事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
子ども及び若者の支援に係る活動
経済的困窮など、家庭内に課題を抱える子どもの支援
日 常生活や成長に困難を抱える子どもと若者の育成支援
日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動
働くことが困難な人への支援
孤独・孤立や社会的差別の解消に向けた支援
女性の経済的自立への支援
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
地域の働く場づくりや地域活性化などの課題解決に向けた取組の支援
安心・安全に暮らせるコミュニティづくりへの支援
SDGsとの関連
| ゴール | ターゲット | 関連性の説明 |
|---|---|---|
| 1. 貧困をなくそう | 1.b 貧困撲滅のための行動への投資拡大を支援するため、国、地域及び国際レベルで、貧困層やジェンダーに配慮した開発戦略に基づいた適正な政策的枠組みを構築する。 | 本事業は、家庭環境や性別、年齢などにより貧困の影響を受けやすい若者に対し、地域レベルで伴走型支援を行う実践である。民間団体による支援の蓄積と関係機関との連携は、若者やジェンダーに配慮した貧困対策への投資と政策形成を後押しする点で、SDGs目標1.bと密接に関連している。 |
| 1. 貧困をなくそう | 1.3 各国において最低限の基準を含む適切な社会保護制度及び対策を実施し、2030年までに貧困層及び脆弱層に対し十分な保護を達成する。 | 本事業の対象となる親に頼れない若者は、制度があっても利用に至らず、社会保護からこぼれ落ちやすい脆弱層である。本事業は、伴走支援や同行を通じて若者を社会保護制度につなぎ、制度と生活の間を補完することで、貧困層・脆弱層に対する十分な保護の実現に貢献する。 |
| 1. 貧困をなくそう | 1.2 2030年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、全ての年齢の男性、女性、子 供の割合を半減させる。 | 本事業が対象とする、家庭内暴力や搾取、孤立により就労・居住が不安定な若者は、SDGs目標1.2が示す「あらゆる次元の貧困」にある層である。若者に伴走し、生活の安定と社会的つながりを回復する本事業は、貧困状態の固定化を防ぎ、その割合を減らすことに直接的に貢献する。 |
団体の社会的役割
団体の目的
当団体は、東日本大震災をきっかけに、社会とのつながりを失い、不登校や中退、いじめや虐待など多様な困難を抱える子ども・若者を支えることを目的として設立された。宮城県石巻市は、震災の前から貧困率が高く県内で最も不登校率が高い地域であったが、被災による居住地移転の結果、コミュニティが分断され、子どもたちを見守る地域環境が失われてしまった。そこで、当団体は、家庭(自助)や学校・行政(公助)だけに頼るのではなく、地域(共助)の力を紡ぎ直して、地域自体を子どもたちの居場所とし、「誰一人取り残さない地域をつくる」ことを目的に活動している。
団体の概要・活動・業務
石巻市内で学習生活支援事業を始め、子ども若者にとって必要な事業を展開してきた。
2014年~日中 の居場所提供の事業を実施した。不登校の子どもたちが安心して過ごせるばでさる。
2016年~石巻市子どもの学習生活支援事業を実施し、困窮世帯の夜の居場所の提供を行っている。
2018年~は宮城県の委託事業で石巻圏域子ども若者総合相談センターを受託。0~39歳の子ども若者の相談の対応にあたっている。
| 団体の目的 | 当団体は、東日本大震災をきっかけに、社会とのつながりを失い、不登校や中退、いじめや虐待など多様な困難を抱える子ども・若者を支えることを目的として設立された。宮城県石巻市は、震災の前から貧困率が高く県内で最も不登校率が高い地域であったが、被災による居住地移転の結果、コミュニティが分断され、子どもたちを見守る地域環境が失われてしまった。そこで、当団体は、家庭(自助)や学校・行政(公助)だけに頼るのではなく、地域(共助)の力を紡ぎ直して、地域自体を子どもたちの居場所とし、「誰一人取り残さない地域をつくる」ことを目的に活動している。 |
|---|---|
| 団体の概要・活動・業務 | 石巻市内で学習生活支援事業を始め、子ども若者にとって必要な事業を展開してきた。 |
概要
事業概要
石巻市は貧困や養育に課題を抱える家庭が多い地域であり、震災を契機にそれらの課題がより顕在化した。家族からの身体的暴力や経済的搾取を経験してきた子ども若者も少なくない。
本団体は石巻市の学習支援事業や宮城県の子ども若者総合相談支援事業を通じて、こくした環境で育つ子どもと出会ってきたが、彼らの一部は18歳以降、家族から見放されたまま公的支援につながることもなく仕事や住まいが不安定なまま孤立してしまう。幼少期から他者を信頼する経験を十分に持たないことで「大人に頼る」という選択肢を持てず、搾取的な関係や犯罪に巻き込まれてしまうケースも生じている。
本事業は、制度の狭間に置かれ、経済的困難や孤立を抱える18歳以降の若者を対象に、若者が搾取されることなく安心して暮らすために、10要素すべてを含んだ伴走支援を展開できる地域をつくること、若者が逃げることができ「頼ってよかった」と感じられる関係性を構築することを目的とする。
