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事業完了報告

2026/03/06更新

事業概要

事業期間開始日 2025/05/12終了日 2026/02/28
対象地域石川県七尾市能登島地区
事業対象者

直接対象者:能登島地区の事業者
最終受益者:能登島地区の地域住民

事業対象者人数

約2500人(地域住民および事業者)

事業概要

昨年度に整えてきたフレームに対して令和7年4月に地域商社(能登島みらい株式会社)の設立登記を行ったところであるが、本事業では今後商社が担う事業内容の充実を地域のさまざまな主体を巻き込んで図っていくことが最重要となる。


商社が地域産品を販売するにあたり、能登島の強みや特徴を明確にし、その商品がどのように能登島らしいのかを整理し定義・ブランド化していく。また、地元消費または土産品としての商品開発も手掛け、収益の軸となるよう販促も行う。一方で地域の事業者が個々にも収益を上げられることも重要であり、この機会にそれぞれの”新名物”開発を全面的に支援し、能登島全体での取組を促進するとともに、合わせて発信・プロモーションを行う。


さらに、高齢化に加え人口流出による地域の一次産業の持続性低下が大きな課題であり、商社が生産から加工販売までを一貫して行う体制整備が急務である。本事業では、一部の休耕田を体験圃場として位置付けて活用し、今後の能登島の米のブランド化に対する模索を念頭に耕作も行っていく。その他林業や漁業の分野も視野に入れ、外部からの参加者が多様な生産現場に直接関わるための接点を作り、訪れるたびに能登島の四季と暮らしを感じられる体験プログラムと合わせて開発していく。
また、上記取組を促進しつつ地域内外への遡及には情報発信が不可欠であり、WEBやSNSでの細やかな 発信を継続的に行う。

事業の総括およびその価値

本事業により、地域商社「能登島みらい株式会社」が販売する物販商品および体験プログラムのコンセプトや価格設計を行うともに、地域事業者を支援し各自の“新名物”を生み出し、能登島の新しい土産商品の開発と地域のブランド設計を具体化することが出来た。さらに休耕田を体験圃場として再活用し、米のブランド化を見据えた耕作とともに体験要素も組み込み、生産から販売までを見通した事業展開に踏み出すことが出来た。合わせて米農家を中心に広く島内から米の集荷を募り、幅広い生産者の協力を得ることが出来た。生産者が専門家から話を聞く機会も多く設けて、今後を連携していく体制を作ることが出来た。また、WEB・SNSを通じた情報発信、都市部への店舗出店やイベント実施により、地域内外への認知拡大も進んだ。これにより、地域商社を軸にして、地域資源を活かしたなりわいの再構築と、地域事業者の自立的経営を支える基盤整備に貢献した。

課題設定、事業設計に関する振返り

本事業の課題設定の背景には、震災以前から進行していた地域産業の縮小がある。特に農業および観光業は担い手不足と収益性低下が顕著であり、個々の事業者が単独で販路開拓や商品開発、情報発信までを担うには限界があった。震災はその構造的脆弱性を顕在化させ、既存の延長線上の努力では回復が困難であることを明らかにした。そこで、分散していた経営機能を束ね、地域資源を戦略的に活用する主体として地域商社を設立し、本事業ではその自走化と、復興フェーズにある個別事業者の再起支援を目的に据えた。
事業設計においては、地域商社が主体的に行う企画・商品設計・販売戦略策定と、個別事業者の支援とを同時並行で実施した。その結果、地域商社の事業基盤整備は概ね順調に進み、商品化や販路形成に向けた実務が具体化した点は成果である。また、意欲を持つ事業者に対する伴走支援は一定の効果を上げ、復興に向けた新たな挑戦が生まれた。一方で、支援対象となる事業者の主体性には差があり、一部では新しいチャレンジを敬遠する傾向も見られた。地域商社が機能を担うことと、個別の事業者自身が経営主体として成長することの両立は今後の重要課題である。今後は地域商社が率先して具体的な経済モデルを構築しつつ、地域内事業者との協働関係を深化させ、収益が地域内で循環する仕組みを確立することで、地域全体の持続的な経済活性化を目指す。

