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休眠預金活用事業
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事業完了報告

2026/03/17更新

事業概要

事業期間開始日 2025/04/15終了日 2026/02/28
対象地域沖縄市
事業対象者

対象 小学1年生~15歳まで


・学校の先生と連携を取りながら、支援の行き届いていない、学習に対して課題のある児童生徒を対象に支援を行う。


・不登校児童生徒はSSW、発達特性を持つ児童生徒は特別支援学級、グレーソーンの児童生徒は3ぴーす58が見るという体制を作り、全員に支援が行き届くよう取り組む。

事業対象者人数

山内小学校・中学校の児童生徒  計 約1150名
の内、支援が必要とされる 30世帯

事業概要

山内小、中学校の卒業生で教員免許を保持しているスタッフが学習支援を行う。学校や子どもたちと関わりの深い私たちが本事業を行うからこそ、地域や学校と連携して子どもたちへの支援を強化し、課題解決に向けた一歩を共に進めていける。


《学習支援》
・学校内で学習支援を実施し、学習意欲を失ってしまっている子や授業内容の理解が難しい子に対して個別の学習支援を提供する。生徒と学習目標を設定し、学びの動機付けを高める。
・学校でも活用されている使い慣れたアプリ教材で個々の学習レベルの現在地を把握し、学校の教員と共有・連携してサポートを強化する。(月1回 情報共有会議)
・長期休暇には学習会を開催し、より個々の学習ニーズに応じた学習支援、テスト対策や受験対策を提供する。
・交流をベースとした学び体験で学びを楽しみ、学習意欲を高める。
・企業訪問や職業体験を通じて子どもたちの視野を広げ、将来について考える機会を提供する。


《生活支援》
・食事配布を行うことで生活習慣を整えつつ、学習への集中力を高める。


《繋がり》
・各関係機関を呼び活動成果報告会を行い、現場の声を共有する。
・生徒、教師、保護者間の繋ぎ役として活動し、相互理解を促進し、安心して過ごせる地域・学校づくりを推進する。


地域全体で支援を強化し、子どもたちの学習意欲を引き出し、将来を自分の力で切り拓けるよう成長できる環境を整える。

事業の総括およびその価値

本事業では、学習習慣がほとんどなかった山内地域の子どもたちが、安心できる居場所と小さな成功体験を通じて、劇的な学習意欲の向上を遂げた。
小学生に対しては検定や勉強合宿でのレクをフックにした活動を展開し、当初は鉛筆を持つことに苦手意識を持っていた子どもたちが、居場所に帰ってくると自分からスタッフに声をかけて取り組むといった主体的な学習姿勢へと大きく変容した。
中学生に対しては、学校内学習支援や長期休暇学習会を実施し、「できた」「わかった」経験で自信を持てるようになったことに加え、それを喜び合える雰囲気へと変容があった。さらに、支援を受けた3年生が「次はボランティアとして教えたい」と志願するなど、次世代への支援の循環も生まれている。
これらの実践を通じ、学校内の学習支援と学校外の生活支援を「機能分化」させ、専門性を活かした支援モデルを見出すことができたことが本事業の成果であると言える。

課題設定、事業設計に関する振返り

山内地域では、特別支援学級には通わない一方で学習面に大きな課題を抱える子どもたちが多く、制度と支援体制の狭間に取り残されている現状を改めて実感した。学習支援員の不足や基礎学力の定着の難しさは、子どもたちの自己肯定感や意欲の低下に直結しており、地域として早急に取り組むべき課題であると再認識した。一方で、子どもたちの「学校には行きたい」「勉強が分かるようになりたい」という声に寄り添いながら支援を行うには、学校との連携体制の強化が不可欠であり、単年度事業では十分に時間を確保できない場面もあった。学級内外での支援を行う中で、子どもたちの変化を適切に捉える指標づくりや、スタッフの専門性向上に向けた研修の継続が必要であると感じた。地域全体で見守る体制をさらに強化し、山内地域特有の課題に応じた支援設計を深めていくことが今後の重要な課題である。

