事業完了報告
2026/03/25更新
事業概要
| 事業期間 | 開始日 2025/06/30 | 終了日 2026/02/28 |
|---|---|---|
| 対象地域 | 近畿圏(主に京都市) | |
| 事業対象者 | 家や学校がしんどいが、金銭面などの問題で家から出ることができない若者や、家出を転々とする若者、自身の進路や仕事などライフサイクルの決定を親に決められ自分の意思を築けないなど、生活上の悩みを抱え、自立サポートを必要とする10代~20代 | |
| 事業対象者人数 | 10 | |
| 事業概要 | 公的機関や公的シェルター利用の対象外である所謂【制度の狭間】で悩む上記対象の若者に、入居期間を定めて【一人暮らしのきっかけ】としてシェアハウスを提供。入居者一人ずつにソーシャルワーカーがつき、毎月一回、困りごとや日々の生活を聞き、長期目標や短期目標、スモールステップを一緒に決めるミーティングの日を設ける。ソーシャルワーカーとの面談の他、シェアハウスミーティングやシェアハウスご飯会なども実施し、入居者同士の交流も図る。また、ソーシャルワーカーとは別のスタッフが同世代の「ピアサポーター」として日常的に関わり、日々の些細な悩みやソーシャルワーカーに言いにくいことなどをキャッチし、包括的なサポートも目指す。必要に応じてカウンセラーや子ども若者総合相談窓口、若者サポートステーションや医療等にもつなげるなどの連携も行なう。 | |
事業の総括およびその価値
事業期間中に合計9名の若者がシェアハウスとステップハウスに入居した。入居当初は、初めての家族以外での集団生活ということもあり、コミュニケーションのすれ違いやトラブルもあったが、入居者本人たちのSOSからソーシャルワーカーやスタッフが間に入って、問題解決に取り組んだり、ルールを話 し合ったりして解消することができた。また、日々の家事もスタッフが一緒にごはんづくりをしたり、掃除をすることで、「できた」というスモールステップを踏むことができた。これは、ただの一人暮らしではなく、ソーシャルワーカーやスタッフが「一緒に」取り組むことができるシェアハウス・ステップハウスの利点である。また、シェアハウスからステップハウスに移った若者は家事や家計管理などに一定取り組むことができていた。これはシェアハウスでの経験があったからである。
課題設定、事業設計に関する振返り
以前から「シェアハウスから出て一人暮らしを始めたいが不安もある」という若者もいたので、この事業をきっかけにステップハウスを実現できたことがよかった。シェアハウスとはまた違う生活の中で、スタッフや周りを頼りながら一人暮らしの自信をつけていくことができた。また、若者が集う拠点として「すずなりランタン」があったことが大きな利点であった。シェアハウスからもアクセスしやすいので、入居者がスタッフにすぐ会いにいけることができたことと、スタッフと相談や話したい若者がふらっと立ち寄れたり、若者ご飯会やよふかし会といったオープンイベントの会場とすることもでき、関わりやつながりをつくることができた。この事業を通して、「すずなりランタン」が若者にとってより親しみやすい場所になったと感じる。
今回の事業実施で達成される状態
短期アウトカム
| 1 | (A)若者がシェアハウスでの生活を通して、自炊・家事等のスキルやSOSの出し方などの他者と関わるスキルを習得し、自立に向けたステップを踏むことができる。 | |
|---|---|---|
| 指標 | ・自炊・家事など生活スキルの度合い ・他者と関わるスキルの度合い | |
| 目標値・目標状態 | ・生活スキル:自炊や掃除などができるようになる ・他者との関り:SOSの出し方や他者との関わり方について言語化できるようになる | |
| アウトカム:結果 | ・生活スキル:自炊や掃除などができるようになりつつある ・他者との関り:SOSの出し方や他者との関わり方について言語化できるようになる | |
| ア ウトカム:考察 | 事業期間中に合計9名の若者が入居した。自炊・家事のスキルは、入居している若者個人個人で差があるが、自炊は夜勤の時などにスタッフといろいろな料理に挑戦することで経験を積み、掃除が苦手な若者はスタッフと一緒に取り組むことができた。一人では難しくても、スタッフを頼って「一緒に」チャレンジする姿勢が見られた。 家事などの日常のSOSだけではなく、仕事にまつわる悩み、入居者同士のトラブルなども、個人で解決できない時にはスタッフに連絡をいれて人に頼ることができていた。 | |
