向き合う時間や経験が積み重ねられています。算数検定・数学検定への参加は一部の子どもに限られるものの、高学年を中心に低学年の学習を手助けする関わりが見られ、教室内の学習の進め方や関係性にも一定の影響を与えました。こうした日常的な関わりを含め、学習に取り組む環境が維持・形成されてきたことから、本事業は短期アウトカムに沿った成果が認められます。長期休暇には独自検定試験を継続的に実施し、継続的な支援を通して、学習に向き合う時間や経験が積み重ねられています。
2食支援や調理体験によって、子どもの孤食や空腹による学習意欲の低下が減ったり、コミュニケーションの場や挑戦の機会が得られることで学習に前向きになっている。
指標・1人当たりの学習時間 ・対象者への食事提供回数 ・利用者の独自検定試験受験者数の月間推移 ・子どもの発言や意思決定の変化度合い
目標値・目標状態・利用者の事業初期の状態と比べ、学習面において意欲向上等の改善が見られる。
アウトカム:結果事業開始初期の状態と比較すると、利用者である子どもたちの学習意欲には明確な向上が見られた。来所後、自ら学習や宿題に取り組む姿が増加し、継続的に学習に向き合う習慣が定着しつつあることが確認できた。 1回あたりの学習時間 平均約20分
アウトカム:考察本事業では、学習支援および居場所運営を通じて、子どもが日常的に学習に向き合う機会を継続的に確保してきました。教室では、多くの子どもが来所後に宿題や学習に取り組み、1回当たり平均約20分程度、学習に向き合う時間を安定して確保できていると把握しています。また、長期休暇を中心に独自検定試験を継続的に実施し、延べ約550名が学習に取り組みました。あわせて、食事提供や調理体験を通じて、子どもが安心して過ごせる時間と人との関わりを積み重ねてきました。こうした日常的な関わりが、子どもの安心感や自己肯定感を支え、学習に前向きに向き合う姿勢の形成につながったと評価できます。
3一般社団法人の設立ができており、地域や教育・支援関係機関との連携が事業開始前より進んだことで子どもたちへの認知が進んでいる。
指標・連携先機関数 (スマイルベースいとまんみなみを利用している対象児童・生徒の情報の共有が行われた機関(家庭、学校等を含む))
目標値・目標状態・法人として他団体や企業と連携し、情報・意見交換などの交流会ができている。
アウトカム:結果本事業期間中に一般社団法人としての体制が整い、支援団体や教育・福祉関係機関との情報共有や意見交換を行う機会が増加した。家庭や学校、行政等と連携しながら、子どもを取り巻く状況や地域課題について話し合う場が広がっている。また、関係機関が主催する場において活動内容を共有する機会もあり、法人の取り組みが紹介される場面が見られた。こうしたやり取りを重ねる中で、関係機関とのつながりが徐々に広がり、地域と連携して子どもを支えるための基盤が整いつつある。
アウトカム:考察本事業期間中に一般社団法人を設立したことで、法人として関係機関と継続的に連絡や情報共有を行う体制が整いました。支援団体や社会福祉協議会、大学、こどもの居場所ネットワーク等と日常的な情報交換や意見交換を行うほか、教育委員会や県・市の担当課、市内の小学校・中学校とも子どもを取り巻く状況や地域課題について話し合う機会が増えています。また、関係機関主催の会に登壇したことをきっかけに、新たな声掛けや相談を受ける場面も見られました。こうしたやり取りを重ねる中で、スマイルベースの取り組みが地域や関係者に共有される機会が増え、法人としての認知や信頼の広がりにつながっていると感じています。
