事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動
働くことが困難な人への支援
孤独・孤立や社会的差別の解消に向けた支援
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
安心・安全に暮らせるコミュニティづくりへの支援
SDGsとの関連
| ゴール | ターゲット | 関連性の説明 |
|---|---|---|
| 11. 住み続けられる街づくりを | 11.1 2030年までに、全ての人々の、適切、安全かつ安価な住宅及び基本的サービスへのアクセスを確保し、スラムを改善する。 | 被災障がい者の住まい再建相談や恒久的な居住環境確保は、「適切で安全な住宅と基本的サービスへのアクセス」に資する取組であり、地域の包摂性とレジリエンスを高める。 |
| 3. すべての人に健康と福祉を | 3.4 2030年までに、非感染性疾患による若年死亡率を、予防や治療を通じて3分の1減少させ、精神保健及び福祉を促進する。 | 障がい者が災害後に不安定な居住環境に置かれることは健康や生活の質に深刻な影響を与える。本事業は安心できる住環境を提供し、心身の健康維持や福祉の向上を支援する。 |
| 10. 人や国の不平等をなくそう | 10.2 2030年までに、年齢、性別、障害、人種、民族、出自、宗教、あるいは経済的地位その他の状況に関わりなく、全ての人々の能力強化及び社会的、経済的及び政治的な包含を促進する。 | 障がい者が災害時に取り残されず、平時も地域で暮らし続けられるよう居住福祉体制を整えることで、不平等の是正に寄与する。 |
| 16. 平和と公正をすべての人に | 16.7 あらゆるレベルにおいて、対応的、包摂的、参加型及び代表的な意思決定を確保する。 | 行政・地域団体・当事者が協働するプラットフォームづくりを進め、包摂的で参加型の意思決定を実現する。 |
| 17. パートナーシップで目標を達成しよう | 17.17 マルチステークホルダー・パートナーシップ さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップを奨励・推進する。 | 行政、社協、福祉事業所、NPO、士業などとの連携を通じた体制づくりは、多様な主体が協働して課題解決にあたる実践であり、持続可能なパートナーシップの強化に資するものである。 |
団体の社会的役割
団体の目的
「困ったときはお互いさま」という日本の善意の伝統に基づき創立され、紛争・自然災害・貧困などにより困難な状況にある人々に必要な支援を届け、明日が今日よりも豊かで希望の持てる社会となることを目指す。また、日本を含む世界の人々からの支援を得て活動を実践することを通じ、誰もが世界の平和と安定に貢献できる主体となり得ることを示すとともに、少数派や弱者が取り残されない社会の実現に努めている。
団体の概要・活動・業務
創立以来45年以上、世界各地で紛争・災害時の緊急支援や復旧・復興、開発支援を実施。2024年度は能登半島地震で延べ69,465名を支援したほか、国外ではベトナム台風やミャンマー洪水被災者、トルコ地震やウクライナ障がい者への支援を展開。さらにケニアやウガンダで教育・難民保護 支援、ラオスやミャンマーで障がい者就労支援を行い、計256,780名の生活環境の改善や再建に貢献した。
| 団体の目的 | 「困ったときはお互いさま」という日本の善意の伝統に基づき創立され、紛争・自然災害・貧困などにより困難な状況にある人々に必要な支援を届け、明日が今日よりも豊かで希望の持てる社会となることを目指す。また、日本を含む世界の人々からの支援を得て活動を実践することを通じ、誰もが世界の平和と安定に貢献できる主体となり得ることを示すとともに、少数派や弱者が取り残されない社会の実現に努めている。 |
|---|---|
| 団体の概要・活動・業務 | 創立以来45年以上、世界各地で紛争・災害時の緊急支援や復旧・復興、開発支援を実施。2024年度は能登半島地震で延べ69,465名を支援したほか、国外ではベトナム台風やミャンマー洪水被災者、トルコ地震やウクライナ障がい者への支援を展開。さらにケニアやウガンダで教育・難民保護支援、ラオスやミャンマーで障がい者就労支援を行い、計256,780名の生活環境の改善や再建に貢献した。 |
