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休眠預金活用事業
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事業完了報告

2026/03/27更新

事業概要

事業期間開始日 2025/06/10終了日 2026/02/28
対象地域石川県輪島市町野町地区
事業対象者

輪島市町野町地区に住む住民及び、将来に渡って継続的に町野地区と関わっていきたいと考える住民以外の者(いわゆる『関係人口』となり得る者)

事業対象者人数

輪島市町野町地区住民約2,000名(発災前人口)及び関係人口となり得る者500名

事業概要

1.地域の希望の星となる地域交流拠点の運営
7月7日より臨時災害放送局として「まちのラジオ」を開始する。そこを交流拠点として活用し、地域住民が活発なアイディアを生み出す場とする。地域住民と町野地区を訪れる方々が気軽に集まり、復興に向けた希望の星となるよう整備する。拠点は利用者にとって使いやすい仕様とし、何かをやりたくても場所がないという課題を克服する。また、住民発案の『やってみたい!』を引き出す拠点としても位置づけるため、発案の実現に向けたサポート等も行っていく。
2.行政、住民、関係人口等と連携した、実効性あるまちづくり計画の策定
3月に設置予定の『町野地区まちづくり協議会』で事務局を担い、同協議会にて検討する資料・素案を作成する。幅広い意見を反映させた計画とするため、『わじま未来トーク』のようなワークショップを6回程度開催し、多角的視点から『町野の未来地図』を作成し、住民主体のまちづくり計画の作成を目指す。住民が主体となることで、自分たちにできること・やりたいことを見つけ、行政も含めたワンチームの中での役割分担という意識の定着化をも目指す。
3.関係人口増加に向けたファンコミュニティづくり
現在、町野に関心がある方々を、引き続き町野地区に関わってくれる「ファン」として繋ぎとめるため、仕組みづくりを開始する。具体的には町プロ関連のウェブサイト、SNSを一つにまとめたウェブサイトを作成する。

事業の総括およびその価値

本事業は、震災後に人が集う場が減少し、情報格差が広がる中で、臨時災害放送局まちのラジオを軸に、住民同士および地域内外をつなぐ基盤づくりを行った点に大きな価値がある。発災から2年以上が経過した今、引きこもりがちの方も増えていることも課題となっていた。そんな中、引きこもりがちな方も含めて、ラジオ放送や情報発信を通じて住民の声を可視化し、地域への関心と前向きな空気を醸成した。ラジオ事業はメディアからの注目も集め、コラボ番組やNHKによるドラマ化にも繋がったことは、経済効果という点でも大きな成果と言える。また、まちづくり協議会とワークショップを通じて、住民主体で将来を考えるプロセスを構築し、町野のまちづくり計画として形にし、輪島市に提出したことは、復興の次段階に進むための共通基盤となった。限られた条件下ではあったが、人・情報・意思決定をつなぐ最低限かつ有効な仕組みを残した点に、本事業の意義がある。

課題設定、事業設計に関する振返り

本事業は、当初想定していた対面交流中心の設計から、途中でラジオ事業を追加するなど、状況に応じた柔軟な軌道修正を行った。しかし、被災地特有の制約や人手不足、公的資金としての厳格な運用ルールにより、本来意図していた自由度の高い試行的活動を十分に実施できなかった側面もあった。そのため、想定していなかった資金の負担や、業務の圧迫が発生した。休眠預金事業の枠組みは透明性と説明責任を担保する一方、現場の即応性との間に乖離が生じやすいことも明らかになった。特に、ラジオ事業は国からの免許の交付が必須であり、計画段階では免許交付の否が判断できなかったので、計画変更をせざるを得ないこととなってしまった。結果として「できたこと」と「できなかったこと」が明確に可視化された点は、今後の事業設計における重要な学びである。次回は、初期段階から不確実性を前提とした設計と、より機動的な資金活用の余地を織り込む必要がある。

