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事業完了報告

2026/03/17更新

事業概要

事業期間開始日 2025/07/02終了日 2026/02/28
対象地域神奈川県
事業対象者

行き場を失った10代から20代の若者(性別を問わず)
主に以下の者
①被虐待経験者(児童養護出身か否かは問わない)
②性暴力被害者
③刑務所・拘置所出所者
④障害者、外国人など

事業対象者人数

1,シェルター・ステップハウス運営 延べ500名見込
2,居場所運営(相談、講座提供、就業体験支援等) 延べ800名見込
3,食、就学・就業支援、同行支援等アフターフォロー支援 年間延べ1000名見込
4,居住支援(自立に向けた相談・連携を含む) 延べ200名
5、再発・孤立防止セミナー及び心理士によるカウンセリング 延べ800名見込 
6,行政・病院・福祉施設ほか社会資源等連携、繋ぎ支援 年間延べ50名見込
7,連携強化事業 カンファレンス1回、参加者50名見込

事業概要

この事業では、様々な困難を抱え、成人後も自立が困難な状態にある18歳~29歳の若者を対象に、自立までを支えるための事業を行う。主な事業として、避難の受け皿として不可欠なシェルターを始め、自立準備期間の重要な拠点となるステップハウスを運営する事業を中心としつつ、アフターフォロー支援(居場所、食、就学就業、居住支援、同行、相談&啓発)も同時に行う。特に、自立の橋渡しとなる居住支援(住宅確保支援)は力を入れて行う。また該当者が心身を癒す時間や、人との信頼関係を築くための啓発支援を通じて、自己肯定感や倫理観を向上させることに寄与する。中長期の伴走支援を通じて若者が社会人として自立するまでを見守り、再び社会と繋がり、その人らしく生きていける居場所を獲得することを目標とする。
1,シェルター・ステップハウス運営
2,居場所運営(相談、講座提供、就業体験支援等)
3,食、就学・就業支援、同行支援等アフターフォロー支援(日々の食事や夕食会など、復学手続き・就業先の選定や面接サポート、病院・行政などへの同行)
4,居住支援(自立に向けた相談・連携を含む)
5、再発・孤立防止セミナー及び心理士によるカウンセリング(エンパワメント講座、心のケア講座(NPO法人レジリエンスと連携)
エンパワメント講座など)
6,行政・病院・福祉施設ほか社会資源等連携、繋ぎ支援
7,連携強化事業 カンファレンス1回

事業の総括およびその価値

居場所の提供、就業支援、エンパワメント講座、メンタルケア、そして「朝活」といった多層的な支援を若者本人に特化して実施しました。
事業期間中、15名の若者の受け入れ、延べ305名への啓発支援、延べ362名への就業関連支援、延べ515名への居場所提供支援、延べ162名へのメンタルケア支援、3名の自立と2名の就職決定などの実績を上げることができました。若者たちには、自己肯定感の向上、就職意欲の喚起、そして自立や就職決定といった変化が生まれました。エンパワメント講座や就業支援、日々のやり取り(遅刻への対応や感謝の伝え方など)を通じ、社会人として通用する誠実な生き方を粘り強く伝え、価値観の形成に寄与しました。朝活において瞑想や日々の悩み相談の時間を取るなどの独自手法により、若者の孤立を防ぎ、内面の深い悩みや変化を把握する伴走型支援のモデルを構築しました。

課題設定、事業設計に関する振返り

新規事業であるがゆえに計画変更が頻繁に発生し、当初の設計では不確実性への備えが十分ではなかったことが振り返りにおける大きな教訓となりました。今後は、予算面での予備費の確保、スケジュールへの余裕、迅速な意思決定フローといった「バッファ」を持たせた設計が不可欠であると認識しています。



  1. 安全対策の再認識: 事業実施中に発生したシェルターでの事案を契機に、防犯カメラの設置やドアの改修など、ハード面での安全対策の重要性が浮き彫りになりました。当初の設計に含まれていなかったこれらの安全コストは、若者の安心を担保するために必須の要素でした。

  2. 事務・経理運用の課題: 会場費の計上漏れや、駐車場代の遡及処理など、資金計画の管理において精度の向上が求められる場面がありました。外部の専門家やプロボノの活用を含め、支援現場が事務負担に圧迫されない体制構築が今後の課題です。

