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事業完了報告

2026/03/25更新

事業概要

事業期間開始日 2025/05/20終了日 2026/02/28
対象地域沖縄県那覇市
事業対象者

ひとり親家庭や経済的に困窮した家庭のこども、その他居場所を必要とする近隣のこども(主に、中学生・小学生)

事業対象者人数

2025年3月時点におけるにじの森文庫登録者は、約160名。毎日、平均20名以上のこどもが訪問してきている(2025年第4四半期は、27.7名/日)。

事業概要

(1)開所日:火~金曜日15時~20時、土曜祭日、長期休暇時10時~16時
(2)概要:
【食事の提供】
(a)栄養バランスの良い食事を提供する。
(b)こどもが「行きたい」「居たい」と思い、リラックスして過ごし、友人と楽しみながら食事ができる居場所を提供する。
【学習支援】
(c)経済格差による教育格差を解消するために、教員経験者、他の塾からの派遣講師そして学生ボランティアを配置し、無料で学びをサポートする。
(d)個々のこどもの学びを細やかに助けるためにICTを活用する。「にじの森文庫」に来るこどもの中には、発達障害をもつ子やグレーゾーンにある子が多数いる。それらのこどもたちのため、発達障害向けに開発されたICT教材「すらら」を導入する。
(e)季節のイベント(例:恵方巻作り、ひな祭り等)を通して日本や沖縄の文化を知り、広がりのある学びが得られるようにする。
(f)遊びの中にも学びの仕掛けをいれ、自然と知識が身につくようにする。
【見守り、生活習慣の習得】
(g)こどもとの1対1の関係を重視しつつ、保護者や関係者と連携し、成長を見守る。
(h)こどもたちの生活習慣形成や、自分を大切にするための講座を開催(歯磨き講習、性といのちの教育、平和学習等)する。
(i)近隣の小中学校、地域支援団体との関係を深め、相互理解のもとにこどもの成長をともに見守る。

事業の総括およびその価値

「こどもたちのステップアップをサポートする居場所」という活動軸を設けて活動し、地域のやんちゃ組を受け入れたにもかかわらず、コミュニティ内において活動をきちんとアナウンスしていくことで、批判がなくなった。これは、にじの森文庫が地域のセーフティネットとして機能している証である。また、活動軸がイベントという具現化した形でこどもに提供できたことで、地域や保護者の理解につながり、全体として利用者の大幅な増加につながった。
食事を提供するだけでなく、対面学習とICT活用を導入し、学習支援も兼ねたハイブリッドな居場所ということも保護者らの支持を受けたと考える。そして、その結果の一つとして、勉強を頑張ったこどもが県内私立高校へ合格したことにより、彼らの将来の選択肢は明らかに広がった。それにより、地域社会におけるにじの森文庫の学習支援という地位が高まったと考える。

課題設定、事業設計に関する振返り

これまで漠然と行ってきた活動について、課題・事業設計を行うことにより、活動軸が明確化された。こどもたちに対して、単に食事を提供するだけでなく、食育や文化体験イベントを通し、また、学習支援体制を確立できたことで、こどもたちの需要に応じ、いろいろなことを提供できるようになった。また、内部においては、スタッフそれぞれに自覚が生まれ、活動に変化が見れた。それがこどもたちの態度にポジティブに影響した。外部に対しても、説明が行いやすくなり、にじの森文庫に対してあった批判も消えていった。
さらに、行った活動をHPにて掲載することで、メディアでの露出や大学や行政からのインタヴュー依頼が増え、自団体の宣伝に役立っている。
また、ガバナンス面においても、規程整備や体制整備ができ、団体として成長したと考える。

