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事業完了報告

2024/08/27更新

事業概要

事業期間開始日 2023/02/10終了日 2024/02/09
対象地域千葉県全域+HP等により全国
事業対象者

【中間受益者】
・千葉県各種国際交流協会 13団体
・多文化房総ネットワークに所属している地域の日本語教室 17団体
【最終受益者】
・千葉県在住の日本語を母語としない学齢期の児童 約8,500人
・千葉県在住のアフガニスタンコミュニティ(ダリー語事業、約1,580人)
 スリランカコミュニティ(タミル語・シンハラ語事業、約5,700人)
・HPで冊子等をダウンロード可能にすることによって全国の上記コミュニティの生徒・保護者

事業対象者人数

・スクール生(04年度40人、05年度50人、03年度まで卒業生のべ195人)
・県内(児童生徒8,500人、2コミュニティ7,100人、市民1000人)
・全国同じ分野のボランティア10団体(1,000人)
・HP等による視聴者800人

事業概要

 高校進学を目指す日本語を母語としない子どもの中で最も困難を抱えているのが、政府や自治体等の翻訳サービスの対象となっていない言語話者で学齢期を超えた子どもたちである。子どもたちは日本語が十分でないため、進学のための情報入手が難しく、さらに学齢期を過ぎているため中学校には所属できない。また「働ける年代」ではあるが、就労不可である「家族滞在」ビザを持つ者も多い。学校に所属していれば文科省、働いていれば厚労省の公的サポートを受けられるが、その狭間の存在で公的支援が全く及んでいない。本スクールの約半数を占めるアフガニスタン人とスリランカ人生徒はこのような状況に置かれている。
 一方、昨年度助成により実施した調査(後述)によれば、アフガニスタン人とスリランカ人保護者の8割が、子どもに高校以上の教育を受けさせたいとの希望を持っていた。希望の実現には、当事者への学習支援のみならず、保護者や小中学校の教師、地域ボランティア等によるサポート体制の構築が重要であり、母語による情報提供や教材・教育法の確立と普及が不可欠である。以上の理由から、下記事業を計画した。


事業Ⅰ①ダリ―語による情報(数学用語・学校からの連絡文翻訳集・交流本)提供
事業Ⅰ②ダリ―語・タミル語・シンハラ語による「大学進学ガイドブック」の翻訳・提供
事業Ⅱ①スクールに通えない子どもやスクール入会待機者へのカリキュラム・テキストの提供と学習指導(オンライン授業を含む)
事業Ⅱ②民間の日本語学校や地域日本語教室等に通えない一般の人々へのカリキュラム・テキストの提供と彼らを指導するボランティアへのサポート
事業Ⅲ これまで千葉県では開催されていなかった「高校生のための進路ガイダンス」を実施し、②の冊子も利用しながらさまざまな進路の情報を少数言語の生徒たちにも提供
 また、少数言語話者を対象に女性若者会議を行う。

事業の総括およびその価値

①今回の本事業の直接の対象ではないが、2023年度高校入学者選抜試験であるが、進学希望者27名全員合格のサポートをすることが出来た。
②千葉県に急増しているアフガニスタン人とスリランカ人コミュニティへの情報提供事業であるが、無事にすべてを終えることが出来た。そして、各冊子を学校や各関係機関に配布することによって、本スクールへの信頼と期待が寄せられるようになり、入会希望を含めてさまざまな問い合わせや相談が寄せられるようになってきた。
③今年度も正規クラスの予定人員を超えた入会希望者があり、10月から待機生クラスを設立した。ただ、このクラスは自宅学習を中心とし、週2日の登校授業を行う形式であり、サポートは十分には行き届いていない。また、登校できない生徒や一般学習者へのサポートも不十分である。
④高校に進学した生徒に対する「高校生のための進路ガイダンス」を本スクール主催で初めて実施したが、58名の参加者があった。来年度は、多くの団体協力を得て、より幅広く行う予定である。