4
アウトカム:結果本事業期間中に一般社団法人としての体制が整い、支援団体や教育・福祉関係機関との情報共有や意見交換を行う機会が増えました。家庭や学校、行政等と連携しながら、子どもを取り巻く状況や地域課題について話し合う場が広がっています。また、関係機関が主催する場で活動内容を共有する機会もあり、法人の取り組みが紹介される場面が見られました。こうしたやり取りを重ねる中で、関係機関とのつながりが徐々に広がり、地域と連携して子どもを支えるための基盤が整いつつあります。
アウトカム:考察
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アウトカム:結果本事業期間中に一般社団法人としての体制が整い、支援団体や教育・福祉関係機関との情報共有や意見交換を行う機会が増えました。家庭や学校、行政等と連携しながら、子どもを取り巻く状況や地域課題について話し合う場が広がっています。また、関係機関が主催する場で活動内容を共有する機会もあり、法人の取り組みが紹介される場面が見られました。こうしたやり取りを重ねる中で、関係機関とのつながりが徐々に広がり、地域と連携して子どもを支えるための基盤が整いつつあります。
アウトカム:考察
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アウトカム:結果本事業期間中に一般社団法人としての体制が整い、支援団体や教育・福祉関係機関との情報共有や意見交換を行う機会が増えました。家庭や学校、行政等と連携しながら、子どもを取り巻く状況や地域課題について話し合う場が広がっています。また、関係機関が主催する場で活動内容を共有する機会もあり、法人の取り組みが紹介される場面が見られました。こうしたやり取りを重ねる中で、関係機関とのつながりが徐々に広がり、地域と連携して子どもを支えるための基盤が整いつつあります。
アウトカム:考察
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アウトカム:結果本事業期間中に一般社団法人としての体制が整い、支援団体や教育・福祉関係機関との情報共有や意見交換を行う機会が増えました。家庭や学校、行政等と連携しながら、子どもを取り巻く状況や地域課題について話し合う場が広がっています。また、関係機関が主催する場で活動内容を共有する機会もあり、法人の取り組みが紹介される場面が見られました。こうしたやり取りを重ねる中で、関係機関とのつながりが徐々に広がり、地域と連携して子どもを支えるための基盤が整いつつあります。
アウトカム:考察
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アウトカム:結果本事業期間中に一般社団法人としての体制が整い、支援団体や教育・福祉関係機関との情報共有や意見交換を行う機会が増えました。家庭や学校、行政等と連携しながら、子どもを取り巻く状況や地域課題について話し合う場が広がっています。また、関係機関が主催する場で活動内容を共有する機会もあり、法人の取り組みが紹介される場面が見られました。こうしたやり取りを重ねる中で、関係機関とのつながりが徐々に広がり、地域と連携して子どもを支えるための基盤が整いつつあります。
アウトカム:考察

