事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
安心・安全に暮らせるコミ ュニティづくりへの支援
SDGsとの関連
| ゴール | ターゲット | 関連性の説明 |
|---|---|---|
| 4. 質の高い教育をみんなに | 4.2 2030年までに、全ての子供が男女の区別なく、質の高い乳幼児の発達・ケア及び就学前教育にアクセスすることにより、初等教育を受ける準備が整うようにする。 | 域外からの園児数の確保 / 国内外からの留学生との交流による在園児への多様性環境の提供を通じて、人口減少の地域に住みながら質の高い保育が受けられる環境担保に努める |
| 11. 住み続けられる街づくりを | 11.3 2030年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、全ての国々の参加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。 | 園運営の安定を図り、住みたい場所に住み続け、はたきたい場所で働き続けられる持続可能なまちを実現する。 |
| 8. 働きがいも経済成長も | 8.8 移住労働者、特に女性の移住労働者や不安定な雇用状態にある労働者など、全ての労働者の権利を保護し、安全・安心な労働環境を促進する。 | 海外からの保育人材確保のノウハウを獲得することで、安心・安全な労働環境を整備するとともに、自国の文化的バックグラウンドや言語(英語)が活き、アイデンティティーに誇りを感じられる業務内容を準備する。 |
団体の社会的役割
団体の目的
多様な福祉サービスがその利用者の意向を尊重して総合的に提供されるよう創意工夫することにより、利用者が、個人の尊厳を保持しつつ、心身ともに健やかに育成されるよう支援することを目的として、次の社会福祉事業を行う。
(イ) 幼保連携型認定こども園の経営
(ロ) 一時預かり事業
(ハ) 地域子育て支援拠点事業
(ニ) 病児保育事業
団体の概要・活動・業務
地域の子どもたちと保護者に対し、安全で質の高い保育を提供すると同時に、地域に根差した共生社会の実現を目指す。
・竹原市竹原地区での50年以上にわたる保育事業
・地域イベントや育児支援活動 を通じた地域貢献
・保育園留学モデルの導入を視野に入れた外部との連携構築
| 団体の目的 | 多様な福祉サービスがその利用者の意向を尊重して総合的に提供されるよう創意工夫することにより、利用者が、個人の尊厳を保持しつつ、心身ともに健やかに育成されるよう支援することを目的として、次の社会福祉事業を行う。 |
|---|---|
| 団体の概要・活動・業務 | 地域の子どもたちと保護者に対し、安全で質の高い保育を提供すると同時に、地域に根差した共生社会の実現を目指す。 |
概要
事業概要
本事業は、竹原市竹原地区において、保育園運営の安定化と園の魅力向上、さらに地域 の滞在環境整備を図ることを目的に実施するものである。
現在、街並み保存地区にほど近い中央こども園では、海外の園児受け入れを行っており、外国籍の方からその日本の伝統のある歴史的町並みを好んで竹原へご家族に来て頂いている。
また園では書道や剣道など日本文化を海外の子どもたちに伝えていくことで、保育園留学地域の中でも人気の拠点となっている。
一方で、その対応に伴い外国語・文化への対応などで保育人材の負荷がかかっている状況。
取り組みを持続的なものにして、園経営維持を実現するためには、地域外からの園児受け入れを継続的に進める必要がある。
特に今後、外国籍園児の受け入れ拡大が見込まれる中、国際的視点や文化的多様性を取り入れた保育環境の整備が求められている。
そこで本事業では、フィリピンから保育補助者を2名雇用し、多文化共生を体現する体制を構築する。
さらに、地域外の子育て世帯の受け入れを支える基盤として、街並み保存地区にある近隣の空き家を改修し、徒歩登園が可能な中期滞在が可能な宿泊施設として整備する。
これにより、保育園留学等を通じた竹原市の交流人口の創出や、地域への関心醸成を図り地域活性化につなげる。
資金提供契約締結日
2025年09月24日
事業期間
開始日
2025年09月24日
終了日
2028年03月30日
対象地域
竹原市
| 事業概要 | 本事業は、竹原市竹原地区において、保育園運営の安定化と園の魅力向上、さらに地域の滞在環境整備を図ることを目的に実施するものである。 一方で、その対応に伴い外国語・文化への対応などで保育人材の負荷がかかっている状況。 そこで本事業では、フィリピンから保育補助者を2名雇用し、多文化共生を体現する体制を構築する。 | |
|---|---|---|
| 資金提供契約締結日 | 2025年09月24日 | |
| 事業期間 | 開始日 2025年09月24日 | 終了日 2028年03月30日 |
| 対象地域 | 竹原市 | |
直接的対象グループ
竹原保育園が安定的に運営されることで、安心して子育てができる地域コミュニティーの存続、こどもがいる活気あるまちづくりが可能になる。
人数
竹原市住民:約22,343人
最終受益者
・竹原保育園に在園する園児
└より安定し質の高い保育環境の享受
・竹原保育園の保育士
└多文化対応力の向上と専門性の深化
└働きやすい職場環境の整備、園の魅力向上による誇りや意欲の醸成
人数
在園児 91人
保育士 19人(※補助含まず)