課題設定、事業設計に関する振返り

①これまで利用させていただいた教室と事務作業場は千葉市国際交流協会の会議室とオープンスペースを無料で借りていたため、「新教室」での開校は会計的には厳しくなる。ただ、自前の教室を借りた場合、時間的制約や使用制限等がなくなることもあり、よりいろいろな事業にも取り組むこと可能性もある。
②翻訳事業であるが、多くの困難があった。具体的には、ネットを利用した情報の送受信によって文字が「化ける」現象である。ダリ―語、シンハラ語、タミル語専用のアプリとそれ以外のアプリとの間の処理が十分でないことが原因であることが分かった。今後、より気を付けて行う必要があろう。
③今後事業を継続発展させていくためには、a)後継者の育成、b)スクール内の組織基盤の強化、c)会計基盤の強化が課題である。予定されている老朽化による大規模改修は減築ということもあり、千葉市国際交流協会からも改築後も現在のスペースを維持することはできないと言われており、「新教室」に腰を落ち着けて上記の課題に取り組むことになる。

今回の事業実施で達成される状態

短期アウトカム

1事業Ⅰ①「学校からのおたより連絡文翻訳集」:ダリ語を母語とする子どものいる家庭と学校をつなぐ役割の先生が、翻訳冊子が家庭と学校をつなぐために有効なツールであることを認識する
指標・「おたより」の翻訳冊子の有効性を問うアンケートの回答数と回答内容
目標値・目標状態・小学校10、中学校5の先生方が「おたより」があることで学校と家庭をつなぐために有効であると回答してくれる。
アウトカム:結果小学校4、中学校5が有効であると回答
アウトカム:考察この内容は千葉県国際交流センターと当スクールのHPからダウンロードできることになっている。
2事業Ⅰ① 「交流本」:ダリ語を母語とする子どものいる家庭と幼稚園・保育園をつなぐ役割の先生が、交流本が家庭と学校・幼稚園をつなぐために有効なツールであることを認識する。
指標・「交流本」の交流本の有効性を問うアンケートの回答数と回答内容
目標値・目標状態・幼稚園9・保育園3の先生方が交流本があることで学校・幼稚園と家庭をつなぐために有効であると回答してくれる。
アウトカム:結果発刊が助成金期限内ギリギリになったため、アンケートはまだ実施できていない。
アウトカム:考察事前の幼稚園2円でのヒアリングでは、発刊期待が強く出されおり、このようなガイドブックが待たれていることを認識した。
3事業Ⅰ② 翻訳された3言語を母語とする生徒が、高校卒業後の進路の情報を母語で入手でき、自分の将来を幅広く考えられる
指標・「大学進学ガイドブック」アンケートの回答数と回答内容
目標値・目標状態・翻訳3言語の対象者の内9割が「進路の情報を入手できた」と回答する。
アウトカム:結果ガイダンスに参加した高校の教師が、参加できなかった生徒の分も冊子を持ち帰った
アウトカム:考察外国につながる生徒は特定の高校に集まるために、参加高校は6校に留まったが、今後増やしていく予定である
4事業Ⅰ①と② 子どもたちの教育を支援しているNPOが、➀➁で翻訳した冊子を有効なツールとして活用の意志を示す
指標・冊子をダウンロードする際のアンケートの回答数と回答内容
目標値・目標状態・子どもたちの教育を支援しているNPO20団体が活用の意志を示す
アウトカム:結果NPOからの回答は2通だったが、進路ガイダンス・円卓会議等での配布時には、高い評価を得ている
アウトカム:考察ウェブサイトで公開していることを周知しSて行くことが課題である
5事業Ⅱ① 自宅学習者が規定の学習目標を達成できるための環境が整えられている
指標・カリキュラムの目標達成度
目標値・目標状態・決められたカリキュラムの目標を生徒の半数が達成している
アウトカム:結果計12名がカリキュラムに沿った学習を行った。
アウトカム:考察学力に差があり、画一のカリキュラムでは厳しいことを認識した
6事業Ⅱ② 自宅学習者が規定の学習目標を達成できるための環境が整えられている
指標・カリキュラムの目標達成度
目標値・目標状態・決められたカリキュラムの目標を生徒の半数が達成している
アウトカム:結果生徒の半数以上が目標に達している
アウトカム:考察自宅学習者はどうしても会話が伸びないため、それをどう補うかが必要
7事業Ⅲ 翻訳された3言語を母語とする生徒が、高校卒業後の進路の情報を母語で入手でき、自分の将来を幅広く考えられる
指標・高校の先生の進路指導のしやすさ
目標値・目標状態・参加した生徒の高校の進路指導の先生最低2校が「進路指導がしやすくなった」と回答する。
アウトカム:結果参加生徒のいる6高校の教員が、参加できなかった生徒分を持ち帰った
アウトカム:考察外国につながる生徒は特定の高校に集まるために、参加高校は6校に留まったが、今後増やしていく予定である

