事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
子ども及び若者の支援に係る活動
日常生活や成長に困難を抱える子どもと若者の育成支援
日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動
働くことが困難な人への支援
孤独・孤立や社会的差別の解消に向けた支援
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
地域の働く場づくりや地域活性化などの課題解決に向けた取組の支援
安心・安全に暮らせるコミュニティづくりへの支援
SDGsとの関連
| ゴール | ターゲット | 関連性の説明 |
|---|---|---|
| 8. 働きがいも経済成長も | 8.5 2030年までに、若者や障害者を含む全ての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、並びに同一労働同一賃金を達成する。 | 中山間過疎地域における障がい者雇用を含む、すべての人の雇用の場の創出と継続的な地域形成のために主体的に働くことができる場づくり |
| 11. 住み続けられる街づくりを | 11.5 2030年までに、貧困層及び脆弱な立場にある人々の保護に焦点をあてながら、水関連災害などの災害による死者や被災者数を大幅に削減し、世界の国内総生産比で直接的経済損失を大幅に減らす。 | 水源かん養保安林の適切な整備、保全を通じて大規模な災害を予防する。 |
| 15. 陸の豊かさも守ろう | 15.4 2030年までに持続可能な開発に不可欠な便益をもたらす山地生態系の能力を強化するため、生物多様性を含む山地生態系の保全を確実に行う。 | 水源かん養保安林の適切な整備、保全を通じて原生林の保全を行うとともに鹿による獣害対策を実施する。 |
| 4. 質の高い教育をみんなに | 4.4 2030年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用、働きがいのある人間らしい仕事及び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。 | 豊かな自然環境を活用した休日学校や自然体験活動は自らの人生を主体的に切り開く力を育み、人間の継続的な営みに付随する新しい事業を創出する想像力や創造力を生み出す力となる。 |
団体の社会的役割
団体の目的
この法人は農業、林業、人、エネルギーを連携させて環境を整え、より効率かつ持続的な資源の活用を目指すと共に、福祉機関や教育機関との協力体制を築いて、地域全体の「輪」を強化し、また地域の魅力と雇用を掘り起こすことで、誰もが自分の力を発揮できる暮らしやすい社会、ならびに各人が自身の住む場所に深い愛着と誇りを持てる地域をつくることを目的とする(山福農林舎定款より)
団体の概要・活動・業務
本会は約20名の地域住民が主体となり2019年に設立、特定非営利活動のほぼ全て(19種類)を活動範囲に入れる珍しいNPO法人です。当地のような過疎の進んだ中山間地域では、各自が個々の事業に専念するだけでなく、複合的な視点から農、林、エネルギー、教育、福祉といった事業をそれぞれ連携し協働を推進しています。
| 団体の目的 | この法人は農業、林業、人、エネルギーを連携させて環境を整え、より効率かつ持続的な資源の活用を目指すと共に、福祉機関や教育機関との協力体制を築いて、地域全体の「輪」を強化し、また地域の魅力と雇用を掘り起こすことで、誰もが自分の力を発揮できる暮らしやすい社会、ならびに各人が自身の住む場所に深い愛着と誇りを持てる地域をつくることを目的とする(山福農林舎定款より) |
|---|---|
| 団体の概要・活動・業務 | 本会は約20名の地域住民が主体となり2019年に設立、特定非営利活動のほぼ全て(19種類)を活動範囲に入れる珍しいNPO法人です。当地のような過疎の進んだ中山間地域では、各自が個々の事業に専念するだけでなく、複合的な視点から農、林、エネルギー、教育、福祉といった事業をそれぞれ連携し協働を推進しています。 |
概要
事業概要
村が除却を予定している保安林内のコテージ・管理棟・キャンプ場、および神社周辺エリアの一体的な森林整備、エネルギー活用と森の持つ力を活か した雇用創出・リハビリやユニバーサルツーリズムの場を創出するとともに、休日学校等を設置し、当地、および近隣自治体の不登校児支援体制、および長期休業中の子どもたちの支援体制を構築する。又、都市住民を対象としたウェルビーイングプログラム(セラピー・農山村体験・移住体験等)とジビエ一次加工施設の整備を有機的につなげ「森の恵み・森の循環」を体感できる拠点整備を行うことで関係人口・交流人口の増加を推進する。
①保安林と水源地の維持管理と保全
②ユニバーサルツーリズムエリアの整備
③森林を活用した作業療法や森林活動プログラム、自然体験活動の提供
④休日学校等の開設・運営
⑤障がい者のリハビリ・雇用の場の創出
⑥ジビエ加工施設の整備・安心安全な出荷体制の整備と広域ネットワーク・食肉以外の加工品振興 ※ポンチ図別添あり
資金提供契約締結日
2025年09月29日
事業期間
開始日
2025年09月29日
終了日
2028年02月28日
対象地域
長野県東筑摩郡筑北村
