事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動
孤独・孤立や社会的差別の解消に向けた支援
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
安心・安全に暮らせるコミュニティづくりへの支援
その他の解決すべき社会の課題
外国人医療の課題解決に向けた環境整備の支援
SDGsとの関連
| ゴール | ターゲット | 関連性の説明 |
|---|---|---|
| 3. すべての人に健康と福祉を | 3.3 2030年までに、エイズ、結核、マラリア及び顧みられない熱帯病といった伝染病を根絶するとともに肝炎、水系感染症及びその他の感染症に対処する。 | 感染症は差別や偏見の対象となりやすく、誤った情報が流出したり、時に不 安や恐怖を煽る情報が強調され、医療や相談に繋がりにくくなることがある。人々が正しい知識と対策を知ることで感染症から身を守り、感染症に罹患した患者は早期に医療に繋がり自身の状況を正確に理解することが、効果的な治療と回復のために特に重要である。よって様々な感染症に対応する指定病院及び市民に開かれた市民病院や公衆衛生に関わる施設が、どのような背景の人にも、言語の人にも対応できる体制を整備すること、また外国籍住民自身も自分たちのコミュニティの中で情報を得て相談ができる仕組みを作ることが、人々の間での伝染病の蔓延を防ぐことにつながる。 |
| 3. すべての人に健康と福祉を | 3.3 2030年までに、エイズ、結核、マラリア及び顧みられない熱帯病といった伝染病を根絶するとともに肝炎、水系感染症及びその他の感染症に対処する。 | 感染症は差別や偏見の対象となりやすく、誤った情報が流出したり、時に不安や恐怖を煽る情報が強調され、医療や相談に繋がりにくくなることがある。人々が正しい知識と対策を知ることで感染症から身を守り、感染症に罹患した患者は早期に医療に繋がり自身の状況を正確に理解することが、効果的な治療と回復のために特に重要である。よって様々な感染症に対応する指定病院及び市民に開かれた市民病院や公衆衛生に関わる施設が、どのような背景の人にも、言語の人にも対応できる体制を整備すること、また外国籍住民自身も自分たちのコミュニティの中で情報を得て相談ができる仕組みを作ることが、人々の間での伝染病の蔓延を防ぐことにつながる。 |
| 10. 人や国の不平等をなくそう | 10.7 計画に基づき良く管理された移民政策の実施などを通じて、秩序のとれた、安全で規則的かつ責任ある移住や流動性を促進する。 | 国籍や言語を理由に保健・医療・福祉から排除されないように保障することが必要である。健康を維持し病気になっても人間として扱われることが安全な社会づくりにつながる。 |
| 10. 人や国の不平等をなくそう | 10.7 計画に基づき良く管理された移民政策の実施などを通じて、秩序のとれた、安全で規則的かつ責任ある移住や流動性を促進する。 | 国籍や言語を理由に保健・医療・福祉から排除されないように保障することが必要である。健康を維持し病気になっても人間として扱われることが安全な社会づくりにつながる。 |
団体の社会的役割
団体の目的
CHARMは日本に住むすべての人が健やかに生活できるように活動する市民団体であり、国籍、言語、セクシュアリティーや疾患の有無に関わらず人が尊重される社会を目指している。身体的、精神的、社会的な不安を抱えた人々が、自分らしく健康に生きるために必要な情報を得て、適切な相談先や医療機関に繋がる仕組みを作り、専門的知識やスキルを持った人材を養成し、人と人、民官学の連携を築いている。
団体の概要・活動・業務
CHARMは、エイズを発症した外国籍住民の支援から始まった。現在は病を持ちながらも健やかに生きることを支援するための個別支援や当事者グループの開催、10言語による情報発信、電話等による多言語相談、医療通訳の派遣、日本に移住するHIV陽性者が治療を継続するための支援、政策提言、インターンや実習生の受け入れによる人材育成、研修や講演会を通しての啓発活動などを行なっている。
| 団体の目的 | CHARMは日本に住むすべての人が健やかに生活できるように活動する市民団体であり、国籍、言語、セクシュアリティーや疾患の有無に関わらず人が尊重される社会を目指している。身体的、精神的、社会的な不安を抱えた人々が、自分らしく健康に生きるために必要な情報を得て、適切な相談先や医療機関に繋がる仕組みを作り、専門的知識やスキルを持った人材を養成し、人と人、民官学の連 携を築いている。 |