アウトプット

1事業Ⅰ① 学校が家庭に配布する「学校からのおたより連絡文翻訳集」のダリー語翻訳集200冊
指標・翻訳されている本のページ数
目標値・目標状態・小学校10、中学校5の先生方が「おたより」があることで学校と家庭をつなぐために有効であると回答してくれる。
アウトカム:結果小学校4、中学校5が有効であると回答
アウトカム:考察配布時にHP上では公開していなかったため、電話での問い合わせが4件あった
2事業Ⅰ① 多くの日本人とアフガニスタン人が携行し、日常の場(学校・幼稚園等)で簡単な交流ができる「交流本」250冊
指標・翻訳されている本のページ数
目標値・目標状態・60ページの翻訳された「交流本」が、四街道・佐倉以内のすべての小学校(35校)と幼稚園(25園)に送付されている
アウトカム:結果「交流本・幼稚園・保育園ガイドブックーダリ語版ー』は日本語部分を入れて130ページで発刊
アウトカム:考察発刊が遅れたので、今後フォローアップが必要である
3事業Ⅰ② 「大学進学ガイドブック」が400冊(200冊×ダリー語、100冊×タミル語、100冊×シンハラ語)
指標・翻訳されている本のページ数
目標値・目標状態・60ページの3言語で翻訳された「大学進学ガイドブック」が進路ガイダンスで対象者に配布されている
アウトカム:結果ダリ―語版、シンハラ語版、タミル語版60ページの「大学進学ガイダンス」発刊
アウトカム:考察シンハラ語の翻訳文をネットでやりとりしている中で複合文字が元へ戻ったりした。同じ特に、アプリを使うことの配慮が不十分であった。
4事業1①と② ウェブサイトに3種類の資料が公開される
指標・公開する資料の数
目標値・目標状態・ウェブサイトに3種類の資料が公開されてNPOに告知されている
アウトカム:結果ウェブサイトで公開済み
アウトカム:考察ウェブサイトでの公開を高校等に周知していくかという課題が残った
5事業Ⅱ① (生徒)待機・遠隔学習者自宅学習サポート 
指標・自宅学習者用のカリキュラムおよびテキストが作られている
目標値・目標状態・カリキュラムの完成、4種類のテキスト
アウトカム:結果自宅学習者用のカリキュラムとテキストは完成した
アウトカム:考察カリキュラムにそってテキストで勉強るが、自分だけでは難しいことが分かり、サブテキストも作成中
6事業Ⅱ② (一般受講者)自宅学習サポート 
指標・日本語学校等に入校できない人が、地元のボランティア等の協力で日本語を体系的に学習することが出来る
目標値・目標状態・カリキュラムの完成、4種類のテキスト
アウトカム:結果内容的には自宅学習者用と同一のものを使用
アウトカム:考察2か所のボランティア教室で使用
7事業Ⅲ  高校生のための進路ガイダンス 
指標・参加生徒と高校の先生がガイダンスに参加し、必要な情報を知る
目標値・目標状態・参加者名簿
アウトカム:結果・全参加者68名
アウトカム:考察初めての試みであったが、NHKの取材があり「首都圏」で放映

