事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
子ども及び若者の支援に係る活動
経済的困窮など、家庭内に課題を抱える子どもの支援
日常生活や成長に困難を抱える子どもと若者の育成支援
日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動
孤独・孤立や社会的差別の解消に向けた支援
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
安心・安全に暮らせるコミュニティづくりへの支援
団体の社会的役割
団体の目的
本協議会では日本人と外国人が共に暮らす多文化の地域づくり(多文化共生)
を推進することを目的とし、多文化共生活動を行う団体が協働で様々な相互理解
活動、交流活動を企画・実施する。また、外国人が抱える孤立化などの地域課題
解決を目的とした支援活動を行う。
団体の概要・活動・業務
地域で多文化共生活動を推進する「地域自主組織」「(公財)しまね国際センター」「(一社)ダイバーシティうんなんtoiro」を構成メンバーとし①地域自主組織が主催する<外国人住民のための日本語サロン>の企画、運営。②地域自主組織の既存の活動への外国人住民のつなぎ 、コーディネート。③地域に住む外国人への理解・支援につながる講座等の開催、啓発活動。④その他外国人支援や地域の多文化共生推進のために必要な事項 を行う。
団体の目的 | 本協議会では日本人と外国人が共に暮らす多文化の地域づくり(多文化共生) |
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団体の概要・活動・業務 | 地域で多文化共生活動を推進する「地域自主組織」「(公財)しまね国際センター」「(一社)ダイバーシティうんなんtoiro」を構成メンバーとし①地域自主組織が主催する<外国人住民のための日本語サロン>の企画、運営。②地域自主組織の既存の活動への外国人住民のつなぎ、コーディネート。③地域に住む外国人への理解・支援につながる講座等の開催、啓発活動。④その他外国人支援や地域の多文化共生推進のために必要な事項 を行う。 |
概要
事業概要
雲南市の地域自主組織2地区でモデル事業として ①日本人住民と外国人住民の交流型の日本語サロン(週1回)を実施。外国人住民が日本での生活や子育てに役立つ日本語を日本語パートナー(地域住民)と学ぶ機会を設け ②日本語サロン参加の外国人を地域での既存の活動(体作りや防災教室など)参加につながるようCN、サポートし、地域活動への参加率をあげることによって元々接点のなかった日本人住民と外国人住民の関係づくりを行う。また、③日本人住民には外国人とのコミュニケーション方や理解講座(やさしい日本語講座等)を実施し、外国人住民の生活相談や簡単な支援に関われるようにする。これらの活動により外国人住民が個人で必要な情報や支援を得、在住地区の行政機関(交流センター)や総合センターを利用できるようにし、地域住民と顔の見える関係を築くことでお互いが地域で安心安全に暮らすことができる町を目指す。
資金提供契約締結日
2021年05月27日
事業期間
開始日
2021年04月30日
終了日
2023年02月27日
対象地域
島根県雲南市
事業概要 | 雲南市の地域自主組織2地区でモデル事業として ①日本人住民と外国人住民の交流型の日本語サロン(週1回)を実施。外国人住民が日本での生活や子育てに役立つ日本語を日本語パートナー(地域住民)と学ぶ機会を設け ②日本語サロン参加の外国人を地域での既存の活動(体作りや防災教室など)参加につながるようCN、サポートし、地域活動への参加率をあげることによって元々接点のなかった日本人住民と外国人住民の関係づくりを行う。また、③日本人住民には外国人とのコミュニケーション方や理解講座(やさしい日本語講座等)を実施し、外国人住民の生活相談や簡単な支援に関われるようにする。これらの活動により外国人住民が個人で必要な情報や支援を得、在住地区の行政機関(交流センター)や総合センターを利用できるようにし、地域住民と顔の見える関係を築くことでお互いが地域で安心安全に暮らすことができる町を目指す。 | |
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資金提供契約締結日 | 2021年05月27日 | |
事業期間 | 開始日 2021年04月30日 | 終了日 2023年02月27日 |
対象地域 | 島根県雲南市 |
直接的対象グループ
・雲南市に在住している外国人技能実習生や外国人住民
・ロックダウンで帰国困難な外国人
・日本人を配偶者に持つ外国人住民
・外国ルーツの子ども
人数
20〜30人
間接的対象グループ
・外国人が居住する日本人地域住民
人数
100人
直接的対象グループ | ・雲南市に在住している外国人技能実習生や外国人住民 | |