今回の事業実施で達成される状態

短期アウトカム

11,シェルター入居 若者の精神的、身体的な安全が保障され、 安心して避難後の生活が送れる環境の提供。
指標・安心・安全な居場所を確保し、 こころを落ち着けることが出来る状態 ・精神的に安定し、避難後の生活について 考えることが出来る状態。 ・団体の支援者と信頼関係を構築できている 状態。
目標値・目標状態・「相手からの恐怖が収まった」 80%以上 ・「落ち着いてこれからのことを 考えられるようになった」 80%以上 ・「居場所のスタッフを信じられる ようになった。」 80%以上
アウトカム:結果・90% ・90% ・70%
アウトカム:考察若者の安全を最優先とし、弁護士や警察、検察や自治体と連携して避難対応を行った。突然家を追い出された者、年齢制限で社会的擁護から外れた者、ネカフェや施設を転々とする者など住居を失った若者にとって「長期的に滞在できる」という点が安心感に直結していると感じた。当団体は避難から自立までをワンストップで行え、自立後も伴走を行うため、「安心して自分の人生を考えられる」という感想が多かった。 この結果は、逃げてきた直後のものである。スタッフへの信頼は、さらに月日が経つにつれて上昇傾向にあり、スタッフとの信頼関係を築くには中長期的な支援が必要であることも分かった。
21,ステップハウス・自立移行 該当者が社会に出て自分の力で生きて行けるよう、規則正しい生活習慣を身につけ、問題なく就業・就学が行える状態
指標・夜更かしや、昼夜逆転、寝不足など の不健康な生活習慣から脱し、 健康的な生活を送れる。 ・就業体験から、実際の就業に至るまで、 遅刻・欠勤・早退がなくなる。 もしくは継続して就業出来るほどに減る
目標値・目標状態・「ひとりで生活をしていく自身がついた」と回答 80%以上 ・「規則正しい生活が定着してきた」と回答80%以上 ・「継続して就業出来るようになった」 と回答60%
アウトカム:結果・70% ・70% ・100%
アウトカム:考察親元やパートナーとの生活でDV・虐待を経験してきた若者にとっては、自分のちからで生活生活習慣を作り上げ、一人暮らしに近い形で生活する貴重な経験となった。一人暮らしが初めての若者も、当団体の伴走を受けながら生活をしていくことで、徐々に自活力を身に着け、自立までに十分な生活能力を身に着けることができた。一方で、ステップハウスへ移行して初めて一人暮らしの厳しさや孤独と直面し、再びシェルターへ戻った若者もいたため、一部目標が未達成となった。シェルターとステップハウスの行き来は精神的負担もかかるため、 ステップハウスハウス移行についての基準をより明確化し、チェックリストなどを作成することがよい。
32,居場所運営 該当者がコミュニティに参する機会を提供することで、人と関わる事の喜びや、思い出を分かち合うことの素晴らしさを学び、自立後も孤立することなく社会生活を送ることが出来る状態
指標・居場所に対して、安心感を抱くことが出来る状態 ・人間関係の苦手意識が薄れ、人とコミュニケーションがとれるようになる変化 ・自らの視野を広げ、支えてくれる人がいると実感出来る状態
目標値・目標状態・「人と積極的に関わってみようと思うようになった」と回答60%以上 ・「友達や悩みを話せる人ができた」と回答する割合が60%以上 ・「自分は、孤独じゃない/支えてくれる人がいると感じられるようになった」80%以上
アウトカム:結果・70% ・70% ・75%
アウトカム:考察暴力や支配、搾取が当たり前の環境に育った若者との信頼関係構築には、 中長期的な支援が必要であることを実感した。特に日常的なやり取りでは、褒めるときも𠮟るときも、 「あなたは大切な存在である」 と言葉がけを一貫した結果、 「ラフェリーチェのお陰で心を開けるようになった、頼っていいと思った」などの変化がみられ、避難直後と比べ居場所へ足を運ぶ頻度が増加した。 一方、小さな子を見て、私も結婚し出産したいのにできない、と落ち込んでしまう人もいた。つい比べてしまい落ち込む人も出てくるので、個別支援がベストな人もいることが分かった。そのような人には、エンパワメント講座を遠隔で受講してもらうなど配慮した。
42,居場所運営 居場所での交流や就業支援、啓発支援を通じて、 生きる希望を取り戻す、また自分の人生の価値に気付くことが出来る。
指標・苦難を乗り越えてでも、自分の人生は生きる価値があると感じる。 ・将来の夢や希望を見つけ、 生きるモチベーションを手に入れる。 ・希死願望が減退する。 ・自分を信じてもいいと思える
目標値・目標状態・苦難を乗り越えてでも、自分の人生は生きる価値があると感じる。 ・将来の夢や希望を見つけ、 生きるモチベーションを手に入れる。 ・希死願望が減退する。 ・自分を信じてもいいと思える ⇨各項目ごとの回答80%以上
アウトカム:結果・70% ・85% ・80% ・75
アウトカム:考察親やパートナーから大切にされなかった若者は、自己肯定感が低く、伴走支援なしでは破滅の人生へ自ら突き進んでしまうことが多いが、エンパワメント講座の提供により倫理観・自己肯定感の向上を促すことができた。 それぞれの人の良さを伝え合う等、自分のことを想ってくれる人がいることを実感できるような機会を提供し、恵まれていることに感謝する大切さも多く伝えた。 また、子ども向けイベントの企画運営を、若者に任せ、必要なものを考え、用意し実行してもらった。そこで協力して作り上げる喜びや自分で考えて行動しその結果に責任をもつ大切さを学んでもらうことができた。子どもの笑顔を見て、頑張ってよかった、と嬉しそうだった。