今回の事業実施で達成される状態

短期アウトカム

1・震災後に分断したコミュニティが再構築される。 ・住民の交流が活発化し、地域に挑戦の風土ができる。 ・町野地区への訪問者数が増加し、地域の活力が戻る。
指標・拠点を利用した人数(地域住民の数)。 ・生まれたアイディアの数。
目標値・目標状態・町野地区住民の利用者数が1,000人を超える。 ・生み出されたアイディアが10件を超える。
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察臨時災害放送局まちのラジオと仮設の地域交流拠点(旧町野スポーツクラブ)を中心とした取り組みにより、震災後に分断されがちであった住民同士の接点が徐々に回復した。拠点への来訪、番組参加、リクエスト投稿等を通じて延べ1,000人規模の住民・関係者の関与が生まれ、日常的に地域の話題に触れる機会が増加した。ラジオを介した声の共有は、直接集まることが難しい状況下でも住民の心理的距離を縮め、地域への関心と前向きな雰囲気を醸成した。住民発のアイディアについては6件に留まったが、小さな芽が多数生まれる土壌づくりに寄与した。
2・住民が町野地区の未来を主体的に考える機会が増える。 ・多様なプレイヤーが連携するまちの仕組みが整う。 ・行政ではなく住民主導のまちづくり文化が根付く。
指標・『町野地区まちづくり計画』の策定。 ・『町野未来トーク』(仮称)の参加者数。 ・イベント等、住民主導の活動数。
目標値・目標状態・利用者数が300人(うち、町野地区住民200人以上、地区外在住者150人以上)を超える。 ・生み出されたアイディアが10件を超える。
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察まちづくり協議会およびワークショップを通じて、住民が町野の将来像を自ら考え、意見を共有する機会が継続的に創出された。「町野地区復興まちづくり計画(提言書)」および「町野の未来地図」の策定・配布により、地域課題や方向性が可視化され、住民間での共通認識が形成された。参加者数は目標値にやや届かなかったものの、行政・大学・住民が役割を分担しながら議論を進める体制が整い、行政主導に偏らない住民主体の検討プロセスが定着しつつある。結果として、住民自身が「自分たちにできること」を考える意識の醸成につながった。また、本事業が評価され、次年度以降は行政をも巻き込んだ、官民連携のまちづくりに発展することとなった。
3・復興支援に関わった人と繋がり続ける仕組みができる。 ・関係人口が増え、応援・寄付・訪問の機会が増える。 ・地域活性化の先進事例となり他地域に波及効果を生む。
指標・各種SNSのフォロワー数。 ・まちのラジオ、各種SNSを統合したウェブサイトを作成し、町野住民や県外の関係人口が町野の情報にアクセスしやすくする ・他地域での講演活動数。
目標値・目標状態・各種SNSの合計フォロワー数が3000人を超える。 ・講演活動を年間4件以上実施する。
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察ラジオ放送とSNSによる情報発信を軸に、復興支援に関わった人々や町野に関心を持つ層との接点を継続的に維持した。各種SNSの合計フォロワー数は3,000人を超え、Xでの1投稿に対しての閲覧数も平均千件を超え、町野の現状や取り組みが県外にも安定的に届く環境が整った。まちのラジオには多くの芸能人ゲストが出演して下さったり、NHKによるドラマ化も決定し、11月の撮影には多くのエキストラが参加した。それらは関係人口の創出に大きく繋がったと言える。また、講演活動も6回以上実施され、町野の取り組みは他地域に共有されつつある。まだ直接的な訪問や支援行動の促進は今後も必要だが、土台は確実に形成された。