活動

1本スクール生への高校受験サポート(29名受験予定、一般入試2月21日・22日、二次入試3月15日)
活動結果計画通り
概要高校進学希望者全員が入試で合格し、進学した
2千葉県内他国際交流協会・日本語教室へ一般向け自宅学習を中心としたシステムの連携依頼
活動結果遅延あり
概要コロナの影響で、特ににボランティア教室で日本語講師が激減しており、対応できない教室が増加している
3「学校からのおたより連絡文翻訳集」ダリ―語版完成・小学校・中学校へ配布
活動結果計画通り
概要四街道市、佐倉市、八街市の全ての小学校・中学校へ配布
4第2回外国にルーツをもつ若者女性会議の開催
活動結果計画通り
概要3月に開催
5本スクール第10期生授業開始
活動結果計画通り
概要3クラス21名でスタートした
6高校受験希望者への自宅学習システムの開始
活動結果計画通り
概要10月から開始。1月末12名(その後1名転居)が在籍
7外国にルーツを持つ高校生への進路ガイダンス(ダリ―語・タミール語・シンハラ語冊子完成)
活動結果計画通り
概要7月の「高校生のための進路ガイダンス」を実施
8ダリ―語「交流本」完成・配布
活動結果ほぼ計画通り
概要12月までに発刊する予定であったが、翻訳文がネットのやりとりで行がずれるなどのトラブルがあり、完成は2月にずれ込んだ
92023年度「日本語を母語としない親と子どものための進路ガイダンス」事前準備(14語言語冊子・案内チラシ・通訳・ボランティア依頼等)
活動結果計画通り
概要10月のガイダンスまでに準備完了・その後ウェブサイトで公開
102023年度「日本語を母語としない親と子どものための進路ガイダンス」開催
活動結果計画通り
概要千葉大学で行った千葉会場では、参加者が初めて200名を超えた
11第3回外国にルーツをもつ若者女性会議の開催
活動結果計画通り
概要11月に「13才からのハローワーク」として開催

資金分配団体としての非資金的支援の取り組み総括

1取り組み

想定外のアウトカム、活動、波及効果など

(想定外のアウトカム)
①使用しているビルの減築大規模改修に伴う撤去時期が約7カ月前倒しとなり、その対応に追われた。
②新規入会者の増加とともに、その生徒たちはコロナの影響をまともに受けていたため、従来の指導方法が通じなかったことで時間の確保が困難になった。講師は連日のように対面・オンラインの会議を行って対応することとなった。
③スクール内で運営委員会や教科会の開催日時の調整にもかなりの時間を要し、計画通り開催できなかった。
(想定外の活動、波及効果)
①移転の問題もあり、スクール外への働き掛けを強めた結果、これまでほとんど関心を示さなかった千葉県や千葉市も関心を示すようになり、次年度には何らかの支援を行うことが表明されている。
②本スクールが主催した2回の円卓会議にいろいろな分野から多くの人が参加し、ネットワークの必要性が共有できた。今後円卓会議は他の団体も主体的参加することになっている。なお、スクールの新教室にかかわる情報は福祉系の団体から多くが寄せられている。

事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動

課題を取り巻く変化

①どこからもサポートを受けられない子どもたちに、居場所と学ぶ場所を提供し、日本の高校につなぐことは、もはや社会的に取り組むべき重要な課題である。このため、行政・教育委員会等にも働きかけてきたが、次年度から行政の協力が得られることとなった。
②今年度2回の円卓会議を開催してきて、行政・教育委員会・学校教師・教育福祉のボランティア組織とのネットワーク作りを目指してきた。その結果、今後本スクールと教育や福祉分野で活躍する人たちの勉強会とで「外国につながる子ども若者支援ネットワークちば」を設立し、そこに「千葉大学移民難民スタディーズ」と「房総多文化ネットワーク」がオブザーバーとして協力してくれることになり、千葉県でも大きなネットワークが作られることとなった。
③喫緊の課題である教室移転であるが、福祉団体から教室として利用できる適切な場所を紹介していただいた。これもネットワークによるものである。