今回の事業実施で達成される状態

短期アウトカム

1児童生徒の学習に対する苦手意識が緩和され、学習意欲が向上し、基礎学力に改善の兆しが見られる状態
指標1,学習に対する不安や苦手意識の軽減 2,学習時間の増加 3,出席率の向上 4,基礎学力の向上 5,個々の学習レベルの把握
目標値・目標状態児童生徒の学習に対する苦手意識が緩和され、学習意欲や基礎学力が向上に向かっている状態
アウトカム:結果・勉強への苦手・嫌いな気持ちが少なくなったという質問に95.2%がそう思うと回答 (回答数 21件) ・88%の対象生徒に学習時間、出席率の向上がみられた。 ・タブドリLIVE、定期テスト、県模擬試験、日々の細やかな情報共有により多角的に個々の学習レベルを把握、共有 (平均31回/月)
アウトカム:考察小中学生において、学習に対する不安や苦手意識の軽減が見られた。居場所での学習時間の増加や、長期休暇学習会で宿題後も自分の学習に向き合う姿、勉強合宿や授業中の集中力の向上など、主体的な取り組みが増えたことは大きな変化である。また、先生や本人の話、模擬試験の結果、ICT機器の活用を通して個々の学習レベルや困り感を把握し共有できたことで、基礎学力の向上にもつながった。「授業でできることが増えた」「勉強少し楽しくなってきたかもしれない」という声も聞かれ、学力の伸びが自己肯定感や学習意欲の向上に直結していることが確認できた。
2進学や将来の自分について関心が出てきている状態
指標1,志望校、または将来への目標に対する意思表示が見られる 2,キャリア教育への参加人数
目標値・目標状態1,自分の将来について考える機会が増加している状態 2,将来の選択肢が増加している状態
アウトカム:結果・志望校や将来について考えるきっかけができたという質問に33.3%がそう思う、66.7%がとてもそう思うと回答 (回答数 21件) ・キャリア教育への参加人数のべ112人
アウトカム:考察子どもたちが進学や将来について主体的に考える姿が増えた。ドリームマップでは自分の好きや志望校と向き合い、志望校調べ学習や通信制・私立高校の情報に触れることで、将来の選択肢が広がった。それらの共有から「自分らしさ」や「ワクワクすること」を見つけ合い、進路に向けて意欲を高め合う姿も見られた。先生体験や料理提供体験では「伝える難しさ」や「喜んでもらえたやりがい」を実感し、自分の適性や興味に気づく場面も多かった。異業種交流会では積極的に質問する姿が見られ、家庭でも進路の話題が増えたとの声があり、将来への関心が確実に高まっていることが確認できた。
3地域の子ども達・保護者にとって安心して相談できる居場所となっている
指標1,相談件数 2,利用人数
目標値・目標状態1,相談件数が前年度より増加している 2,利用人数が前年度より増加している
アウトカム:結果・相談件数 前年度 約3,200件⇒今年度約3,630件 ・利用人数前年度 180人⇒今年度235人
アウトカム:考察相談件数だけでなく、相談人数や相談内容の幅も広がり、地域の子どもや保護者にとって安心して相談できる居場所として機能していることが確認できた。居場所の登録者数に加え、イベントや学習会への参加も増加し、中学生への認知も向上した。保護者からの相談も増え、双方の話を丁寧に聞きながら家庭内の困りごとを「繋ぐ」役割を果たしたことで、親子が冷静に向き合える機会が生まれ、相互理解につながった。「学校以外で勉強を頑張る機会があることで、安心できるし、褒めることができる」という保護者の声もあった。また、「スタッフがいるから学校に行こうと思える」という子どもの声もあり、学校内外で安心できる居場所が形成されつつある。