| 2 | (B)公的事業で対応できない若者層の可視化を進め政策提言をおこなうことで、困難な問題を抱える女性の現状を知っている人を増やす | |
| 指標 | 団体の発信やインタビュー誌を閲覧した人、イベント参加人数 | |
| 目標値・目標状態 | 800人 | |
| アウトカム:結果 | 政策提言:未実施 若者層の可視化として、若者の声を届けるイベント「わかつくっ!!」を実施した | |
| アウトカム:考察 | 政策提言については、今後おこなっていく計画である。その際には、今回事業で若者にインタビューをした経験や、集まった声を活用していく予定である。本事業でおこなった若者の声を届けるイベント「わかつくっ!!」では、全国的にみた若者のデータや京都府内での若者のデータを分析した 内容や、実際の若者のインタビューや声をパネル展示し、期間中約150人の来場者があった。また事業報告書を200部発行し、配布をおこなった。 | |
アウトプット
| 1 | (A-1-1) イベントなどを開催し、オープンな場から個別相談につなげる | |
|---|---|---|
| 指標 | オープンイベント参加数 | |
| 目標値・目標状態 | オープンイベント参加数延べ30人 | |
| アウトプット:結果 | 参加人数延べ76人 | |
| アウトプット:考察 | オープンイベントとして、ご飯会と深夜の居場所を8月より定例で各7回、外出イベントを3回おこなった。「ご飯が食べられる」「深夜に誰かといられる」という二つのニーズが若者には強くあることを実感。まずはつながるきっかけとして大きな成果をだした。 | |
| 2 | (A-1-2) 若者が住むためのシェアハウス・ステップハウスを用意する | |
| 指標 | 契約件数 ※各部屋に家具や生活用品が装備されていること | |
| 目標値・目標状態 | シェアハウス(1件)4部屋 ステップハウス5部屋 | |
| アウトプット: 結果 | シェアハウス1件(4部屋)、ステップハウス4部屋契約 | |
| アウトプット:考察 | ステップハウスはシェアハウスに比べ、「アルバイトなどで収入が確保できる」「家事などのスキルが一定ある」「自己管理がある程度できる」などの条件を設けており、住居相談のうちステップハウスに住める人が限られている。 | |
| 3 | (A-1-3) 若者とピアサポーターで1対1の体制をとれるようにする | |
| 指標 | 入居している若者にピアサポーターがついている | |
| 目標値・目標状態 | 全員にピアサポーターがついている | |
| アウトプット:結果 | 全員にピアサポーターがついている | |
| アウトプット:考察 | スタッフが入居している若者についていたが、ふとしたことをきっかけに「スタッフを替えてほしい」という声が上がることがあった。人同士の関わりが故に、相性やコミュニケーションの難しさを感じた。 | |
| 4 | (A-1-4) 相談同行サポートを50件おこなう | |
| 指標 | 相談同行サポートの件数 | |
| 目標値・目標状態 | 50件 | |
| アウトプ ット:結果 | 相談242件・同行13件 | |
| アウトプット:考察 | 相談同行サポートの件数は、当初目標より大幅に増えた。今年度になり若者向けのオープンイベントを広報したことなどにより、当法人につながる若者が増え、居場所に参加した後に相談につながる若者が多かった。対面ではなく、LINEで相談したいという若者もおり、今年度はリアル・ネット共につながる若者が急増した。 | |
| 5 | (A-1-5) 毎月ミーティングをおこない、36件程ミーティングをおこなう(9名×平均4か月想定) | |
| 指標 | 入居者とのミーティングの件数 | |
| 目標値・目標状態 | 36件 | |
| アウトプット:結果 | 102件 | |
| アウトプット:考察 | 入居者とカフェなどでミーティングをおこなった。時には、入居している部屋に出向き、一緒に部屋の掃除などの家事をおこないながら話をした。こういった「一緒にする」ことが入居者との繋がりづくりにつながった。件数が目標値より多いのは、住民間のトラブルなどで臨時のミーティングをおこなったことも含めているためである。 | |