| 直接的対象グループ | 竹原保育園が安定的に運営されることで、安心して子育てができる地域コミュニティーの存続、こどもがいる活気あるまちづくりが可能になる。 | |
|---|---|---|
| 人数 | 竹原市住民:約22,343人 | |
| 最終受益者 | ・竹原保育園に在園する園児 ・竹原保育園の保育士 | |
| 人数 | 在園児 91人 | |
本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無
なし
| 本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無 | なし |
|---|
事業の背景・課題
社会課題
竹原市は現在、全国的な課題である少子高齢化と人口減少の波に直面しており、令和5年時点における高齢化率は実に42%を超える深刻な状況です。特に市の中心部に位置する中央こども園では、園児数の減少と保育人材の確保難が著しく進行しており、施設の維持そのものが困難な局面を迎えています。かつて120名の園児を受け入れていた当園は、令和6年度の定員が30名を下回り、0歳児の新規入所もゼロという未曾有の状態にあります。このままでは保育施設の運営継続が困難となり、地域社会の存続にも影響を及ぼす恐れがあります。
さらに、保育現場では職員の高齢化が進み、若年層の新規採用が困難であることから、早朝・夕方の延長保育にも支障が出ており、保育の質の低下と保護者の不安感の増大が懸念されています。地域社会全体にとって、子どもを安心して預けられる環境の確保は喫緊の課題です。
一方で、竹原市内には空き家など未活用の住宅資源が多数存在し、これらを活用した移住・定住の促進が求められています。こうした課題の解決策として注目されているのが、「保育園留学」の導入です。都市部の子育て世帯が一定期間地域に滞在し、地元の保育園を利用するこの仕組みは、外部からの人材や家族を呼び込むことで保育機能を再構築し、地域経済の活性化や交流人口の創出にもつながる、新しい地域再生モデルです。
また、外国人保育人材の導入は、保育士不足を補うと同時に、多様な文化に触れる教育機会を提供することで、園児の発達にも資するものです。さらに、空き家を宿泊施設へと改修し、子育て世帯の短中期滞在を支援する体制を整えることで、保育と観光・交流を融合させた持続可能な地域づくりが可能となります。
これら複合的なアプローチを通じて、保育の質の向上と地域活性化の両立を図り、竹原市が抱える社会課題の抜本的な解決に寄与するモデルの構築を目指します。これは、単なる保育支援にとどまらず、地域社会全体の再生と未来への希望を紡ぐ、持続可能な取り組みとなるものです。
課題に対する行政等による既存の取組み状況
2023年度竹原市はReGACYとの「たけはらDX」にて、観光施策や移住促進の実証としてキッチハイクと連携した保育園留学事業を中央こども園で開始。
2024年度観光機構が市から委託を受け、事業の継続・拡充を実施。
行政・住民・民間が連携する体制が構築された。一方で外国籍園児の受け入れが進む中、言語・文化対応等による保育現場の負担が増し、特に中央こども園では業務過多が深刻化している。
課題に対する申請団体の既存の取組状況
2023年度より、保育園留学の受け入れを開始し、2023年度には合計3家族、2024年度には22家族の受け入れを実施。
今年度は、未就学児の受け入れに留まらず、地域の関係者と協力し町並み保存地区にある空き家を改修して、宿泊施設を拡大にも挑戦中。
剣道や書道なども教えられる園で、海外からのご家族にも人気を博す。受け入れ満足度の向上のための取り組みも継続的に行っている。
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
中央こども園の保育士不足と多文化対応の課題に対応する「海外保育人材の登用」と、保育園留学の滞在先として町並み保存地区の空き家を改修する「宿泊施設整備」の2本柱で実施する。
徒歩通園や地域交流の機会創出、地域景観を活 かした滞在体験を提供し、関係人口の創出と保育環境の安定を両立する。
これにより、行政と民間の連携による持続可能な地域モデルへの移行を目指す重要なフェーズとなる。
| 社会課題 | 竹原市は現在、全国的な課題である少子高齢化と人口減少の波に直面しており、令和5年時点における高齢化率は実に42%を超える深刻な状況です。特に市の中心部に位置する中央こども園では、園児数の減少と保育人材の確保難が著しく進行しており、施設の維持そのものが困難な局面を迎えています。かつて120名の園児を受け入れていた当園は、令和6年度の定員が30名を下回り、0歳児の新規入所もゼロという未曾有の状態にあります。このままでは保育施設の運営継続が困難となり、地域社会の存続にも影響を及ぼす恐れがあります。 さらに、保育現場では職員の高齢化が進み、若年層の新規採用が困難であることから、早朝・夕方の延長保育にも支障が出ており、保育の質の低下と保護者の不安感の増大が懸念されています。地域社会全体にとって、子どもを安心して預けられる環境の確保は喫緊の課題です。 一方で、竹原市内には空き家など未活用の住宅資源が多数存在し、これらを活用した移住・定住の促進が求められています。こうした課題の解決策として注目されているのが、「保育園留学」の導入です。