52,就業体験/3,就業支援 若者が自立するまでの間に、職業体験によるやりがいの創出や、技術の取得、自己肯定感の向上、十分な就職先の情報などを経て、将来に対して希望を持てるようになる。
指標・就業意欲/就学・学習意欲の向上 ・資格の取得状況や意欲、や技術の習得度合い
目標値・目標状態・「働くことに自身が付いた、興味のある分野を見つけられた」と回答する割合60% ・PC操作・在庫管理などの事務作業 が行うことができる、その他資格取得の勉強を 始めている状態の若者60%以上 ・「勉強を頑張ってみようと思うようになった」「学校に行ってみたい」「定期テストを受験したい」と回答する割合20%上昇
アウトカム:結果・80% ・80% ・15%上昇
アウトカム:考察居場所では、どんなに小さな仕事でも最初から最後までやり切るという経験をたくさん積んでもらい、日々の就業日誌でもフィードバックを 欠かさずに行った。一つの仕事をやり切るたびに、「よく頑張ったね、 とても助かったよ、あなたは必要な存在だよ」と声掛けを頻繁に行い、 小さな成功体験を積んでもらうことで、自己肯定感の向上につながった。 就労意欲の向上がみられた若者には、イベントの手配や出し物の担当、子どもの引率など責任のある仕事を任せることで、社会で活躍できる自信につながった。業界分析、自己分析、面接練習なども行い、やりたい業種が見つかった若者や、実際に就職につながった若者もいた。
63,同行支援/6,社会的資源 全ての避難してきた若者が、自身が受けることのできる行政のサポートについての知識を身につけ、 自立をする際の選択肢を持つことが出来る状態。 また、実際にサポートを受け、自立ができる状態。
指標・「該当者が様々な行政支援の存在を知り、 当団体を卒業した後でも支援に繋がれる状態」 (生活保護・住宅確保給付金・生活福祉資金貸付医度、 その他民間団体の支援など)
目標値・目標状態・福祉制度について知れて、自立する際の良い判断材料となった。と回答60%以上 ・福祉制度のお陰で自立ができた。 と回答80%以上
アウトカム:結果・80% ・80%
アウトカム:考察保護命令、世帯分離、生活保護・就労移行支援、訪問看護・障碍者手帳、乳児と避難した若者には児童扶養手当や乳児医療証発行など、様々な状況に応じて必要な支援につなげることができた。 虐待を経験した若者は抱えているトラウマの大きさから、適切にSOSを伝えることが難しいため、当団体が同行し、DV・虐待被害の証人となることで、様々な支援につなげることができた。 特に住所非開示とする申請や、生活保護申請では必ず同行を行い確実に支援につなげることができた。 都度、担当者との関係性構築や関連した支援のレクチャーなどを丁寧に行うことで、自立後も自ら必要な支援を選びつながることができる意識を育てることができた。
74,居住支援 該当者が本人のおかれた状況を客観的に整理し、 自らの希望居住形式を明確にできる状態。 また、希望に合った住居に繋がることができる状態
指標・自立後の生活の道筋を立てることが出来る若者の人数 ・住居の確保状況 ・自立へ向けた準備が整う状態
目標値・目標状態・「自立後の生活の道筋を立てることが出来、不安が軽減した」と回答する若者60%以上 ・自立までの間に、安心して自立が出来る住居が確保できている若者3名以上
アウトカム:結果・70% ・3名
アウトカム:考察居住の問題を抱えている若者の多くが、収入や貯金がない、就労経験がない、頼れる親戚がいない、ペットを連れている等、複合的な課題を抱えており、避難後数か月以内に賃貸契約までつなげることのできるのは非常に難しかった。3組ほど、実際の物件につながった若者がいたが、経済力や就業能力が一定以上備わっている場合に限られていた。 一方で、就業能力や経済力がない場合は、自立は急がず、ステップハウスの住所で生活保護を申請し、自立までの時間を年単位で確保するなど、柔軟な対応もおこなった。こうした対応をすることで、先行きの不安がなくなり、落ち着いて復職に専念することができる環境を提供することができた。
85,再発・孤立防止 DV・虐待を経験した若者が継続的に、医療措置、カウンセリングやこころのケア講座などのサポートを受け、安心して自立できる状態、また心理状態を客観的に見つめ、みずからSOSを発信できる状態
指標・自ら心身の状態を適切に判断し、必要であれば病院に行く、自ら助けを求めることが出来る状態 ・「精神的に安心出来るようになった」と回答する割合 ・居場所への安心と信頼を抱ける状態 ・不眠症、不安症、など具体的症状の改善度
目標値・目標状態・「精神的に安心出来るようになった」と回答 60% ・「自分の状況を冷静に見れるようになった」 と回答60% ・抱える症状が改善してきたと答える人60%以上
アウトカム:結果・90% ・80% ・90%
アウトカム:考察メンタルケアでは、心のケア講座やカウンセリング、事業期間中に新しく始めた朝活(瞑想、オラクルカード)、エンパワメント講座などを通じて、多様な方法でアプローチを行った。継続して支援を受けている若者は避難直後に比べて、精神状態が安定してきた。特にDV・虐待の記憶などのつらい記憶を話せるようになった若者の変化は顕著で、当時の体験と感情を切り離して考えることができ、自分の人生に対して客観的な視点を持つことができるようになっている。 若者が自身のことを冷静に話せるようになるまで、平均的に1~2か月程は要するため、その間に居場所支援や日々のやり取りの中で継続的に信頼関係を築き続けることを意識していた。