今回の事業実施で達成される状態

短期アウトカム

1地域商社を軸に地域資源を活かした産業(なりわい)が根付き、被災した農水・観光事業者が自立に向かう意欲を持つことが出来る。
指標地域商社と地域の事業者(農業漁業・観光業)との取引(仕入)金額の総額
目標値・目標状態取引(仕入)金額前年比30%増
アウトカム:結果【達成】取引金額前年比455%
アウトカム:考察地域商社「みらい」を軸とした集荷・販売体制の構築により、地域資源である米を中心としたなりわいの再構築が具体的に進展した。今季は集荷目標を20tと定め、地域内農家からの仕入れを積極的に行い、昨年度6tから大幅に増加して目標を達成した。仕入額は約2,090,000円から約11,600,000円(JA能登わかば経由含む見込)へと拡大し、地域内への資金循環が大きく伸長した。市場価格の高騰という外部要因はあるものの、「生産を継続できる」「農機を新調した」といった声が示すように、被災後の農業者が再投資や事業継続への意欲を持つ契機となった点は重要である。一方で、来季以降の価格変動リスクも見据え、再生産可能な適正価格を維持できる販売構造の確立が不可欠である。本事業は、単なる売上増にとどまらず、地域商社が価格形成と販路確保を担うことで、農業・観光を含む地域産業が自立に向かう心理的・経済的基盤を形成したと評価できる。
2地域産品のブランド化や商品開発・体験プログラムの開発が進み、それらを通じた関係人口が増加することにより地域全体の活性化が促進される。
指標地域産品の数および取引先の数・プログラム参加者やECサイト利用者の数
目標値・目標状態地域産品 10品目 新規取引先 3社 プログラム・イベント参加者 100人 ECサイト利用者 200人
アウトカム:結果地域産品:事業者5品目・みらい8品目、新規取引:3社、プログラム参加者:延べ80人ECサイト利用者:受注数約150件、ふるさと納税(楽天、さとふる)含む ECサイト閲覧数8381(2/20時点) 
アウトカム:考察本事業により、地域産品の具体的なブランド化と商品開発は着実に前進した。今年度は地域商社「みらい」取扱商品としてトータル8品目を整備した。能登島産米ブランド3品目(能登島ふるさと米、能登島御米、御米守り)のほか、キッチンカー用おにぎりレシピの開発や、OEM商品として能登島産米粉を使った4品目(小米・副産物活用)を商品化した。さらに地域事業者支援として5品目の商品化を実現した。これにより、個別事業者は自社単独では難しかった商品設計・価格設定・販路接続の機会を得て、売上機会の拡大だけでなく、自社商品の再定義や付加価値向上に取り組む契機となった。結果として、地域商社を介した市場接点の拡大が事業者の再起意欲を高め、地域内経済循環を促進する基盤が形成されたと評価できる。 また、取引先は新たに3社を開拓し、復興支援事業での直接販売も行った。これらの成果は、地域資源を活かした商品群の可視化と市場接点の増加を示すものであり、今後EC利用者数や体験参加者数の増加を通じて関係人口の拡大へ波及する基盤が形成されたと評価できる。