都市部の子育て世帯が一定期間地域に滞在し、地元の保育園を利用するこの仕組みは、外部からの人材や家族を呼び込むことで保育機能を再構築し、地域経済の活性化や交流人口の創出にもつながる、新しい地域再生モデルです。 また、外国人保育人材の導入は、保育士不足を補うと同時に、多様な文化に触れる教育機会を提供することで、園児の発達にも資するものです。さらに、空き家を宿泊施設へと改修し、子育て世帯の短中期滞在を支援する体制を整えることで、保育と観光・交流を融合させた持続可能な地域づくりが可能となります。 これら複合的なアプローチを通じて、保育の質の向上と地域活性化の両立を図り、竹原市が抱える社会課題の抜本的な解決に寄与するモデルの構築を目指します。これは、単なる保育支援にとどまらず、地域社会全体の再生と未来への希望を紡ぐ、持続可能な取り組みとなるものです。 |
|---|---|
| 課題に対する行政等による既存の取組み状況 | 2023年度竹原市はReGACYとの「たけはらDX」にて、観光施策や移住促進の実証としてキッチハイクと連携した保育園留学事業を中央こども園で開始。 |
| 課題に対する申請団体の既存の取組状況 | 2023年度より、保育園留学の受け入れを開始し、2023年度には合計3家族、2024年度には22家族の受け入れを実施。 |
| 休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | 中央こども園の保育士不足と多文化対応の課題に対応する「海外保育人材の登用」と、保育園留学の滞在先と して町並み保存地区の空き家を改修する「宿泊施設整備」の2本柱で実施する。 |
中長期アウトカム
海外からの保育人材確保・定着のノウハウが確立されることで、都市部にはない環境を求めて地方を訪問する子育て世帯の受け皿が十分に整備された環境を整える。保育施設の受け入れ体制を整備することで、国内外を問わず地域外から子育て世帯が竹原保育園に滞在する状態を創り出す。地域外から継続的に人を呼び込むことで、収益が確保され、雇用の維持、保育の質の向上に繋がり、地域の暮らしに欠くことのできない子育て環境が改善する好循環サイクルを生み出す。
短期アウトカム
| 1 | 一次預かり園児数の拡大 | |
|---|---|---|
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | ・保育補助人材の登用により拡大した預かり児童数 | |
| 初期値/初期状態 | 0人 | |
| 事後評価時の値/状態 | 同時預かり児童数の拡大:6人 | |
| 2 | 一時預かり園児の利用日数 | |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | ・保育補助人材の登用により拡大した預かり日数 | |
| 初期値/初期状態 | 現状値なし | |
| 事後評価時の値/状態 | 300日/年 | |
| 3 | 海外からの一時預かり園児の拡大 | |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | ・人材登用後、新たに預かった海外籍の園児数 | |
| 初期値/初期状態 | ー | |
| 事後評価時の値/状態 | 30人/年 | |
| 4 | 在園児の利用満足度 | |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | ・保護者へのヒアリング・アンケート | |
| 初期値/初期状態 | ー | |
| 事後評価時の値/状態 | 利用満足度の維持、向上 | |
| 5 | 補助人材の勤続期間 | |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | ・フィリピン人の保育補助人材の勤務実態 | |
| 初期値/初期状態 | ー | |
| 事後評価時の値/状態 | 年間を通じた雇用継続 | |
| 6 | 経営基盤の強化・安定 | |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | ・収支の改善 | |
| 初期値/初期状態 | ー | |
| 事後評価時の値/状態 | 保育園留学事業の収支黒字化 | |
アウトプット
| 1 | ・フィリピン人材受け入れ資格の取得 | |
|---|---|---|
| モニタリング | はい | |
| 指標 | 事前評価で行った地域の人口減少の課題と保育ニーズに対応した、保育人材獲得計画が作成されている | |
| 中間評価時の値/状態 | フィリピン人の受け入れが始まっている状態 | |
| 事後評価時の値/状態 | フィリピン人の受け入れ・サポート体制がスムーズに行え共に地域課題に取り組む状態 | |
| 2 | ・施設関係者や子ども、保護者、地域住民へのフィリピン人材が保育補助人材になることへの理解 | |
| モニタリング | はい | |
| 指標 | ・海外からの保育補助人材と施設関係者・子ども・保護者・地域住民等との関係性 | |
| 中間評価時の値/状態 | 海外からの保育補助人材と職員・こども・保護者・地域住民が良好な関りが始まっている | |
| 事後評価時の値/状態 | 海外からの保育補助人材と職員・こども・保護者・地域住民がお互いを分かり合い助け合える状態 | |
| 3 | ・本事業によって提供される新たな体験プログラム | |

