事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
子ども及び若者の支援に係る活動
日常生活や成長に困難を抱える子どもと若者の育成支援
SDGsとの関連
| ゴール | ターゲット | 関連性の説明 |
|---|---|---|
| 4. 質の高い教育をみんなに | 4.1 2030年までに、全ての子供が男女の区別なく、適切かつ効果的な学習成果をもたらす、無償かつ公正で質の高い初等教育及び中等教育を修了できるようにする。 | 教育機会が制限されやすい不登校のこどもたちが、本事業を通してより適切なアセスメントのもとで個々の状態に応じた教育や、その前提となる身体的・精神的に健全であるための支援を受けられるようになる。 |
団体の社会的役割
団体の目的
東日本大震災の被災地である宮城県に根差し、貧困、不登校、虐待など様々な困難を抱える子ども・家庭とつながり支えるために、市民・自治体・企業と協働しながら、多様な切り口の事業を展開してい る。
<ミッション> 子ども・若者と社会をつなぎ、共助・公助を増やしつづける。 <ビジョン> どんな困難にぶつかっても、自分の人生を好きになれる社会。
団体の概要・活動・業務
<ユニバーサル事業>
保育園、児童館・放課後児童クラブの運営
<セーフティネット事業>
生活困窮世帯の子どもの学習・生活支援事業、不登校・ひきこもり支援事業、子ども第三の居場所事業(児童育成支援拠点事業)、訪問支援事業(こども宅食)、子ども若者総合相談センター、ヤングケアラー支援事業等
| 団体の目的 | 東日本大震災の被災地である宮城県に根差し、貧困、不登校、虐待など様々な困難を抱える子ども・家庭とつながり支えるために、市民・自治体・企業と協働しながら、多様な切り口の事業を展開している。 |
|---|---|
| 団体の概要・活動・業務 | <ユニバーサル事業> |
概要
事業概要
当法人は2022年度より多賀城市教育委員会と協働し、同市の不登校の小中学生を対象とした支援事業である「子どもの心のケアハウス」を運営してきた。運営主体が教育委員会から民間に変わり、こどもの権利を価値の中心とした運営をすることにより登録者数は倍増した。しかし、非常勤職員主体の人員体制という制約もあり、こども一人ひとりの状態を適切にアセスメントし、その結果に応じた個別支援計画の運用・モニタリングを行うという基本的なPDSを十分に機能させられていない課題を抱えている。また、地方においては教員、保護者ともに教育機会確保法やこども基本法などの理念が十分に浸透しておらず、学習中心の支援に対する要望も根強く、当法人とのパワーバランスの面においてこども一人ひとりの状態を中心に据えた支援を行いにくい課題もある。
上記の課題を克服するために、本事業ではアセスメント、個別支援計画の策定・モニタリングに特化したチーム(支援チーム)を組成。支援チームが子どもの発達科学研究所の伴走支援を受けながら、アセスメント手法・運用ルールを開 発。新たなアセスメント・フローをもとに既存の現場支援員をサポートしながら、外部研修への参加も織り交ぜつつ、助成期間中に現場支援員がアセスメント・個別支援計画の運用・モニタリングを自立的に回せるようになることをゴールに段階的にかかわっていく。
資金提供契約締結日
2026年04月30日
事業期間
開始日
2026年04月30日
終了日
2029年02月27日
対象地域
宮城県 多賀城市
| 事業概要 | 当法人は2022年度より多賀城市教 育委員会と協働し、同市の不登校の小中学生を対象とした支援事業である「子どもの心のケアハウス」を運営してきた。運営主体が教育委員会から民間に変わり、こどもの権利を価値の中心とした運営をすることにより登録者数は倍増した。しかし、非常勤職員主体の人員体制という制約もあり、こども一人ひとりの状態を適切にアセスメントし、その結果に応じた個別支援計画の運用・モニタリングを行うという基本的なPDSを十分に機能させられていない課題を抱えている。また、地方においては教員、保護者ともに教育機会確保法やこども基本法などの理念が十分に浸透しておらず、学習中心の支援に対する要望も根強く、当法人とのパワーバランスの面においてこども一人ひとりの状態を中心に据えた支援を行いにくい課題もある。 | |
|---|---|---|
| 資金提供契約締結日 | 2026年04月30日 | |