アウトプット

1誰もが手に取りやすい、能登島を代表する土産商品の新規開発
指標・土産商品の名称 ・内容・価格 等
目標値・目標状態商品内容の確定
アウトプット:結果【みらいで販売する商品】米ブランド3品目、キッチンカー用おにぎりレシピ、米粉および米粉加工商品4品目 【地域の事業者新商品】5品目 目標を達成した。
アウトプット:考察【SOZO委託事業:みらいで販売する商品】 能登島産米ブランド3品目:能登島ふるさと米、能登島御米、御米守り、キッチンカー用おにぎりレシピ、OEM商品:能登島の米粉(小米・副産物の活用)、および米粉商品4品目(ポンせんべい、カステラ、バウムクーヘン、クッキー)を新規開発した。 土産品開発に当たり、自主加工商品については料理研究家の樋口氏らと相談を重ね、キッチンカー等で販売するおにぎり+惣菜レシピや余ったご飯や販売米の精製過程で副産物として発生する「小米」を活用した甘酒・おはぎなどの商品化についての検討を行った。またOEM商品についても米粉を活用するレシピから製造委託先を検討した。 さらに地域のブランド化の前提資料として(株)ヒストリーデザイン久保氏と「ふるさと」のイメージを共有、それを担保する歴史的背景を調査しとりまとめた。 【Regeneration委託事業:地域の事業者新商品】 地域事業者の新商品開発では10事業者を支援し、商品化としては5品目(はいから食堂の「のと牛バーガー」、ドルフィンスマイルの「イルカティーバック」、八ヶ崎海水浴場の「イルカキーホルダー」、pipipipizaの「能登島ピザ」、えのめ荘の「干物」が完成した。
2能登島暮らしを感じ、学べる体験プログラムの開発
指標・体験プログラムの名称 ・内容・価格 等
目標値・目標状態プログラム内容の確定
アウトプット:結果四季の田んぼと島暮らしをテーマにした体験プログラム「能登島体験春・夏・秋・冬」を造成した。 里山整備の実際を体験しながら技術と思想を学ぶプログラム「能登島の森づくり講習会」を造成した。
アウトプット:考察【のと島クラシカタ研究所委託事業】田んぼと島暮らしをテーマにした季節ごとの体験プログラムを春・夏・秋・冬編の企画・造成を行った。春は田植えと火祭りの松明柴づくり、夏は草刈と火祭り参加、秋は稲刈とアオリイカ捌き体験、冬は鏡餅&しめ飾り作りとブリ捌き体験の全4回。 また、森づくりの体験プログラムとしての「能登島の森づくり講習会」を造成した。能登島向田町の里山で作業道の作設やチェーンソーの使い方・伐木の方法などを学ぶプログラム。 参加していただいた専門家の意見も踏まえて各プログラム内容は十分商品化出来るポテンシャルがあると考えている。主に人的リソースの課題から現状では開催数自体を増やすことは難しいが、能登島の観光と米販売のPR、交流人口づくりも目的としつつある程度収益を上げられるよう次年度以降の内容を作りこんでいく。
3商品開発・体験プログラム開発にかかる講師招聘
指標講師の招聘・会議の実施 延べ参加者数
目標値・目標状態講師招聘 2回以上 延べ参加者 20名以上
アウトプット:結果【森づくり講習】 講師招聘 2日間×3回、延べ参加者数
アウトプット:考察「能登島の森づくり講習会」の講師としてふくい美山きときとき隊宮田香司氏に、8月と10月の2回、徳島県那賀町の橋本光治氏に10月1回講師を依頼し招聘した。計3回の森づくり講習会で延べ約34名が参加している。これらの結果を踏まえて講師陣と振返り・助言いただきプログラム開発を行う。宮田氏からは能登島には海も山もあり、Weランドというキャンプ場に隣接する森づくりのフィールドとして大きな魅力があること、それを踏まえて情報発信を活発に行い、ファンづくりをする重要性についてアドバイスをいただいた。 【観光庁事業】「能登島体験」プログラムでは米の販売についての専門家として隅田屋の片山氏、旅行企画の専門家としてJTBGMT池田氏に各回参加していただいている。
4・観光PRイベントの実施
指標・地域事業者の参画 ・来場者数
目標値・目標状態地域事業者 5店舗以上 来場者数 50名以上
アウトプット:結果伊勢丹新宿店石川県フェア来場者824名 米フェス地域事業者8店舗、来場者約500名
アウトプット:考察1/21~27に新宿伊勢丹石川県フェアに能登島として出店し、新開発した握りたておにぎり各種(里山/里海セットなど)と物販・試作商品のテスト販売を実施した。期間中23-24日には地域の米生産農家4名が東京を訪問し出店会場および伊勢丹の食品売り場等を視察するとともに、隅田屋商店を視察した。 【観光庁事業】10/11~13の3日間、能登島米の収穫祭・PRイベントとして「能登島米フェス2025」を能登島家族旅行村Weランドにて初開催した。11日は前夜祭として夕方からのライブとバー、12日・13日は各テントでの「ごはんにあうおかず」をテーマにした飲食出店やキッチンカー、物販、ワークショップ、ライブイベントを実施した。キッチンカー4台、テント出店は委託含め4事業者が出店したほか、主催者としても炊いたごはんとおかずの販売、米の物販を行った。延べ来場者はおよそ500名で、12日のキャンプ場利用客の入りが最も多く、逆に13日にキャンプ客がチェックアウトしてしまうと一般客はやや少なくなった。 その他、11/25も東京酢飯屋にて新米と能登の食材を味わうイベントを実施(12名参加、能登島と能登島の米についてのプレゼンの後食事、お米のお土産つき)、1/29に元NIRVANA東京シェフのイベント(六本木)、1/31に八重洲ミッドタウン・酛TOKYOでのイベントで能登島食材を使った食事提供と地域の紹介、試作商品のテスト販売を行った。
5イベント等でのテストマーケティング ・土産商品試作販売実証
指標・試作土産商品のテスト販売 ・商品に対する感想
