事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
安心・安全に暮らせるコミ ュニティづくりへの支援
SDGsとの関連
| ゴール | ターゲット | 関連性の説明 |
|---|---|---|
| 15. 陸の豊かさも守ろう | 15.4 2030年までに持続可能な開発に不可欠な便益をもたらす山地生態系の能力を強化するため、生物多様性を含む山地生態系の保全を確実に行う。 | 山火事跡地において天然林や湿地草地の再生を行います。 |
| 13. 気候変動に具体的な対策を | 13.1 全ての国々において、気候関連災害や自然災害に対する強靱性(レジリエンス)及び適応の能力を強化する。 | 山火事跡地に延焼の原因となったスギの単一一斉林とするのではなく、積極的に災害に強い天然林化していくことで自然災害に強い森林をつくります。 |
| 15. 陸の豊かさも守ろう | 15.3 2030年までに、砂漠化に対処し、砂漠化、干ばつ及び洪水の影響を受けた土地などの劣化した土地と土壌を回復し、土地劣化に荷担しない世界の達成に尽力する。 | 郷土樹種や温暖化の影響を受けにくい状態をつくることで、土地劣化を防ぎます。 |
| 15. 陸の豊かさも守ろう | 15.a 生物多様性と生態系の保全と持続的な利用のために、あらゆる資金源からの資金の動員及び大幅な増額を行う。 | 企業資金を積極的に調達し、既存の補助金依存体制から脱却します。 |
団体の社会的役割
団体の目的
青葉組は、放置林・伐採跡地など、人の手が及ばなくなった土地を引き取り、再生する活動を展開。森林を単なる環境資源としてではなく、防災・生物多様性・炭素吸収・地域雇用といった複合的な価値を生み出す社会インフラとして位置づけ、自然再生を通じた地域経済の再構築を目指しています。自然資本を循環的に活用する「自然資本産業」を提唱し、民間企業・自治体・地域住民が共創する持続可能な社会システムを全国に広げることを使命としています。
団体の概要・活動・業務
これまで栃木・新潟・茨城で植林・育林・自然再生活動を展開、延べ200ヘクタールを超える森林を引き取り、創業から5年で33万本以上の植林や育林を実施してきました。ドローンなどの最新技術を駆使し、地域性種苗など広葉樹の育苗も積極的に取組み、高度に多様な森づくりを進めています。近年では企業協賛を活用した自然再生モデルを推進しており、森林を地域経済・教育・企業の接点とする新しい経済循環を生み出しています。
| 団体の目的 | 青葉組は、放置林・伐採跡地など、人の手が及ばなくなった土地を引き取り、再生する活動を展開。森林を単なる環境資源としてではなく、防災・生物多様性・炭素吸収・地域雇用といった複合的な価値を生み出す社会インフラとして位置づけ、自然再生を通じた地域経済の再構築を目指しています。自然資本を循環的に活用する「自然資本産業」を提唱し、民間企業・自治体・地域住民が共創する持続可能な社会システムを全国に広げることを使命としています。 |
|---|---|
| 団体の概要・活動・業務 | これまで栃木・新潟・茨城で植林・育林・自然再生活動を展開、延べ200ヘクタールを超える森林を引き取り、創業から5年で33万本以上の植林や育林を実施してきました。ドローンなどの最新技術を駆使し、地域性種苗など広葉樹の育苗も積極的に取組み、高度に多様な森づくりを進めています。近年では企業協賛を活用した自然再生モデルを推進しており、森林を地域経済・教育・企業の接点とする新しい経済循環を生み出しています。 |
概要
事業概要
本事業は、2025年二月に岩手県大船渡市で発生した大規模林野火災を対象とした災害復興・森林再生プロジェクトです。火災は総計約3000ヘクタールに及ぶ広大な森林を焼失させ、地域の自然環境・生態系・住民生活に甚大な影響を与えました。青葉組は、新たに大船渡市に拠点を開設し、山火事被災した森林を主とした自然資本の再生を主とした新たな産業創出に挑戦します。
再造林にあたっては、スギ・ブナ・ナラ・カエデ・クリ・タブノキなどを組み合わせた多層混交林を形成し、火災に強い森林構造を再構築します。単層人工林では林床に落葉が堆積し、火災時に可燃層となるため、広葉樹導入によって地表湿度と保水力を高め、延焼を抑制する防災効果を狙います。
本事業では、造林業をベースとしながら、漁業や狩猟、木工手工芸に農繫期・漁繫期に従事できるような、新しい地方での働き方(自然資本人材)をデザインできる体制をつくることにより、短期的には、一年以内に再造林10ヘクタール・森林集約化130ヘクタールを達成し、現地拠点を大船渡市綾里地区に設置。最低でも正社員3名を採用し、既存の造林業にとらわれない新たな働き方を創出します。