アウトプット

1・仮設の常設地域交流拠点をつくり、町プロ事務局を設置。 ・住民や関係人口の利用者を増やす。 ・住民発のプロジェクトが誕生する。 ・臨時災害放送局として「まちのラジオ」の運用開始
指標・拠点稼働日数。 ・拠点利用者数。 ・プロジェクト実行数。
目標値・目標状態・拠点稼働日数年間200日を超える。 ・拠点利用者が1,000人を超える ・実現したプロジェクト数(開催に向けて準備中のものも含む)が10件以上誕生する。
アウトプット:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトプット:考察第一仮設エリアに臨時災害放送局まちのラジオ、第二仮設エリアに事務所兼交流所を設置し、2拠点体制の交流拠点を構築・運営した。毎月25日以上の稼働を行い、休眠事業に関わる稼働日数のみでも200日を超えた。放送内にて復興応援・無料CMを流し、町野地区以外も含めた、能登半島地震、豪雨のあと営業再開や新たにスタートした商店や企業の直接営業情報やメッセージを発信。高頻度で稼働し、来訪や番組参加、リクエスト投稿等を含め延べ1,000人以上の利用・関与に対応した。また、目標数には届かなかったものの、インタビューやWSで得られた住民の声を起点に、準備段階を含む6件以上の住民発プロジェクトが生まれた。
2・町野地区まちづくり協議会の設立。 ・ワークショップ(『町野未来トーク(仮)』)を開催し、多くの参加者を集める。 ・住民の意見を取り入れた「町野の未来地図」(『町野地区まちづくり計画』に掲載予定)を策定。 ・町野地区まちづくり計画の策定。
指標・町野地区まちづくり協議会の開催日数。 ・参加者数。 ・『町野の未来地図』を広く公開する。 ・『町野地区まちづくり計画』を広く公開する。
目標値・目標状態・協議会を6回以上開催する。 ・『町野未来トーク(仮)』の参加者数が300人(各回50人以上×6回)を超える。 ・『町野の未来地図』及び『町野地区まちづくり計画』を全世帯(約600世帯)に配布するとともに、WEB上での閲覧数が5,000回を超える。
アウトプット:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトプット:考察町野地区まちづくり協議会の事務局を担い、住民・行政・外部有識者が参画する検討体制を構築した。協議会およびワークショップを通じて多様な意見を収集し、「町野の未来地図」を中核とする「町野地区復興まちづくり計画(提言書)」を策定した。参加人数は約200人と目標には届かなかったものの、立命館大学を中心に、東北大学や金沢工業大学の教授等との協議を重ね、専門的な視点も取り入れた提言書として、輪島市へ提出した。作成物は住民にも配布を行い、町野の将来像を共有する機会を創出した。ウェブ公開は2月末開始となり閲覧数は目標に届かなかったものの、今後の復興施策を進めるための共通基盤を整えることができた。
3・町プロの総合ウェブサイトを作成する
指標・情報の発信数 ・ウェブサイトの閲覧数 ・フォロワー数
目標値・目標状態・WEBサイト、SNSでの投稿数が毎月10件を超える ・WEBサイト、SNSでの総閲覧数が1000回を超える ・SNSの総フォロワー数が3000人を超える
アウトプット:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトプット:考察まちのラジオおよび町野復興プロジェクトの情報を集約する総合ウェブサイトを整備し、関係人口との継続的な接点づくりに取り組んだ。サイト完成は2月末となったが、SNS等での発信を頻繁に行い、総フォロワー数は3281人、投稿数は3000件を超え、1投稿に対しての平均閲覧数も1000回(多いもので数万回)を超えた。NHKや日本テレビ、TBS等大手メディアとの連動した発信等により、町野の取り組みを広く届け、想定の何倍もの反応を確保した。能登半島地震や奥能登豪雨後に町野町と接点が生まれた方々との関係を維持し、今後のファンコミュニティ形成に向けた基盤を整えた。

活動

11)地域交流拠点の整備 地域住民やボランティア等が気軽に集い、自由に使える場所が非常に少なくなっていることから、仮設の交流拠点を整備する。第1仮設にはまちのラジオスタジオ、第2仮設には元町野スポーツクラブ事務所を設置。町野復興プロジェクト実行委員会が施設の管理業務を行い、利用しやすい状態を維持する。拠点では、住民たちの『やりたい!』というアイディアが多数出てくるように、話しやすい雰囲気づくりを意識し、それが実現できるように助言・支援もしていく。
活動結果ほぼ計画通り
概要FM88.2MHzで24時間放送を行う臨時災害放送局を開局。(一社)オナガワエフエム他、行政や他団体の協力を得て運営した。ラジオのリクエストボックスやラジオ受信機を「まちのテラス」「もとやスーパー」「まちのの間(ピースボート)」「たまり場(災害NGO結)」学校や支所等に設置し、住民達の声を双方向で伝える場として機能させた。加えて、旧町野スポーツクラブ事務所を、事務所兼交流所として運営した。
22)町野地区まちづくり計画の策定 『町野地区まちづくり協議会』で事務局を担い、検討する資料・素案を作成する。輪島市と協働でワークショップ『町野未来トーク(仮)』を6回開催し、多角的視点から『町野の未来地図』を作成し、住民主体のまちづくり計画の作成を目指す。住民が主体となることで、自分たちにできること・やりたいことを見つけ、行政も含めたワンチームの中での役割分担という意識の定着化をも目指す。
活動結果ほぼ計画通り
概要町野地区まちづくり協議会の事務局として、資料作成や運営調整を行い、住民参加型の検討を支援した。立命館大学、東北大学 、金沢工業大学の研究者・学生と連携し、ワークショップを5回実施、最終回は発表会として位置づけた。 ①7月13日、②8月27日、 ③8月28日、④9 月28日、 ⑤11月30日(説明会)※添付資料あり 他複数回の協議を重ね、市と住民に共有する提言書の作成を行った。
33)町野総合ウェブサイトの作成 町野ラジオや町野復興プロジェクトのWEBサイト、SNSを一つの場所で総合的にみられるようにしたウェブサイトを作成する。アクセスしやすくすることで町野住民の情報収集や、県外の関係人口が情報を集めやすくすることで、更なる繋がりへの発展に寄与する。
活動結果ほぼ計画通り
概要町野に関する情報を一元的に確認できる総合ウェブサイトの構築を目指し、設計・準備を進めた。サイト完成は事業終盤となったが、制作期間中も既存SNSを活用し、ラジオ放送や地域の動きを継続的に発信した。これにより、町野に関心を持つ関係人口への情報提供を途切れさせることなく実施できた。完成後は情報集約の基盤が整い、今後はサイトを起点とした発信強化や関係人口との継続的な関係構築が可能な体制となった。