目標値・目標状態試作販売数 30個以上 アンケート回収率 50%以上
アウトプット:結果米フェスで試作商品販売数(みらい)29個、(事業者)7個・アンケート回答6件 石川県フェアおにぎり販売数1309個、土産商品販売数247個 アンケートについては専門家等から直接フィードバックを得る形に変更した。
アウトプット:考察10/11~13に開催した「米フェス能登島2025」にて米ブランド商品およびOEM試作商品のバウムクーヘン・クッキー・カステラのテスト販売を行った。バウムクーヘン18個・カステラ7個を販売した。【SOZO委託事業】 また、事業者商品開発支援の一環として干物の販売・炭火焼体験を行い、干物を7個販売した。【ReGeneration委託事業】 米フェスでのアンケートについては用紙を用意していたものの販売対応に手が取られて回答までのフォローができなかったため回収率が低かった。伊勢丹新宿店石川県フェアや東京でのPOPUPイベントにて直接参加者・来場者から聞取りを行うとともに、協力していただいたシェフからもフィードバックを得た。
6モニターツアー実施 例)能登島の暮らし満喫ツアー:田んぼの作業体験、漁業体験、祭りや文化、暮らしの技術などを学ぶ
指標・モニターツアーの開催数 ・参加者数  ・参加者の満足度
目標値・目標状態開催 3回以上 参加者数 延べ20名以上 アンケート回収 50%以上
アウトプット:結果能登島体験:4回開催、参加者延べ46名 森づくり講習:3回開催、参加者延べ34名 目標を達成した。
アウトプット:考察【のと島クラシカタ研究所委託事業】能登島の田んぼと暮らしをテーマにした季節ごとの体験プログラム「能登島体験」を試験的に組立て、春・夏・秋・冬のモニターツアーを開催した。春は田植えと火祭りの柴づくり体験、夏は草とり・草刈と火祭り参加、秋は稲刈りとアオリイカの捌き体験を行った。冬には「鏡餅&しめ飾りづくり+ブリを食べつくす」プログラムを実施した。計4回で述べ46名が参加し、どの回でも参加者からは好意的な感想が得られた。商品開発に協力していただいているシェフ達も参加し、食の観点からも興味深い体験が得られると評価いただいた。 もうひとつの体験プログラムとして、「能登島の森づくり講習会」モニターツアーを実施した。8月に1回、10月初旬に1回行い、月末に3回目を開催した。 能登島向田町の里山で作業道の作設やチェーンソーの使い方・伐木の方法などを学ぶプログラムで、計3回の森づくり講習会で延べ約34名が参加している。
7WEB・SNS等を活用した広告宣伝・情報が配信される
指標SNS広告等配信による能登島総合サイトへのリンククリック数
目標値・目標状態クリック数 5000回以上
アウトプット:結果9月末時点でリンククリック5497回となり目標を達成した。
アウトプット:考察【ヨンロクデザイン委託事業】インスタグラムでは、7月から夏の誘客に向けて本格的に投稿を開始し、12月までに9件の投稿とうち2件分について投稿の広告配信を行った。6月~9月末までの総PV数は146,321PVで、フォロワー数も2025/2/28時点の204人から557人(2026/2/20時点)と倍増することが出来た。広告配信は7/18の夏休みに向けた投稿および9/18の「米フェス」告知についての投稿でそれぞれ15日間と22日間実施し、これによるインスタから能登島総合サイト「元気やよ能登島」への流入数(サイトリンククリック数)は5497件となり9月末時点で目標数は一旦達成した。総合サイトの総PV数は9月末時点33200PVで、2/20時点でgoogle検索キーワード「能登島」で3位と4位が当サイトとなっており認知度も飛躍的に向上した。
8農業体験プログラム開発・商品原料生産のための圃場が整備される
指標圃場の整備状況
目標値・目標状態体験・原料生産が可能な圃場 1か所以上
アウトプット:結果約20aの圃場2か所、計40a程度が整備された。
アウトプット:考察能登島曲町の「箱名」エリアにて今シーズン約15aの圃場一枚で水稲の生産・収穫を行うとともに、体験プログラムをモニター実施する際のフィールドとして活用した。次年度に向け面積を拡大するため圃場の選定を行い、面積では54a増加し全体で70a程度の圃場となる見込。地震の影響で均平がとれていなかったり、法面の一部崩壊などが見られたため、機械を借上げ12月に圃場の整備を実施した。圃場の状態が改善し、十分に生産可能な状態とすることが出来た。 併せて次年度は「みらい」の生産基盤をより強くするため、能登島向田町で生産を行う農事組合法人と連携し共同で農地管理を担い、手が回っていなかった部分をフォローするとともに生産した米を「みらい」で買い上げて取扱い量を確保したい。
9事業全体の最適化・進捗管理・情報共有のための戦略会議が開催される(月例開催)
指標会議の開催数 議事録
目標値・目標状態会議の開催数 11回 各回の議事録
アウトプット:結果休眠事業定例8回 みらい役員会8回
アウトプット:考察毎月1回事業パートナー(業務委託先)との全体定例会を実施した。SOZO吉岡氏、ReGeneration海原氏・春木氏、ヨンロクデザインスタジオ江頭氏、協議会事務局兼地域商社役員の本田・福嶋・菊地が参加し5月~1月に計8回開催した。各自の分担事業について月毎の実施状況・進捗を共有し、目標達成の課題に対して打合せを行った。定例のほか都度各担当者との打合せ・情報共有を行った。また、地域商社においては役員会を不定期で計8回実施した。 業務委託先とは月例以外にも個別に密に連絡を取りあい進捗状況や課題を共有してきたことで、元来地域外の方であるものの能登島の現状や地域の自然・文化・人の特性・課題について深いところまで共有することが出来た。この関係性を今後の協議会の活動に活かしていきたい。

