事業完了報告
2026/04/08更新
事業概要
| 事業期間 | 開始日 2025/05/01 | 終了日 2026/03/31 |
|---|---|---|
| 対象地域 | 北見市、美幌町 | |
| 事業対象者 | 北見市,美幌町を中心とした不登校児童、行き渋り園児を抱えた保護者 | |
| 事業対象者人数 | 20名 | |
| 事業概要 | 〇事業背景 | |
事業の総括およびその価値
北見市、美幌町の不登校児を抱えた保護者を対象に実施したが、物価高騰で厳しい生活環境の中、子どもの問題と家計の問題を同時に考える内容で実施し、受講者からのアンケートや直接の聞き取りで満足度の高い結果を確認できた。日常の子どもへの悩みと家計への影響に対する不安などを受講者同士で共有することで、不安の低減につなげることができた。受講者同士の話し合いも活発に行われ、様々な課題が共有され、満足度の高い内容で実施できた。受講後も相談会を実施し、具体的な起業につなげることができたケースもあり、想定以上の結果を得ることができた。
課題設定、事業設計に関する振返り
当初の課題設定に対し、行った事業設計については、ほぼ予定通り実施することができた。
受講者が不登校児を抱える中、経済面へのダメージを低減するために、積極的に研修に参加し、個人相談会でも具体的な相談が多く、事業設計として妥当な内容だったと判断している。今後の活動においても、本事業で得た知見を活かして、不登校児保護者への就労支援事業に取り組む基盤を確立することができた。
今回の事業実施で達成される状態
短期アウトカム
| 1 | 事業対象者の経済的安定を目的とした「就労支援」の仕組みを構築し、相談~就労体験等~就労や企業までの機会を提供している | |
|---|---|---|
| 指標 | ・就労支援に関する相談・支援件数 ・事業対象者の就労又は就労維持率 ・「就労支援」の満足度や支援に対する評価 | |
| 目標値・目標状態 | ・「就労支援」の事業対象者の半数に就労機会の提案、提供がなされている ・満足度調査で80%以上の「満足」評価 | |
| アウトカム:結果 | 目標通り | |
| アウトカム:考察 | アンケート結果、セミナー当日の聞き取りで満足度は100%であった。 | |
| 2 | 相談対応などの「心理的な支援」の仕組みを構築している | |
| 指標 | ・事業対象者の参加の増加率 ・相談対応等の実施回数 ・事業対象者の心理的安定度の向上 ・「心理的な支援」に対する満足度 | |
| 目標値・目標状態 | ・「心理的な支援」事業対象者の件数に「心理的安定が得られた」と回答がある ・満足度調査で80%以上の「満足」評価 ・相談対応は月5回以上実施 | |
| アウトカム:結果 | 目標通り | |
| アウトカム:考察 | アンケート結果、セミナー当日の聞き取りで満足度は100%であった。 | |
| 3 | 事業対象者が新しく柔軟な就労の形や働き方を知ることで、自身の将来に対する不安が軽減され、働くことへの新たな道筋が見える | |
| 指標 | ・相談対応の実施回数 ・新しく柔軟な就労の形や働き方の選択肢が増える ・将来に対する不安が減少したと感じる事業対象者の割合 | |
| 目標値・目標状態 | ・柔軟な勤務形態または事業対象者に合う就労を認知した事業対象者が20%以上 ・事業対象者の半数に「自身の将来に対する不安が軽減された」または「働くことへの新しい可能性を感じる」と回答がある | |
| アウトカム:結果 | 目標通り | |
| アウトカム:考察 | 相談会数は相談希望者が満足できる回数を実施できた。働き方への不安を感じる人はなくなり、受講効果が認められた。 | |
| 4 | 事業対象者自身の心理的な負担感の把握と軽減 例えば下記のような例 ・子どもの不登校を受け止められない ・親として罪悪感を抱く ・対策、支援が見えない ・相談相手がおらず孤立・孤独に陥る | |
| 指標 | ・事業対象者の心理的変化 ・「心理的な支援」に対する満足度 | |
| 目標値・目標状態 | ・心理的変化があったと回答した事業対象者が50%以上 | |
| アウトカム:結果 | 目標通り | |
| アウトカム:考察 | アンケート結果から心理的負担が減少した結果は確認できた。 | |
| 5 | 持続可能な組織基盤ができており、助成終了後も継続して事業を発展し続けられる目途が立っている | |
| 指標 | ・組織運営資金の確保状況(安定した資金源の多様化や寄付者数の増加) ・運営体制の強化(スタッフやボランティアの安定) ・事業評価システムの確立状況 | |