アウトプット

1個々の学習レベルの現在地、児童生徒の様子や状況が把握できており、学校と連携した個々へのサポートが強化できている
指標1,ICT機器を活用した学習レベルの把握 2,学校との定期的な情報共有会議の開催
目標値・目標状態1,個々の学習レベルが把握でき学校と共有が出来ている状態 2,情報共有会議 月1回
アウトプット:結果1. ICT機器を利用した学習についての先生方との情報共有件数のべ264件 ・学校との情報共有会議(ケース会議含む)のべ14回
アウトプット:考察【実施事項】 ① ICT機器を活用した学習レベルの把握 ② 授業支援・別室支援による日常的な見取り ③ 長期休暇学習会・勉強合宿での個別支援 ④ 個別支援シートによる記録・共有 ⑤ 月1回の情報共有会議と日常的な教員連携 これらの取り組みにより、児童生徒の得意・不得意や学習レベルの現在地を継続的に把握することができた。ICT教材での学習や定期テスト結果をもとに、学校と情報を共有しながら支援方法を調整することで、個々に応じたサポート体制が強化された。また、教員との日常的な連携やケース会議を通して、時間割調整や教材共有などを共同で行うことができ、学校内外で一貫した支援が可能となった。
2・職業体験やインタビューの実施によるキャリア教育の場を提供することができている ・進学に必要な情報を提供することが出来ている
指標1,活動の実施件数 2,参加人数
目標値・目標状態1,子どもたちが自分の将来について考える機会が増加している状態 2,進学の選択肢を知ることが出来ている状態
アウトプット:結果活動実施件数 8件 参加人数 のべ120人
アウトプット:考察【実施事項】 ① 未来ビジョンマップによる自己理解の実施(18名参加) ② キャリアマッチングで多様な職業紹介(22名参加) ③ 小学生学習支援体験・料理提供体験の実施(計28名参加) ④ 異業種交流会の開催(職業人5名・中学生15名参加) ⑤ 地域の大人へのお仕事アンケートとプロフィール作成(8名分) 将来の職業や進路について考える機会を提供するため、自己理解・職業理解・体験活動・職業人との交流を組み合わせたキャリア教育を実施した。未来ビジョンマップやキャリアマッチングでは、進学や職業に関する情報を幅広く紹介し、体験活動では実際の仕事に触れる機会を設けた。異業種交流会では複数の職業人から仕事内容や経歴を聞く場をつくり、地域の大人から集めたお仕事プロフィールも共有することで、進学に必要な情報や将来の選択肢に触れられる環境を整えた。
3食事支援、歯ブラシの習慣化に向けた支援を行うことで、生理的エネルギーを安定して補充し、学習に集中して取り組める環境を提供することが出来ている
指標1,食支援件数 2,歯の大切さの理解向上
目標値・目標状態1,支援が必要とされる世帯に生活物資が届いている状態 2,歯の大切さを理解している状態
アウトプット:結果・食支援件数 約9,175食 ・歯の大切さについて前よりわかるようになったという質問に 47.6%がそう思う 47.6%がとてもそう思うと回答(計95.2%) (回答数 21件)
アウトプット:考察【実施事項】 ① 長期休暇学習会での昼食提供(45食×18日=810食) ② 検定対策時のおやつ提供(約7,900食) ③勉強合宿時の食支援(計465食/4回実施) ③ 歯科受診支援の対象児童選定と通院サポート ④ 勉強合宿での歯ブラシ指導・歯ブラシクイズの実施 ⑤ 長期休暇学習会での歯磨きタイムの設定 長期休暇学習会では昼食提供を行い、空腹による集中力低下を防ぐことで学習に取り組みやすい環境を整えた。検定対策時にはおやつを配布し、心理的安定を図りながら継続的な学習支援を実施した。歯科受診支援では対象児童の選定と通院サポートを行い、勉強合宿では歯ブラシ指導やクイズを取り入れることで、歯の健康への理解促進に取り組んだ。これらの活動を通して、生理的エネルギーを補いながら学習に集中できる環境づくりを進めた。
4各機関との情報共有や家庭への相談支援を行うことで、地域での見守り強化が出来ている
指標1,成果報告会での各機関との情報共有 2,相談支援件数 3,連携機関の数
目標値・目標状態1,各機関の現場の声を伝え合うことが出来ている状態 2,相談件数が前年度より増加している 3,連携先を紹介できる状態
アウトプット:結果・参加機関数9機関 ・相談件数 前年度 約3,200件⇒今年度約3,630件 (子ども・保護者の総件数) ・紹介できる連携先件数 106件
アウトプット:考察【実施事項】 ① 山内中学校ブロック合同学校運営協議会への参加(全4回) ② 家庭からの相談対応(161件) ③ 日常的な教員連携・ケース会議の実施 ④ 成果報告会の開催準備(12機関参加) 学校運営協議会への参加を通して、山内中・山内小・島袋小の教職員や自治会、PTAと情報共有を行い、地域での見守り体制づくりに取り組んだ。家庭からの相談は161件にのぼり、成績・生活習慣・学習会参加希望など、個々の状況に応じた支援につなげている。教員との日常的な連携やケース会議では、学校内での支援方法や情報の共有を継続して実施した。また、成果報告会により幅広い機関と一同に情報共有、意見交流を行った。