また、特に造林業従事の大きな障壁となっている山への苗木や資材運搬を解消するために資材運搬ドローンを導入し、さらに、必要に応じて湿地や草地の造成や天然林への誘導などによって、既存の造林業対象地とは別に新たな自然資本をデザイン、実行します。そのために必要な資金は森林を炭素吸収源として測定・評価し、企業のカーボンクレジット・生物多様性クレジットとして活用します。青葉組は、森林再生を単なる環境事業でなく、地域社会構造を修復する産業基盤と位置づけ、災害から地域経済を立て直す中核機能として展開します。
この事業は、災害支援の即応性と自然再生の持続性を併せ持つ全国初のモデルであり、将来的には全国の山火地・豪雨被災地への展開を見据えています。
資金提供契約締結日
2025年12月31日
事業期間
開始日
2025年12月31日
終了日
2026年12月30日
対象地域
岩手県大船渡市
| 事業概要 | 本事業は、2025年二月に岩手県大船渡市で発生した大規模林野火災を対象とした災害復興・森林再生プロジェクトです。火災は総計約3000ヘクタールに及ぶ広大な森林を焼失させ、地域の自然環境・生態系・住民生活に甚大な影響を与えました。青葉組は、新たに大船渡市に拠点を開設し、山火事被災した森林を主とした自然資本の再生を主とした新たな産業創出に挑戦します。 本事業では、造林業をベースとしながら、漁業や狩猟、木工手工芸に農繫期・漁繫期に従事できるような、新しい地方での働き方(自然資本人材)をデザインできる体制をつくることにより、短期的には、一年以内に再造林10ヘクタール・森林集約化130ヘクタールを達成し、現地拠点を大船渡市綾里地区に設置。最低でも正社員3名を採用し、既存の造林業にとらわれない新たな働き方を創出します。 また、特に造林業従事の大きな障壁となっている山への苗木や資材運搬を解消するために資材運搬ドローンを導入し、さらに、必要に応じて湿地や草地の造成や天然林への誘導などによって、既存の造林業対象地とは別に新たな自然資本をデザイン、実行します。そのために必要な資金は森林を炭素吸収源として測定・評価し、企業のカーボンクレジット・生物多様性クレジットとして活用します。青葉組は、森林再生を単なる環境事業でなく、地域社会構造を修復する産業基盤と位置づけ、災害から地域経済を立て直す中核機能として展開します。 | |
|---|---|---|
| 資金提供契約締結日 | 2025年12月31日 | |
| 事業期間 | 開始日 2025年12月31日 | 終了日 2026年12月30日 |
| 対象地域 | 岩手県大船渡市 | |
直接的対象グループ
林野火災の被災を受けた、山林所有者や漁業関係者
人数
約700名程度
最終受益者
大船渡市民および今後山火事が起こりやすいとされる太平洋沿岸・瀬戸内海地域
人数
3.1万人~500万人
| 直接的対象グループ | 林野火災の被災を受けた、山林所有者や漁業関係者 | |
|---|---|---|
| 人数 | 約700名程度 | |
| 最終受益者 | 大船渡市民および今後山火事が起こりやすいとされる太平洋沿岸・瀬戸内海地域 | |
| 人数 | 3.1万人~500万人 | |
本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無
なし
| 本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無 | なし |
|---|
事業の背景・課題
社会課題
大船渡市を含む三陸沿岸地域では、高齢化と人口流出の進行により森林管理体 制が著しく弱体化しています。戦後に造成されたスギ人工林は、採算性の低下と担い手不足により間伐や伐採・循環利用が遅れ、林床には可燃性の落葉が厚く堆積していました。こうした状況下で史上最低雨量を更新した2025年2月に発生した大規模林野火災により約3000haが焼失しました。しかし、これは管理不在がもたらす「構造的災害」であり、単なる自然災害ではありません。
加えて、所有者の細分化・不明化・相続未登記・境界不確定といった土地問題が、再造林や防災整備の遅れを助長しています。火災被害後も、行政による入札方式の復旧では、短期的かつ原状復帰を目的とした伐採・造林が中心となり、地域特性に応じた柔軟な樹種選定や自然のあり方に対するビジョンの再考、長期モニタリングは十分に行われる予定はありません。
一方で、地域の労働力不足も深刻です。林業技術者の減少、若年層の流出により、再造林・保育・測量を担える人材が限られています。それは林業に限ったことではありません。近年の温暖化により三陸沖の漁業者は深刻な被害を受けており専業従事者は減少しています。
山地の生物多様性の劣化も深刻です。シカ等の獣害が増え、林内の下層植生の多様性は減り、山火事跡地では繁殖力の強いセイタカアワダチソウやマルバフジバカマ等の外来種が優勢し在来植物が山火事前よりも減ってしまっています。
課題に対する行政等による既存の取組み状況