今回の事業実施で達成される状態

短期アウトカム

1保護者が安心してこどもたちを預けられている
指標・にじの森文庫としてのルール作り(何時にこどもを帰すか等) ・保護者との確認 ・関連団体との連絡網
目標値・目標状態・作成したルールを運用している状態 ・児童、特に小学生が特定の時間以後に帰宅する場合には、保護者より連絡をもらう ・関連団体との相談または連絡月1回以上
アウトカム:結果・以前にあった批判がなくなり、また、保護者がこどもを預けられる場所としてこどもを連れてきている。保護者が安心してこどもを預けられる居場所となった。
アウトカム:考察「小学生については基本17時30分帰宅、中学生以上は20時まで、そして、親が迎えに来るまたは連絡がもらえる場合には小学生も20時まで滞在可」というルールを明確化した。 ルールが明確化することで、保護者が安心したと思われる。また、機会あるごとに近隣のコミュニティでルールをアナウンスして、理解してもらうようにしている。 また、やんちゃ組については、那覇市議、小中学校、青少年育成協議会におけるミーティングを通し、我々の活動そして意図をアナウンスして、近隣に理解を求めた。 これらにより、当初「にじの森文庫」に対してあった「こどもの帰りが遅い」や「治安が悪い」といった批判がなくなった。
2食の大切さについて意識した行動が見られる
指標支援者による観察
目標値・目標状態・食育イベントに参加した児童が嫌いなものについても食べる努力をしている ・食育を通して、地理・歴史・生物への関心が高まっている
アウトカム:結果・アンケートに対し回答があった保護者約20名からの回答によると、「嫌いなものについて食べる努力をしている」、「嫌いなものでも食べるようになった」、または、「挑戦するようになった」 というコメントがあった。 ・同様に、保護者からのアンケートにおいて、「食を通して地理・歴史・理科への関心が高まった」、「食卓で食材について話すようになった」、「栄養面を気にするようになった」とのコメントが寄せられた。
アウトカム:考察食の大切さについて意識した行動が見られるようになったというコメントがスタッフからあった。嫌いなピーマンを粗末に扱ったこどもがいたが、それをきつくしかったところ、ピーマンを食べるきっかけになったとの由。また、キッチンに「一粒のお米に宿る七人の神」というチラシをはり、ごはんを大切にするよう啓蒙したところ、こどもたちが自らもらうごはんの量を調整するようになり、ごはんを残さないようになったというスタッフからのコメントがあった。
3よりよい生活習慣が身に付き、自分の体や心を大切にする気持ちが得られている
指標生活習慣改善や自分を大切にする講座の回数と参加人数
目標値・目標状態・年6回講座を行う ・こども全員がお箸をきちんと使えるかをチェック ・正しい歯磨き方法と習慣が身についているかアンケート
アウトカム:結果・お箸の使い方については12月末時点で80%のこどもが正しく使えていた ・自分で食事を作ろうまたは母親を手伝おうという気持ちが芽生えた ・性教育を通して、自分の体を大切にする気持ちが生まれた
アウトカム:考察歯磨きイベントにより、こどもたちが意識して歯磨きをするようになったとコメントが保護者からあった。 お箸の持ち方については、12月末で確認したところ、80%のこどもができていた。100%にならないのは、すぐにはできないことと、新しいこどもが入ってくるというのが理由。
4・学習への関心が高まり、こどもが成績や進学について意識している ・中学3年生については納得した進路が決まっている
指標・支援者による観察 ・こどもや保護者からの発言
目標値・目標状態・居場所が学習支援として週3回を継続できているか ・2025年6月、9月、12月の模試の参加人数3名 ・中学3年生については、目標高校合格または模試において目標高校合格率80%を達成
アウトカム:結果・小学生に対する学習フォローの体制が確立され、小学生に勉強に対する積極性がみられる ・中学生については、山城塾との連携ができ、講師派遣が継続してできる体制確立 ・1月末時点で、1名が興南高校特別進学コース合格、もう1名が沖縄尚学パイオニアコースに合格
アウトカム:考察小学生に対しては、元小学校教師が宿題をフォロー。5回勉強してシールを集めたら、お菓子がもらえるという制度とした。それにより、勉強に積極的に取り組む姿勢がみられるようになった。 中学生に対しては、数学と英語を教えている。また、NPO法人那覇山城塾と協力して、講師を派遣してもらう体制が確立。県模試を山城塾で受験してもらい、学生にとっては実践に即した体験ができた。 私立に合格した2名については、内申点を考慮すると県立高校では高いレベルの高校は難しかったため、内申点を重要視しない(レベルの高い)私立高校を志望校に設定した。合格したことについて、こどもは(そして保護者も)とても喜んでいる。
5・理科や歴史・地理への関心が高まり、学習意欲が高まっている ・グループ活動や自然体験、文化的な経験により、人との関わり方や社会性が身についている
指標イベント回数
目標値・目標状態2026年2月までに ・食育20回 ・季節のイベント10回 ・本人満足度アンケート
アウトカム:結果・保護者からのアンケートによると、こどもたちの関心が高まったというコメントが多数あった。 ・同様に、コミュニケーションをとろういう姿勢がみられるようになったとのコメントがあった。
アウトカム:考察文化体験学習では、家庭の経済事情がこども体験格差につながっているということで、毎月様々なイベントを企画。1月末までに20のイベントを行い、社会や理科の知識に役立つような仕掛けをいれた。保護者からのアンケートによると、「いろいろなことに関心が高まった」や「人とコミュニケーションをとろうとする姿勢が多くることができた」というコメントがあった。