概要
事業概要
本事業では、能登半島災害で被災した障がい者が、地域で安心して暮らし続けられるよう、居住福祉の観点から二つの取組を行う。
第一に、恒久的な住まいの確保に向けた支援として、奥能登・中能登地域に居住し、自宅の損壊や修繕費不足により住まいの再建が困難な被災障がい者に向けた住まいの再建相談窓口を設置する。窓口は障がい者団体や被災地の行政・社協・障がい福祉事業所で構成される自立支援協議会等の障がい福祉ネットワークを通じて周知し、相談窓口およびアウトリーチにより障がい者のニーズを把握したうえで、士業や技術系NPO等とも連携し、災害ケースマネジメントの手法を用いて生活再建に伴走し、安定した居住環境の確保を支援する。
第二に、七尾市において、今後の災害に備え、障がい者支援のための多業種・多機関かつ多様な主体が参画する地域連携プラットフォームづくりを推進する。具体的には、七尾市高階地区にある障がい福祉事業所を福祉避難所として整備し、災害時にも安心・安全に避難・滞在できる居住環境を確保する。あわせて、中能登自立支援協議会や七尾市総合福祉連絡協議会等で福祉避難所の運営や居住環境整備に関する勉強会を行い、行政・事業所・町内会・障がい当事者等が参加する防災訓練を重ね、居住福祉の視点に立った実効性ある防災体制を築く。
これにより、平時・災害時を通じて障がい者の住まいと暮らしの安心を確保し、地域全体でともに支える持続的な仕組みを形成する。
資 金提供契約締結日
2026年01月31日
事業期間
開始日
2026年01月31日
終了日
2028年02月28日
対象地域
奥能登・中能登地域
| 事業概要 | 本事業では、能登半島災害で被災した障がい者が、地域で安心して暮らし続けられるよう、居住福祉の観点から二つの取組を行う。 | |
|---|---|---|
| 資金提供契約締結日 | 2026年01月31日 | |
| 事業期間 | 開始日 2026年01月31日 | 終了日 2028年02月28日 |
| 対象地域 | 奥能登・中能登地域 | |
直接的対象グループ
奥能登・中能登に居住する障がい者とその家族
七尾市域の障がい福祉関係者
七尾市高階地区の住民
人数
奥能登・中能登に居住する障がい者とその家族:約10,000人
七尾市域の障がい福祉関係者:約100人
七尾市高階地区の住民:約300世帯
最終受益者
【最終受益者】
奥能登・中能登に居住する障がい者とその家族
【中間受益者】
七尾市域の障がい福祉関係者
七尾市高階地区の住民
七尾市に居住する障がい者
人数
【最終受益者】
奥能登・中能登に居住する障がい者とその家族約400人
【中間受益者】
七尾市域の障がい福祉関係者:約100人
七尾市高階地区の住民:約300世帯
七尾市に居住する障がい者:約4,000人
| 直接的対象グループ | 奥能登・中能登に居住する障がい者とその家族 | |
|---|---|---|
| 人数 | 奥能登・中能登に居住する障がい者とその家族:約10,000人 | |
| 最終受益者 | 【最終受益者】 | |
| 人数 | 【最終受益者】 | |
本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無
なし
| 本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無 | なし |
|---|
事業の背景・課題
社会課題
能登半島はもともと障がい者の地域生活を支える通所・訪問サービスが不足していた地域であったところ、本災害による広域避難や住まいの不足、度重なる被災による住まい再建への懸念から職員の人材不足が生じた結果、障がい福祉事業所の縮小・休止が相次ぎ、障がい者や高齢者の在宅生活はより一層厳しい状況に置かれている。仮設住宅の入居期限が延長されたものの、当会を含む障がい者団体の調査では、自宅が損壊した障がい者世帯で、恒久的な住まいの確保の見通せない事例が少なくとも10件以上確認されている。全国的に障がい者の相対的貧困は8割近くに達し、被災前から低水準居住を強いられていた事例も多い一方、個人情報の制約により支援を必要とする被災障がい者の把握には多くの調整を要する。行政や地域支え合いセンター、障がい福祉事業所、士業等と連携した、包括的な住まいの再建相談窓口を設置することで、潜在的なニーズを把握し、個別に対応していくことが必要である。