大船渡市では入札方式による災害復旧が進められていますが、樹種の選定などが行政主導のため 、原状回復(スギが植えられている場所はまたスギを植える)を前提として実行予定です。その場合、植林後に膨大な下刈り業務が植林後5年間にわたって発生しますが、従事者の確保はされていません。画一的な取組みしかできず、山林現場に即した柔軟な対応が困難です。
課題に対する申請団体の既存の取組状況
所有者から直接山林を預かり、30年間無償で再生・維持管理を行う「受託再生モデル」により山地の自然再生を民間資金で実行しています。過去5年に受領した民間資金総額は約1.3億円にのぼります。また、造林業者でありながら広葉樹の育苗や狩猟研修や山採り苗(造園業者向け)研修など自然を活かした事業展開に向けて活動しています。
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
既存の補助金制度では、林業(産業)と自然再生(環境)は自治体内で縦割りとなっており、山地において産業・環境の両面を立てていく事例もないことから補助金などによる実行は難しい。本事業を実行することで、自然再生を民間企業から資金を調達して実行するための起点とすることができ、今後の山火事跡地再生の一つのロールモデルをつくることができる。
| 社会課題 | 大船渡市を含む三陸沿岸地域では、高齢化と人口流出の進行により森林管理体制が著しく弱体化しています。戦後に造成されたスギ人工林は、採算性の低下と担い手不足により間伐や伐採・循環利用が遅れ、林床には可燃性の落葉が厚く堆積していました。こうした状況下で史上最低雨量を更新した2025年2月に発生した大規模林野火災により約3000haが焼失しました。しかし、これは管理不在がもたらす「構造的災害」であり、単なる自然災害ではありません。 |
|---|---|
| 課題に対する行政等による既存の取組み状況 | 大船渡市では入札方式による災害復旧が進められていますが、樹種の選定などが行政主導のため、原状回復(スギが植えられている場所はまたスギを植える)を前提として実行予定です。その場合、植林後に膨大な下刈り業務が植林後5年間にわたって発生しますが、従事者の確保はされていません。画一的な取組みしかできず、山林現場に即した柔軟な対応が困難です。 |
| 課題に対する申請団体の既存の取組状況 | 所有者から直接山林を預かり、30年間無償で再生・維持管理を行う「受託再生モデル」により山地の自然再生を民間資金で実行しています。過去5年に受領した民間資金総額は約1.3億円にのぼります。また、造林業者でありながら広葉樹の育苗や狩猟研修や山採り苗(造園業者向け)研修など自然を活かした事業展開に向けて活動しています。 |
| 休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | 既存の補助金制度では、林業(産業)と自然再生(環境)は自治体内で縦割りとなっており、山地において産業・環境の両面を立てていく事例もないことから補助金などによる実行は難しい。本事業を実行することで、自然再生を民間企業から資金を調達して実行するための起点とすることができ、今後の山火事跡地再生の一つのロールモデルをつくること ができる。 |
中長期アウトカム
1.3年以内に自然資本人材キャリア最低5名を育成・定着させ、林業・漁業・狩猟・木工・観光などを組み合わせたキャリアを確立し、10年以内に林業・漁業・狩猟・自然観光・木工など地域の自然資本再生に関わるキャリアが創出され、そうした既存の分類にはまらない地域の自然と社会のつながりを生む人材を社会に定着させる。
2.そうした人材により3年で最低でも集約化を200ha、森林再生・湿地・草地再生合計80ha実施し、流域の水源涵養機能を回復、地域社会を支える自然資本としての機能を回復、増進させる。
短期アウトカム
| 1 | 森林集約化により、小規模分散の森林所有者から受託買取を行うことで、山地の保全・再生が可能な状態になる | |
|---|---|---|
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | 集約面積 | |
| 初期値/初期状態 | 0ha | |
| 事後評価時の値/状態 | 130ha(1年以内) | |
| 2 | 流域・地形などを鑑み、自然資本再生(天然林化・湿地・草地再生)が必要となる場所で実施され、生物多様性など生態系サービスが回復する。 | |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | 箇所 | |
| 初期値/初期状態 | 0ヵ所 | |
| 事後評価時の値/状態 | 1か所(1年以内) | |