アウトプット

1・親(または祖父母)らによる養育状況を把握している ・スタッフが児童がちゃんと帰宅しているかといった確認ができ、地域において居場所が安全なところと認識されている ・保護者や学校、地域の人々、関係する団体と関係を深め、ともに児童の健やかな成長を見守れている
指標・保護者および児童の状況を把握 ・保護者との連絡網 ・学校関係者、沖縄県社協、那覇市社協、民生委員、那覇市包括センター等との連絡網構築
目標値・目標状態・SNSによる連絡網体制構築 ・各団体、個人と月1回のコミュニケーション
アウトプット:結果・こども及び世帯の登録者リストを作成し、得られた養育情報を書き加える体制が確立 ・ラインによる連絡網が確立でき、こどもの帰宅について親と確認がとれるようになった ・問題あるこどもについては、青少協や学校と連絡しあう体制が確立 ・結果、2025年12月末で、384人が「にじの森文庫に」登録
アウトプット:考察・養育情報については、個人的に聞いてもなかなか回答が得られない場合も多く、保護者が自発的に話ししてくれた内容を情報として書き加えるという体制とした。個人的な情報でもあり、また、関係性が深まってから得られる情報でもあり、最初から完成を目指すのではなく、徐々に情報を加えている。 ・登録情報についても、こどもや保護者が登録してくれない場合もあり、その場合には、こどもの名前と学校・学年だけは情報としてもらっている。
2・こどもたちの健やかな成長を目指した、栄養バランスのよい食事を提供できている ・食材、農業、食文化、歴史などに関心を有するよう食育イベントができている
指標・食事提供日数 ・イベント回数および体験者数
目標値・目標状態・500食/月 ・食育イベントは月2回
アウトプット:結果・2025年4月から2026年1月末まで、月平均636食を提供した ・食育は月2回のペースで行い、1月末までで16回行った ・バランスの良い食事を提供した
アウトプット:考察4月から一日あたりの訪問者数が増加している。4月には一日あたり約23名であったのが、25名、27名と増え、このところは一日あたり平均約35名。  食育のチラシ(月毎)については、ボランティアに来ている高校生20名が持ち回りで作成してくれた。 食育は予算もかからず、こどもたちの啓蒙につながると考えており、今後も継続予定。
3こどもたちがよりよい生活習慣が身につけられるような啓蒙対策ができている
指標・お箸を正しく使えているか ・正しく歯磨きができているか、歯磨き習慣ができているか
目標値・目標状態・全員がきちんとお箸をもてる ・参加者全員が正しい歯磨きができる ・歯磨き習慣が身についている
アウトプット:結果・「テーブルマナー研修(中学生6名参加)」、「調理実習(中学生7名参加)」、「歯磨きイベント(小中学生20名参加)」、「みんなの保健室(性教育)(小中学生20名参加)」そして「お泊り会(それぞれ16名および12名参加)」を2回行った ・お箸の使い方を指導する体制ができ、今後も定期的にできているかチェックしていく ・生活習慣ということでは、歯の磨き方、性教育について、関連団体と連絡し、定期的に行っていく体制ができた
アウトプット:考察「大人になって恥ずかしくない食事マナーができているか」そして大人になるとわかるが「歯磨きの大切さ」ということに重点を置いた。テーブルにチラシを置いて、食事の配置、お箸の持ち方、そしてお魚の食べ方について意識してもらうようにした。また、ホテルにて洋食を食べ、マナー研修も行った。
4対面・ICT活用の両方の学習支援を提供し、こどもそれぞれのペースで学習をすすめる環境と体制が整えられている
指標・こどもの勉強のアシスト体制ができているか、各自で勉強を進められる体制を作れているか ・他の塾と協力し模試への参加体制が整っているか ・学習時間数と参加人数
目標値・目標状態・勉強時間 平均一人1時間
アウトプット:結果・学習支援として、水曜日と土曜日は定期的に開催、必要に応じ、特別授業を行った ・6月と9月の模試には2名参加、12月の模試には11名、そして1月には1名が参加 ・にじの森文庫において、月約100時間の学習支援を行った ・ICTも提供できる体制とした ・3名の小学生のプログラミング教室参加を支援した
アウトプット:考察・小学生約20名に対し、ほぼ毎日のように宿題のフォローを行った。 ・中学生に対しては、水曜日(必要に応じて土曜日)に勉強会を行った。参加人数は1~5名。私立高校を受験する生徒に対しては1月あたり10回程度の特別授業を行った。 ・「にじの森文庫」に来るこどもの全員が勉強をしているわけではないが、勉強しに来るこどもについては、一人平均1時間はしてきた ・タブレットを購入し、ICTに対応できる体制とした ・3名が6月からプログラミング教室に通い、プログラミングと英語を勉強した。小6の一人は今年秋には英検5級(中学1年生レベル)が合格レベル、もう一人の6年生はすでに英検4級(中学2年生レベル)合格。
5・季節にちなんだ歴史・文化を体験するイベントができている
指標・イベント回数 ・スタッフや予算の確保
アウトプット:結果・季節のイベントは1月末までに20回開催
アウトプット:考察・イベントをするだけでなく、イベントに関するクイズをしたりして、歴史や文化につながる工夫をした。 ・イベントについては、季節に即したイベントをメインとした。他方、ミュージカルチケットの寄付があったり、沖縄出身の学者が沖縄に戻る機会があるといった情報に則り、機会をとらえたイベントも行った。 ・イベントにより10~40名の参加者があった。