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人数 | 20〜30人 | |
間接的対象グループ | ・外国人が居住する日本人地域住民 | |
人数 | 100人 |
事業の背景・課題
社会課題
雲南市には外国籍の住民が約200名いるが、外国人散在地域であり、行政や地域のサービス、理解は十分ではなく、病院の利用等の面で様々な支障をきたしている。技能実習生は地域との接点がなく、生活面や安全面に関し日本人住民から不安の声があがり、軋轢も生じている。外国ルーツの子ども達は見た目の違いや 言葉の壁による疎外感を味わい、不登校などの問題が起きている。現在はコロナにより帰国できない外国人も複数おり、先の見えない日本生活の中で多くの問題が発生している。
課題に対する行政等による既存の取組み状況
雲南市ではR28年に多文化共生を事業化、令和2年3月に外国人住民も日本人と同様に暮らしやすく活躍ができるようなまちづくりを進めていくため「多文化共生推進プラン」を設立。業務は(一社)ダイバーシティうんなんtoiroが受託し、外国人相談窓口を設置。病院やハローワーク、市への同行等を行っている。(令和2年度82件)啓発活動ややさしい日本語の普及にも尽力しているが十分な成果が出ているとはいえない。地域では一部の自主組織が交流センターを会場に県の訪問日本語教室を実施や日本人との交流会を行うなど外国人との共生を模索しはじめているが、活動の数は少なく、雲南市全体には広がっていない。
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
外国人散在地域でありかつ広域な雲南市では、NPO団体が一社で外国人サポートを担うには限界がある。更に、コロナのような非常事態下では通訳やサポーターを病院などの機関に派遣できない状況も発生する。今後全ての外国人住民に必要な支援が届く状況を作るには、支援を外国人住民の日常(=在住地域)に落とし込んでいく必要がある。日本語サロンを切り口とし て官民が協働し、地域で支援の輪を広げる仕組み作りは休眠預金の趣旨と一致する。
社会課題 | 雲南市には外国籍の住民が約200名いるが、外国人散在地域であり、行政や地域のサービス、理解は十分ではなく、病院の利用等の面で様々な支障をきたしている。技能実習生は地域との接点がなく、生活面や安全面に関し日本人住民から不安の声があがり、軋轢も生じている。外国ルーツの子ども達は見た目の違いや言葉の壁による疎外感を味わい、不登校などの問題が起きている。現在はコロナにより帰国できない外国人も複数おり、先の見えない日本生活の中で多くの問題が発生している。 |
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課題に対する行政等による既存の取組み状況 | 雲南市ではR28年に多文化共生を事業化、令和2年3月に外国人住民も日本人と同様に暮らしやすく活躍ができるようなまちづくりを進めていくため「多文化共生推進プラン」を設立。業務は(一社)ダイバーシティうんなんtoiroが受託し、外国人相談窓口を設置。病院やハローワーク、市への同行等を行っている。(令和2年度82件)啓発活動ややさしい日本語の普及にも尽力しているが十分な成果が出ているとはいえない。地域では一部の自主組織が交流センターを会場に県の訪問日本語教室を実施や 日本人との交流会を行うなど外国人との共生を模索しはじめているが、活動の数は少なく、雲南市全体には広がっていない。 |
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | 外国人散在地域でありかつ広域な雲南市では、NPO団体が一社で外国人サポートを担うには限界がある。更に、コロナのような非常事態下では通訳やサポーターを病院などの機関に派遣できない状況も発生する。今後全ての外国人住民に必要な支援が届く状況を作るには、支援を外国人住民の日常(=在住地域)に落とし込んでいく必要がある。日本語サロンを切り口として官民が協働し、地域で支援の輪を広げる仕組み作りは休眠預金の趣旨と一致する。 |
中長期アウトカム
事業終了5年後に対象地域において日本語サロンの活動により、日本人地域住民と外国人住民が関係を築き、<外国人住民が>気軽に相談できる相手・場が増え、自ら情報を得て緊急時に自分の身を守ることができるようになっている。また、<日本人住民が>やさしい日本語表現に触れ、外国人住民の生活相談や簡単な支援に関われるようになっている。<地域全体>で外国人住民に対する理解、支援の輪が広がり、お互いの住みやすさや安心感につながっている状態ができている。
短期アウトカム
1 | 外国人住民が事業所や家族以外で気軽に相談出来る場所が複数ある | |
---|---|---|
モニタリング | いいえ | |