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| 団体の概要・活動・業務 | CHARMは、エイズを発症した外国籍住民の支援から始まった。現在は病を持ちながらも健やかに生きることを支援するための個別支援や当事者グループの開催、10言語による情報発信、電話等による多言語相談、医療通訳の派遣、日本に移住するHIV陽性者が治療を継続するための支援、政策提言、インターンや実習生の受け入れによる人材育成、研修や講演会を通しての啓発活動などを行なっている。 |
概要
事業概要
日本語の理解が十分ではない人が日本で健康に生きるためにはいくつもの障壁がある。日本の保健・医療・福祉制度について理解できる言語で手に入る情報が少ない。健康に問題が生じた際に相談できる先が分からない、保健所や医療機関で意思疎通ができない、などの障壁を乗り越えなければならない。すべての人が保健・医療・福祉から取り残されないために外国籍コミュニティ、保健所、医療機関をつなぐしくみを構築する。
1)ヘルス・ケアワーカーを在住外国籍の人たちの中で養成する。同国人が身近に相談できる相手として存在することは重要であり、CHARMは医療専門家と共にこの人たちをサポートする。
2)CHARMが開発した多言語支援を必要とする人のためのHIV/STI検査多言語受検システム(以下HIV/STI検査多言語受検システム)を大阪府下の保健所に広め、多言語支援を必要とする人々がHIV/STI検査をきっかけに地域の保健所を利用することを目指す。
3)大阪府下の公立医療機関(国立、府立、市立病院)で感染症に関して包摂的多言語支援体制(以下感染症包摂的多言語支援体制)を確立する。
これらの事業を通して、医療機関、保健所、コミュニティをつなぎ、多言語支援体制を必要とする人々に伸びる毛細血管を通じて病気の際に必要となる医療機関、未病の状態でアクセスできる保健所等とつなぎ、誰も取り残されることがないしくみを構築する。
資金提供契約締結日
2025年10月08日
事業期間
開始日
2025年10月08日
終了日
2028年02月28日
対象地域
大阪府
| 事業概要 | 日本語の理解が十分ではない人が日本で健康に生きるためにはいくつもの障壁がある。日本の保健・医療・福祉制度について理解できる言語で手に入る情報が少ない。健康に問題が生じた際に相談できる先が分からない、保健所や医療機関で意思疎通ができない、などの障壁を乗り越えなければならない。すべての人が保健・医療・福祉から取り残されないために外国籍コミュニティ、保健所、医療機関をつなぐしくみを構築する。 | |
|---|---|---|
| 資金提供契約締結日 | 2025年10月08日 | |
| 事業期間 | 開始日 2025年10月08日 | 終了日 2028年02月28日 |
| 対象地域 | 大阪府 | |
直接的対象グループ
外国籍住民
保健師及び保健業務に携わる職員および医療機関の医療従事者
人数
外国籍住民30万人
医療従事者10万人
最終受益者
外国籍住民
保健師及び保健業務に携わる職員および医療機関の医療従事者
人数
外国籍住民30万人
医療従事者10万人
| 直接的対象グループ | 外国籍住民 | |
|---|---|---|
| 人数 | 外国籍住民30万人 | |
| 最終受益者 | 外国籍住民 | |
| 人数 | 外国籍住民30万人 | |
本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無
なし
| 本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無 | なし |
|---|
事業の背景・課題
社会課題
日本に暮らす中長期在留資格を有する外国籍住民の数は毎年増加しており、この傾向は大阪府下でも同じである。住民登録をしている外国籍者の数は、301,490人(2023年12月末)である。多文化共生という言葉が自治体や教育機関、一般企業などから発信される一方で保健・医療・福祉の現場では外国籍住民への対応は、いつまでたっても改善されない。日本語が分からないというだけで診療を拒否され、誰か日本語がわかる人を患者が探して連れていくことを強要されることは現在でも頻繁に起きている。
国境を越えた人の移動により多様な感染症が行き来し、公衆衛生の観点から感染症患者は管理の元に置かれ治療が行われる場合もある。発生が分かると検査や入院などの措置が行われるが、その際に言葉が理解できないことによる外国籍患者の不安は大きい。医療現場では言語の支援が保障されておらず、医療従事者は機械翻訳機などを駆使しながら限られた意思疎通を行なっている。