活動

1学校内での学習支援(場所 山内小学校 山内中学校) ・学習支援が特に必要とされている生徒に対しての授業のサポートや、学校で活用されており、子ども達が使い慣れているアプリ教材(タブドリLIVE)を活用した学校内での別室学習支援を行う。 ・アプリ教材を学校と揃え、教員とのこまめな情報共有を通じて学校との連携を密にすることで、子ども達が褒めてもらえる機会を多く作り、自信に繋がる支援を行う。
活動結果計画通り
概要情報共有会議で対象生徒を選定し、教室内外で個別学習支援を実施。学校で活用する「タブドリLIVE」を用い、苦手分野の把握や学習へのハードル軽減を図った。教材を学校と統一し、教員と連携することで授業との接続や適切な声かけを促進。小学生は居場所での検定対策や宿題支援へと重点を移している。
2長期休暇の学習機会充実 ・長期休暇中、学校内で行う学習支援でICT機器(タブドリLIVE)を利用した、より個々の学習ニーズに合った学習会の実施。(宿題のサポート、受験対策、定期テスト対策) ・高校生、大学生ボランティアと連携して学習支援を行う。(宿題のサポート、受験対策、検定対策など)
活動結果計画通り
概要夏休みに週3回、登録生徒52名を対象に長期休暇学習会を実施。紙教材とタブドリLiveを活用し、宿題支援や個別の受験・テスト対策を行った。生徒同士の教え合いにより交流が深まり、学校教職員の参加を通して、普段とは異なる距離感で関わる機会を創出した。
3検定試験支援 ・英検、漢検、数検をはじめ、子ども達の興味のある検定を受験できるようサポートする。 ・「ひらがな書き順検定」を独自で行い、書き順や活字に対する抵抗感を下げ、学習意欲、学習習慣を身に付ける。 ・ICT機器を活用し、アプリ教材での学習を導入する。(英語漬け.com、しりもじ漢検、ポップタイピングなど無料ツールを活用)
活動結果計画通り
概要子どもの学習意欲向上を目的とした検定試験支援を実施した。11月7日に漢字検定第二回を準会場として開催し、30名が受験、5名が合格した。また、独自で作成したひらがな書き順検定を4回行った。検定対策としてICT機器を活用した漢検トレーニングや過去問題集などを利用し継続的な学習支援を行った。
4学習意欲の向上に繋げるための勉強合宿の実施 《ネイチャーみらい館》スタンプラリー方式で、学んだことを活かせるチーム対抗の科目別学習競技を、地域ネットワークを活用し実施する。 《伊是名島》勉強合宿会を行う。活動報告プリントを各自作成し、交流の中で意見や感想の交流を行う。 《やんばる地域》チーム対抗で科目別学習競技を開催。(ポイント制)
活動結果計画通り
概要学習意欲向上を目的に勉強合宿を実施した。6月に小学生対象「学び合い合宿inネイチャー未来館」(小学生55名)、8月に中学生対象「勉強合宿in伊是名島」(中学生18名)、9月に中学生対象「学び合い合宿inネイチャー未来館」(中学生22名)、12月に中学生対象「勉強強化合宿in北谷」(中学生15名)を開催。教科別スタンプラリー等の体験型学習に加え、過去問やプリント、ICTを活用した学習支援を行い、学力と非認知能力の育成を図った。
5キャリア教育 職業体験やインタビュー、高校訪問を実施し、自分の将来や進路について考える機会を提供する。 《職業体験》 不動産業:株式会社bloom イベント会社:US.MART 《インタビュー》 異業種交流会を開催し、インタビューを行う。 キッズドアとzoomを繋ぎ、インタビューを行う。 《高校訪問》 星槎国際高等学校 沖縄学習センター(学園祭にて3ぴーす58も参加) 仙台育英学園沖縄高等学校