想定外のアウトカム、活動、波及効果など

当初は交流拠点での対面活動を中心に据えていたが、想定以上にラジオ事業が地域に受け入れられ、結果として「集まらなくてもつながれる」新たなコミュニティ形成の形が生まれたことは想定外の成果であった。また、仮設住宅等に引きこもりがちな方々にも、地域の声を届けることができ、精神的な支えとしても寄与することも分かった。そして、ラジオ放送を継続していくことで、住民の声や日常が共有され、高齢者や外出が困難な住民も含め、心理的な参加が広がった。また、全国メディアとのコラボやドラマ化で町野が取り上げられる機会が増え、関係人口の拡大や講演依頼につながった点も、副次的な波及効果として挙げられる。まちづくり分野においても、大学との連携や他地域視察を通じて、町野の取り組み自体が「被災地における住民主体型プロセス」の一例として外部から参照され始めた。物理的な拠点活用が限定的であった一方、情報と声を媒介とした関係性が広がったことは、従来型の復興支援とは異なる価値を生み出したといえる。

事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動

課題を取り巻く変化

事業終了時点では、住民の間に「復興は行政任せではなく、自分たちも関われる」という意識が一定程度醸成され、地域課題を言語化できる素地が整った。一方で、生活再建や生業再開が優先される中、継続的に時間を割ける担い手は限られており、住民主体の活動を実行段階へ移すための伴走支援は依然として不足している。また、関係人口との接点は維持できたものの、訪問や具体的な協力行動へと結びつける仕組みは、人材不足もあって発展途上である。次の段階では、ラジオやウェブを起点とした関係人口の役割設計や、住民発プロジェクトを小さく実行できる資金・支援の仕組みづくりが求められる。資金と人材の確保という、大きな課題は抱えているものの、「声が可視化され、地域内外に共有できる状態」へと変化したことは、これらの課題を解決するきっかけでもあり、次の活動への重要な前提条件となっている。