活動

1・親(または祖父母)との連絡網を作成する ・問題ある児童について、那覇市市議および那覇市青少年健全育成市民会議真和志中学校区担当者とミーティングを行い、対策を練る ・真和志中学校、大道小学校、松城小学校を訪問し、こどもについて情報交換を行う ・沖縄県母子会および那覇市母子会と連携
活動結果計画通り
概要・保護者との連絡網は確立済み ・4月2日那覇市議(かつ松城小学校PTA会長)および真和志地区青少協とミーティング ・毎月 YSG(夜間街頭指導)に参加 ・6月24日 真和志市地区青少協とミーティング ・9月24日 松川小学校・松城中学校 9月25日 大道小学校訪問 ・青少協とラインによる連絡 ・沖縄県母子会とのミーティング、那覇市母子会と適宜連携
2・1年を通し、平日は15~20時、土曜日および祝日(および休み期間中)は10~16時開設を行い、毎回、食事を提供する ・季節に合わせた食材を提供し、食材に季節があることを学ぶ。また、その食材となる産地やその歴史について説明し、こどもたちの地理や歴史に対する関心を高める(食育)。 ・みんなで作った料理を一緒に食す
活動結果計画通り
概要・火曜日から金曜日は夕食、土曜日にはランチを提供 ・複数のキッチン器具を使うとブレーカーが落ちるという状況であったため、安定したまた効率の良い食事の提供のために、電気工事を行った。また、こども人数が増えていることから、キッチン器具の買い替えも行い、需要に対応できるようにした。 ・1月末までに16回の食育を開催 ・8月に料理実習を開催 ・8月と11月にお泊り会を実施し、こどもたちが買い物をし、夕食そして翌日の朝食を作った
3・生活支援として、歯磨きイベント、手洗い・うがい、性教育を行う ・性教育については、「みんなの保健室」の根間さんによる講義を年に4回実施 ・1泊の生活習慣改善研修を行う
活動結果計画通り
概要・10月に性教育のイベントを行った(20名参加) ・10月に歯磨きイベントを行った(20名参加) ・上記と重なるが、8月と11月にお泊り会を開催し、生活習慣改善につながるようにした(8月には16名、11月には12名が参加)。お泊り会では、⾃分らで料理することで、団体の中で⾃分の役割を考えるという⽣活習慣の改善を考えることを⽬的とした。
4・他の学習塾(NPO法人那覇山城塾)協力を得て、講師を派遣してもらい、特に中学3年生に対する受験対策を行う。 ・NPO法人那覇山城塾に協力してもらい、山城塾においてにじの森文庫の中学3年生も模試を一緒に受験させてもらう。 ・ICTを活用し、いつでも勉強できるようにする。
活動結果計画通り
概要・那覇山城塾と連携し、講師を派遣してもらう体制ができた。講師は主に、水曜日16~19時に来てもらい(時に土曜日も)、中学生の数学と英語の勉強をみてもらった。 ・にじの森文庫に通う中学三年生の模試受験を、那覇山城塾にて行ってもらった。 ・タブレットを購入し、ICTに対応できるようにした。  ・事務所スペースをなくし、学習スペースと転用した。これにより、こどもたちが静かな環境で勉強できるようなった。