| 3 | 新たな自然資本に従事する複線キャリア人材(自然資本人材)が生まれ、定着する。 | |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | 人数 | |
| 初期値/初期状態 | 0人 | |
| 事後評価時の値/状態 | 3人(1年以内) | |
| 4 | 自然資本の再生に対する民間企業による支援や投資が行われる。そのための視察や研修が実行される。 | |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | 企業向け視察・ツアーの参加者 | |
| 初期値/初期状態 | 0人 | |
| 事後評価時の値/状態 | 5人(1年以内) | |
事業活動
活動
| 1 | 活動 (内容) 森林所有者への受託・買取営業活動を行い、山火事被災によって管理しきれなくなった所有者から買取または、30年間無償で再生・維持管理を行う「受託再生モデル」により山地の自然再生を民間資金で実行できる体制を構築 | |
|---|---|---|
時期 通年 | ||
| 1 | 活動 (内容) | 森林所有者への受託・買取営業活動を行い、山火事被災によって管理しきれなくなった所有者から買取または、30年間無償で再生・維持管理を行う「受託再生モデル」により山地の自然再生を民間資金で実行できる体制を構築 |
| 時期 | 通年 | |
| 2 | 活動 (内容) 自然資本再生(天然林・湿地・草地再生)」では、火災により失われた森林と流域の生態系を回復させるため、既存の林業補助金では対象にならない天然林誘導事業を初年度にまずは1か所行い、災害抑止・水源涵養・生物多様性の機能を高める。 | |
時期 2026年春または秋 | ||
| 2 | 活動 (内容) | 自然資本再生(天然林・湿地・草地再生)」では、火災により失われた森林と流域の生態系を回復させるため、既存の林業補助金では対象にならない天然林誘導事業を初年度にまずは1か所行い、災害抑止・水源涵養・生物多様性の機能を高める。 |
| 時期 | 2026年春または秋 | |
| 3 | 活動 (内容) 新たな自然資本人材キャリア育成のため、初年度は当社他拠点からの異動者1名含む正社員三名を採用し、地域の事業者と連携してワカメ養殖や狩猟活動、木工製作などの新たな分野に従事できるようにし、年間を通じた安定的雇用と自己実現の確立を目指す。 | |
時期 通年 | ||
| 3 | 活動 (内容) | 新たな自然資本人材キャリア育成のため、初年度は当社他拠点からの異動者1名含む正社員三名を採用し、地域の事業者と連携してワカメ養殖や狩猟活動、木工製作などの新たな分野に従事できるようにし、年間を通じた安定的雇用と自己実現の確立を目指す。 |
| 時期 | 通年 | |
| 4 | 活動 (内容) 助成期間終了後の自立的な資金循環を目的に企業や団体との協働体制を確立する。首都圏を含めた企業への営業活動を行い、最低でも10名以上に大船渡現地視察を実行する。さらに、プレスリリースやSNSを通じて十件以上の報道を実現し、事業の認知度と信頼性を高める。 | |
時期 通年 | ||
| 4 | 活動 (内容) | 助成期間終了後の自立的な資金循環を目的に企業や団体との協働体制を確立する。首都圏を含めた企業への営業活動を行い、最低でも10名以上に大船渡現地視察を実行する。さらに、プレスリリースやSNSを通じて十件以上の報道を実現し、事業の認知度と信頼性を高める。 |
| 時期 | 通年 |
インプット
総事業費
5,500,000円
| 総事業費 | 5,500,000円 |
|---|
広報戦略および連携・対話戦略
広報戦略
本事業では「森と海をめぐる新しい生き方」を統一メッセージとし、地元メディア・SNS・企業広報と連携して情報発信を行う。現地見学会などイベントを通じて 市民・企業の参加を促し、成果を地域メディア取材やニュースレターで可視化。自然再生と地域雇用の両立を全国に発信する。
連携・対話戦略
大船渡市役所、大船渡市民活動センターや、漁業支援等を展開する地域企業の株式会社山海畑と連携し、地権者や住民との合意形成を図る。透明性を確保。企業スポンサーとも定期対話を行い、社会的価値と経済的成果を両立する共創体制を構築する。
| 広報戦略 | 本事業では「森と海をめぐる新しい生き方」を統一メッセージとし、地元メディア・SNS・企業広報と連携して情報発信を行う。現地見学会などイベントを通じて市民・企業の参加を促し、成果を地域メディア取材やニュースレターで可視化。自然再生と地域雇用の両立を全国に発信する。 |
|---|---|
| 連携・対話戦略 | 大船渡市役所、大船渡市民活動センターや、漁業支援等を展開する地域企業の株式会社山海畑と連携し、地権者や住民との合意形成を図る。透明性を確保。企業スポンサーとも定期対話を行い、社会的価値と経済的成果を両立する共創体制を構築する。 |

