事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動
働くことが困難な人への支援
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
地域の働く場づくりや地域活性化などの課題解決に向けた取組の支援
その他の解決すべき社会の課題
就労が困難な若年層は(1)全体に当てはまると考えている。
SDGsとの関連
| ゴール | ターゲット | 関連性の説明 |
|---|---|---|
| 8. 働きがいも経済成長も | 8.6 2020年までに、就労、就学及び職業訓練のいずれも行っていない若者の割合を大幅に減らす。 | 本事業は、不登校、ヤングケアラー、児童養護施設退所者など、複雑な状況を背景に就労が困難な若年層へ、挑戦と安定就労 の機会を継続的に提供できる仕組みを地域に根付かせることを目指す。8.6に限定しないが、就労の職業訓練、当事者と企業とのマッチング、就労後の定着支援などは、本項目に資する。 |
| 4. 質の高い教育をみんなに | 4.4 2030年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用、働きがいのある人間らしい仕事及び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。 | 本事業は、不登校、ヤングケアラー、児童養護施設退所者など、複雑な状況を背景に就労が困難な若年層へ、挑戦と安定就労の機会を継続的に提供できる仕組みを地域に根付かせることを目指す。4.4に限定しないが、キャリア教育、適切な機会の提供を通じたスキルや自己肯定感の促進などが、本項目に資する。 |
団体の社会的役割
団体の目的
社会的なインパクトが最大化されるとともに、民間の資金や経営支援の知見、並びに同知見を有する人材が還流される社会の実現を目指す。
教育や若者の就労支援、育児や女性の活躍、地域コミュニティの発展、など次世代の育成を通じて日本の社会基盤の安定に資する分野に重点を置き、ビジネス・ソーシャルの両セクターの橋渡しを行う役 割を果たす。
団体の概要・活動・業務
PE・VC・コンサル出身者を中心に、インパクトの拡張性、社会課題の解決を目的とする社会性、解決策の革新性、事業モデルの持続性、を備えた社会的事業を、最短半年、長ければ数年かけ候補団体と協議を重ね厳選した上で、数千万円の資金提供、数年の経営支援、成果志向のモニタリングを通じ、継続的な社会的インパクトの最大化を目指す。計16団体に経営支援し11団体が卒業済、卒業後も多くが継続的にインパクトを拡大中。
| 団体の目的 | 社会的なインパクトが最大化されるとともに、民間の資金や経営支援の知見、並びに同知見を有する人材が還流される社会の実現を目指す。 |
|---|---|
| 団体の概要・活動・業務 | PE・VC・コンサル出身者を中心に、インパクトの拡張性、社会課題の解決を目的とする社会性、解決策の革新性 、事業モデルの持続性、を備えた社会的事業を、最短半年、長ければ数年かけ候補団体と協議を重ね厳選した上で、数千万円の資金提供、数年の経営支援、成果志向のモニタリングを通じ、継続的な社会的インパクトの最大化を目指す。計16団体に経営支援し11団体が卒業済、卒業後も多くが継続的にインパクトを拡大中。 |
概要
事業概要
本事業の実行団体は、複雑な状況を背景に就労が困難な若年層に、挑戦と安定就労の機会の提供を行う団体。
こうした若年層は75万人以上存在し、短期離職・低賃金・非正規雇用等に陥りやすい。これは、個人の不利益に留まらず、社会保障制度の維持が一層困難化する等、社会全体にも影響を及ぼす。
その背景は、本人・家庭、職場、社会など、広く、多様で複雑。諸々の問題の解決に向け、多くの支援団体や行政の取組があるが、まだ十分ではない。
特に個々の支援団体は、情熱を持ち取り組んでいるが支援内容と量が不足する。個々の支援団体を強化するには、事業費に加え、運営費、および組織強化の資金とノウハウの不足が大きな課題である。
これに対しSIPは過去12年間、資金と経営支援をセットで提供し、支援後も団体が継続的に拡大する実績からその有用性と、その中でも重点的な5つの支援の力点を経験則として確認してきた。
一方、SIPの既存プログラムは有用だが、普及に課題もある。本事業では、就労支援で活用できる普及モデルを構築し、広く地域に根差した支援提供に寄与したい。
本事業終了後は、資金と経営力が不足していた団体が、受益者拡大と、事業・財務基盤を構築・強化し今後の拡大が見える状態の実現を目指す。
加えて、本事業を通じ得られた各団体の成長や支援方法の学びは、体系化し、他の実行団体や中間支援団体が活用できる形で社会に公開する。
資金提供契約締結日
2025年11月26日
事業期間
開始日
2025年11月26日
終了日
2029年03月30日
対象地域
全国
| 事業概要 | 本事業の実行団体は、複雑な状況を背景に就労が困難な若年層に、挑戦と安定就労の機会の提供を行う団体。 | |
|---|---|---|
| 資金提供契約締結日 | 2025年11月26日 | |