外部との連携実績

1活動著名人・芸能関係者への番組出演招聘や協力依頼
実施内容ラジオ局訪問実績 2025/7/30 高橋由美子さん 歌手・俳優 2025/8/22 水森かおりさん 歌手 2025/10/22 今井翼さん 俳優・歌手「タッキー&翼」  2025/10/12 博多大吉さん お笑いタレント・司会者  2025/10/03 佐々木彩夏さん・雪月心愛さん・千浜もあなさん 「ももいろクローバーZ・ルミユニオン」 あーりんこと佐々木彩夏さんを中心にゲスト出演や、町野のためにクラウドファンディングなども 2025/11/16 水卜麻美さん 日本テレビアナウンサー 2025/11/24 常盤貴子さん 俳優 2025/11/25 近藤芳正さん 俳優 2025/11/29 甲斐翔真さん 俳優 2025/11/29 大八木凱斗さん 俳優 2025/12/01 渋川清彦さん 俳優 2025/12/01 福地桃子さん 俳優、タレント 2025/12/16 小泉今日子さん 俳優、歌手 吉崎観音さん 「ケロロ軍曹」を用いた、まちのラジオのロゴデザイン等 他にも多数の訪問あり。
結果・成果・影響等臨時災害放送局まちのラジオには、今井翼氏、博多大吉氏、佐々木彩夏氏をはじめとする多くの著名人の来訪・出演が相次ぎ、被災地の現状や声を広く発信する契機となった。詳細な関与内容は多様であるが、番組出演や関連発信等を通じ、震災後の町野への関心と支援機運の醸成に寄与した。また、吉崎観音氏によるデザイン協力なども含め、文化的広がりを伴う発信が実現したことで、「忘れ去られていく」という住民の不安を払拭し、住民の心理的支えや誇りの回復、さらには関係人口の拡大に一定の影響を与えた。
2活動NHKによるドラマ化
実施内容夜ドラ 『ラジオスター』 【放送予定】2026年3月30日(月)スタート  総合テレビ 毎週月~木/よる10時45分~11時/全32回/8週 【作】 小寺和久 【音楽】 田渕夏海 【主題歌】 MISIA 「舟いっぱいの幸を」 (詞・曲 松任谷由実) 【出演】 福地桃子 甲本雅裕 常盤貴子 ほか
結果・成果・影響等臨時災害放送局「まちのラジオ」を取材して制作されたNHK夜ドラ『ラジオスター』(2026年3月放送予定)の制作決定は、地域の取組が全国的に評価された象徴的成果である。撮影に際し、町野住民が多数エキストラとして参加したことで、震災の記憶や復興への思いを自らの姿で表現する機会となり、住民の当事者意識と連帯感の醸成につながった。放送前段階から地域内外の関心が高まり、交流人口・関係人口の拡大や、復興の歩みを持続的に発信する基盤強化に寄与している。また、ドラマの放送により、町野町のみならず、能登半島全域での経済効果にも期待できる結果となった。
3活動大手全国メディアとのコラボ企画
実施内容・NHKラジオ第一放送 「ラジオではじまる2026」(全国放送) NHKラジオ(AM)で毎年元旦の朝~昼にかけて、全国のコミュニティFMと協力して日本全国の年明けを伝える特番に「まちのラジオ」も参加。いつもの「まちのWA!」と同じ時間帯に、まちのラジオの小さなプレハブスタジオからNHKを通じて全国生放送。出演:高山哲哉アナウンサー等 ・文化放送 能登半島地震2年特番「声でつなぐ復興の輪」(首都圏のみ) 東京のラジオ局文化放送がまちのラジオとコラボして、1月1日に特番を放送。 実験放送のときから「まちのラジオ」を応援してくださっている野村邦丸アナが町野を訪ね、そこで聞いた町野の人たちの声を放送。常盤貴子さんも出演。 ・日本テレビ ZIP(全国放送) 水ト麻美アナが町野町・まちのラジオを訪ねて放送。 ・TBSラジオ サステバ サステナブルな社会のありかたを追究し、毎週土曜の夕方に首都圏のTBSラジオとポッドキャストでも配信中の番組が、まちのラジオを訪問。小泉今日子さん、大石英司さん、TBS上村彩子アナがゲスト出演。
結果・成果・影響等NHK、文化放送、日本テレビ、TBSラジオといった大手メディアとの連携により、まちのラジオの発信は地域内にとどまらず全国規模へと拡張した。元日特番や震災特集、情報番組等を通じて、被災地の日常や復興の歩み、住民の声が広く共有され、震災の風化防止と継続的関心の喚起に寄与した。
4活動医療法人山桜会「能登・町野の自力再生プロジェクト」への協力
実施内容医療法人山桜会が行う「能登・町野の自力再生プロジェクト」は、2024年の能登半島地震・洪水後に甚大な被災を受けた輪島市町野町において、住民主体の住宅再建と地域の絆再生を目的として立ち上げられた取組。被災後の高騰する建築費用に対し、住民・ボランティアが協働するセルフビルドによる住宅再建と、共助の場となるコミュニティハウスの自力建設を通じて、心身の健康回復と生活基盤の再確立を図る。また、これらの活動をモデルとして他地域への波及も目指す。
結果・成果・影響等本企画の推進にあたっては、まちの復興プロジェクトのメンバーも多数参画している。同団体は、震災後の生活再建および地域コミュニティの再生を目的に活動してきた主体であり、本事業においても企画立案段階から現場での作業支援、広報協力に至るまで連携体制を構築している。両者は目的を共有し、人的資源やネットワークを相互に補完しながら、町野地区の持続的な復興に向けた協働関係を形成している。
5活動まちの保育園、町野小学校、東陽中学校との授業やイベント等での連携
実施内容・保育園児と地域の方々の交流運動会「まちのんぴっく」の開催 ・小中学校の給食時間帯に、小中学生向けのラジオ放送の実施
結果・成果・影響等震災の影響により、園児が3名と少なくなってしまった「まちの保育園」では、保育園独自で運動会をしても、非常に寂しいものとなってしまうという課題があった。そこで、我々が協力し、社会体育大会のような地域全体でのイベントとして、保育園児の成長の機会と想い出作りとなる運動会の盛り上げに寄与した。 また、町野小学校、東陽中学校では、他の小中学校では実施している、給食時間帯における校内放送を実施していなかった。そこで、まちのラジオを給食時間帯に聴いてもらうことで、我々が校内放送の代わりを担った。これを実施するにあたり、小中学生が聞きたくなる放送、教育的にも意義のある放送を心がけて実施するため、小中学生にアンケートも実施した。そこで生まれたのが、子どもたちが興味のある職業の人々に、その職業の魅力や必要となる資格などを子どもたちに伝えてもらう「大人図鑑」というコーナーである。子どもたちはもちろん、教職員の皆様にも好評をいただいている。さらに、子どもたちの想い出ともなるよう、小中学校の行事を取材し、その模様も放送することで、子どもたちはもちろん、地域の高齢者にも、子どもたちの「声」を届けることができ、地域の一体感を生むと同時に、地域の雰囲気を明るくすることに寄与できた。