| 目標値・目標状態 | ・スタッフやボランティアの定着率が50%以上 ・事業評価システムが定着し、運用可能な状態になっている ・助成終了後も事業継続が可能な計画が策定されている | |
| アウトカム:結果 | ほぼ目標通り | |
| アウトカム:考察 | 事業評価システムの運用管理体制の整備がまだ十分ではない。 | |
| 6 | 保護者間の連帯の輪の形成により、意識や情報の共有がなされ、その結果、個別ではなく、連帯、連携による問題解決方法へのアプローチができる環境を整備することができる。 | |
| 指標 | ・参加保護者への情報提供 ・気軽に話し合える場の設定 | |
| 目標値・目標状態 | 参加保護者が定期的に集まる場ができる。 | |
| アウトカム:結果 | 目標通り | |
| アウトカム:考察 | 北見地区では受講者が相互に連絡を取り合う関係ができた。美幌地区は新たなNPO法人での集まりができる体制が整備された。 | |
アウトプット
| 1 | 事業対象者の経済的安定を目的とした「就労支援」活動として相談~就労体験等~就労や起業までの機会を作っている。 | |
|---|---|---|
| 指標 | 連携企業数 多様な働き方の提案数 起業(見込みを含む)件数 | |
| 目標値・目標状態 | ・1社以上との連携 ・1件以上の働き方の提案 ・1件以上起業支援 | |
| アウトプット:結果 | 目標通り | |
| アウトプット:考察 | 美幌町で2名の方がk育て支援NPO法人設立メンバーとして活動、北見市内の1名はNPO法人と連携して、個人事業主として活動開始。 | |
| 2 | 相談サポートなどの「心理的支援」活動を実施している。 | |
| 指標 | 相談対応件数 相談会の実施件数 事業対象者への情報提供 専門家による相談、講座等の開催 | |
| 目標値・目標状態 | ・10名以上の相談対応 ・1回以上の相談会の実施 ・必要な情報が必要な事業対象者へ届いている状態 | |
| アウトプット:結果 | 目標通り | |
| アウトプット:考察 | 受講者への個人相談会を希望に沿う形で実施。セミナー開催時3回以外に5回実施 | |
活動
| 1 | 就労支援研修:就労スキル、知識を単純に理解するのではなく、「知る・わかる・できる・行動する」というフェイズを実践し、行動変容の出現をゴールとして実施します。必要とされるコミュニケーションスキル、ファシリテーションスキル、ビジネスマナー等をグループワークで学びます。就労、雇用環境の変化が激しい中、自身の才能や可 能性に気づき、それを子どもとの関係性の中に反映させていくことを目指します。 | |
|---|---|---|
| 活動結果 | 計画通り | |
| 概要 | 行動変容につながるセミナー内容にするため、講義だけではなく、ワークショップや受講者同士の話し合いの時間を多くとり、実践的な知識、スキルの習得になるよう工夫しました。 | |
| 2 | 個別相談会:保護者の心理低負担低減のため個別相談会を北見、美幌それぞれ4回計8回開催。1人30分程度、相談回答者(就労支援講師兼務)と相談を行い、各個人の状況に応じたアドバイスを実施。事業期間中各個人2回の相談会を行い、本人の希望や現在の経済状況、家庭環境、子どもの状況、適性に応じた就労スタイルについてアドバイスを行う。事前に相談希望内容等の聞き取りを行い、相談が充実するように準備します。 | |
| 活動結果 | 計画通り | |
| 概要 | 相談会数は当初想定回数を実施した。特に起業希望者には、具体的な起業手法についての相談をすることができた。 | |
| 3 | 北見市、美幌町内の不登校児支援施設(フリースクール等)及び子どもの居場所紹介 現在北見市、美幌町内で活動するフリースクールや子どもの居場所づくりでの実施内容等について説明。学校以外の学びの場についてどのような選択肢があるか を知る機会とします。 | |
| 活動結果 | ほぼ計画通り | |
| 概要 | 北見市、美幌町のフリースクールを中心とする居場所の現状について紹介をした。 | |
想定外のアウトカム、活動、波及効果など
北見、美幌の受講者で起業を目指す方々がおられ、美幌では、受講者2名が中心となり、子育て支援NPO設立の動きとなり、2月に設立総会までこぎつけることができた。不登校児、保護者への支援にとどまらず、子育て関連のさまざまな事業に取り組み、自分たちの課題だけではなく、まちの課題として取り組むNPO法人を設立できたことは大きな成果と考えている。このNPOを含めて、オホーツク管内の子育て支援NPOネットワーク形成を進めて、子育て支援環境のより充実を図っていく大きな機会を得ることができた。