| 6 | (A-1-6) 毎月第一水曜日に定例ミーティングをおこなう | |
| 指標 | 定例ミーティングの件数 | |
| 目標値・目標状態 | 毎月第一水曜日に定例ミーティングをおこなっている | |
| アウトプット:結果 | 毎月第一水曜日に定例ミーティングをおこなった | |
| アウトプット:考察 | 定例ミーティングの日を若者ご飯会と兼ねることで、「話もできるしご飯も食べられる日」として、ミーティングへの動機づくりをした。ミーティングだけではなく、プラスアルファの価値が若者にとって大事だった。 | |
| 7 | (A-1-7) 入居者に関する活動記録が残っている | |
| 指標 | 入居者の活動記録の件数 | |
| 目標値・目標状態 | 入居者全員分の活動記録が残っている | |
| アウトプット:結果 | 残っている | |
| アウトプット:考察 | シェアハウスでの夜勤などで関わった若者の記録を残している。決まったミーティングだけではなく、夜勤や日常の中での何気ないきっかけから相談に入るケースもあったので、日々の共有は必要であると感じた。 | |
| 8 | (A-2) スタッフ研修をおこない、「若者との関わり方」や「希死念慮を打ち明けられた時の対応」などを学ぶ | |
| 指標 | スタッフ研修の事後レポート | |
| 目標値・目標状態 | 研修を受けたスタッフ全員分の研修レポートが残っている | |
| アウトプット:結果 | 研修を受けたスタッフ8人分のレポートが提出されている | |
| アウトプット:考察 | 若者との関わりの中で「死にたい」と言われる、「これについてどう思う?(と意見を聞かれた時)」どうしたらいいかなどの関わりの中で発生したケース共有がされた。多感で複雑な悩みを抱える若者に関わるスタッフだからこそ、こういったケースを一人で抱えることがない状況づくりが必須である。 | |
| 9 | (B-1) ・入居者5~10人へのインタビューをとる (2026年10月に調査報告書の作成) (2027年度中に可視化と政策提言をおこなう) | |
| 指標 | インタビューによる質的調査 | |
| 目標値・目標状態 | 聞き取りによる女性の困難等を明確化させる | |
| アウトプット:結果 | 19人の若者にインタビューをとることができた | |
| アウトプット:考察 | この10年の中で過去につながった若者、今つながっている若者に声をかけたところ多くの若者が応えてくれた。一人ひとりが「自分のこと」「家族のこと」「これからのこと」を言語化してくれた。想像よりも多くのことを語ってくれる若者もおり、彼らは私たちが考えているより社会に伝えたいと思っていることを抱えているのだと感じた。また、若者たちにおってsaculaのスタッフが「話してもいい」と思える関係性であったことも感じることができた。 | |
| 10 | (B-2) ・入居者5~10人へのインタビューをとる(B-1と同様) ・2026年2月にイベントの実施:イベント来場者延べ300人(5日間開催) | |
| 指標 | SNS発信や若者の声を届けるイベントの開催と来場者数 | |
| 目標値・目標状態 | 来場者のべ300人 | |
| アウトプット:結果 | 1月22日から4日間、若者のインタビューをパネル展示したイベントをおこなった。来場者数は150人 | |
| アウトプット:考察 | 来場者数が150人と想定より少なくなってしまった。これは単純に準備が想定より遅れてしまい、SNSなどを使っての告知が遅れてしまったことが大きな原因である。告知してから「その日は先約があっていけません」ということがあり、対談イベントも参加者が想定より少なくなってしまった。それでも、新聞などに掲載してもらったことで「新聞をみて来ました」や会場の表に出していた看板をみてふらっと来てくれる方がいて、若者の現状についての周知には繋げることができた。 | |
| 11 | (B-3) ・若者100人にインタビューをとり、インタビュー誌500部配布 | |
| 指標 | 若者の声を届けるインタビュー誌の発行と配布 | |
| 目標値・目標状態 | インタビュー誌500部配布 | |
| アウトプット:結果 | 事業報告書に若者のインタビューを載せ、200部発行し、配布をおこなったまた、パネルにし、イベントで展示した。 | |