アウトプット

1【学習支援】 1-1.ワークやICT教材、独自ワークシートを使用した学習プログラムの実施が安定的に行えている。 1-2.個々の特性に対応できる学習支援室が整備できている。 1ー3.地域や将来を考えることに繋がる体験学習の機会を定期的に提供できている。
指標・活動記録 ・出席記録 ・居場所利用者の人数 ・独自ワークシートの合格者数 ・体験学習開催回数、参加人数
目標値・目標状態・事業期間中 学習支援プログラム 100回 ICT学習の継続者 10名 体験学習開催10回 ・整備した学習支援室で学習支援を行うことができている。
アウトプット:結果・事業期間中 学習支援プログラム 168回 ICT学習の継続者 20名 体験学習開催13回 ・居場所として1階の利用者が多い時間帯においても、集中して学習したい子どもが3階学習室を活用することで、落ち着いた環境の中で学習に取り組むことができている。
アウトプット:考察本事業では、ワークやICT教材、独自ワークシートを用いた学習支援プログラムを継続的に実施しました。ICT学習についても、継続して活用する子どもが見られ、学習方法の一つとして取り入れられています。また、体験学習については、学習の一環として実施され、知識に触れる機会に加え、関心を広げたり、多様な人との関わりを意識したりする場として位置づけています。学習環境の面では、学習支援室を整備し、居場所としての利用が多い時間帯においても、集中して学習したい子どもが学習室を選択できる体制が整いました。これにより、子どもの状況や目的に応じた学習の場を提供できるようになり、学習支援を実施するための環境が整いました。
2【食支援】 2-1.居場所での食事提供、朝食支援により、子どもたちの精神的な安定や学習意欲向上を促している。 2-2.調理体験の実施により、子どもたちが調理や栄養について学ぶ機会や、コミュニケーションの場を提供している。
指標・居場所での食事提供数 ・調理体験の実施回数 ・参加者数 ・食についての学習回数 ・活動記録
目標値・目標状態・事業期間中 食事提供 100回 調理体験 20回 朝食提供 50回 ・食に関する知識啓蒙により食べ残し状況に改善がみられる。
アウトプット:結果・事業期間中 食事提供 103回 調理体験 25回 朝食提供 64回 食に関する知識や背景を伝える取り組みを継続する中で、子どもたちの食への意識には少しずつ前向きな変化が見られるようになってきている。食材の提供元や料理の由来について説明することで、食べ物を大切にしようとする気持ちが育まれ、食べ残しが減るなど、日々の行動にも変化が表れている。
アウトプット:考察本事業では、食を通して子どもが安心して過ごせる環境づくりに取り組んできました。なかでも朝食支援は、子どもが人と関わりながら気持ちを落ち着け、一日を始めるきっかけとなる時間として機能しています。 食事の時間を通じたコミュニケーションは、子どもに安心感をもたらし、精神的な安定につながっている様子が見られます。こうした積み重ねにより、その後の学習や学校生活に向き合いやすい状態が支えられていると感じられます。 また、食事提供や調理体験は、食を通じた学びの機会となり、子どもの関心や意欲を広げる要素となっています。これらの取り組みは、子どもが学びに向かうための土台を支える役割を果たしていると考えられます。
3【組織基盤強化】 3-1.一般社団法人の設立ができており、規程類の公開ができている。 3-2.居場所と地域との繋がりが増加し、利用者や支援者の数も事業開始前より増えている。
指標・居場所利用者の人数 ・地域に居住するイベント講師の招待数 ・定款、規程類が公開されている。 ・地域や利用者への周知活動数
目標値・目標状態・事業期間中 交流イベント 10回以上 居場所利用者1500名(延べ) 地域に居住するイベント講師との繋がり 10名以上 糸満市潮崎町周辺へのパンフレットの配布 600世帯
アウトプット:結果・事業期間中 交流イベント 1回 居場所利用者3,362名(延べ) 地域に居住するイベント講師との繋がり 1名 スマイルベースいとまんみなみのパンフレットを約100部を関係者へ直接手渡しで配布。 ・定款、規程類の公開完了
アウトプット:考察本事業を通じて、一般社団法人の設立および定款・規程類の公開を行い、組織としての基盤整備を進めてきました。あわせてホームページを公開することで、活動内容や運営体制を外部に示す環境が整い、地域や関係機関との関係づくりに向けた土台が形成されつつあります。 また、居場所の活動を継続する中で、地域に根差し子どもに関わる多様な立場の方々との接点が増え、利用者や支援者とのつながりも広がってきました。こうした関係性は、特別なイベントに限らず、日常的な関わりの積み重ねとして地域との接続を緩やかに深めるものとなっています。これらの取り組みを通じ、居場所として地域の中で認知され、今後の連携や協力につながる基盤が整いつつあると考えています。