| 事業期間 | 開始日 2025年11月26日 | 終了日 2029年03月30日 |
| 対象地域 | 全国 | |
直接的対象グループ
実行団体の経営陣及び職員、業務委託者、ボランティア参加者
人数
100人程度(実行団体あたり25人と置いた場合で試算)
最終受益者
複雑な状況を背景に就労が困難な若年層の方々
例)不登校、ヤングケアラー、児童養護施設退所者、など
人数
左記に上げた例に限定しても75万人(不登校児童約42万人、中高生ヤングケアラー約29万人、要保護児童約4万人、など)
| 直接的対象グループ | 実行団体の経営陣及び職員、業務委託者、ボランティア参加者 | |
|---|---|---|
| 人数 | 100人程度(実行団体あたり25人と置いた場合で試算) | |
| 最終受益者 | 複雑な状況を背景に就労が困難な若年層の方々 | |
| 人数 | 左記に上げた例に限定しても75万人(不登校児童約42万人、中高生ヤングケアラー約29万人、要保護児童約4万人、など) | |
本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無
なし
| 本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無 | なし |
|---|
事業の背景・課題
社会課題
・安定的な就労に向け困難を抱える若年層は多く存在している。例えば、不登校児童生徒は約42万人、中高生ヤングケアラーは約29万人、要保護児童は4万人いる。こうした方々は、就労に困難を抱える傾向がある。例えば若年層の児童養護施設の退所者の1年以内離職率は43%、手取月収20万円未満は70%、非正規雇用割合は50%である。
・これは個人の不利益に留まらず、社会制度の維持の一層の困難化など、社会全体にも影響を及ぼす。
・その背景は広く、多様で複雑である。下記は一例として記載する。
ー本人・家庭:個人ごとの発達・学習の特性、貧困やケア負担、養育環境からのPTSD、愛着形成機会の逸失等を背景に、不登校・中退増加、キャリア教育や挑戦・体験の格差が生じる。
ー職場:合理的配慮の低認知、業務設計や定着支援の難しさ等を背景に、多くの職場が支援に取り組めない、取り組んでも雇えない/定着しないとなり、低給与、高離職率につながる。
ー社会:縦割り構造や制度の限界、甘え・自己責任論の風潮、基盤となる家庭・地域の揺らぎ等を背景に、支援を受けられない、社会的弱者の立場での固定化等が生じる。
・これらの問題の解決には、多くの支援団体の個別レベルでの取り組み、行政と団体との連携/団体間での連携、社会全体・国民レベルでの取り組み等があるが、まだ十分ではない。
・特に、各支援団体を強化するには、事業費に加え、運営費、および、組織強化の資金とノウハウが足りていないことが大きな課題と考えている(支援団体は、当事者に支援を提供するための事業費の不足、人手の不足、まずは当事者を助けることに注力している、という状況)
ー資金:小規模な団体が多く、大きな団体も限定的。収益規模の中央値は認証法人で600万円、認定・特例認定法人で2,700万円(業界は限定せず)
ー経営力:成長著しく、国の会議等で代表が諮問されている団体でも、創業者・代表はビジネス経験がない/少ない状態が多い。現状の財務基盤の弱さや事業の先行きの見通し辛さから、人材の確保と定着が難しく、経営力が向上しにくい。
課題に対する行政等による既存の取組み状況
上記の通り、縦割り構造や制度の限界を背景に問題は生じる。
個々の団体の資金・経営力に対する取り組みも、以下の特徴がある。
・資金:助成金はあるが、単年度成果報告型で使途制約が厳しいものが多く、複数年に跨る事業・財務基盤強化が難しい。IT助成等も投資できても運営・維持費が賄い辛い。
・経営力:経営支援に踏み込むものが少なく、研修や、資金使途の監査によるモニタリングが中心で、経営力強化がなされにくい
課題に対する申請団体の既存の取組状況
過去12年間、数千万円の中長期の成長資金と高い経営スキルの伴走型での投入のセットが社会的インパクトの継続的拡大を生むと仮説を立てた。その後の活動で、支援団体の社会的インパクトが約2~10倍へ継続的に拡大し、数千万円の中長期資金+経営支援のセット提供の有用性と、中でも重点的な5つの支援内容を経験則として確認してきた。
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
・SIP既存プログラムは有用だが、普及には課題もある。本事業は、就労支援で活用できる普及モデルを構築し、広く地域に根差した支援提供に寄与したい
・本事業は資金と経営力が不足していた団体が、受益者拡大と事業・財務基盤を構築・強化 し拡大が見えている状態が実現していることを目指す
・学びとなる点は、他の実行団体や中間支援団体が活用できる形で社会に公開していく
これは公募要領の目指す姿に資すると考える。