また、本災害では、多くの障がい者が一般避難所にいても適切な形態で情報を得られない、周囲に気兼ねするなどの理由で合理的配慮を求めることができず、やむなく損壊した自宅に戻って避難生活を送らざるを得なかった。石川県の発表によると、七尾以北6市町にある指定福祉避難所40ヵ所のうち、実際に開設されたのは6ヵ所、自治体と協定を結ぶ福祉施設が要配慮者を受け入れる福祉避難所も31ヵ所中7ヵ所のとどまり、いずれも2割前後であった。背景には、行政・社協・障がい福祉関係者が集う、災害時の要配慮者支援を協議・実行する連携プラットフォームが十分に機能していなかったこと、さらには居住福祉の観点から災害時の居住環境の保障が十分に考慮されていなかったことがある。被災地の障がい福祉関係者からは、将来の災害に備え、障がい者が安心して避難できる福祉避難所の整備と、居住福祉の視点に立った防災プラットフォームづくりの必要性が指摘されている。障がい福祉事業所は地域における居住福祉資源として、災害弱者に位置付けられる高齢者や障がい者、乳幼児など要配慮者の避難・生活支援に大きな役割を果たす存在であり、福祉避難所の整備を通じて障がい福祉事業所間のネットワークを強化し、行政福祉課や社協、居住支援法人等との連携体制の構築を図ることは、地域共助を育み、災害に強い地域づくりを進めるうえで不可欠である。
課題に対する行政等による既存の取組み状況
自立支援協議会を通じた福祉サービス利用者のニーズ把握や、地域支え合いセンターによる戸別訪問のうえ課題の調査・アセスメントに取り組んでいるが、ヒアリングやニーズ対応が不十分である。また、既存の協議の場で障がい者の自立生活支援は議論されているが、災害・防災を専門に扱う部会はなく、福祉避難所の整備に対する公的支援も簡易トイレや簡易ベッド等の備品提供に限られ、ハード整備への補助は行われていない。
課題に対する申請団体の既存の取組状況
当会は発災直後より他機関と幅広く連携しながら、障がい福祉事業所の支援や被災障がい者のニーズを確認し、恒久的な住まいの確保に向けては、個別支援(家屋片付け、移動支援、制度申請の伴走、家屋保全等)を実施している。
また、行政や障がい関連団体主催の情報共有会議等に定期的に参加し、被災障がい者の課題と対応策を協議してきたが、防災・災害対応を専門に扱う地域連携プラットフォーム形成には至っていない。
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
本事業は、JANPIAが掲げる「誰ひとり取り残さない持続可能な社会づくり」の実現に向け、災害時に支援から取り残されやすい障がい者を対象に、居住福祉の観点から要配慮者を守る仕組みの構築を目的とする。公的支援だけでは対応不十分な課題に対して、より柔軟かつ機動的な資金を活用し、社会的弱者と地域の脆弱性に対応する制度の隙間を補うことで、持続可能で包摂的な居住福祉と災害に強い地域づくりを目指す。
| 社会課題 | 能登半島はもともと障がい者の地域生活を支える通所・訪問サービスが不足していた地域であったところ、本災害による広域避難や住まいの不足、度重なる被災による住まい再建への懸念から職員の人材不足が生じた結果、障がい福祉事業所の縮小・休止が相次ぎ、障がい者や高齢者の在宅生活はより一層厳しい状況に置かれている。仮設住宅の入居期限が延長されたものの、当会を含む障がい者団体の調査では、自宅が損壊した障がい者世帯で、恒久的な住まいの確保の見通せない事例が少なくとも10件以上確認されている。全国的に障がい者の相対的貧困は8割近くに達し、被災前から低水準居住を強いられていた事例も多い一方、個人情報の制約により支援を必要とする被災障がい者の把握には多くの調整を要する。行政や地域支え合いセンター、障がい福祉事業所、士業等と連携した、包括的な住まいの再建相談窓口を設置することで、潜在的なニーズを把握し、個別に対応していくことが必要である。 |