5・訪問する中学生そしてボランティアの高校生とともに沖縄県の代表的な大学院大学であるOISTを訪問する。午後は中城城訪問。
活動結果計画通り
概要8月18日に、中学生一人、高校生8名、大学生2名を連れて、OISTそして午後に中城城を見学した。バスの中では、NPO法人にじのはしファンドの活動そしてNPO法人と株式会社の違い、また、交流が進むように、自己紹介を兼ね「社会人・大学生から高校生へのアドバイス」そして「高校生から中学生へのアドバイス」を行った。
6・北部(やんばる学びへの森)へ研修 ・季節に合わせた毎月の行事を行いながら、学びの仕掛けをいれ、理科や社会の学習にもつなげる活動を実施 ・平和学習の実施
活動結果計画通り
概要・6月14日 平和学習「平和の礎」、21日 平和について考えよう!絵本の時間というイベントを行った。また、8月16日に、小学生10名、中学生4名、高校生1名を連れて、なはーとにて行われたミュージック「生きているから~対馬丸ものがたり」の鑑賞を行った。 ・8月2・3日において、小学生2名、中学生12名、高校生2名を連れて、やんばる研修に行き、那覇にいては感じることのできない自然を体験してきた。
7

想定外のアウトカム、活動、波及効果など

予想外のアウトカムは、「日々における態度の改善」である。こどもの何人かは、来ても挨拶をしない、遊んでも片付けをしないということが日常茶飯事であった。しかし、最近は、にじの森に来れば、こどもたちは「こんにちは」「ただいま」と挨拶をする。これは、ひとえにスタッフの日々の声掛けが功を奏した結果と考えている。この背景には、「こどもたちのステップアップをサポートする居場所」という活動軸がわかりやすく、スタッフが何をするかがわかり、こどもたちへの指導がしっかりしたのではないかと考えている。
また、エピソードとして、やんちゃ組をホテルのマナー研修に誘っていた。しかし、当日に何名からもキャンセルされました。これに対し、やんちゃ組に書面で、「14・5才にもなれば、ドタキャンがどんな影響をもたらすかはわかるだろう。ちゃんと考えよう」という書面をスタッフから渡してもらった。その後、やんちゃ組の態度が良くなった。基本的なことであり、計画にはなかったことであるが、結果として良い結果となった。

事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動

課題を取り巻く変化

来所者に中学を卒業して働いているまたは高校を中退したこどもが増えている。また、その取り巻きとして、まともに学校に通っていない高校生・中学生の来所が増加している。彼らは、まともに働いておらず、いまのままでは中途半端な状況になるのは目に見えている。しかし、彼らをサポートする体制が社会全体として整っていないと考える。このままいけば、貧困の循環に陥る可能性が高い。彼らをサポートする体制作りが必須である。
にじの森文庫としては、各所との連携そして資金援助が必要であるが、彼らを支える体制作りをしていく意図はある。