| 社会課題 | ・安定的な就労に向け困難を抱える若年層は多く存在している。例えば、不登校児童生徒は約42万人、中高生ヤングケアラーは約29万人、要保護児童は4万人いる。こうした方々は、就労に困難を抱える傾向がある。例えば若年層の児童養護施設の退所者の1年以内離職率は43%、手取月収20万円未満は70%、非正規雇用割合は50%である。 |
|---|---|
| 課題に対する行政等による既存の取組み状況 | 上記の通り、縦割り構造や制度の限界を背景に問題は生じる。 |
| 課題に対する申請団体の既存の取組状況 | 過去12年間、数千万円の中長期の成長資金と高い経営スキルの伴走型での投入のセットが社会的インパクトの継続的拡大を生むと仮説を立てた。その後の活動で、支援団体の社会的インパクトが約2~10倍へ継続的に拡大し、数千万円の中長期資金+経営支援のセット提供の有用性と、中でも重点的な5つの支援内容を経験則として確認してきた。 |
| 休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | ・SIP既存プログラムは有用だが、普及には課題もある。本事業は、就労支援で活用できる普及モデルを構築し、広く地域 に根差した支援提供に寄与したい |
中長期アウトカム
就労が困難な若年層の一部の対象者に提供されていたサービスが、より多くの受益者に届いている
その際に、民間企業・個人から十分な資金と経営支援が実行団体に提供されており、十分に多くの実行団体が受益者拡大と事業・財務基盤の構築ができている。
短期アウトカム (資金支援)
| 1 | 5つの力点(のうち最適な分野)への先行投資を通じて、実行団体の従来の支援活動が継続・拡大し、結果受益者が拡大している | |
|---|---|---|
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | 実行団体のサービスの受益者 | |
| 初期値/初期状態 | 採択する団体により異なる | |
| 事後評価時の値/状態 | 第2段階開始時点で決定するが拡大を目指す | |
短期アウトカム (非資金支援)
| 1 | 5つの力点(のうち最適な分野)への経営支援(戦略策定やその実行推進)を通じて、実行団体の事業基盤が構築・強化されている | |
|---|---|---|
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | 実行団体の、本事業で注力した分野(営業マーケティング等)の指標(採択団体によって異なる) | |
| 初期値/初期状態 | 採択する団体により異なる | |
| 事後評価時の値/状態 | 第2段階開始時点で決定するが拡大を目指す | |
| 2 | 5つの力点(のうち最適な分野)への経営支援(戦略策定やその実行推進)を通じて、実行団体の財務基盤が構築・強化されている | |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | 本事業からの助成金終了後も継続拡大できる財務基盤がある実行団体数 | |
| 初期値/初期状態 | 0 | |
| 事後評価時の値/状態 | 4 | |
| 3 | (上記の実現につながった)知見やノウハウが公開・共有できる状態になり、実際に行動している | |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | 本事業を通じて実施した支援方法を確立・形式知化したアウトプット(形式未定) | |
| 初期値/初期状態 | 採択する団体により異なる | |
| 事後評価時の値/状態 | 第2段階開始時点で決定する | |
事業活動
活動(資金支援)
| 1 | 活動 (内容) ・実行団体の公募・審査を行っており、資金支援は想定しない。 | |
|---|---|---|
時期 2025年11月~2026年3月 | ||
| 1 | 活動 (内容) | ・実行団体の公募・審査を行っており、資金支援は想定しない。 |
| 時期 | 2025年11月~2026年3月 | |
| 2 | 活動 (内容) ・第1段階として、資金計画書に基づく助成金を資金分配団体から第1段階に採択した実行団体へ交付する。4団体想定 | |
時期 2026年4月~2026年9月 | ||
| 2 | 活動 (内容) | ・第1段階として、資金計画書に基づく助成金を資金分配団体から第1段階に採択した実行団体へ交付する。4団体想定 |
| 時期 | 2026年4月~2026年9月 | |
| 3 | 活動 (内容) ・第2段階として、資金計画書に基づく助成金を資金分配団体から第2段階に採択した実行団体へ交付。最大4団体を想定 | |
時期 2026年10月~2027年9月 | ||
| 3 | 活動 (内容) | ・第2段階として、資金計画書に基づく助成金を資金分配団体から第2段 階に採択した実行団体へ交付。最大4団体を想定 |
| 時期 | 2026年10月~2027年9月 | |
| 4 | 活動 (内容) ・構築した経営管理モデルをベースに進捗状況をモニタリングの上、助成金を資金分配団体から実行団体へ交付する。 | |
時期 2027年10月~2028年9月 | ||
| 4 | 活動 (内容) |