| 事業期間 | 開始日 2026年04月30日 | 終了日 2029年02月27日 |
| 対象地域 | 宮城県 多賀城市 | |
直接的対象グループ
宮城県多賀城市における不登校児童生徒
人数
約265人(小学生132人、中学生133人 ※R5時点)
最終受益者
上記不登校児童生徒に加え、その保護者(こどもの状態が改善することによる精神的な負担軽減、就労可能時間の増加等)、地域の事業者(潜在的な労働者の増加)、自治体(税収の増加、社会保険料等の負担軽減)
人数
30家庭、5事業者、2自治体
| 直接的対象グループ | 宮城県多賀城市における不登校児童生徒 | |
|---|---|---|
| 人数 | 約265人(小学生132人、中学生133人 ※R5時点) | |
| 最終受益者 | 上記不登校児童生徒に加え、その保護者(こどもの状態が改善することによる精神的な負担軽減、就労可能時間の増加等)、地域の事業者(潜在的な労働者の増加)、自治体(税収の増加、社会保険料等の負担軽減) | |
| 人数 | 30家庭、5事業者、2自治体 | |
本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無
なし
| 本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無 | なし |
|---|
事業の背景・課題
社会課題
多賀城市 における不登校児童生徒の人数は、全国同様に増加を続けており、令和5年度には265人(対前年比1.52倍)となっている。特に低学年化が進んでおり、小学生においては令和4年度から5年度にかけて2倍に急増している。欠席日数は30ー100日の短期・中期欠席が約半数を占めており、学校内外の場においてそれぞれの状態に応じた支援を整備することが求められている。
課題に対する行政等による既存の取組み状況
スクールカウンセラーの全校配置、スクールソーシャルワーカーの派遣、たがじょう子どもの心のケアハウスの運営、学校内別室登校児童生徒への対応支援、その他(リタリコ教育支援ソフトの導入、ケース会議の開催、不登校児童生徒にかかる研修会の開催、学校運営協議会との連携等)
課題に対する申請団体の既存の取組状況
2022年度より多賀城市教育委員会と協働し、それまで教育委員会直営で運営されていた不登校支援事業「子どもの心のケアハウス」を民営に転換。民営ならではの、地域協働の推進、こどもの権利を中心とした個別支援等を掲げ、利用者数は倍増近く増加している。
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
利用者が急増した一方、非常勤職員中心の運営体制の限界もあり、利用者個々人のアセスメント・個別支援計画の策定・モニタリングは十分に機能していない。また学校、保護者とのパワーバランスの面において不利であり、こどもの状態よりも学校・保護者の意向による学習中心の支援へのプレッシャーが強い状態である。この課題を打破するために、本助成による支援チームの組成、支援員のアセスメント力、個別対応力の強化を行うことが有効であると考える。また、本助成の成果を他自治体の同事業にも波及させることで、地域全体の課題解決にも貢献できると考えている。
| 社会課題 | 多賀城市における不登校児童生徒の人数は、全国同様に増加を続けており、令和5年度には265人(対前年比1.52倍)となっている。特に低学年化が進んでおり、小学生においては令和4年度から5年度にかけて2倍に急増している。欠席日数は30ー100日の短期・中期欠席が約半数を占めており、学校内外の場においてそれぞれの状態に応じた支援を整備することが求められている。 |
|---|---|
| 課題に対する行政等による既存の取組み状況 | スクールカウンセラーの全校配置、スクールソーシャルワーカーの派遣、たがじょう子どもの心のケアハウスの運営、学校内別室登校児童生徒への対応支援、その他(リタリコ教育支援ソフトの導入、ケース会議の開催、不登校児童生徒にかかる研修会の開催、学校運営協議会との連携等) |
| 課題に対する申請団体の既存の取組状況 | 2022年度より多賀城市教育委員会と協働し、それまで教育委員会直営で運営されていた不登校支援事業「子どもの心のケアハウス」を民営に転換。民営ならではの、地域協働の推進、こどもの権利を中心とした個別支援等を掲げ、利用者数は倍増近く増加している。 |