具体的には、①若者に伴走できる大人の育成、②伴走する大人と若者との関係形成、③暮らしに必要な物 品の提供、➃住まいの提供、⑤公的機関の利用や就労に向けた伴走支援を段階的に行う。同時に、こうした若者の苦境について地域や関係者に向けて積極的な啓発活動を行うとともに、自治体と連携して地域ネットワークを形成して地域資源を可視化・活用し、若者支援のためのコモンズ(地域アセット)を構築する。
資金提供契約締結日
2026年03月31日
事業期間
開始日
2026年03月31日
終了日
2029年02月27日
対象地域
宮城県 石巻市
| 事業概要 | 石巻市は貧困や養育に課題を抱える家庭が多い地域であり、震災を契機にそれらの課題がより顕在化した。家族からの身体的暴力や経済的搾取を経験してきた子ども若者も少なくない。 | |
|---|---|---|
| 資金提供契約締結日 | 2026年03月31日 | |
| 事業期間 | 開始日 2026年03月31日 | 終了日 2029年02月27日 |
| 対象地域 | 宮城県 石巻市 | |
直接的対象グループ
家庭内での暴力や搾取的な関係を経験し、他者を頼ることができず、就労・居住の両面で不安定な18歳以降の若者。
人数
180人
最終受益者
家庭内での暴力や搾取的な関係を経験し、他者を頼ることができず、就労・居住の両面で不安定な18歳以降の若者。
上記に記載されている若者を応援したい、支えたいと思っている地域の方。石巻市の施策等。若者を支える機能。
人数
180人(若者)
若者を支える機能:100人
計:280人
| 直接的対象グループ | 家庭内での暴力や搾取的な関係を経験し、他者を頼ることができず、就労・居住の両面で不安定な18歳以降の若者。 | |
|---|---|---|
| 人数 | 180人 | |
| 最終受益者 | 家庭内での暴力や搾取的な関係を経験し、他者を頼ることができず、就労・居住の両面で不安定な18歳以降の若者。 | |
| 人数 | 180人(若者) | |
本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無
なし
| 本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無 | なし |
|---|
事業の背景・課題
社会課題
石巻市は、世帯平均収入が宮城県内 39 市町村の中で 37 位であり、全国の平均年収からは 60 万円を下回り、経済的困難を抱える家庭が多い地域である(株式会社 LIFULL「住まいインデックス」
より)。その影響により、子どもたちを十分に安全な環境で養育できず、経済的・心理的ネグレクトや虐待リスクに晒してしまう家庭が少なくない。このため、家庭を安心できる居場所と感じられ
ず、早期に家出等により離家を図る子どもたちが少なくない。また、石巻市は、貧困を背景に、反社会勢力が関与した「夜のまち(風俗店を含む)」や土建業者のネットワークが形成されており、
こうした未成年者の受け皿となっている。このような、脆弱な家庭における生育、早期の離家(に伴う搾取)、早期の妊娠というサイクルは、世代間で連鎖している。
また石巻では震災後多くの NPO 団体が設立されたが、子ども(0~18 歳)を対象とした事業を展開している団体が多く、18 歳を超えると支援を欠いたまま多くの若者が社会に放り出されてしまってい
る。また、一部、18 歳以上を対象としている団体もあるが、女性や障がい者に限定されていたり、また、規模も非常に小さい。しかし、石巻では、18 歳で支援を打ち切り、社会に放流するこ
とには深刻なリスクが伴う。地域で若者が生きるための産業基盤が弱いため安定した雇用に就けず多くは非正規労働者となり安定した家族形成ができない。また、一部は、上記で指摘した「裏社
会」と繋がり、被害者や加害者になってしまう。このような状況に対しては、産業、労働、教育を含めたコミュニティ開発を念頭に置いた、中卒や高校中退あるいは高卒の若者に対する継続的な支
援体制の整備が必要であるが、現状の支援は散発的で、コミュニティ全体や個々人のライフコース発達を視野に入れた支援は提供されていない。支援を 18 歳で打ち切らず、社会に出たのちも手放
すことなく、地域全体でフォローして継続的に関わり、生活・就労・人間関係などにおいて伴走型の支援を行っていくことが不可欠である。
課題に対する行政等による既存の取組み状況
石巻市はワンストップ窓口として総合相談センターを設置し、若者を含むあらゆる困りごとに対応し、リファーおよびケース会議の開催を行っている。市は、このほか、生活困窮者自立支援相談事業、子ども家庭センターを運営している。自立支援相談事業の一部である、学習支援・生活支援事業は当法人が受託している。宮城県は、東部児童相談所、石巻圏域子ども・若者総合相談センターが主な取組みで、後者は当法人が受託している。
課題に対する申請団体の既存の取組状況
石巻圏域子ども若者総合相談センターで子ども若者に出会う取り組みを行っている。相談者だけでなく、その友人や、きょうだい、恋人等にも随時伴走している。石巻市子どもの学習生活支援事業では小~中学生の早い段階で子どもと出会い、大人と安心安全な空間で過ごすことで信頼関係を築いている。また、当団体は、2025年度から、静岡方式で知られる青少年就労支援ネットワーク静岡から伴走型の就労支援について学んでいる。