また保健・医療・福祉の制度については理解が難しく、日本で長期に暮らす外国籍住民でも知らないことは多い。社会の仕組みの一つとしてこれらの制度は重要な情報であるが、実際のところは、その制度の対象となった場合でも自治体で外国人向けの冊子を渡されるだけで終わり、制度の詳細について説明を受ける機会はない。そのため制度を利用できる立場であるにも関わらず利用していなかったということが、何か具体的な問題が起き、市民団体に相談に来て初めてわかるという人が多い。
外国籍住民の健康についてはこのような社会的な課題があるが、近年、地域で活動する外国籍の医療者が生まれ、我々と同じ問題意識を持ってコミュニティでの活動を行っている。我々もこれまでに外国籍コミュニティへのアプローチを行ってきたことはあるが、コミュニティ内に存在する「支援が必要な人」は表面化しにくく、外国籍コミュニティでの活動の難しさを感じていた。そこで同国人同士の絆で繋がっている外国籍の医療者と、20年以上医療機関や行政と連携して活動を行ってきた我々が協働し、外国籍住民支援のネットワークを拡大・強化することで、必要な人に必要な健康情報を提供し、制度につなぎ、適切に医療を受けるための新しい仕組みを作りたいと考え今回の事業策定に至った。
課題に対する行政等による既存の取組み状況
感染症の中で結核に関しては、保健所における医療通訳支援を実施している自治体もある。治療専門医療機関における通訳制度は存在しない。HIV/STI検査においては、大阪府下では1ヶ所のみで月1回2言語で通訳支援が行われている。医療機関では、大阪府の24時間多言語遠隔医療通訳や企業との契約によるサービスも存在するが利用には差がある。
課題に対する申請団体の既存の取組状況
CHARMは国と自治体の事業を受託し、外国籍住民が医療にアクセスできるための一助となってきた。行ってきた事業は外国語によるエイズ電話相談、HIVと結核に関する医療通訳派遣、外国語によるカウンセリングとソーシャルワーク、多言語話者への行政窓口への同行支援、多言語体制を配備したHIV/STI通常検査会場の運営などがある。これらの事業を利用した人々には多言語支援を提供することができた。
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
同事業を実施することにより外国籍コミュニティ、医療機関、保健行政、市民団体が連携してすべての人が健康に生きることができる環境を包摂的に作り出すことができることに意義がある。これまでは、自治体や委託事業等により一部の対象者にのみ提供されていたものが包摂的な環境となることの意義は大きい。3年間の助成を通して課題の見える化と支援の実績を作り出すことにより自治体による事業化に向けた大きな布石となる。
| 社会課題 | 日本に暮らす中長期在留資格を有する外国籍住民の数は毎年増加しており、この傾向は大阪府下でも同じである。住民登録をしている外国籍者の数は、301,490人(2023年12月末)である。多文化共生という言葉が自治体や教育機関、一般企業などから発信される一方で保健・医療・福祉の現場では外国籍住民への対応は、いつまでたっても改善されない。日本語が分からないというだけで診療を拒否され、誰か日本語がわかる人を患者が探して連れていくことを強要されることは現在でも頻繁に起きている。 |
|---|---|
| 課題に対する行政等による既存の取組み状況 | 感染症の中で結核に関しては、保健所における医療通訳支援を実施している自治体もある。治療専門医療機関における通訳制度は存在しない。HIV/STI検査においては、大阪府下では1ヶ所のみで月1回2言語で通訳支援が行われている。医療機関では、大阪府の24時間多言語遠隔医療通訳や企業との契約によるサービスも存在するが利用には差がある。 |
| 課題に対する申請団体の既存の取組状況 | CHARMは国と自治体の事業を受託し、外国籍住民が医療にアクセスできるための一助となってきた。行ってきた事業は外国語によるエイズ電話相談、HIVと結核に関する医療通訳派遣、外国語によるカウンセリングとソーシャルワーク、多言語話者への行政窓口への同行支援、多言語体制を配備したHIV/STI通常検査会場の運営などがある。これらの事業を利用した人々には多言語支援を提供することができた。 |