| 休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | 利用者が急増した一方、非常勤職員中心の運営体制の限界もあり、利用者個々人のアセスメント・個別支援計画の策定・モニタリングは十分に機能していない。また学校、保護者とのパワーバランスの面において不利であり、こどもの状態よりも学校・保護者の意向による学習中心の支援へのプレッシャーが強い状態である。この課題を打破するために、本助成による支援チームの組成、支援員のアセスメント力、個別対応力の強化を行うことが有効であると考える。また、本助成の成果を他自治体の同事業にも波及させることで、地域全体の課題解決にも貢献できると考えている。 |
中長期アウトカム
・本事業の成果を根拠とした、多賀城市における「子どもの心のケアハウス」の予算拡充及び人員体制強化
・法人内の他事業に対する支援チームのスーパーバイズによる組織全体の支援力の底上げ
・本事業の成果の横展開による、宮城県の他自治体が実施する「子どもの心のケアハウス」の支援力強化
短期アウトカム
| 1 | 「子どもの心のケアハウス」登録者の利用率の増加 | |
|---|---|---|
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | 1日当たり利用者数 | |
| 初期値/初期状態 | 7.5人 | |
| 事後評価時の値/状態 | 11人(150%) | |
| 2 | 「子どもの心のケアハウス」登録者の満足度の向上(生存保障) | |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | 安心の提供 | |
| 初期値/初期状態 | 平均74.5% | |
| 事後評価時の値/状態 | 平均85% | |
| 3 | 「子どもの心のケアハウス」登録者の満足度の向上(発達保障) | |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | 興味関心の醸成 | |
| 初期値/初期状態 | 平均80.4% | |
| 事後評価時の値/状態 | 平均85% | |
| 4 | 「子どもの心のケアハウス」登録者の満足度の向上(参加保障) | |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | 意見の反映 | |
| 初期値/初期状態 | 平均74.5% | |
| 事後評価時の値/状態 | 平均85% | |
事業活動
活動
| 1 | 活動 (内容) ・組織内スーパーバイズチームの立ち上げ | |
|---|---|---|
時期 2026/5~ | ||
| 1 | 活動 (内容) | ・組織内スーパーバイズチームの立ち上げ |
| 時期 | 2026/5~ | |
| 2 | 活動 (内容) ・スーパーバイズチームの育成 | |
時期 2026/6~ | ||
| 2 | 活動 (内容) | ・スーパーバイズチームの育成 |
| 時期 | 2026/6~ | |
| 3 | 活動 (内容) ・スーパーバイズチームによる既存職員の育成 | |
時期 2026/6~ | ||
| 3 | 活動 (内容) | ・スーパーバイズチームによる既存職員の育 成 |
| 時期 | 2026/6~ | |
| 4 | 活動 (内容) ・支援力の基盤形成のための研修 | |
時期 2026/8~ | ||
| 4 | 活動 (内容) | ・支援力の基盤形成のための研修 |
| 時期 | 2026/8~ | |
| 5 | 活動 (内容) ・ステークホルダーとの協働促進のための会議 | |
時期 2026/7~ | ||
| 5 | 活動 (内容) | ・ステークホルダーとの協働促進のための会議 |
| 時期 | 2026/7~ |
インプット
総事業費
48,944,600円
| 総事業費 | 48,944,600円 |
|---|
広報戦略および連携・対話戦略
広報戦略
・当法人ウェブサイトや教員や地域住民をターゲットとした媒体(ケアハウス通信)を通した、本事業の実施状況の周知
・宮城県教育委員会が主催する県内の子どもの心のケアハウス、フリースクール等を対象としたネットワーク会議における成果の発信
連携・対話戦略
本事業は行政、企業、市民の各セクターとの協働によって遂行する。
・市民セクター:ボランティアとしての参画、こどもたちに対する体験学習の機会提供等