広報実績

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)あり
内容

"全国・地方問わず多数のメディアにて掲載
以下ネットニュースなどを一部記載
・2025/10/06 NHK あさイチ コラボ企画
https://x.com/machinoradio/status/1975037306273968604
・2025/09/12 ヤフーニュース 日本放送
https://news.yahoo.co.jp/articles/210893ee959b5d1b914de077b9af5fc81e853414
・2025/08/09 ヤフーニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/32b5bc042033a5b5a813aa27088b01e6f4f43c4f
・2025/07/17 石川テレビ
https://www.ishikawa-tv.com/news/itc/00005287
・2025/07/07 石川テレビ
https://www.ishikawa-tv.com/news/itc/00005194"


・2026/1/14 テレビ朝日系列 ワイドスクランブル まちのラジオの近況を報告


・他コラボ配信等(Ⅷ. 外部との連携実績参照)

広報制作物等なし
報告書等あり
内容

・WS関連報告書
・一流の田舎を目指してマップ(広域版・支所周辺版)
・宮城県視察レポート(12月・2月の2回分)
・輪島市町野地区の復興まちづくり提言書

イベント開催等なし

ガバナンス・コンプライアンス実績

規程類の整備状況

事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか完了
整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか全て添付・公開をした
内容
変更があった規程類に関して報告しましたか変更があり報告済み
助成金の対象経費に人件費が含まれる場合、当該人件費の水準等を公開をしていますかはい
内容
https://machinoway.jp/%e3%83%86%e3%82%b9%e3%83%88

ガバナンス・コンプライアンス体制

社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますかはい
内部通報制度は整備されていますかはい
内容

整備の際に役員、事務局メンバーに共有を行いました。

利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますか
コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたかはい
ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたかはい
報告年度の会計監査はどのように実施しましたか(実施予定の場合含む)外部監査および内部監査
内容

税理士法人マネジメントと、能登官民連携復興センターによる監査。

本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますかいいえ

その他

本助成を通じて組織として強化された事項や新たに認識した課題、今後の対応/あればよいと思う支援や改善を求めたい事項など

当団体は、能登半島地震の発災1か月後に、住民同士が立ち上げた団体である。「町野町をワクワク・楽しい町にしよう!」というのを一つのテーマに、活動を始めてきた。この約2年の間に、奥能登豪雨の発災を受けて開設したボランティアセンター「まちなじボラセン」の運営(本事業対象外)や、臨時災害放送局「まちのラジオ」の運営、輪島市の公共版ライドシェアの運行業務(本事業対象外)を担うなど、当初想定していなかった事業に、次々と取り組んできた。しかしその反面、事業に取り組むのが精一杯という状況になってしまい、組織体制を固めるということができていないというのが課題であった。本事業に取り組むことで、最低限の組織体制が整ったことは、大変有意義であった。しかし、被災地では、様々な動きが平時よりも早く、人手不足にもなりがちであることから、その点にご配慮いただけるような支援・対応があればよいとも感じた。最後に、本事業実施中は、主に手続き面で遅れがちとなり、大変ご迷惑をおかけしたことをお詫びすると同時に、伴走支援をしていただいた(一社)能登官民連携復興センターの皆様、資金分配団体である(一社)RCFの皆様に感謝したい。

シンボルマークの活用状況

自団体のウェブサイトで表示