活動

1事業全体の最適化・進捗管理・情報共有のための戦略会議を開催する。(月例開催) 業務委託先・協議会事務局・地域商社役員が参加する。
活動結果計画通り
概要毎月1回事業パートナー(業務委託先)との全体定例会を実施した。SOZO吉岡氏、ReGeneration海原氏・春木氏、ヨンロクデザインスタジオ江頭氏、協議会事務局兼地域商社役員の本田・福嶋・菊地が参加し5月~1月に計8回開催した。各自の分担事業について月毎の実施状況・進捗を共有し、目標達成の課題に対して打合せを行った。定例のほか都度各担当者との打合せ・情報共有を行った。また、地域商社においては役員会を不定期で計8回実施した。 定例開催日:6/2、7/7、7/30、9/1、10/6,11/4、12/1、1/13 みらい役員会開催日:5/21,6/5、6/18、7/28、9/4、10/30、11/13、12/11
2農業体験プログラム開発・商品原料生産のための圃場の整備を開始する。 圃場の選定を行い、水田および畑地の整備を行う。
活動結果計画通り
概要能登島曲町の「箱名」エリアにて今シーズン約15aの圃場一枚で水稲の生産・収穫を行うとともに、体験プログラムをモニター実施する際のフィールドとして活用した。次年度に向け面積を拡大するため圃場の選定を行い、面積では54a増加し全体で70a程度の圃場となる見込。地震の影響で均平がとれていなかったり、法面の一部崩壊などが見られたため、機械を借上げ12月に圃場の整備を実施した。 また、次年度は「みらい」の生産基盤をより強くするため、能登島向田町で生産を行う農事組合法人と連携し共同で農地管理を担い、手が回っていなかった部分をフォローするとともに生産した米を「みらい」で買い上げて取扱い量を確保したい。
3誰もが手に取りやすい、能登島を代表する土産商品の新規開発:打合せ・企画開始
活動結果計画通り
概要【SOZO委託事業】土産品開発に当たり、合同会社SOZOと協力して①OEMおよび自主加工による商品開発と②地域ブランドの立ち上げと商品カタログの作成について検討した。 ①のうち自主加工商品については料理研究家の樋口氏らと相談を重ね、キッチンカー等で販売するおにぎり+惣菜レシピや余ったご飯や販売米の精製過程で副産物として発生する「小米」を活用した甘酒・おはぎなどの商品化についての検討を行った。またOEM商品についても米粉を活用するレシピから製造委託先を検討した。 ②についてはまず地域のブランド化の前提資料として(株)ヒストリーデザイン久保氏と「ふるさと」のイメージを共有、それを担保する歴史的背景を調査しとりまとめた。
4能登島の事業者が独自の商品開発を行う:企画・助言・試作などの支援
活動結果計画通り
概要【Regeneration委託事業】事業開始時の説明会で候補事業者の応募があった島内10事業者と打合せ・検討を進めた。結果として、5事業者で5品目を新規に開発することができた。具体的には、はいから食堂の「のと牛バーガー」、ドルフィンスマイルの「オリジナルイルカティーバック・ハーブティー」、八ヶ崎海水浴場の「オリジナルイルカキーホルダー」、えのめ荘の「干物付き朝食プランと販売用冷凍干物」、pipipipizaの「EC販売向け冷凍ピザ(能登島ピザ)」。それぞれに能登島や能登の食材・素材を活用した特色ある商品となった。各事業者にて来年度の観光シーズンに向けて販売準備を進めている。
5能登島暮らしを感じ、学べる体験プログラムの開発:打合せ・企画開始
活動結果計画通り
概要【のと島クラシカタ研究所委託事業】「田んぼと島暮らし」をテーマにした季節ごとの体験プログラムを試験的に組立て、春・夏・秋・冬それぞれの企画開発を行った。水稲生産にまつわる農家のリアルな現場を年間通じて経験してながら、米作りと関わる能登島の暮らしや行事も体験できるイベントとした。またもうひとつの体験プログラムとして、里山整備の実際を学べる森づくり講習会を8月に1回、10月初旬に1回、10月末に3回目を企画開催した。参加者の意見も踏まえて各プログラム内容は十分商品化出来るポテンシャルがあると考えている。
6活動情報の発信(WEB/SNSの活用)
活動結果計画通り
概要「元気やよ。能登島」サイトの更新作業およびSNSでの発信を行った。 WEBサイトについては、当初に作成した WFを元にページの作成・更新を進めた。内容としては、トップページのと「能登島を知る」ブロックの追加と中ページ「能登島の魅力」「暮らし」「歴史」「祭り」などの文章追加、施設店舗の取材と紹介ページへの追加(のとじま水族館、能登島ゴルフ&カントリークラブなど7ブロック)、能登島体験ツアー告知ページ、米フェスイベントページとWS申込フォームの作成、「能登島の風景」ページの追加などを行った。 SNS活用では、上記「元気やよ」インスタグラムアカウントの運用・記事投稿およびフォロワー獲得のための広告配信を実施した。
7講師の招聘①・商品開発または体験プログラム開発について
活動結果計画通り
概要森づくり講習の講師招聘(1回目)は8/13-14の2日間、第1回目の林業体験プログラム(能登島の森づくり講習会)を実施するにあたり、(一社)ふくい美山きときとき隊宮田香司氏と土江直美氏を招聘した。参加者は里山整備などに関心のある方、県内外から延べ13人(一般・自伐研修生)。向田牧山の現場で能登島の活動を紹介するとともに、チェンソー・バックホウの体験・講習、道づくりの技法、安全管理講習などを実施した。
8モニターツアー実施①(圃場体験)
活動結果ほぼ計画通り
概要【のと島クラシカタ研究所委託事業】体験プログラムモニターツアー1回目は春の田植え体験・火祭り松明柴づくりを行った。5月15日~16日、田植え体験と調理の体験(島の魚介を使った炊き込みご飯・野草摘み草と海藻の天ぷら・春キャベツと新じゃがの味噌汁)、柴づくり(「向田の火祭り」で使用する松明柴)を体験した。一般モニター募集は間に合わなかったが、SOZO吉岡さんの紹介で商品開発に協力いただいている東京のシェフ達4名に視察を兼ねて参加して頂いた。
9新規開発土産商品の試作品・販売実証開始
活動結果計画通り
概要【SOZO委託事業】米や米粉等の米加工品を活用したOEM商品について試作、イベント「米フェス」においてテスト販売を行った。結果として「みらい」が販売するOEM商品4品目(ポンせんべい、カステラ、バウムクーヘン、クッキー)と米ブランド3種「能登島のふるさと米」「能登島御米」「能登島御米守り」を新規開発した。また、キッチンカー等で販売するおにぎりレシピも新たに開発し、伊勢丹新宿店石川県フェアにてテスト販売を実施した。 【Regeneration委託事業】地域事業者の試作商品として5品目(はいから食堂の「のと牛バーガー」、ドルフィンスマイルの「イルカティーバック」、八ヶ崎海水浴場の「イルカキーホルダー」を新規開発した。このうちえのめ荘の「干物」について「米フェス」会場にてテスト販売・アンケート調査を実施した。