アウトプット

11,シェルター入居 保護を求める若者が滞りなく当団体のシェルターを利用することが出来、安心と安全を享受出来る状態また、アフターフォローへスムーズに移行出来る状態。
指標・支援を必要とする若者が シェルターに入居できる。
目標値・目標状態・10人以上のシェルター入居 ・毎月5世帯以上の若者の利用 ・3人以上のステップハウスへの移行
アウトプット:結果・15名 ・41世帯(月平均5世帯) ・4名
アウトプット:考察事業期間を通じて、加害者からの追跡トラブルなどもなく、入居者の安心、安全を確保した状態で、入居につなげることができた。 DV・虐待被害を受けている緊急性の高い若者や、障害を持つ若者、保護観察所経由の刑余者など、様々な背景を抱えた若者を受け入れることができた。特に統合失調症を抱えている若者については、避難後に自分の決断が揺らぎすぐに実家に戻る、というケースも多かった。自分が集団での生活が向かず身内の力添えが必要だと気づけたことも大きな成果の一つだと考えている。
21,ステップハウス 該当者がひとり暮らしをする前に、練習をするためのステップハウスの提供を提供し、スムーズに自立ができる状態
指標・ステップハウスの提供 ・ステップハウスへ移行、並びに自立を希望する若者 への居住相談の実施 ・ステップハウスから自立へとつながった該当者の 人数
目標値・目標状態・延べ利用人数30名以上 ・月に1回以上実施(11回以上) ・3名以上の自立
アウトプット:結果・253名(月平均31名) ・37回 ・3名
アウトプット:考察 自立へ意欲的な若者は、ステップハウス移行前に複数回の面談を重ね、 環境の変化に対してのギャップを極力減らす努力をした。 中には、環境の変化からシェルターの生活へと戻ることを希望した若者もいたため、自立へ近づいている若者程、孤独、孤立支援が必要となることを実感した。半年以上の入居を希望する若者もおり、生活リズムの定着や自活力の形成など長期的な支援の必要性を実感した。 3名の若者を自立へとつなげることができた。ステップハウスを経由し、一人暮らしに慣れる期間を設けることで、現在も安定して生活ができている。 延べ利用人数は、1日の入居者数でカウントしていたが、 中長期で利用を希望する若者が非常に多く、想定を大きく上回ってしまった。
32,居場所支援 該当者が孤立することなく、継続的に居場所のスタッフ子ども達、外部団体の方々などの関わることが出来る機械を提供出来る状態。
指標・イベント(夏祭り、クリスマス、BBQ、スポーツイベントその他季節のイベントなど) 開催までの準備への参加人数/回数 ・イベントへの参加人数/回数
目標値・目標状態・イベントへの準備 週1回以上実施 ・イベントへスタッフとして若者が参加する人数 1回につき 5名以上 年10回以上のイベント開催
アウトプット:結果・60回 ・515名
アウトプット:考察 期間中、エンパワメント講座や啓発セミナー、夕食会、夏祭り、クリスマス、課外イベントなど、若者同士で交流を深めることができる機会や、価値観を広げる機会を多く提供することができた。 特に、夏祭りなどの長期的な準備が必要となるイベントでは、出し物の用意などを通じて多くの若者に参画してもらい、当日参加した子ども達に喜んでもらう成功体験を提供することができた。 また、誕生日や年末年始などの人生における節目のタイミングは、食卓を囲んだり、お祝いをしたりなど、若者とスタッフみんなで喜びを分かち合う体験を提供することができた。 集団が苦手な若者もいるため、集まる時間を変えるなどの工夫が必要 だと感じた。
42,居場所支援 該当者の正しい道徳観・倫理観を養い、自己肯定感の向上を促すための居場所支援
指標・居場所の解放日数 ・エンパワメント講座の実施回数/参加人数/回数(1人あたり)
目標値・目標状態居場所を200日以上開放 ・エンパワメント講座、24回以上実施/参加人数200名以上/ひとりにつき2回以上の参加
アウトプット:結果・153日 ・30回265名
アウトプット:考察居場所については、週3回~5回開放し、継続して若者が集まることができる環境を提供することができた。居場所解放日数の未達成については、事業計画時の見通しの甘さが原因であり、スタッフの負担も考え、実現可能な日数にするべきであった。エンパワメント講座は必ず夕食支援とセットで開催し、安定して若者の受講率を維持することができた。継続して入居している若者、自立後もつながっている若者を含めると、1人につき10回以上の受講をしている。回数が多い若者ほど価値観の変化や成長が著しく、啓発支援の重要性を改めて実感した。継続的に参加要因としてはお弁当に加え、日々の支援中で信頼関係を築いているからであると考えている。
52,就業体験/3,就業支援 若者が自立までの間に、職業体験の機会や、就業・就学情報など、社会生活を送る上で必要な体験及び情報を提供出来る状態
指標・就業相談を行い、就職の選択肢が広げられる、希望の職種を見つけられる状態 ・職業体験を通じて、働く環境になれることが出来る。 ・働く意欲ややりがいを向上出来る。
目標値・目標状態・就業相談の実施人数 月に2名以上 ・職業体験の人数 月に3人以上(一人につき2種類以上) ・職業体験の回数3回以上(2種類以上)
アウトプット:結果・43 ・42 ・277
アウトプット:考察2名の若者の就職が決定、2名の若者が就労移行支援につながった。 就業相談では、前職でハラスメントを受け自身がない、発達障害の検査を親に受けさせてもらえず就労移行支援へ通えなかった、幼児の預け先がなく仕事ができないなど様々な相談を受けた。一人につき数か月に渡り伴走することが多かったため、想定よりも多い実績となった。 就業体験では、月平均で4人~6人の若者が居場所にて就業体験を行った。 また、就職を控えている若者には、面接練習や自己PRの添削などのサポートも行った。また、学生の若者が避難してきた際は、学習支援や就学支援なども提供した。
63,同行支援/6,社会的資源 該当者が必要な支援情報の提供や、同行支援 避難後から自立までの期間に、継続的に適切な行政支援へのサポートを行うことができる状態
指標・役所等に足を運び、支援を受けるための情報収集や手続きが行えている状態 ・利用可能な支援をレクチャーする 機会の提供 ・民生委員/SSW/保護司などとの ケース会議の実施