外部との連携実績

1活動日本語を母語としない親と子どもの進路ガイダンス
実施内容日本語を母語としない中学生・既卒生とその保護者に千葉の高校入試制度は高校の紹介を、通訳を付けて説明をする
結果・成果・影響等2002年から県内68カ所で行い、生徒と保護者のべ約8100名が参加
2活動『千葉の移民コミュニティの教育と福祉に関する調査』発刊
実施内容アフガニスタン人とスリランカ人のコミュニティの現状を調査
結果・成果・影響等2022年:千葉大学移民難民スタディーズとの協働事業。200部印刷、関係機関・学校等へ配布
3活動千葉大学生との「佐倉ツアー」
実施内容千葉大生と一緒に「国立歴史民俗博物館」を舞台に合同授業
結果・成果・影響等これまで5回実施。スクール生・千葉大学生以外にも他高校生等が参加

広報実績

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)あり
内容

本スクールのHP上に掲載

広報制作物等あり
内容

本スクールの「第3号フリースクールレター」(2023年3月)

報告書等あり
内容

『千葉の移民コミュニティの教育と福祉に関する調査ーアフガニスタン人とスリランカ人のコミュニティの現状ー』

ガバナンス・コンプライアンス実績

規程類の整備状況

事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか整備中
内容

議論の途中に、使用しているビルの老朽化による減築大規模改修に伴う退去日程が7か月早められることが通告され、その対応で中断している

整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか全て公開
変更があった規程類に関して報告しましたか変更はなかった

ガバナンス・コンプライアンス体制

社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますかはい
内部通報制度は整備されていますかはい
内容

「内部通報制度に対する規程」

利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますかはい
コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたかはい
ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたかはい
報告年度の会計監査はどのように実施しましたか(実施予定の場合含む)内部監査
内容

監事2名によって監査を行った

本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますかいいえ

その他

本助成を通じて組織として強化された事項や新たに認識した課題、今後の対応/あればよいと思う支援や改善を求めたい事項など

①「新教室」に移転した際にはこれまでのような「時間的束縛」から解放されるため、事業全体を見直すことができる。①どこからもサポートを受けられない子どもたちに、居場所と学ぶ場所を提供し、日本の高校につなぐことは、もはや社会的に取り組むべき重要な課題である。このため、行政・教育委員会等にも働きかけてきたが、次年度から行政の協力が得られることとなった。
②今年度2回の円卓会議を開催してきて、行政・教育委員会・学校教師・教育福祉のボランティア組織とのネットワーク作りを目指してきた。その結果、今後本スクールと教育や福祉分野で活躍する人たちの勉強会とで「外国につながる子ども若者支援ネットワークちば」を設立し、そこに「千葉大学移民難民スタディーズ」と「房総多文化ネットワーク」がオブザーバーとして協力してくれることになり、千葉県でも大きなネットワークが作られることとなった。
③最大の課題である教室移転であるが、福祉団体から教室として利用できるそうな場所を数多く紹介していただいた。これもネットワークによるものである。
④貧困は様々な社会課題の根幹に存在するため、NPOも多方面に協力者・団体を見出していくことが必要である。訪問した団体はいずれも地域に根差した協力者・団体を見出している。本スクールも、子どもたちの学びと育ちを多方面から応援してくれる協力者・団体を見出し、継続可能な寄付を呼び掛けていく。

シンボルマークの活用状況

『千葉の移民コミュニティの教育と福祉に関する調査』
ダリ―語、シンハラ語、タミル語それぞれの『大学進学ガイドブック』