10講師の招聘②・商品開発または体験プログラム開発について
活動結果計画通り
概要森づくり講習第2回を10月2日~3日の2日間実施した。徳島県で自伐型林業を経営する橋本光治氏を講師に道づくりの技術を学んだ。参加人数は延べ13名で、前回の講師である宮田氏が福井県福井市で実施している「自伐型林業大学校」の研修生の参加が多かった。橋本氏は樹種の多様性に富む持続可能な森林施業を家族経営で行っており、近年注目されている。「大学校」で研修を受けた後の施業訓練の機会と場所がなく困っている研修生が多く、能登島がその受皿となりうると感じた。
11モニターツアー実施②
活動結果計画通り
概要【のと島クラシカタ研究所委託事業】体験プログラムモニターツアー第2回は、田んぼの草刈と調理体験・「向田の火祭り」参加プログラムを7月26日~27日に実施した。1日目は田んぼの草刈り体験のあと、島の郷土料理体験(島の魚介を使った炊き込みご飯(サザエ)・子ばちめのから揚げ・海ぞうめんのおすまし・夏野菜の漬物)と磯観察を行い、夜は「向田の火祭」に参加した。2日目は能登島の生産者(八太郎漬本舗・瀬成農園・野口りんご園)を訪問し意見交換を行った。SNS・HPにて一般の募集も行い延べ8名が参加した。春同様シェフ5名も参加した。
12イベント周知開始
活動結果計画通り
概要【観光庁予算】10月のイベント「米フェス」の周知を総合観光案内サイト「元気やよ。能登島」内の特設ページを開設するとともに、当サイトのインタグラム・フェイスブックアカウントにてイベント告知の投稿を行った。またPRTIMESや七尾市プレスリリースへ出稿し情報の拡散を図った。地域への周知についてはポスターを作成し県内各所や能登島内の施設に配布するとともに、地域づくり協議会広報誌「能登島新聞」に告知記事を掲載し全戸配布を行った。
13講師の招聘③・商品開発または体験プログラム開発について
活動結果計画通り
概要森づくり講習の第3回を10月27~28日の二日間実施した。講師は第1回と同様福井市の宮田香司氏。告知が遅れたため一般参加者は延べ8名だった。参加者数は少なかったがその分各参加者の体験時間を確保でき、また講習会後の交流会も併せて有意義な意見交換・情報交換の場となった。宮田氏からは能登島には海も山もあり、Weランドというキャンプ場に隣接する森づくりのフィールドとして大きな魅力があること、それを踏まえて情報発信を活発に行い、ファンづくりをする重要性についてアドバイスをいただいた。
14モニターツアー実施③
活動結果計画通り
概要【のと島クラシカタ研究所委託事業】9月20日~21日にモニターツアー第3回として能登島体験秋編を実施した。1日目は稲刈り(手刈り・稲架干し体験)・コンバイン乗車体験で一般1組3名、シェフ3名が参加した。昔ながらの手法である手刈り・稲架干しと現代の主流であるコンバインでの稲刈りを同時に体験することで農家や地域のリアルを知る機会とした。参加者には新米をプレゼントした。2日目は能登島の海の幸アオリイカ捌き体験と新米(早生品種)の食べ比べ会を行い、一般2組6名、シェフ3名が参加した。
15イベントの実施
活動結果計画通り
概要1/21~27に新宿伊勢丹石川県フェアに能登島として出店し、新開発した握りたておにぎり各種(里山/里海セットなど)と物販・試作商品のテスト販売を実施した。期間中23-24日には地域の米生産農家4名が東京を訪問し出店会場および伊勢丹の食品売り場等を視察するとともに、隅田屋商店を視察した。 【観光庁予算】 10/11~13の3日間「米フェス能登島2025」を能登島家族旅行村Weランドにて開催した。11日は前夜祭として17時~ライブとフォレストバーを開催。12・13日は11時~16時まで芝生広場で開催した。 その他、11/25も東京酢飯屋にて新米と能登の食材を味わうイベントを実施(12名参加、能登島と能登島の米についてのプレゼンの後食事、お米のお土産つき)したほか、1/29に元NIRVANA東京シェフのイベント(六本木)、1/31に八重洲ミッドタウン・酛TOKYOでのイベントで能登島食材を使った食事提供と地域の紹介、試作商品のテスト販売を行った。
16イベントでの新規開発土産商品のモニタリング調査
活動結果ほぼ計画通り
概要1/21~27伊勢丹新宿店石川県フェアーでの能登島ブース出店・おにぎり販売(24日には地域農家と一緒に伊勢丹および隅田屋商店を訪問・視察)を行い、試作商品のモニタリングを実施した。 【Regeneration委託事業】地域事業者の試作商品うちえのめ荘の「干物」について「米フェス」会場にてテスト販売・アンケート調査を実施した。 【観光庁および別予算事業含む】OEM商品・米ブランド商品のテスト販売を各イベントにて実施した。11/8地域づくり協議会恒例事業「能登島ふれあいまつり」、11/25東京酢飯屋イベント、11/23-25元オイシックスバイヤ―小堀氏と新宿伊勢丹にて御米・御米(神鮮米)などを試験販売、、1/29元NIRVANA東京シェフのイベント(六本木)、1/31八重洲ミッドタウン・酛TOKYOでのイベント。 ほかにのとしん紹介の瀬戸信金能登ツアー時の対面販売を全8回実施した。
17講師の招聘④・商品開発または体験プログラム開発について
活動結果計画通り
概要「森づくり講習」全3回を実施して今年度の講師招聘予定は完了した。
18モニターツアー実施④
活動結果計画通り
概要モニターツアー第4回は12/20~21の2日間、能登島の冬体験として「鏡餅&しめ飾りづくり+ブリを食べつくす」プログラムを実施した。12/20は同時に地域づくり協議会の一般向けイベント「島冬まつり」も開催しクリスマスとお正月を同時に楽しむというコンセプトで飲食・物販の出店を呼びかけて開催した。1日目は4名が参加し臼と杵での餅つきと能登島の自然素材を使ったしめ飾りづくりを行った。2日目は10名が参加し、「ぶりを食べつくす」と題して地元で水揚げされたブリ1本を捌くところから、余すところなく使い切る調理法を体験し、美味しく頂いた。
19商品開発完了 新商品販売実証
活動結果計画通り
概要「みらい」取扱い商品のうち米ブランドとして3品目(能登島のふるさと米、能登島御米、御米守り)、キッチンカー等で販売するおにぎりレシピ、OEM商品としてポンせんべい、カステラ、バウムクーヘン、クッキーの4品目を開発することが出来た。 また、地域事業者の新商品開発では10事業者を支援し、商品化としては5品目(はいから食堂の「のと牛バーガー」、ドルフィンスマイルの「イルカティーバック」、八ヶ崎海水浴場の「イルカキーホルダー」、pipipipizaの「能登島ピザ」、えのめ荘の「干物」が完成した。