・企業セクター:こどもたちに対する体験学習の機会提供等
・行政セクター:こども家庭センターを中心とした利用者のリファー、保護者支援等での協働。教育委員会、学校と登録者の情報共有、アセスメント結果、個別支援計画の共有、日常的な情報共有と連携等
| 広報戦略 | ・当法人ウェブサイトや教員や地域住民をターゲットとした媒体(ケアハウス通信)を通した、本事業の実施状況の周知 |
|---|---|
| 連携・対話戦略 | 本事業は行政、企業、市 民の各セクターとの協働によって遂行する。 |
出口戦略・持続可能性について
実行団体
本助成期間を通して、適切なアセスメントを元にした支援の有効性を明らかにすることで、自治体の予算拡充を図り、そもそもの課題である人員体制の拡充(非常勤職員主体の体制から常勤職員主体の体制への転換)につなげたい。
また、本助成事業を通して組成した支援チームが法人内で不登校児童に関わる他事業に対してもスーパーバイズを提供することで、法人全体の底上げにもつなげていく。
さらに当法人が運営している「子どもの心のケアハウス」は、宮城県内のほぼすべての自治体が設置しているが、同様の課題を抱えているため、本助成を通して開発したアセスメント手法を宮城県教育委員会を通して横展開し、宮城県全体の不登校児童生徒の支援力向上に貢献していきたい。
| 実行団体 | 本助成期間を通して、適切なアセスメントを元にした支援の有効性を明らかにすることで、自治体の予算拡充を図り、そもそもの課題である人員体制の拡充(非常勤職員主体の体制から常勤職員主体の体制への転換)につなげたい。 |
|---|
事業実施体制
| 事業実施体制、メンバー構成と各メンバーの役割 | ・実施体制(既存職員)・・・常勤1名、非常勤6名 | ||
|---|---|---|---|
| コンソーシアム利用有無 | あり | ||
| ガバナンス・コンプライアンス体制 | ・不正行為防止:リスクマネジメント規定に基づき、半期に1度の頻度で全職員によるモニタリング、不徹底事項の理事会への報告、年1回以上のリスクマネジメント研修等の取り組みを行っている。会計、労務については、外部専門家との顧問契約による月次確認、経理規定に基づく権限分担、日次・月次チェック等を実施している。 | ||
関連する主な実績
助成事業の実績と成果
■仙台市市民協働事業提案制度
(実施内容)
仙台市と当法人が協働で、市が直営で運営している青少年の居場所「ふれあい広場」のサテライト拠点(市内3ヶ所)を試験的に立ち上げた。その他、支援員の共同育成、今後必要とされる居場所のあり方を検討するための関係機関に対するヒアリング調査も実施。
(主な成果)
2年間の協働を経て、ふれあい広場の利用者が約3倍(年間延1,000名から3,000名)に増加。また、登録者の約9割に進学、学校復帰、登校日数増加、通所日数増加等のポジティブな変容が見られた。それらの実績をもとに、2021年度より同事業(ふれあい広場サテライト)が仙台市の事業と位置付けられ、委託により運営を拡大。2024年度からは児童福祉法の改正によって新設された「児童育成支援拠点事業」として運営を継続している。
申請事業に関連する調査研究、連携、マッチング、伴走支援の実績、事業事例等
■文部科学省「平成27年度いじめ対策等生徒指導推進事業」生活困窮世帯への相談援助・ソーシャルワーク機能を有するフリースクールの試行的運営
生活困窮家庭の不登校児童・保護者への相談援助・ソーシャルワークを効果的に進めるために有効だと考えられるノウハウ(業務フロー、ツール、スキーム等)をまとめた。合わせて、実際の事業を通して得られた失敗例、成功例等も記載することで、より汎用性のある資料となることを目指し た。
成果報告書は、民間フリースクールの全国組織「NPO法人フリースクール全国ネットワーク」等を通して配布し、個別アドバイスを希望する団体に対してはSkype等で対応。それによって、既存のフリースクールの中から当事業によって試行・検証された福祉的機能を取りいれていく組織が増えることを目指した。
| 助成事業の実績と成果 | ■仙台市市民協働事業提案制度 (主な成果) |
|---|---|
| 申請事業に関連する調査研究、連携、マッチング、伴走支援の実績、事業事例等 | ■文部科学省「平成27年度いじめ対策等生徒指導推進事業」生活困窮世帯への相談援助・ソーシャルワーク機能を有するフリースクールの試行的運営 |