目標値・目標状態月に1人以上の相談及び・申請に繋げる ・年3回以上のレクチャーの実施 ・年11回以上の会議の実施
アウトプット:結果・26回 ・53回 ・6回 
アウトプット:考察生活保護・就労移行支援・訪問看護・障碍者手帳、乳児と避難した若者には児童扶養手当や乳児医療証発行など、必要な支援につなげることができた。 中長期で伴走支援を行う若者は、申請のたびに事前のレクチャーや役所、病院への同行を行った。 慣れてきたら自力で行ってもらうなど、自分で手続きできるようにしていった。 青葉保護司会の勉強会にて、当方の支援を紹介し、若者の実態を訴えることができた。保護観察所とミーティングを行い、若者の課題と傾向について共有することができた。  会議開催回数の未達成については、利用者の必要性に応じての開催となり、同行支援を希望する若者は滞りなく支援につなげることができた。
74,居住支援 全ての該当者が自立に際して、自らに相応しい住居を見つけることが出来るよう、相談の機会や住居獲得へ向けた支援を継続的に行うことが出来る状態
指標・居住支援相談によって、希望が明確になる。 (ペットと入居可、生活保護でも入居可、加害者が追ってこないなど) ・居住支援に繋がれる状態 (グループホーム,自立援助ホーム,シェアハウス,住み込みの就業先の確保も含む)
目標値・目標状態・居住相談の実施人数月3人以上 ・居住支援に繋がった人数3人以上
アウトプット:結果・38名 ・3名
アウトプット:考察居住地域や、ペットの同居、生活保護での入居など、様々な若者の入居相談を行った。加害者と離れたい、アフターフォロー支援を継続して受けたい、などの理由から、当団体の近隣に家を借たいという希望の若者が多く、近隣の不動産会社と連携し、物件さがしを行った。ほとんどの若者が親を頼れない状態で避難してくるため、居住支援法人として緊急連絡先になるなどのサポートも行った。また、グループホームに入居希望の若者に対しては、入居見学の同行支援も行った。中には、勝手に不動産会社と連絡を取り 加害者からのリスクを顧みずに居住地を選定してしまうなどのケースもあり、本人の希望と安全性とのバランスの取り方が、課題となった。
85,再発,孤立防止 若者が自立まで資金計画や、自立後の安定した社会生活を送るため、金融リテラシーを学ぶことが出来る講座を継続的に提供する。
指標・ファイナンシャルプランナー講座の受講人数/受講回数(1人あたり)/実施回数 ・自立まで、自立後の資金計画相談の実施回数
目標値・目標状態・フィナンシャルプランナー講座6回実施/年の利用者20名以上/受講平均2回以上(一人あたり) ・資金計画相談回6回実施/年の利用者20名以上/受講平均2回以上(一人あたり)
アウトプット:結果・11回 ・16回40名
アウトプット:考察金銭管理は、自立後の安定した生活に直結するため、個々に丁寧にレクチャーを行った。講座の受講回数については、1~2回程のレクチャーで終わる若者がいる一方で、月に数回面談を行う必要がある若者もいた。避難当初は信頼関係を築けてないこともあり、お金に関する情報を一切公開してくれないという若者もおり、レクチャー以前に日々の支援で根気強く向き合うことを意識した。また、入居当初、まったく利用料がはらえず、当方に借金をためていた若者もいたが、無理せず生活保護を利用し、就労移行支援に通い就職を目指すことに切り替えたことにより、資金計画が安定し、少額ずつ返済もでき、貯金までできるようになった若者もいた。
95,再発,孤立防止 該当者に対して、医療的措置及び、カウンセリングや精神的なケアが継続的に提供することが出来ている状態
指標・こころのケア講座や、カウンセリングを多くの若者が受講し、心を癒し、人生の気づきとする。 ・病院での診察回数 ・適切な服薬管理状況 ・他団体との連携実績(第3の家族ゲドクン利用/横浜市立大学メタバース診療など)
目標値・目標状態・こころのケア講座実施回数12回/年の利用者100名以上/受講平均3回以上/年 ・カウンセリング実施回数44回/利用者100名以上/一人当たり3回以上 ・病院診察回数 3回以上 ・自立までの間、適切な服薬量を守っている。 ・他団体のサービス利用一人につき1回以上
アウトプット:結果・12回72名 ・217回 92名 ・17回 ・16名 ・14名
アウトプット:考察こころのケア講座では、境界線、対等な人間関係などのテーマを講座形式で行った他、ボディマッサージやメイクなども行った。若者の心身を癒せる貴重な機会となった。冬に講師の先生や利用者の病欠が続いた時期があったため、目標よりも下回った。 カウンセリングでは、心理士との面談に加え、居場所での面談を頻繁に行ったため、想定を大きく上回った。1名に対して行う回数が多く、人数は伸びなかった。 新たに利用者さん5~6名で、瞑想グループを立ち上げ毎朝5時にライン通話で集まり、瞑想やアファメーション、悩み共有、褒め会を行った。服薬が必要な若者は、シェルターの管理人が行うなどの配慮をした.
107,連携強化 連携団体や福祉従事者などを集め、定期的にカンファレンス及びセミナーを行い、若者が抱える課題の周知を行う。 また、様々な支援者の知見やノウハウを互いに学び 若者にとってより良い支援を模索する機会を提供する。 先駆的な団体のスタイルを学び、当方の支援に生かす
指標・当団体の若者が抱える多様な困難や必要な支援について、連携団体並びに、当団体とまだかかわりのない団体や支援者にも、に共有できている状態。 ・支援者が学びを深め、当団体の利用者に学んでいけるようにする。
目標値・目標状態・1回のカンファレンスおよびセミナーで30名以上を目標 ・1年に2回~3回実施予定
アウトプット:結果・10月開催;40名 2月開催;30名 計70名 ・2回開催
アウトプット:考察10月には、第三の家族の奥村さんに登壇いただき、毒親に苦しむ若者の実態や必要な支援についてのセミナーを行った。 2月には、サンカクシャの寺中さん、アマヤドリの菊池操さん、にご登壇いただき、若者支援の実態について共有した。 他のNPO団体の方や、一般企業の方にもご視聴いただき、 若者支援について学びを深める機会を提供することができた。 チラシを送ったところから、シェルター入居につながったケースがあった。関東地方の各行政や子ども家庭支援センターや保護観察所などと連携が強化された。また、児相や学校とも連絡を取り合うことが増えた。また、医療機関も複数連携し検査なども多く依頼し福祉にも繋げらえた。