想定外のアウトカム、活動、波及効果など

本事業の実施過程において、当初想定していなかった人的ネットワークの拡張と、それに伴う新たな商品・連携の創出が生まれた点は特筆すべき波及効果である。元オイシックスのバイヤーである小堀氏との接点が生まれたことを契機に、能登島向田いやひめ神社とのコラボレーション商品「御米守り」を開発するに至った。これは、地域資源である米と神社という文化資源を掛け合わせた企画であり、内部メンバーのみでは発想しにくい視点から生まれた商品である。結果として、農産物の販売にとどまらず、文化的価値を付加した新たなブランド展開の可能性を示す事例となった。
また、七尾市地域おこし協力隊で能登島ファンでもある酒井氏との連携も進展した。酒井氏の協力により、来季に向けた体験プログラムの広報支援や、大学との連携可能性の検討が具体化している。これにより、学生も巻き込んだ学習・体験・交流を含む関係人口創出型の展開へと発展することが出来るかもしれない。
これらの成果は、事業そのものの直接的アウトカムを超え、外部専門人材や行政人材との接続を通じて、地域商社の構想を多面的に拡張させた点に意義がある。人的資本の蓄積とネットワークの広がりが、今後の事業持続性と地域波及効果を高める重要な基盤となったと評価できる。

事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動

課題を取り巻く変化

地域商社を軸とした生産・販売体制は具体的な成果を伴いながら整備が進んだ。特にラコルト能登島との連携により、地域内で生産から加工までを完結できる基盤が強化された。
商品開発を支援した地域事業者においても変化が見られた。自社単独では難しかったチャレンジをする機会が生まれたことにより商品が具体的な形となり、価格設定や販路戦略まで含めて検討する経験を通じて、「自分たちの商品として継続的に育てたい」という前向きな声も生まれ、被災後に停滞していた挑戦意欲の回復が確認できた。
また、米の集荷拡大により、農業者へポジティブな影響も与えることができた。今季は20tの集荷目標を達成し、取引額は前年度比で大幅に増加した。これにより「生産を継続できる」「農機を更新した」といった前向きな反応が生まれ、再投資と営農継続への意欲向上につながった。一方で、市場価格の変動リスクは依然として存在しており、再生産可能な適正価格をいかに維持するかが次の課題である。
今後は、ラコルト能登島との連携を基盤に、「みらい」の生産体制を確立するとともに、地域の農地保全のための体制づくりをすすめる。また、価格戦略と販売分析を高度化し、農業者・事業者双方が持続的に利益を確保できる地域内経済循環モデルの確立を次の活動の中心とする。

本事業を行なっている中で生じた実行団体や受益者のもっとも重要な変化だと感じた点

本事業を通じて最も重要な変化として感じられたのは、第一に米生産者および地域事業者の意欲の向上である。今季は「みらい」において集荷目標を20tと設定のうえ積極的に仕入を行い、結果として前年度6tから大幅に増加した。仕入額も前年比で大きく伸長し、農家からは「この価格であれば安心して生産を続けられる」「農機を更新した」といった前向きな声が聞かれた。被災後、不安を抱えながら営農を続けてきた生産者にとって、具体的な販売先と価格が提示されたことは、心理的にも経済的にも再起への後押しとなることが出来たのではないかと考える。また、商品開発を支援した地域事業者においても、自社商品を戦略的に設計し販路を見据える意識が芽生え、「継続的に育てたい」という主体的な姿勢が見られるようになった。


第二に、「みらい」の地域商社としての基盤強化と体制構築が進んだ点である。集荷・加工・販売の一連の流れを実務として運用しつつ、設備投資も行い体制を整えることで、単なる構想段階から実働組織へと移行することが出来た。次年度に向けた農事組合法人との連携による生産体制の安定化も含め、地域内で付加価値を生み出す構造が形になりつつある。これら二つの変化は相互に作用し、地域産業が自立へ向かう基盤が着実に強化されたと評価している。

外部との連携実績

1活動能登島曲町会・曲地区地権者との農地管理についての連絡調整
実施内容能登島曲町「箱名」エリアの圃場にて水稲生産と体験プログラム等を実施するにあたり当地町会および関係する地権者に説明し了解を得た。
結果・成果・影響等地元との合意形成を行い円滑に事業を進めることが出来た。耕作放棄地を再生し無事収穫まで行ったことで地権者や住民から一定の信頼が得られた。
2活動農事組合法人ラコルト能登島との営農体制連携に向けた話し合い
実施内容能登島向田町にて圃場整備区の担い手として営農を行うラコルト能登島が農地の維持管理に人手が足りない状況にあり、「みらい」が営農・販売協力を行うことを検討・打合せを実施した。
結果・成果・影響等令和8年シーズンから協力して営農を行っていくことを決定し、作業・経費・利益の分担について確認した。人材不足から現在は地域外の方が運営をになっており、向田地区の住民からも管理を不安視する声が出ていたため、「みらい」として適正な管理を担うとともに販売も受け持つことで取扱い量の確保を目指す。
3活動(株)ヒストリーデザインによる能登島地域の文献調査と考察
実施内容能登島における米を「日本のふるさとを感じさせる島の米」としてブランド化する際に、地域側にどのようなエビデンス(自然条件、歴史的背景、生活文化、制度・市場の動き)が存在しているのかを整理・検討した。
結果・成果・影響等能登島産米を「日本のふるさとを感じさせる島の米」としてブランド化するための地域エビデンスを、自然条件、歴史的背景、生活文化、制度・市場の側面から整理し、強みや課題を明確にした。
4活動伊勢丹新宿店石川県フェアへの出店
実施内容2026年1月21日から27日にかけて、伊勢丹新宿店の能登震災復興フェアに出店した。能登島産の米や加工品を販売し、首都圏の消費者に地域の特産品を紹介するとともに、震災復興への支援を呼びかけた。
結果・成果・影響等イベントを通じて能登島産品の認知度が向上し、高付加価値市場への販路拡大の機会を得た。 来場者からの関心も高く、売上も好調であった。今後の取引先の拡大に向けた基盤が構築された。
5活動どんたく、シーベジタブルとの新規取引 のと共栄信用金庫と瀬戸信用金庫による能登復興ツアーでの対面販売など
実施内容「みらい」では令和7年度産の能登島米の仕入・販売を開始し、関係者や連携先を通じて様々な取引先を紹介いただき実際に販売までつながることができた。
結果・成果・影響等能登島みらい株式会社を取引先に知っていただき今後の取り扱い拡大のための基盤を作ることが出来た。