| アウトプット:考察 | 若者100人とはいかなかったものの、19人の若者がインタビューに応えてくれた。その中で一人ひとりのエピソードや語りを深く掘り下げることができ、結果的に今回は量ではなく、質的に高い声を届けることができた。若者の中には、人のインタビュー内容をみて「自分ももっとこういうことを次は書きたい」と意欲を見せる若者もいて、また次回開催するときには、量も質もあがる内容になると思う。 | |
活動
| 1 | (A-1-1)シェアハウス・ステップハウスを必要としている若者に出会う | |
|---|---|---|
| 活動結果 | 計画通り | |
| 概要 | シェアハウスは、3月4日時点で満室。ステップハウスは、4部屋中3部屋入居中、1部屋 入居検討中という状態である。この事業中にも、シェアハウスを必要としている若者からの相談があり、入居と退去どちらもあった。 | |
| 2 | (A-1-2)若者が住むためのシェアハウス・ステップハウスを用意する | |
| 活動結果 | ほぼ計画通り | |
| 概要 | ステップハウスは、4件の契約となっている。契約としてお金がかかることや、シェアハウスに比べて、一人で家事がある程度できることや、家賃が高いことなどもあり、入ることができる若者を慎重に検討していることが理由としてあげられる。居室の契約後は、布団・レンジなどの生活必需品の購入やシェアハウスからステップハウスへの移動を希望する若者との面談などをおこなった。 | |
| 3 | (A-1-3)若者と共に家事や金銭管理などをおこない、生活スキルを習得できるようにする | |
| 活動結果 | 計画通り | |
| 概要 | 若者のステップハウスに、ピアサポーターであるスタッフが出向き一緒に掃除をおこなったり、シェアハウスでの夜勤時に、一緒に料理をしたり、困りごとを共に解消した。一人では心理的ハードルが高いものでも、スタッフのサポートのもとでならできる実態があり、こういったスモールステップを共に築き成功体験を積めることが必要である。 | |
| 4 | (A-1-4)入居者のニーズに応じて、相談同行サポートをおこなう(対面・電話・LINE) | |
| 活動結果 | 計画通り | |
| 概要 | 個人個人のニーズに応じてサポートをおこなうことができた。中には、公的機関での手続きが必要な若者もおり、若者個人の力では、パワーや知識が必要なものもあり、スタッフのサポートで解決することができた。時には夜遅くに若者からの相談対応をすることがあり、対応できるスタッフが限られているが、できる限りで対応をおこなった。 | |
| 5 | (A-1-5)入居者と毎月ミーティングをおこない、困りごとや日々の生活について話し合ったり、短期目標などを確認したりする | |
| 活動結果 | 計画通り | |
| 概要 | 稀に予定が合わずミーティングがずれることもあったが、ほぼ毎月ミーティングをおこなうことができた。日々のミーティングの中では、「掃除をしたいが一人では難しいから一緒にしてほしい」という日常の相談や「アルバイトを考えているが何をしようか悩んでいる」といった仕事の相談など幅広く受けた。また、次回ミーティングまでにどういったことを短期目標とするかという話も行われたが、内容や若者によって達成未達成は様々であった。 | |
| 6 | (A-1-6)入居者同士でミーティングの場を設け、ルール等について話し合う | |
| 活動結果 | ほぼ計画通り | |
| 概要 | 入居者の出入りがあり、その中で対立やトラブルはあった。その際にスタッフが間に入り、話やルールの整理をおこない解消していった。トラブルとしては、「名前を書いていたものを勝手に使われた」「料理後の後片付けがされていない」「お風呂の排水溝が掃除されない」などがあった。 | |
| 7 | (A-1-7)入居者と「ピアサポーター」のバディをつくり、日常的な関わりを通して、日常の些細な出来事やプライベートの話などをできる関係を築く | |
| 活動結果 | 計画通り | |
| 概要 | 日々の会話の中では、「掃除をしたいが一人では難しいから一緒にしてほしい」という生活の相談や「アルバイトを考えているが何をしようか悩んでいる」といった仕事の相談などを話してくれる関係ができた。また、少し込み入った話もしてくれることがあり、普段からの関わりのおかげであると感じる。 | |
| 8 | (A-2)スタッフ研修をおこない、「若者との関わり方」や「希死念慮を打ち明けられた時の対応」などを学ぶ | |