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
休眠預金事業等交付金を用いて事業を行うのには二つの意義がある。第一に、事前・中間・事後評価という枠組みを介して、資金分配団体や専門家とのやり取りを 行うことで、団体の力量形成を図る。第二に、なかば公的な仕掛けである休眠預金事業という枠組みを通じて啓発活動を行い、地元自治体との関係を強化し、地域全体の支援主体として捉えるための仕掛けの地域への実装可能性を上げる。
| 社会課題 | 石巻市は、世帯平均収入が宮城県内 39 市町村の中で 37 位であり、全国の平均年収からは 60 万円を下回り、経済的困難を抱える家庭が多い地域である(株式会社 LIFULL「住まいインデックス」 また石巻では震災後多くの NPO 団体が設立されたが、子ども(0~18 歳)を対象とした事業を展開している団体が多く、18 歳を超えると支援を欠いたまま多くの若者が社会に放り出されてしまってい |
|---|---|
| 課題に対する行政等による既存の取組み状況 | 石巻市はワンストップ窓口として総合相談センターを設置し、若者を含むあらゆる困りごとに対応し、リファーおよびケース会議の開催を行っている。市は、このほか、生活困窮者自立支援相談事業、子ども家庭センターを運営している。自立支援相談事業の一部である、学習支援・生活支援事業は当法人が受託している。宮城県は、東部児童相談所、石巻圏域子ども・若者総合相談センターが主な取組みで、後者は当法人が受託している。 |
| 課題に対する申請団体の既存の取組状況 | 石巻圏域子ども若者総合相談センターで子ども若者に出会う取り組みを行っている。相談者だけでなく、その友人や、きょうだい、恋人等にも随時伴走している。石巻市子どもの学習生活支援事業では小~中学生の早い段階で子どもと出会い、大人と安心安全な空間で過ごすことで信頼関係を築いている。また、当団体は、2025年度から、静岡方式で知られる青少年就労支援ネットワーク静岡から伴走型の就労支援について学んでいる。 |
| 休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | 休眠預金事業等交付金を用いて事 業を行うのには二つの意義がある。第一に、事前・中間・事後評価という枠組みを介して、資金分配団体や専門家とのやり取りを行うことで、団体の力量形成を図る。第二に、なかば公的な仕掛けである休眠預金事業という枠組みを通じて啓発活動を行い、地元自治体との関係を強化し、地域全体の支援主体として捉えるための仕掛けの地域への実装可能性を上げる。 |
中長期アウトカム
事業終了後10年後に、石巻市内において、➀~➃を行うこ とにより、家庭内暴力や搾取的な関係を経験して未成年及び18歳以降の若者が、困難な状況に直面した際にも、伴走支援をうけて安定した住まいと就労に結び付くことを目指す。
また、石巻市内において若者に伴走できる大人が継続的に存在し、若者が不利な関係や不適切な環境に置かれた場合にも、早期に相談・支援につながる仕組みが機能することで、若者の孤立や搾取が固定化しない地域の実現を中長期アウトカムとする
短期アウトカム
| 1 | ①石巻市において、困難な状況に置かれていて、助けを必要とする若者が、信頼できる大人とつながりながら、相談・伴走支援を受けられる。 | |
|---|---|---|
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | 定量 | |
| 初期値/初期状態 | 定量 定性 | |
| 事後評価時の値/状態 | 定量 定性 | |
| 2 | ②石巻市において、孤独孤立の状況に置かれている若者と大人が、長期にわたって支えあう関係性が形成される。 | |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | 定量 | |
| 初期値/初期状態 | 定量 定性 | |
| 事後評価時の値/状態 | 定量 定性 | |
| 3 | ③石巻市において、経済的困難や身の危険を感じている若者が安心安全な住まいを確保し、不安定な状況から一時的に離脱して、次の生活に向けた準備ができる状態となる。 | |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | 定量 | |
| 初期値/初期状態 | 定量 | |
| 事後評価時の値/状態 | 定量 | |
| 4 | ④石巻市において、経済的困難や不利な状況にある若者に居場所を提供し、安心できる環境の中で大人とつながり、応援を感じながら挑戦できる状態となる。 | |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | 定量 | |
| 初期値/初期状態 | 定量 | |
| 事後評価時の値/状態 | 定量 | |
| 5 | ⑤石巻市において、困難な状況に置かれた若者が必要な支援とつながることができるよう、情報提供や移動支援を行い、官民の地域資源にアクセスできる状態となる。 | |