| 休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | 同事業を実施することにより外国籍コミュニティ、医療機関、保健行政、市民団体が連携してすべての人が健康に生きることができる環境を包摂的に作り出すことができることに意義がある。これまでは、自治体や委託事業等により一部の対象者にのみ提供されていたものが包摂的な環境となることの意義は大きい。3年間の助成を通して課題の見える化と支援の実績を作り出すことにより自治体による事業化に向けた大きな布石となる。 |
中長期アウトカム
外国籍コミュニティ、医療機関、保健行政、市民団体が連携することで、外国籍住民が必要とする保健・医療につながりやすくなる。これを大阪モデルとし他の都道府県へ展開する。
短期アウトカム
| 1 | 1 大阪府で生活する外国籍住民が保健・医療に関する課題に直面した際、母国語でヘルス・ケアワーカーに相談ができ対応方法を知ることで安心感を得られる。 | |
|---|---|---|
| モニタリング | はい | |
| 指標 | ・ヘルス・ケアワーカーを養成・認定する。 | |
| 初期値/初期状態 | ヘルス・ケアワーカー及びサポートスタッフ の活動は無い。 | |
| 事後評価時の値/状態 | ・20名以上の研修を受けたヘルス・ケアワーカーが認定されている。 | |
| 2 | 2 CHARMの開発したHIV/STI検査多言語受検システムの導入により、大阪府下の保健所・保健センター等でHIV/STI検査を提供する人々が外国籍受検者に対する不安が少なくなり、コミュニケーションが向上したと実感する。 | |
| モニタリング | はい | |
| 指標 | ・大阪府下の保健所/保健(福祉)センター等が行うHIV/性感染症検査で多言語受検システムを利用することにより外国人受検者に対する不安が軽減し、コミュニケーションが向上することを目指す。その効果については、外国人受検者及び検査提供者へのアンケート調査で評価する。 | |
| 初期値/初期状態 | ・HIV/STI検査を実施している保健所、保健センター、委託事業の数 | |
| 事後評価時の値/状態 | ・大阪府下で行われているHIV/STI検査会場の80%以上が多言語受検システムを導入する。 | |
| 3 | 3 大阪府下の公的医療機関において外国籍住民が受診または入院した際に、場面に応じた多言語ツールを活用することで、コミュニケーションの問題が改善したと実感する。 | |
| モニタリング | はい | |
| 指標 | ・公立医療機関が多言語支援体制を導入する。 | |
| 初期値/初期状態 | 対象医療機関 | |
| 事後評価時の値/状態 | 実施医療機関 | |
アウトプット
| 1 | 1-1 外国籍住民が直面する健康に関する課題を明らかにし、大阪府内在住の外国籍住民より保健・医療について正しい知識をつけたヘルス・ケアワーカーを養成・登録する。 | |
|---|---|---|
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | ・ヘルス・ケアワーカー養成研修を実施する。 | |
| 中間評価時の値/状態 | ・研修を1回実施 | |
| 事後評価時の値/状態 | ・研修を2回実施 | |
| 2 | 1-2 医療・福祉の専門家をヘルス・ケアワーカーのサポートスタッフとして養成・登録する。 | |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | ・サポートスタッフ養成研修を実施する。 | |
| 中間評価時の値/状態 | ・研修を1回実施 | |
| 事後評価時の値/状態 | ・研修を2回実施 | |
| 3 | 1-3 ヘルスケア・ワーカーの活動により外国籍コミュニティにもたらされる効果を測定し、外国籍住民の支援に関わる関係者に広く知ってもらう。 | |
| モニタリング | はい | |
| 指標 | ・ヘルス・ケアワーカーのサービス利用者にアンケートを実施する。 | |
| 中間評価時の値/状態 | ・サービス利用者にアンケートを実施 | |
| 事後評価時の値/状態 | ・サービス利用者の80%以上が不安が軽減し、安心感を得られたと回答 | |
| 4 | 2-1 大阪府下の保健所/保健(福祉)センター及び同保健所が委託しているHIV/STI検査会場が多言語受検システムを導入する。 | |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | ・大阪府下でHIV/STI検査を主催又は委託している検査会場数 31か所 | |
| 中間評価時の値/状態 | 50%実施 | |
| 事後評価時の値/状態 | 80%実施 | |