| 活動結果 | 計画通り | |
| 概要 | 若者ご飯会や若者よふかし会などを始め、若者との関わりが増えてきたタイミングで研修をおこなった。その中でも「死にたいと言われた時の返し方をどうしたらいいか」「意見を求められた時にどう返事をしたらいいか難しい」などの困りがでてきた。 | |
| 9 | (B-1)サポート付きシェアハウスを利用する若年女性のジェンダー的不利の調査と支援する要点の可視化をおこない調査報告書を作成する | |
| 活動結果 | 遅延あり | |
| 概要 | シェアハウスやステップハウスに入居した若者に、今までの困難などのインタビューをとったが、ジェンダー的不利に関する内容をあまりでてこなかった。家族のサポートを得られず、逆にアルバイト代を搾取されたり、ネグレクトを受けたために家をでたいというニーズが多くみられた。 | |
| 10 | (B-2)SNS発信や、若者の声を届けるイベントの実施 | |
| 活動結果 | 計画通り | |
| 概要 | SNS発信では、Instagramでの投稿や広告をおこない、若者に届くように工夫をおこなった。若者の声を届けるイベントとしては「わかつくっ!!」をおこない、この10年でつながった若者へのインタビューをパネル展示した。新聞にも取材していただき、新聞から関心をよせて来場した方 もいた。 | |
| 11 | (B-3)若者のインタビュー誌の調査と発行と配布 | |
| 活動結果 | ほぼ計画通り | |
| 概要 | インタビュー誌という形ではないが、19人の若者のインタビューをパネル化し、若者の声を届けるイベント「わかつくっ!!」で来場者に見ていただいた。また、冊子という形では、今回の休眠預金事業の事業報告書にもインタビューを掲載し、200部発行し配布した。 | |
想定外のアウトカム、活動、波及効果など
若者の声を社会に届けるイベント「わかつくっ!!」のインタビューでは、私たちが想定していたより若者たちが過去・現在・未来についての思いを言語化してくれたことに驚いた。普段の関係性や相性などを考慮して、インタビューをするスタッフと若者の組み合わせを考慮したが、どの若者も相手を拒否することがなく、スタッフと若者とのコミュニケーションが普段から友好的であることの実証にも なった。また、パネル展示を見た若者が「自分も次はこういうことを社会に伝えたい」「次は、インタビューじゃなくて全部自分で書いて社会に声を届けたい」という次に向けた意欲を伝えてくれた。
本事業の報告書を配布後に、ご寄付やAmazonの欲しいものリストからプレゼントを複数いただいた。年度毎の報告書を毎年配布しているが、ここまで反響があったのは初めてだった。報告書の中にシェアハウスやステップハウスで暮らす若者たちの姿や、インタビューの一部を載せたので、読んだ方々に若者たちのリアルが届いたためであると考える。若者たちの応援者を増やしたいという思いがあったので、嬉しい結果であった。
事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動
| 課題を取り巻く変化 | シェアハウスやステップハウスに入居する若者は、様々な不安やしんどさを抱えてきた。そんな彼らが、シェアハウスやステップハウスでの生活を通して大きく変化していったのは「表情」にあらわれていた。「わかつくっ!!」のインタビューでも、入居者からは「家族から離れただけでストレスが減った」「前は仕事でミスばかりしていたのが減った」という声を聞くことができた。また、入居して少し経ってから「こんなことをしたい」とポジティブな気持ちが生まれていた。若者にとって「安心・安全」な場がいかに必要かと実感したとともに、「安心・安全」を感じることのできる場づくりが、私たち運営側に求められていると実感した。今 回の事業の経験は、若者とスタッフとの関係性づくりの基盤や、ジェンダー関係なく暮らすことができるコレクティブハウスの実現につなげていく。 |
|---|
外部との連携実績
| 1 | 活動 | 若者の声を届けるイベント「わかつくっ!!」~若者とつくるこれから展~ |
|---|---|---|
| 実施内容 | 展示場所を提供していただいた | |