広報実績

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)あり
内容

・フリーペーパー『Fのさかな』に能登島体験春~冬編を各回掲載
・放送番組:MROラジオ『ノコトラジオ』「つながる、石川ノコト」のコーナー
 放送日時:10月2日(木) 午後3時5分頃~(約10分)
 内容:能登島 米フェス2025 について『ノコトラジオ』HP:https://www.mro.co.jp/radio/nokoto/
・PRTIMES『【石川県七尾市】「能登島 米フェス2025」開催決定!』https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000169618.html

広報制作物等あり
内容

■能登島新聞
発行: 2025年7月号~2026年2月号
媒体: WEBおよび紙媒体
制作目的: 地域づくり協議会の活動報告
リンク: https://notojima-chiiki.com/news/
部数: 各号約1000部 能登島地区全戸配布


■能登島みらいプラン
発行: 2025年12月25日
媒体: 紙媒体
制作目的: 能登島みらい株式会社のビジョンおよび事業内容紹介パンフレット
部数: 約1000部 能登島地区全戸配布


■WEBサイト
能登島ECサイト「能登島ふるさと商店」https://notojima.base.shop/ 
能登島ガイド「元気やよ。能登島」 https://notojimaguide.jp/
能登島みらい株式会社コーポレートサイト https://notojimamirai.jp/
能登島ガイドInstagram @notojima_tourismguide

報告書等あり
内容

■委託業務報告書
・合同会社SOZO
・一般社団法人Regeneration
・一般社団法人のと島クラシカタ研究所
・ヨンロクデザインスタジオ


■レポート
『能登島産米ブランド化に関する地域エビデンスの整理と検討』株式会社ヒストリーデザイン

イベント開催等あり
内容
能登島体験プログラム:
第1回春編5/15~16、第2回夏編7/26~27、第3回秋編9/20~21、第4回冬編12/20~21(計4回)
能登島の森づくり講習:
第1回8/13~14、第2回10/2~3、第3回10/27~28(計3回)
1/21~27 伊勢丹新宿店石川県フェア
【観光庁事業・その他】
10/11~13 能登島米フェス
11/8 能登島ふれあいまつり
11/25 東京酢飯屋イベント
1/29 元NIRVANA東京シェフ企画イベント(六本木)
1/31 八重洲ミッドタウン・酛TOKYOイベント

ガバナンス・コンプライアンス実績

規程類の整備状況

事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか完了
整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか全て添付・公開をした
内容
変更があった規程類に関して報告しましたか変更はなかった
内容
助成金の対象経費に人件費が含まれる場合、当該人件費の水準等を公開をしていますかはい
内容
https://notojima-chiiki.com/organization/

ガバナンス・コンプライアンス体制

社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますかはい
内部通報制度は整備されていますかはい
内容

幹事会で規程を説明

利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますか
コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたかはい
ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたかいいえ
報告年度の会計監査はどのように実施しましたか(実施予定の場合含む)内部監査
内容

協議会監事による監査(決算後令和8年4月予定)

本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますかはい、受領しているが事業区分が明確に整理できている

その他

本助成を通じて組織として強化された事項や新たに認識した課題、今後の対応/あればよいと思う支援や改善を求めたい事項など

本助成を通じて、地域づくり協議会のビジョンの一翼を担う地域商社としての、能登島みらい株式会社の実行体制は質・量ともに大きく強化された。集荷・在庫管理・商品設計・価格設定・販路開拓といった商流機能を組織内で統合的に運用する基盤が整い、ラコルト能登島との連携により加工体制も安定化したことで、地域内で原料調達から加工・販売までを完結させる付加価値創出構造が具体化した。また、商品開発支援や販路接続を通じて、地域事業者が自社商品の価値を再定義し、価格やターゲットを戦略的に検討する機会を得たことは、支援機能の質的向上として評価できる。農業者への仕入拡大も、地域内資金循環を可視化し、営農継続への意欲向上につながった。
一方で、事業者支援においては主体性の差も見られ、協力しながら協働型の関係へ移行する仕組みづくりが必要である。さらに、専門人材や外部企業との接続は進展したものの、これを一過性に終わらせず、継続的パートナーシップへ発展させることも求められる。
今後は、販売データ分析や原価管理の精緻化を進め、再生産可能な価格形成モデルを確立するとともに、広報・ブランディングや外部連携を強化し、地域商社を持続的に機能させる経済循環モデルへと深化させていく。そのための専門的伴走支援や財務・マーケティング分野での継続支援があれば、より安定的な自走化が実現できると考える。

シンボルマークの活用状況

自団体のウェブサイトで表示