指標 | (1) 外国人住民アンケート | |
初期値/初期状態 | 0 | |
目標値/目標状態 | (1) A) 3か所、B) 3人 | |
目標達成時期 | 2023年2月 | |
2 | 外国人住民が必要に応じた関係機関へのアクセスができている | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 外国人住民アンケート(関係機関を3つ以上アクセスできる対象者の割合) | |
初期値/初期状態 | 0 | |
目標値/目標状態 | 60% | |
目標達成時期 | 2023年2月 | |
3 | 外国人住民に防災意識が芽生えている | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | (1) 居住地区の防災訓練参加率 | |
初期値/初期状態 | 0 | |
目標値/目標状態 | 50% | |
目標達成時期 | 2023年2月 | |
4 | 外国人住民が地域の中で自発的な交流を行っている | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | (1) 外国人住民アンケート | |
初期値/初期状態 | 0 | |
目標値/目標状態 | 30% | |
目標達成時期 | 2023年2月 | |
5 | 日本人住民が外国人住民の生活相談や簡単な支援に関わっている | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | (1)日本人住民アンケート | |
初期値/初期状態 | 0 | |
目標値/目標状態 | 10人 | |
目標達成時期 | 2023年2月 | |
6 | ||
モニタリング | いいえ | |
7 | ||
モニタリング | いいえ | |
8 | ||
モニタリング | いいえ | |
9 | ||
モニタリング | いいえ |
アウトプット
1 | 外国人住民が居住地区の総合センターや交流センターを利用し、地域の活動に参加している | |
---|---|---|
モニタリング | いいえ | |
指標 | 月あたりの訪問数、日本語サロン、その他の活動参加率 | |
初期値/初期状態 | 0 | |
目標値/目標状態 | 40% | |
目標達成時期 | 2022年8月 | |
活動内容 | 地域自主組織主催日本語サロンの実施、参加促進 | |
活動時期 | 2021年7月~週1回 | |
2 | ||
モニタリング | いいえ | |
活動内容 | 外国人住民の関係機関(サロン参加者居住地区の病院や公的機関)へのつなぎ、働きかけ | |
活動時期 | 随時 | |
3 | ||
モニタリング | いいえ | |
活動内容 | 地域での既存の活動へのつなぎ | |
活動時期 | 随時 | |
4 | 日本語サロン受講により必要な情報を得ている | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 〇〇という質問に対する正答率 | |
初期値/初期状態 | 0 | |
目標値/目標状態 | 80% | |
目標達成時期 | 2022年8月 | |
活動内容 | 地域自主組織主催日本語サロンの実施(暮らしに役立つ日本語、防災や健康、 福祉などの生活情報を知る) | |
活動時期 | 2021年7月~週1回 | |
5 | ||
モニタリング | いいえ | |
活動内容 | 情報の提供(雲南市FBやさしい日本語ページの広報、外国人相談窓口ちらし、防災多言語パンフレット等の配布) | |
活動時期 | 随時 | |
6 | ||
モニタリング | いいえ | |
活動内容 | 外国人住民の関係機関(サロン参加者居住地区の病院や公的機関)へのつなぎ、働きかけ | |
活動時期 | 随時 | |
7 | 外国人住民が県や市の防災訓練に参加。緊急時のリスク対応方法を知っている | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 参加人数 | |
初期値/初期状態 | 0 | |
目標値/目標状態 | 参加者総数20人 | |
目標達成時期 | 2022年8月 | |
活動内容 | 島根県の外国人のための防災訓練への協力(外国人住民への広報) | |
活動時期 | 2021年夏頃を予定 | |
8 | ||
モニタリング | いいえ | |
活動内容 | 防災多言語パンフレットの配布 | |
活動時期 | 随時 | |
9 | ||
モニタリング | いいえ | |
活動内容 | 日本語サロンでの防災講座(災害に関する言葉の学習など) | |
活動時期 | 半年に1回 | |
10 | 日本語サロンや地域の活動に参加する外国人住民が増えている | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 参加人数 | |