|---|---|
| 課題に対する行政等による既存の取組み状況 | 自立支援協議会を通じた福祉サービス利用者のニーズ把握や、地域支え合いセンターによる戸別訪問のうえ課題の調査・アセスメントに取り組んでいるが、ヒアリングやニーズ対応が不十分である。また、既存の協議の場で障がい者の自立生活支援は議論されているが、災害・防災を専門に扱う部会はなく、福祉避難所の整備に対する公的支援も簡易トイレや簡易ベッド等の備品提供に限られ、ハード整備への補助は行われていない。 |
| 課題に対する申請団体の既存の取組状況 | 当会は発災直後より他機関と幅広く連携しながら、障がい福祉事業所の支援や被災障がい者のニーズを確認し、恒久的な住まいの確保に向けては、個別支援(家屋片付け、移動支援、制度申請の伴走、家屋保全等)を実施している。 |
| 休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | 本事業は、JANPIAが掲げる「誰ひとり取り残さない持続可能な社会づくり」の実現に向け、災害時に支援から取り残されやすい障がい者を対象に、居住福祉の観点から要配慮者を守る仕組みの構築を目的とする。公的支援だけでは対応不十分な課題に対して、より柔軟かつ機動的な資金を活用し、社会的弱者と地域の脆弱性に対応する制度の隙間を補うことで、持続可能で包摂的な居住福祉と災害に強い地域づくりを目指す。 |
中長期アウトカム
事業終了から数年後、奥能登・中能登地域 では、事業中に培われた住まい再建支援の仕組みやノウハウが地域の相談支援機関等に引き継がれ、住まいに課題を抱える障がい者に対して専門的な相談や伴走支援につなげられる体制が整っている。その結果、障がい者は安定した住まいを基盤に地域で生活を営んでいる。特に七尾市では、福祉避難所の整備と防災訓練を通じて地域連携プラットフォームが定着し、行政・地域団体・当事者が協働する仕組みが機能している。これにより、障がい者が住まいを基盤に平時も災害時も安心して暮らし続けられる地域社会が形成されている。
短期アウトカム
| 1 | 活動1. 恒久的な住まいの確保に向けた支援 | |
|---|---|---|
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | ・相談窓口およびアウトリーチにより100件以上の相談対応を実施する。 | |
| 初期値/初期状態 | 事業開始前は相談窓口が存在せず、相談件数は0件。支援機関への引継ぎ体制も未整備のため、引継ぎ実績は0%。 | |
| 事後評価時の値/状態 | ・2027年12月時点で、相談件数100件以上を達成。 | |
| 2 | 活動2.災害に備えた地域連携プラットフォームづくり | |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | ・障がい福祉事業所「ゆうの丘」が福祉避難所として整備される。 | |
| 初期値/初期状態 | 福祉避難所は未整備、訓練・勉強会の実績なし、アンケート調査なし。 | |
| 事後評価時の値/状態 | ・2026年10月までに改修完了・福祉避難所の指定登録。 | |
事業活動
活動
| 1 | 活動 (内容) 活動1. 恒久的な住まいの確保に向けた支援 | |
|---|---|---|
時期 2026年2月1日から2028年2月29日 | ||
| 1 | 活動 (内容) | 活動1. 恒久的な住まいの確保に向けた支援 |
| 時期 | 2026年2月1日から2028年2月29日 | |
| 2 | 活動 (内容) 活動2.災害に備えた地域連携プラットフォームづくり | |
時期 2026年2月1日から2028年2月29日 | ||
| 2 | 活動 (内容) | 活動2.災害に備えた地域連携プラットフォームづくり |
| 時期 | 2026年2月1日から2028年2月29日 |
インプット
総事業費
35,000,000円
| 総事業費 | 35,000,000円 |
|---|
広報戦略および連携・対話戦略