| 事業概要 | 村が除却を予定している保安林内のコテージ・管理棟・キャンプ場、および神社周辺エリアの一体的な森林整備、エネルギー活用と森の持つ力を活かした雇用創出・リハビリやユニバーサルツーリズムの場を創出するとともに、休日学校等を設置し、当地、および近隣自治体の不登校児支援体制、および長期休業中の子どもたちの支援体制を構築する。又、都市住民を対象としたウェルビーイングプログラム(セラピー・農山村体験・移住体験等)とジビエ一次加工施設の整備を有機的につなげ「森の恵み・森の循環」を体感できる拠点整備を行うことで関係人口・交流人口の増加を推進する。 | |
|---|---|---|
| 資金提供契約締結日 | 2025年09月29日 | |
| 事業期間 | 開始日 2025年09月29日 | 終了日 2028年02月28日 |
| 対象地域 | 長野県東筑摩郡筑北村 | |
直接的対象グループ
①保安林と水源地の維持管理者数
②ユニバーサルツーリズムを利用する障がい者等
③森林を活用した作業療法や森林浴プログラム参加者数
④休日学校・自然体験活動体験等の利用者数
⑤障がい者の作業者数・リハビリ者数
⑥ジビエ関連事業に関わる人数
人数
①300-350名程度/年②年間10組~15組程度/年③100-200名程度/年④300-500名程度/年⑤210-360名/名程度/年⑥100-200名/名程度
※いずれも年間延数
最終受益者
①村民・近隣自治体住民・首都圏住民(森林活動プログラム・ユ ニバーサルツーリズム受益者)
②障がい者・不登校者・子ども(雇用・リハビリ・休日学校・ユニバーサルツーリズム受益者)
③ジビエ振興関係者(出荷・加工における受益者)
④日本国民(森林国土占有面積世界第三位である国の山からの恵みの享受者)
人数
①村民:3,800人、近隣自治体住民:53万人、首都圏住民(東京・愛知県):2,100万人
②不登校児:34万人、障がい者:963万人
③加工施設:600か所 狩猟者数:15万人
④1億2千万人
| 直接的対象グループ | ①保安林と水源地の維持管理者数 | |
|---|---|---|
| 人数 | ①300-350名程度/年②年間10組~15組程度/年③100-200名程度/年④300-500名程度/年⑤210-360名/名程度/年⑥100-200名/名程度 | |
| 最終受益者 | ①村民・近隣自治体住民・首都圏住民(森林活動プログラム・ユニバーサルツーリズム受益者) | |
| 人数 | ①村民:3,800人、近隣自治体住民:53万人、首都圏住民(東京・愛知県):2,100万人 | |
本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無
なし
| 本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無 | なし |
|---|
事業の背景・課題
社会課題
①水源地の維持・管理
近年、気候変動に伴う豪雨災害は増加の一途である。森林面積が村の84%を占める当地において、自治体の森林整備は松枯れ木伐採に集中しており、より中長期的な視点による適切な林地保全と水源地の維持管理体制を整え、今後起こりうる災害に備える必要がある。本会は法人設立から6年間森林の利活用を推進している。
②不登校児の居場所づくり(休日学校・自然体験活動等)
2023年の文部科学省調査によると長野県内の小中学校の不登校児童数は7060人にのぼり、全国平均よりも高い水準にある。長野県は「信州型フリースクール認証制度」を創設し対応を進めているが、土日祝日や長期休業中の学ぶ場所、居場所が不足している現状があり、当地を含め、隣接する松本市、安曇野市、千曲市、上田市等でも不登校者の居場所不足は顕著である。一社)わくわくの村は麻績村で保育園、教育委員会、地域住民とともに居場所づくりに取り組み、保育士、社会福祉士、教員等が所属している。
③ジビエ加工施設の設置
当地では獣害被害が農地、住宅地にも拡大し、年間700頭の鹿が捕獲されているが、ジビエの加工、流通の仕組みがないため、利活用率は2割以下、8割以上は廃棄されている現状がある。まずは基盤となるジビエ加工の一次処理施設の整備し、近隣の二次処理機能を有するジビエ処理施設との広域連携体制を整えることが急務である。加工は食肉のみでなく、日本画画材としての「鹿膠(にかわ)」、素材としての「革」、廃棄の重量割合の高い「骨(ボーンブロス)」の利活用を進めていく。ちくほく森のめぐみの会は当地のジビエ振興を行う任意団体であり、構成員は食品加工事業者、飲食店、ゲストハウス経営者等が参画している。
④精神障がい者等のリハビリ・雇用の場の創出
厚生労働省による2022年度の調査によると三障がい(身体・知的・精神)の中で精神障がい者数が最も多くなり(約614万人)、2016年調査と比較し56.6%増加した。背景としては社会全体の「生きづらさ」や「孤独感」などが関連していると指摘されている。当地でも精神・発達系の障がい者が増加しており、豊かな自然環境の中でのリハビリ、雇用の場を創出し、日本版ソーシャルファームとしての運用を確立することで中山間過疎地域においての生業を作ることは有用である。特非)本会は6年間就労支援事業の運営に携わっている。
課題に対する行政等による既存の取組み状況