活動

11,シェルター 関係各所から保護依頼を受けた若者の受入を行い、精神的・身体的に安心・安全なシェルターを提供する。 警察や弁護士、紹介先の連携団体などに協力を仰ぎ、相手方からの追跡の恐れないよう対応する。
活動結果計画通り
概要自治体の生活支援課、女性相談、行政の避難施設、保護観察所、本人から直接の問い合わせなどの経路で避難依頼を受け、 受け入れを行った。18歳の高校生を期間中に受け入れた。高校生の場合は、必ず学校との連携、警察、児相などと連携を行うことを心がけた。今後は、未成年の受け入れが課題となっていくと考えている。
21,ステップハウス 該当者がひとり暮らしをする前に、練習をするためのステップハウスの提供:1人で(場合によっては、2名までシェアして使う場合有)生活をする練習を行う。概ね3か月~6か月まで(状況により延長可)の期間に、ゴミ出し、掃除、洗濯、食事作り、片付け、地域清掃の参加などを行う。一定の勤務や勉学や社会活動ボランティア等を行ってもらい、仕事や社会参加をしながらひとり暮らしができるか検証も行う。
活動結果計画通り
概要結果としては、様々で、スムーズに自立までつながった若者、自立まで年単位を見据えステップハウスに定着した者、 ステップハウスからシェルターへ戻った者などの例があった。 ステップハウスへ移った後も、地域住民との関わりや、継続して居場所に通う機会を提供することで、社会人生活に近い形で日中活動を行う習慣を定着させることができた。
32,居場所支援 コミュニケーション能力を向上させるための活動:ラフェリーチェに来ている虐待を受けた子ども達向けの夏祭りやクリスマス会の企画、準備、設営、運営までを仲間と一緒にやる体験を提供する。仲間で行うことで、コミュニケーションを学び、達成感を味わう。人の役に立てる喜びを体験する。
活動結果計画通り
概要夏祭り、クリスマスなどの準備や、年末年始のおせちなどの料理作り、課外イベントの手配など若者同士で協力して作業を行う機会を多く提供することができた。チームで一つのことを成し遂げる体験を通じて、自分の意見を共有する勇気や、相手の意見を尊重する寛容さ、仲間を信頼する力をはぐくむことができた。
42,居場所支援 該当者の居場所を提供する活動:エンパワメントやこころのケア講座など自己を癒す及び倫理や社会通念を学ぶ講座を受ける、食支援を受ける、職業訓練を受ける、職業体験を行うなどの居場所を提供する。火曜日~土曜日まで。日月休み予定。
活動結果計画通り
概要啓発支援では、「ドリームマップ」「自立について」「感謝について」「ギバー・テイカー・マッチャー」「失敗したときの受け止め方」「ハラスメント」「正義について」「境界線」などのテーマで講座を行った。講座に合わせて夕食支援も開催し、孤食防止にも寄与した。加えて、職業体験でのやりがい創出や、食品配布などの生活基盤支援もおこなった。
53,就業支援 該当者の就業・就学支援:エンパワメント講座にて、倫理観や社会通念、社会人マナー等を学ぶ機会や自己肯定感を向上させる、自己を見つめなおす機会を提供する。よこはま若者サポートステーションや地元農家等と連携し、職業体験プログラムに参加させていただく。本人にあった職業を紹介する(提携会社:ダスキン、大樹生命、新中川病院、その他地元企業やリゾートホテルなど提携100か所以上あり)
活動結果計画通り
概要2名が就労移行支援につながり、2名が就職が決まった。 社会人マナー研修や、コミュニケーション研修など行った。事務職を希望する若者には、エクセルやワードの使い方を教えて、実際にやってもらうなどで、経験値を高める機会を提供した。フードドライブやフードパントリーなどの作業に参加していただき、働く喜びや食べ物の大切さを学ぶ機会を提供した。