事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動
| 課題を取り巻 く変化 | 経済環境は事業開始当初と比べて、物価高騰など悪化してきており、不登校問題を家庭内の問題としてみることはさらなる問題の悪化につながるリスクが高まってきている。経済面での改善は個人レベルのみの努力だけでは難しく、地域内でのさまざまな企業・団体との連携が求められる。今回の受講者への支援を通して得られた連携先や学んだ知見を今後の活動に活かしていく所存です。特に起業まで進んだ受講者に対しては、その意欲を持続できるよう、日常的な連絡体制を整え、支援していく考えです。 |
|---|
外部との連携実績
| 1 | 活動 | オホーツク地域の不登校にかかわる団体の連携強化活動 |
|---|---|---|
| 実施内容 | 他の実行団体(札幌市)との連携による地元不登校にかかわる団体との意見交換会 | |
| 結果・成果・影響等 | オホーツク管内の活動団体との接点ができ、今後の活動を進めるうえで、プラス面の影響が大きい。 |
広報実績
| メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等) | あり | |
|---|---|---|
| 内容 | セミナー開催募集広告2回 | |
| 広報制作物等 | なし | |
| 報告書等 | なし | |
| イベント開催等 | なし | |
ガバナンス・コンプライアンス実績
規程類の整備状況
| 事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか | 完了 | |
|---|---|---|
| 整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか | 全て添付・公開をした | |
| 内容 | 北見NPOサポートセンターHP法人概要 | |
| 変更があった規程類に関して報告しましたか | 変更はなかった | |
| 助成金の対象経費に人件費が含まれる場合、当該人件費の水準等を公開をしていますか | はい | |
| 内容 | 北見NPOサポートセンターHP法 人概要 | |
ガバナンス・コンプライアンス体制
| 社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますか | はい | |
|---|---|---|
| 内部通報制度は整備されていますか | はい | |
| 内容 | 内部通報制度の従業への説明会 | |
| 利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますか | ||
| コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたか | はい | |
| ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたか | いいえ | |
| 報告年度の会計監査はどのように実施しましたか(実施予定の場合含む) | 内部監査 | |
| 内容 | 法人監事が実施 | |
| 本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますか | いいえ | |
その他
| 本助成を通じて組織として強化された事項や新たに認識した課題、今後の対応/あればよいと思う支援や改善を求めたい事項など | 法人活動にとって強化されたことは、美幌町での受講者が中心となって子育て支援NPO法人設立につながったことがある。オホーツク管内で子育て支援に取り組むNPO法人は少なく、美幌町で活動が開始されることをきっかけに、遠軽町、北見市にあるNPO法人との連携を進め、オホーツク地域の子育て環境整備を推進する動きを強化する。今後の改善点としては、子どもの学習支援面での対応があげられる。個々の児童への対応が不十分な地域もあるため、そこでの支援方法を今回の事業で接点を持てた団体等と協力して取り組んんでいきたいと考えている。 |
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シンボルマークの活用状況
自団体のウェブサイトで表示 広報制作物に表示 |