活動

1【1.学習支援】 ・宿題、予習復習の個別サポート ・検定試験対策   1)居場所独自の検定試験   2)算数、数学検定等の検定試験 ・ICT教材での学習機会の提供 ・体験学習の機会提供 ・家庭教育相談、カウンセリング
活動結果計画通り
概要・スタッフが増えたため毎活動日は宿題、予習復習の個別サポートを行うことができている。 ・検定試験対策   1)長期休み期間中、居場所独自の検定を繰り返し実施。(毎活動時、20分の検定を1日2回実施。)   2)ICT教材を使用した算数、数学検定の検定試験対策を実施。 ・改装後の学習支援室を使用し、ICT教材での学習機会の提供を日々実施。 ・学習支援としての体験学習機会の提供延べ13回 ・面談による家庭教育相談、カウンセリングを実施。
2【2.食支援】 ・居場所での食事提供 ・食に関する知識の啓蒙 ・課題を抱えている世帯への食材配布 ・調理体験
活動結果計画通り
概要・居場所での食事提供回数103回 ・食に関する知識の啓蒙回数24回(外国料理に関する知識、野菜の形や名前の由来、料理名の意味、ゼスプリ等) ・食材の寄付があった時に食材の配布を実施。 ・調理体験実施回数25回
3【3.基盤強化】 ・体制、仕組みの構築 ・地域での交流会 ・スタッフ研修 ・学習支援室の修繕
活動結果ほぼ計画通り
概要・法人化に伴い外部理事を登用し、組織体制の強化を実施 ・ホームページを公開し、定款・規程類を掲載 ・糸満市こどもの居場所ネットワーク連絡会に参加し、児童の良い点を共有 ・スタッフノートを活用した情報共有とOJTの実施 ・教育委員会、沖縄大学、県外研修へ参加し内容を共有 ・改装により学習支援室を整備(5月完了) ・資金分配団体研修や県社協スパイスミーティングへ参加・登壇 ・ICT教材を導入し、操作研修・相談会に参加

想定外のアウトカム、活動、波及効果など

本事業を通じ、当初想定していなかった波及的な効果が複数確認されました。食支援や学習支援を継続的に行う中で、子どもが安心して過ごせる居場所としての認知が地域内で広がり、保護者や学校関係者、行政機関からの相談や情報共有が自然に増加しました。その結果、事業対象外であった家庭に対しても、早期に関係機関につなぐ動きが生まれ、孤立の深刻化を防ぐ役割を果たすことができました。また、子ども自身が「やってみたい」「参加したい」と主体的に行動する姿が増え、学習や生活面に対する自己肯定感の向上が見られました。さらに、活動を通じて中間支援組織や地域支援団体との関係性が深まり、食材提供や見守りへの協力といった自発的な支援が広がったことも想定外の成果です。これらの変化は、単なる支援提供にとどまらず、地域全体で子どもを支える基盤づくりにつながる重要なアウトカムであったと考えています。

事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動

課題を取り巻く変化

本事業終了時点において、子どもや家庭を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続いています。物価高騰や生活不安の影響により、食や学習に関する困難を抱える家庭は減少しておらず、継続的な見守りと支援の必要性が改めて明らかになりました。一方で、本事業を通じて子どもたちが安心して過ごせる居場所が地域に定着し、学習や生活面に前向きに取り組む姿勢や、困ったときに大人に相談しようとする行動の変化が見られました。また、保護者においても孤立感が軽減され、精神的な負担の緩和につながっています。今後は、こうした変化を一過性のものとせず、食支援・学習支援・居場所機能を一体的に継続するとともに、行政機関や学校関係者、中間支援組織、地域支援団体との連携をさらに深めながら、早期発見・早期対応につながる体制づくりを進めていく予定です。

外部との連携実績

1活動行政機関・学校関係者との連携
実施内容子どもや家庭の状況について、必要に応じて情報共有や相談を行い、登校状況や生活面の課題について連携を図りました。
結果・成果・影響等早期に状況を共有することで、支援の行き違いを防ぎ、子どもや家庭にとって負担の少ない支援につなげることができました。
2活動中間支援組織・地域支援団体との連携
実施内容むすびえや社会福祉協議会、地域のフードバンク等と連携し、食材提供や情報共有を行いました。
結果・成果・影響等安定した食支援の実施が可能となり、事業の継続性と信頼性の向上につながりました。
3活動専門職・関係者との連携
実施内容必要に応じて学校関係者や行政機関を通じて専門的な視点を持つ関係者(子供支援サポーター、スクールカウンセラー、民生委員、計画相談員、家庭児童相談室等)と繋がり、対応方針を検討しました。
結果・成果・影響等個別ケースへの対応力が向上し、無理のない支援の方向性を共有することができました。