| 結果・成果・影響等 | 京都市の中心である中京区で会場を確保できた。人通りもある場所で開催できたこともあり、「(会場前に立てた看板を見て)気になったのでふらっと見に来た」という方や、同じ建物内に青少年活動センターがあるので、普段から若者に関わる仕事をしている人が興味をもって見に来てくれた。 | |
| 2 | 活動 | 若者の声を届けるイベント「わかつくっ!!」~若者とつくるこれから展~ |
| 実施内容 | 期間中のイベントに登壇していただいた | |
| 結果・成果・影響等 | 登壇イベントを実施し、アーカイブ配信もおこなうことで、都合が合わず会場に来れない方や京都から遠い方からも視聴希望の連絡をいただいた。 | |
| 3 | 活動 | シェアハウスでの生活・若者ご飯会ミモザ・若者よふかし会ツキミソウ |
| 実施内容 | 若者へ冷凍弁当やインスタント食品などの食料を提供していただいた | |
| 結果・成果・影響等 | シェアハウスやステップハウスに住む若者やオープンイベントに参加した若者は、喜んで持って帰っていた。「自炊をしているが、アルバイト後に疲れているときにインスタントものはとても助かる」「食べ物がなかったからとても助かる」という声があった。 |
広報実績
| メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等) | あり | |
|---|---|---|
| 内容 | ①京都新聞に「わかつくっ!!」のイベントを取材していただきました。 | |
| 広報制作物等 | あり | |
| 内容 | ①「わかつくっ!!」の広報チラシ | |
| 報告書等 | あり | |
| 内容 | 事業報告書として「2025年度事業若者の居住サポート活動報告書」を作成し、200部発行した。 | |
| イベント開催等 | あり | |
| 内容 | 1月22日~25日の4日間、「わかつくっ!!~わかものとつくるこれから展」を開催した。当法人がこの10年間の中でつながった若者たちの「今まで」「今」「これから」に焦点をあてたインタビューをおこない、パネル展示をおこなった。「データから見る若者の今」という分析なども合わせて、社会に若者の現状を伝えることと共に、彼らの応援者を増やす目的でおこなった。 | |
ガバナンス・コンプライアンス実績
規程類の整備状況
| 事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか | 完了 | |
|---|---|---|
| 整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか | 全て添付・公開をした | |
| 内容 | ||
| 変更があった規程類に関して報告しましたか | 変更はなかった | |
| 助成金の対象経費に人件費が含まれる場合、当該人件費の水準等を公開をしていますか | はい | |
| 内容 | https://sacula2016.studio.site/xMZr0edj/W7LXzKeL | |
ガバナンス・コンプライアンス体制
| 社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますか | はい | |
|---|---|---|
| 内部通報制度は整備されていますか | はい | |
| 内容 | 代表理事もしくは業務監事を窓口とし、スタッフの相談先として整備。代表理事への相談があった場合、業務監事へ の報告・相談に加え、臨時理事会の開催などで対応をとる。 | |
| 利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますか | ||
| コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたか | はい | |
| ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたか | いいえ | |
| 報告年度の会計監査はどのように実施しましたか(実施予定の場合含む) | 内部監査 | |
| 内容 | 2026年3月を決算の〆とし、4月に法人の他事業と併せて会計監事による監査を実施予定。 | |
| 本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますか | いいえ | |
シンボルマークの活用状況
広報制作物に表示 報告書に表示 イベント 実施時に表示 |