活動結果ほぼ計画通り
概要将来の進路や職業を考える機会として、未来ビジョンマップを活用した自己理解の時間を設けた。日常的に公立・私立高校案内の配布や目標設定支援を行い、学習支援体験や料理提供体験、キャリアマッチング体験を実施。勉強強化合宿では異業種交流会を開催し、多様な職業の方へのインタビューを通して進路意識の向上を図った。また、イベント会社US.MARTではイベント業務の手伝いとして中学生が職業体験を行った。
6子ども達に向けた生活支援、食支援 ・空腹状態では集中力が低下するため食事提供を行い、生活習慣を整えつつ、学習に集中できる環境を提供する。 ・学校で実施されている、食後に歯磨きをする習慣を付ける為の「歯磨きタイム」に備えて、必要としている児童生徒への歯ブラシ配布を行う。 ・認定NPO全国子ども食堂支援センターむすびえさんコラボ歯科衛生士さんによる歯の大切さを学ぶ講話実施。
活動結果計画通り
概要検定試験対策時におにぎり等のおやつを居場所で配布した(約7,000食)。夏休みの長期休暇学習会では約810食の弁当を提供。安定した栄養補給により生理的エネルギーを満たし、子どもたちが安心して学習に集中できる環境づくりと、継続して学ぶ習慣の定着を図った。
7家庭支援 ・歯ブラシ等の日用品や、学校生活で使用する用具等の購入が難しい子供・家庭に対しての支援を行う。 ・相談支援を行いつつ、必要な支援や機関に繋げる。
活動結果計画通り
概要家庭支援として歯ブラシの配布(延べ134名)を行い、勉強合宿では歯科衛生士による歯の大切さを学ぶクイズ形式の歯みがき指導を実施した。また、必要な児童へ歯科受診支援を行い、併せて歯科衛生士による啓発活動も行った。学校内では給食後に歯みがきタイムを設け、日常的な実践を通して口腔衛生への理解と習慣化を促進した。
8情報共有会議 ・教職員と、子どもたちの様子や学習レベルの現在地、進捗状況についての情報共有会議を行う。(月1回)
活動結果計画通り
概要月1回の情報共有会議を開催し、校長・教頭・教務・学年主任・生徒指導担当など多様な立場の教職員と支援体制を協議した。時間割や支援方法、子どもの変化に応じた対応を共有するとともに、担任・教科担当とも日常的に情報交換を行い、近況を踏まえた継続的な支援につなげた。
9各機関との情報共有 《学校との情報共有会議》 ・月に1度、児童生徒の様子や家庭の困り感など、必要な情報を共有する。 《成果報告会》 ・各関係機関を呼び、桃山体験学習施設にて活動成果報告を行う。(現場の声/トークセッション) ・自団体の活動紹介等も行い、認知を広げる。(沖縄市教育委員会、山内小学校、山内中学校教職員、児童館職員、沖縄市議員、琉球大学准教授などの多様な人材の方々を招待予定)
活動結果計画通り
概要学校との情報共有会議では、児童生徒の様子に加え、家庭での困り感や地域での過ごし方など、各機関の立場だからこそ見える視点を持ち寄り、多角的な支援につなげている。子どもたちを真ん中に据えた連携が進んでいる。成果報告会では、教育委員長や中学校教頭、社会福祉協議会、こども相談・健康課、地域の児童館館長や保育園の園長、大学教授など多様な関係者を招き、活動紹介や現場の声の共有を通じてネットワーク構築と理解促進を行った。