64,居住支援 該当者の自立のための居住支援:神奈川および横浜居住支援協議会や横浜市市営住宅、地元不動産会社等と連携し、該当者にあった居住先を探す。本人が希望した場合は、グループホームや自立援助ホームなどに繋げる。リゾート地で働きながら住居の提供もある職場やシェアハウス等とも連携することにより、選択肢を広げている。
活動結果計画通り
概要3名が自立を果たし、うち2名が近隣の賃貸物件の契約、うち1名が県外の寮付きの工場に就職が決まった。 入居にはつながらなかったがグループホームの見学なども行った。 近隣の住居を借りた若者は契約の際に地元の不動産会社と連携し、未就業の状態でも入居できる物件を紹介してもらった。 また、親族を頼れない若者に対しては、緊急連絡先として団体を登録するなどの支援も行った。
75,再犯・孤立防止 該当者の心身の健康を守る活動:当団体専属の心理士によるカウンセリング、こころのケア講座・エンパワメント講座の提供。連携先の病院での受診、投薬、障害等の診断などを行う。予約が取りづらい心療内科が多いため、ネット診療も受けられるよう、横浜市立大学が持つメタバース心療内科と連携。若者が気持ちを吐き出せるSNSをもつ、第三の家族と連携し、若者のストレス緩和に繋げる。
活動結果計画通り
概要心理士による定期的なカウンセリングを行い、現状の不安や、過去の苦しい記憶、今頑張っていることなどを共有できる機会を提供することができた。また病院では薬の処方や障害の検査などで同行支援も行った。さらに、エンパワメント講座、こころのケア講座、新しく始めた朝活などの啓発支援も頻繁に行い、精神状態の改善に寄与することができた。
85,孤独・孤立防止 お金の管理能力の向上をサポートする活動:お金の稼ぎ方、増やし方、管理の仕方などを学ぶことをサポートする。提携しているファイナンシャルプランナーから講義を受ける。使いすぎを防止し、万引きなどの軽犯罪を防止する。投資や保険などを学び、万一の時に備える大切さやお金を増やす楽しみを学ぶ。
活動結果計画通り
概要クレジットカードや携帯電話を使いすぎてしまう若者に対しては、現状の収支バランスや、生活にかかる必要経費などを図解で説明した。また、現状の把握だけでなく、将来欲しいものや行きたいところなどの夢や目標をドリームマップで可視化し、お金をためることの意義について学ぶ機会も提供した。なぜ、法律があるのか、ルールを守る大切さなどの講座を提供した。
96,社会的資源 該当者が必要な社会資源を活用し支援を受けるための活動:生活保護・住宅確保給付金・生活福祉資金貸付制度等の申請援助。民生委員やソーシャルワーカーや保護司との連携を行い、該当者に合った支援をチームで行う。資格支援補助など、制度を生かせるように支援を行う。
活動結果計画通り
概要保護命令を弁護士と連携し行った。世帯分離、生活保護申請・障碍者手帳取得・自立支援医療等を行政窓口と連携し行った。就労移行支援を就労移行支援の法人と連携して行った。訪問看護を医療機関と行政と連携して行った。児童扶養手当や乳児医療証発行などの手続きを子ども家庭支援課と連携し行った。
107,連携強化 横連携を強化するための活動:様々な関係者(カウンセラー、ソーシャルワーカー、行政、弁護士、刑務所、保護観察所、検察所、警察署、裁判所、グループホーム、放課後デイサービス、SSW、児童家庭支援センター、保護司会、就職先会社、居住支援協議会、心療内科、就職サポートセンター、地元農家、地元企業など)に声をかけ、カンファレンスやセミナーを行い、該当者に切れ目ない支援を提供できることを目指す。他団体さんを見せていただく。
活動結果計画通り
概要 若者の避難に際して、警察、弁護士、検察、裁判所、保護観察所、自治体、民間団体などと連携を行った。 第三の家族の奥村さんをゲストに招いた、毒親についてのセミナーを10月に開催した。 アマヤドリさん、サンカクシャさんをゲストに招いて、若者カンファレンスを2月に開催した。 直接の避難へつながらなかったものの、アマヤドリさん、サンカクシャさん、地域の保育士さん、保護観察所などからも 避難依頼を受けた。