外部との連携実績

1活動学習支援
実施内容山城塾と連携し、講師を派遣してもらうと同時に、模試受験も山城塾にて行ってもらった
結果・成果・影響等学習支援体制ができた
2活動やんちゃ組についての情報共有
実施内容やんちゃ組について、来所状況そして行動について、真和志地区青少協と細目に連絡しあった
結果・成果・影響等こどもたちを非行から守ることに尽力できている
3活動プログラミング教室
実施内容こども3名をプログラミング教室に通わせた。プログラミング教室においては、プログラミングと英語の勉強を提供している。
結果・成果・影響等一人の小学校6年生については今年秋には英検5級(中1レベル)に合格レベル、もう一人の小学6年生はすでに英検4級(中2レベル)に合格。小学校4年生は、英検Jrのシルバーレベル。
4活動こどもについての情報共有
実施内容問題行動や家庭に問題のあるこどもについて、近隣の学校(松川小学校、大道小学校、真和志中学校)と情報を共有した
結果・成果・影響等こどもについて問題行動を早くに察知できる
5活動イベント活動
実施内容琉球料理教室を提供する「株式会社presents」や一般社団法人いのちにエールを贈る会とつながり、こどもたちに対し、琉球料理教室・性教育の講座を提供することができた
結果・成果・影響等体験学習の一環として、料理教室や性教育を提供でき、新たな学びにつながった

広報実績

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)あり
内容

マスコミ関連について6件:
4月17日 FMなは「だれかtoもーりーのあなたをほっとかない!」(高校生2名の参加)
5月4日  RBC「うちなー紀聞」「アフタースクール~子どもたちの居場所」 
9月8日  RBCiラジオ「アップ!!」の「ラジオカーレポート」に出演
9月12日 海邦銀行にて寄附贈与式、沖縄タイムズとのインタヴューと新聞掲載。
9月27日 一般財団法人大学コンソーシアム沖縄にて基調講演「こどもの居場所は、心の居場所」、後に新聞掲載
10月2日 FMなは「だれかtoもーりーのあなたをほっとかない!」(中学生2名参加)
2月6日 NHK沖縄のインタヴュー、2月10日 NHK沖縄のロケ

広報制作物等あり
内容

2026年1月ににじのはしファンドが、任意団体時代も含め15周年を迎えるということで、にじのはしファンド15周年記念誌を2026年1月に作成(別添)

報告書等あり
内容

成果報告会資料参照(別添)

イベント開催等あり
内容
活動報告書参照(別添)

ガバナンス・コンプライアンス実績

規程類の整備状況

事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか完了
整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか全て添付・公開をした
内容
変更があった規程類に関して報告しましたか変更はなかった
助成金の対象経費に人件費が含まれる場合、当該人件費の水準等を公開をしていますかはい
内容
https://www.nijinohashi-okinawa.com/post/%E4%BC%91%E7%9C%A0%E9%A0%90%E9%87%91%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8A%E6%94%AF%E6%89%95%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%82%8B%E8%81%B7%E5%93%A1%E3%81%AE%E4%BA%BA%E4%BB%B6%E8%B2%BB%E6%B0%B4%E6%BA%96%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6

ガバナンス・コンプライアンス体制

社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますかはい
内部通報制度は整備されていますかはい
内容

・役員会そしてスタッフミーティングにて内部通報制度における通報窓口(弁護士)を紹介。また、内部通報規程についても説明。

利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますか
コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたかはい
ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたかはい
内容

・理事について、事業を行う理事と管理を行う理事を分け、ガバナンスが効くような体制とした。

報告年度の会計監査はどのように実施しましたか(実施予定の場合含む)内部監査
内容

当NPO法人は、定款により定められた監事による内部監査を受けている。

本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますかいいえ

その他

本助成を通じて組織として強化された事項や新たに認識した課題、今後の対応/あればよいと思う支援や改善を求めたい事項など

経理報告については、簡便化・効率化ができるのではないかと考え、別途、提言書を提出。

シンボルマークの活用状況

自団体のウェブサイトで表示

その他:購入した備品にシールを張り付け。