想定外のアウトカム、活動、波及効果など

学習面に課題を抱える子どもへの個別支援を継続する中で、周囲の子どもたちにも「自分も教えてほしい」「やってみたい」といった声が広がり、学習意欲や好奇心が高まる波及効果が見られた。学力の向上や苦手意識の緩和を目標としていたが、子どもたち自身が「次は満点を取りたい」「もう一度挑戦したい」と未来の自分を信じる姿が見られたことは、想定を超える大きな成果であった。また、日頃の関わりや信頼関係の構築により、ハイリスク事例を早期に把握し、適切な支援機関へつなぐことができたことも、地域の安全網として重要な役割を果たしたと感じている。


さらに、教室の外にいる子を周囲の子どもたちが自然に受け入れ、仲間として関わる姿が増えたことは、クラス全体の雰囲気にも良い影響を与えた。会話や気配りが増え、互いを尊重し合う関係が育まれたことは、学習支援を超えた価値である。中学3年生の中には、学習の成果だけでなく「今度は支える側として関わりたい」とボランティア参加を希望する生徒も現れ、地域の支え手が育つという新たな広がりも生まれた。これらの想定外の変化は、学習支援が子どもたちの自己肯定感や人間関係、地域のつながりにまで影響を与えていることを示している。

事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動

課題を取り巻く変化

今年度の支援を通して、学習意欲の向上や基礎学力の改善が見られた一方で、長年の学び残しの大きさや、学校現場の体制上、意欲を維持しながら学力をさらに伸ばしていくことの難しさが改めて明らかになった。特に、学習面の課題だけでなく、「話を聞いてほしい」「認めてほしい」といった思いを抱え、学校内に安心できる居場所を求める子どもが一定数いることが分かり、学習支援と生活支援を切り離さずに継続していく必要性を強く感じた。また、保護者の心配が子どもにうまく伝わらなかったり、子どもの努力が見えにくかったりする場面も多く、相互理解のためには双方に心の余裕が必要であることも浮き彫りとなった。


こうした背景から、学習支援だけでなく、食事や物資の提供を含む心体的エネルギーの補充、安心して話せる関係性づくり、家庭と学校をつなぐ調整役としての機能を継続的に担うことが求められている。今後は、学校・地域・家庭が子どもを真ん中に支援するという認識をさらに広げ、学校内外に「一息つける居場所」を確保しながら、学習意欲の維持と基礎学力の定着を両立できる支援体制と共に、子どもたちが安心して過ごせる地域ネットワークを構築していく。

外部との連携実績

1活動学校との情報共有会議
実施内容教職員と子どもたちの近況報告や、学習支援の方向性、進捗状況についての情報共有会議(月1回)
結果・成果・影響等子どもたちの状況や変化を早期発見・早期対応でき、学習支援だけでなく家庭支援など多角的な支援体制が構築された。
2活動学校運営協議会
実施内容対象の子ども達の近況報告、家庭状況の把握、学校、地域での様子の共有
結果・成果・影響等現状を多角的に把握できる体制が整った。 連携強化により見守りネットワークが広がり、共有情報を基に一人一人に応じた個別支援を行うことができた。
3活動UmiNe合同会社さんの研修会 (ストレングスファインダーを用いた自己理解とチームビルディング)
実施内容ストレングスファインダーを用いた自己理解とチームビルディング
結果・成果・影響等スタッフ間の関係性の向上、活動成果の達成に繋げられた。
4活動認定NPOキッズドア研修会
実施内容マネージャー研修
結果・成果・影響等県外での取り組みを知り、自団体で強化すべき事項を検討した。