広報実績

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)あり
内容

ANAグランドハンドリングイベント時に琉球新報から取材を受け、8月30日の朝刊に掲載。
5月17日土曜日にくろしお号お別れセレモニーに参加した際に取材を受け、WEBサイトに掲載。
糸満市HP、親子能楽教室に写真が掲載。
QABにて放送(1月19日沖縄県社会福祉協議会主催のスパイスミーティングに登壇)

広報制作物等あり
内容

スマイルベースいとまんみなみのパンフレットを作成。
一般社団法人スマイルベースこども未来創造ラボのパンフレットを作成。
教室でチラシを作成。

報告書等あり
内容

糸満市こども未来係より、令和7年度 沖縄県こどもの居場所(こども食堂)実施状況調査に回答

イベント開催等なし

ガバナンス・コンプライアンス実績

規程類の整備状況

事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか完了
整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか全て添付・公開をした
内容
変更があった規程類に関して報告しましたか変更はなかった
助成金の対象経費に人件費が含まれる場合、当該人件費の水準等を公開をしていますかはい
内容
https://ros-cdn.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/hp/img/ros_keiyaku/27284/info_008.pdf

ガバナンス・コンプライアンス体制

社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますかはい
内部通報制度は整備されていますかはい
内容

社員総会において制度内容を整備し、承認を得ています。承認後は、当法人のホーム
ページへの掲載および社員総会での説明を通じて公開し、関係者への周知を行っています。

利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますか
コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたかはい
ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたかはい
内容

当法人は、法人化に際し、ガバナンスおよびコンプライアンス体制を一から整備する必要がありました。本事業を通じて、規程類の整備や意思決定プロセスの明確化など、組織運営の基盤づくりを進めることができました。
今後も継続的にガバナンス・コンプライアンスの強化および見直しを行い、社会的信頼性の高い法人運営体制の構築を進めてまいります。

報告年度の会計監査はどのように実施しましたか(実施予定の場合含む)内部監査
内容

本事業に係る事業費の使用については、内部監査および外部の確認を組み合わせて実施しています。経理担当者および経理責任者が領収書を管理し、会計ソフトを用いて支出内容の整理を行い、代表理事が事業目的との整合性、金額および証憑書類に不備がないことを確認しています。併せて、困窮者支援ネットワークから収支管理簿の確認および助言を受け、経理担当者、経理責任者、代表理事による最終確認を毎月実施しています。また、会計事務所と契約し、決算時には専門家による確認を受ける体制を整えています。

本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますかいいえ

その他

本助成を通じて組織として強化された事項や新たに認識した課題、今後の対応/あればよいと思う支援や改善を求めたい事項など

本助成を通じて、組織としての対外的な発信力および関係機関との連携体制が強化されました。特に、県社会福祉協議会主催のスパイスミーティングへの登壇を契機として、学校関係者との相互理解が進み、子どもや家庭を取り巻く課題を共有しながら支援を検討する関係性が構築されつつあります。一方で、活動を継続する中で、こどもの貧困は家庭の経済的困難に限らず、住環境の不安定さや保護者の就労状況等による時間的制約、教育に十分な投資ができない状況など、複合的な生活環境の課題が重なり合って生じていることを改めて認識しました。これらの要因は、学習意欲や生活リズム、対人関係にも影響を及ぼしており、単一の支援のみでは対応が困難であると感じています。


今後は、学習支援や食支援といった直接的な取り組みに加え、学校や関係機関との連携を一層強化し、生活全体を見据えた支援体制の構築を目指します。子ども本人だけでなく家庭環境にも目を向け、必要に応じた情報共有やつなぎを行うことで、地域の中で持続可能な支援につなげていきたいと考えています。

シンボルマークの活用状況

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報告書に表示