初期値/初期状態 | 0 | |
目標値/目標状態 | 参加者総数20人 | |
目標達成時期 | 2022年8月 | |
活動内容 | 県訪問日本語教室への参加促進 | |
活動時期 | 2021年3コース予定 | |
11 | ||
モニタリング | いいえ | |
活動内容 | 地域自主組織主催「日本語サロン」実施 | |
活動時期 | 2021年7月~週1回 | |
12 | ||
モニタリング | いいえ | |
活動内容 | 地域での既存の活動へのつなぎ | |
活動時期 | 随時 | |
13 | 地域(交流センター)での「日本語サロン」や「やさしい日本語講座」に参加する日本人住民が増えている | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 日本語サロンや外国人サポートに関する活動への日本人参加人数 | |
初期値/初期状態 | 0 | |
目標値/目標状態 | 参加者総数100人 | |
目標達成時期 | 2022年8月 | |
活動内容 | 島根県訪問日本語ボランティア養成講座への協力 | |
活動時期 | 2021年8月予定(全3回) | |
14 | ||
モニタリング | いいえ | |
活動内容 | 島根県訪問日本語教室開催への協力 | |
活動時期 | 2021年3コースを予定 | |
15 | ||
モニタリング | いいえ | |
活動内容 | 地域自主組織での日本語サロンの実施 | |
活動時期 | 2021年7月~週1回 | |
16 | ||
モニタリング | いいえ | |
活動内容 | やさしい日本語研修の実施 | |
活動時期 | 半年に1回 | |
17 | ||
モニタリング | いいえ | |
活動内容 | 島根県外国人住民のための防災教室、外国人災害サポーター養成協力 | |
活動時期 | 2021年7月予定 |
事業活動
インプット
人材
・日本語教育コーディネーター ・地域自主組織
資機材
・パソコン ・スマートフォン
人材 | ・日本語教育コーディネーター ・地域自主組織 |
---|---|
資機材 | ・パソコン ・スマートフォン |
広報戦略および連携・対話戦略
広報戦略
自主組織広報誌や協議会パンフレット、市報等を用いて実施内容を適宜掲載することで、ターゲットとなる地域の方に本課題と外国籍の方の実態を知ってもらい参加者及び地域での理解の向上を目指す。
連携・対話戦略
1.モデル地区とする2地区での①日本人住民への定期的な呼びかけ、説明の実施 ②外国人を雇用する団体への広報 ③地区総合センターとの協議を行う。同時に他地区自主組織への広報活動を行い、雲南市各所での日本語サロンの開催を目指す。幅広い世代の外国人住民が日本語サロンを通じて地域や公的機関ととつながるきっかけを作る。2.外国人住民の包括的支援、トータルライフケアにつながるよう、市や福祉関係の団体、民生委員や産後ケア、高校生の学習サポートなどを行う支援団体などと情報・課題の共有を行い、関係部署に提言を行っていく。
広報戦略 | 自主組織広報誌や協議会パンフレット、市報等を用いて実施内容を適宜掲載することで、ターゲットとなる地域の方に本課題と外国籍の方の実態を知ってもらい参加者及び地域での理解の向上を目指す。 |
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連携・対話戦略 | 1.モデル地区とする2地区での①日本人住民への定期的な呼びかけ、説明の実施 ②外国人を雇用する団体への広報 ③地区総合センターとの協議を行う。同時に他地区自主組織への広報活動を行い、雲南市各所での日本語サロンの開催を目指す。幅広い世代の外国人住民が日本語サロンを通じて地域や公的機関ととつながるきっかけを作る。2.外国人住民の包括的支援、トータルライフケアにつながるよう、市や福祉関係の団体、民生委員や産後ケア、高校生の学習サポートなどを行う支援団体などと情報・課題の共有を行い、関係部署に提言を行っていく。 |
出口戦略・持続可能性について
持続可能性1
本事業を取り組むことにより、地域が自ら外国籍の方をサポートできる体制を構築。その仕組みを他地域へ展開することにより事業の自走化を目指す。事業の持続化に向け、協議会の法人化や文化庁「生活者としての外国人」のための日本語教育事業活用の検討を行う。
持続可能性1 | 本事業を取り組むことにより、地域が自ら外国籍の方をサポートできる体制を構築。その仕組みを他地域へ展開することにより事業の自走化を目指す。事業の持続化に向け、協議会の法人化や文化庁「生活者としての外国人」のための日本語教育事業活用の検討を行う。 |
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関連する主な実績