平成18年に旧本城村、坂北村、坂井村の三村が合併し筑北村となり約20年となるが、その間、人口は42%減少し、高齢化率が47%を越える現状にある。近年移住施策を打ち出したが、人口減少に歯止めがかからず、不登校者、障がい者数も増加の一途をたどっている。また合併後の行政インフラの除却が速いスピードで進んでいることから地域住民にとって必要なインフラが次々の除却されている現状がある。また自然環境に関する取り組みは松枯れ被害木対策が主となっており、中長期的な自然環境保全の取組みに関する課題がある。
課題に対する申請団体の既存の取組状況
本会では耕作放棄地管理や農作物生産、放置林整備を通じて地域の自然環境整備の取り組みを進めると共に村内の温浴施設での薪ボイラ運用を行うことで年間6万㍑の灯油の削減を実現している。それらの事業と「生きづらさ」を持つ人達の働く場や交流する場を創り出すことにより、「お互いに取って必要な関係となる地域づくり」に取り組んでいる。さらに整備された農林地を活用した農山村体験を都市部の中学生、高校生、大学生に向けて提供している。
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
本資金の活用を行うことは障がい者や子どもはもとより農林業従事者、地域住民、都市部住民へ寄与するものである。地域住民を主体とした活力ある継続的な事業運営体制の構築と自然環境の利活用を進めることは全国の中山間過疎地域におけるモデル事業となりうると考える。
| 社会課題 | ①水源地の維持・管理 |
|---|---|
| 課題に対する行政等による既存の取組み状況 | 平成18年に旧本城村、坂北村、坂井村の三村が合併し筑北村となり約20年となるが、その間、人口は42%減少し、高齢化率が47%を越える現状にある。近年移住施策を打ち出したが、人口減少に歯止めがかからず、不登校者、障がい者数も増加の一途をたどっている。また合併後の行政インフラの除却が速いスピードで進んでいることから地域住民にとって必要なインフラが次々の除却されている現状がある。また自然環境に関する取り組みは松枯れ被害木対策が主となっており、中長期的な自然環境保全の取組みに関する課題がある。 |
| 課題に対する申請団体の既存の取組状況 | 本会では耕作放棄地管理や農作物生産、放置林整備を通じて地域の自然環境整備の取り組みを進めると共に村内の温浴施設での薪ボイラ運用を行うことで年間6万㍑の灯油の削減を実現している。それらの事業と「生きづらさ」を持つ人達の働く場や交流する場を創り出すことにより、「お互いに取って必要な関係となる地域づくり」に取り組んでいる。さらに整備された農林地を活用した農山村体験を都市部の中学生、高校生、大学生に向けて提供している。 |
| 休眠預金等交付金に係わる資金の活 用により本事業を実施する意義 | 本資金の活用を行うことは障がい者や子どもはもとより農林業従事者、地域住民、都市部住民へ寄与するものである。地域住民を主体とした活力ある継続的な事業運営体制の構築と自然環境の利活用を進めることは全国の中山間過疎地域におけるモデル事業となりうると考える。 |
中長期アウトカム
事業終了の5年後(2033年)に当地域において、近隣自治体住民の利用を含む休日学校等の運営、継続的な森林整備・水源地の維持管理体制、ジビエ加工の広域連携体制が整い、ユニバーサルツーリズムや農山村体験による交流人口増加が進んでいる。それらの各事業に障がい者雇用・リハビリの場との有機的な結びつきが生まれ、「森の恵みを活かし、循環することで、生きていることを実感」することができる事業プログラムが定着し、「人の交錯地」としての地域での役割、生業が継続的に生まれ「多様性を認め合う」基盤が構築されている。
短期アウトカム
| 1 | 里山(森林、水源地)の継続的な維持管理体制が整備され、里山保全活動が活性化し始める | |
|---|---|---|
| モニタリング | はい | |
| 指標 | ・森林整備活動回数 | |
| 初期値/初期状態 | 里山管理の担い手が限られており、森林整備や資源活用が十分に進んでいない | |
| 中間評価時の値/状態 | 森林整備活動:年3回程度実施 | |
| 事後評価時の値/状態 | 森林整備活動:年6回以上実施 | |
| 2 | 生きづらさを抱える人々の回復の場・活躍の場において生き生きとした活動が生まれる | |
| モニタリング | はい | |
| 指標 | ・A型事業利用者数 | |
| 初期値/初期状態 | 生きづらさを抱える人が地域活動に参加する機会が限られている | |
| 中間評価時の値/状態 | A型利用者:1〜2名 | |
| 事後評価時の値/状態 | A型利用者:1-3名 | |
| 3 | 地域の子どもたちの新たな居場所・体験的学びの場の形成により学びと成長の機会が広がる | |
| モニタリング | はい | |
| 指標 | ・休日学校等参加人数(不登校者含む) | |
| 初期値/初期状態 | 地域の子どもが自然体験や 地域活動を通じて学べる居場所が限られている | |
| 中間評価時の値/状態 | 休日学校参加者:企画立案 | |
| 事後評価時の値/状態 | 休日学校等参加者:10-20名/回 | |
| 4 | ジビエ活用等の森の恵みを生かす活動システムが整備され、地域資源活用拡大の端緒となる | |
| モニタリング | はい | |
| 指標 | ・ジビエ一次処理頭数 | |