想定外のアウトカム、活動、波及効果など

計画段階では予想していなかった、以下のポジティブな成果が得られました。
• 「朝活」の定着と瞑想と悩み相談による内面把握: 当初の想定以上に「朝活」が若者たちの生活に定着しました。悩み相談を聞いて、カードを引きアドバイスを行うというツールを活用することで、当初は自己肯定感に関するテーマが中心でしたが、次第に自らの学びや深い内面を語る場へと進化し、若者の生活リズムの維持にも寄与しました。
• 福祉資源とのネットワーク拡大: 支援を深める中で、B型・A型事業所、グループホーム、就業支援団体(LITALICO等)といった地域の福祉資源との連携が飛躍的に進展しました。これにより、若者の適性に応じた「適材適所のつなぎ」が可能となり、進路の選択肢が大幅に拡充されました。
• イベントを通じた若者のエンパワーメント: 「のむ寄付」などのイベントにおいて、若者自身が調理ボランティアとして運営に参画しました。単なる受益者にとどまらず、「提供する側」として活動に携わったことは、彼らの自信と社会参画への大きな一歩となりました。

事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動

課題を取り巻く変化

• 対象者の内面的な成熟: 支援開始当初は自己肯定感の低さが目立っていたが、継続的な対話を通じて、現在はより深層的な悩みや、自らの学びに関するテーマを語れるようになるなど、対象者の関心が「生存」から「自立・自己実現」へと移行している。
• 「助けを求めるスキル」の育成: 若者たちが社会で孤立せずに生きていくためには、外部の専門家や周囲に助けを求めるスキルを育む必要があることを再確認した。
• 次期活動に向けた方針: 今後は、今回の事業で得られた言語コミュニケーションの重要性をスタッフ間でさらに共有・深化させ、若者への価値観形成により丁寧に関わっていく。また、今回の学びを活かし、安全面での対策(防犯設備等)や資金管理のバッファを組み込んだ、より持続可能で安全な支援体制の構築を目指す。
・支援対象者の変化;今回の事業を通じて、若者からのニーズが大きく向上し、従来の母子支援に加え若者支援が拡大した。親から離れて避難してくる若者は、保護者の意向や養育能力の影響が受けることがなく、本人の意思を尊重して支援を行うことができた。今後は未成年の若者や子どもをどのように支援していくかが課題となった。

外部との連携実績

1活動保護観察所
実施内容刑務所に服役中の若者との面談の立ち合い。 加害者から家を追い出された末、犯罪を働いた若者の受け入れ依頼 詐欺罪並びに生活保護の不正受給などの疑いで、行政からの支援が ストップした若者の受け入れ依頼
結果・成果・影響等本人が面会を拒否し入居へは至らなかった 無事当団体へ入居 無事当団体へ入居
2活動警察
実施内容拘留中の刑余者の引き渡しに対しての立ち合いを依頼
結果・成果・影響等無事当団体へ入居
3活動自治体
実施内容若者の保護命令の依頼 県をまたいでの支援で生活保護の移管の手続きを依頼。
結果・成果・影響等無事移管され、現在ステップハウスへ入居中
4活動弁護士
実施内容加害者が服役中に、離婚と親権を成立させるための法的手続きを依頼
結果・成果・影響等離婚と親権ともに加害者の出所前に成立し、避難した若者の安全性も 確保された。

広報実績

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)なし
広報制作物等あり
内容

若者キャンペーンチラシ、若者リーフレット、

報告書等なし
イベント開催等あり
内容
2026年2月21日開催 若者支援カンファレンス ~若者支援のイマとコレから~
2025年10月18日開催 毒親とは? 毒親の傾向、受けたときの傷やその対策について考える

ガバナンス・コンプライアンス実績

規程類の整備状況

事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか完了
整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか全て添付・公開をした
内容
変更があった規程類に関して報告しましたか変更はなかった
助成金の対象経費に人件費が含まれる場合、当該人件費の水準等を公開をしていますかはい
内容
https://dvtaisaku.jp/about/

ガバナンス・コンプライアンス体制

社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますかはい
内部通報制度は整備されていますかはい
内容

すでに以前より整備されており、定款とともに、いつでもスタッフや役員が見れる場所に保管してある。

利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますか
コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたかはい
ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたかはい
内容

すでに以前より整備されており、定款とともに、いつでもスタッフや役員が見れる場所に保管してある。

報告年度の会計監査はどのように実施しましたか(実施予定の場合含む)外部監査
内容

当方担当の税理士に中の監査を行っていただいた。

本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますかいいえ

その他

本助成を通じて組織として強化された事項や新たに認識した課題、今後の対応/あればよいと思う支援や改善を求めたい事項など

若者に対する支援では、犯罪歴のある若者や精神障害を抱えている若者、また保護者と一緒に避難してくる若者への支援で課題が残った。犯罪歴のある若者は、自身の行為の重大性を十分に理解できないケースも多く、対話や啓発など内面への働きかけだけでは改善が難しい場合がある。そのため、金銭管理や生活環境の整備、メンタルケア、犯罪を起こしにくい環境づくりなどを並行して行い、長期的に価値観の変化を促す必要があると感じた。加えて、詐欺などの犯罪歴を持つ利用者への対応では、信頼関係構築の難しさや再犯リスクへの対応が課題となり、施設ルールの明確化や警察・保護観察所との連携強化、セキュリティ対策の強化が必要であると認識した。今後は、関連団体との情報共有や連携を進めながら、より安全で継続的な支援体制の構築を目指していく。さらに、家族の突然の失踪事案では外見情報の不足や残置物処理など運営上の課題が生じたため、監視カメラ設置や無断退去時の荷物処理に関する同意書の整備を進めた。

シンボルマークの活用状況

自団体のウェブサイトで表示

広報制作物に表示