広報実績

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)なし
広報制作物等あり
内容

体験活動の募集チラシ(120部)
長期休暇学習会募集のチラシ(100部)
学生ボランティア募集のチラシ(20部)
成果報告会案内(30部)

報告書等あり
内容

勉強合宿inネイチャー未来館報告書(6月)
勉強合宿in伊是名島報告書(8月)
勉強合宿inネイチャー未来館報告書(9月)
勉強強化合宿in北谷(12月)
学校内支援報告書
漢字検定報告書
長期休暇学習会報告書
成果報告会資料

イベント開催等あり
内容
①勉強合宿 in ネイチャー未来館(6月14~15日)
参加:小学生55名、保護者10名 計65名
食支援数:65名×4食 計260食

②勉強合宿 in 伊是名島(8月13~14日)
参加:中学生18名
食支援数:18名×4食 計72食

③学習支援体験(7月23日)
参加:中学生6名

④勉強合宿 in ネイチャー未来館(9月13~14日)
参加:中学生22名
食支援数:22名×4食 計88食

⑤勉強強化合宿in北谷(12月27日~28日)
参加:中学生
食支援数:15名×3食 計45食

⑥異業種交流会 (12月28日)
参加:中学生15名

⑦漢字検定準会場実施(11月7日)
参加:30名

ガバナンス・コンプライアンス実績

規程類の整備状況

事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか完了
整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか全て添付・公開をした
内容
変更があった規程類に関して報告しましたか変更があり報告済み
助成金の対象経費に人件費が含まれる場合、当該人件費の水準等を公開をしていますかはい
内容
https://sites.google.com/view/3peace58/規程類?authuser=0

ガバナンス・コンプライアンス体制

社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますかはい
内部通報制度は整備されていますかはい
内容

ホームページに公開し、関係者及び外部に周知している

利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますか
コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたかはい
ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたかはい
内容

定款、各種規程類の見直し、修正を行い、社員総会にて代表理事から内容等の説明を実施した。

報告年度の会計監査はどのように実施しましたか(実施予定の場合含む)内部監査
内容

内部監査は当法人の監査が担当し、会計帳簿、証憑書類、通帳記録、契約書等を照合のうえ、本総事業費が事業計画および助成要件に沿って適正に執行されているかを確認する。

本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますかいいえ

その他

本助成を通じて組織として強化された事項や新たに認識した課題、今後の対応/あればよいと思う支援や改善を求めたい事項など

《強化された事項》
・ストレングスファインダーを活用し、メンバー同士が互いの資質や価値観、強みを理解し合うことで、チーム内の関係の質が向上した。
・相互理解を基盤とした役割分担や協働が進み、休眠預金事業のアウトカム実現と活動全体の成果向上につながった。
・スタッフ一人ひとりの自己理解も深まり、専門性と組織力の双方が強化された。
《目指す地域・子ども達の姿と課題》
・本事業による学習支援を通して、子どもたちの学習意欲の向上が見られた。一方で、継続的な支援の必要性も強く感じている。
・様々な課題を抱える子どもや保護者が、安心して一息つける居場所や相談環境が地域に十分整っていないことが課題である。
・今後も学習支援を軸に、安心できる環境づくりと多面的な支援体制の構築を目指す
《あればよいと思う支援》
・休眠預金活用団体同士の継続的な情報共有や研修機会の提供を希望する。
・組織基盤強化や人材育成につながる伴走支援の継続を期待したい。

シンボルマークの活用状況

自団体のウェブサイトで表示

広報制作物に表示

報告書に表示

イベント実施時に表示

その他:中学校で全校生徒に向け実施したアンケートに表示