事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
子ども及び若者の支援に係る活動
経済的困窮など、家庭内に課題を抱える子どもの支援
日 常生活や成長に困難を抱える子どもと若者の育成支援
日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動
孤独・孤立や社会的差別の解消に向けた支援
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
安心・安全に暮らせるコミュニティづくりへの支援
SDGsとの関連
ゴール | ターゲット | 関連性の説明 |
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1. 貧困をなくそう | 1.5 2030年までに、貧困層や脆弱な状況にある人々の強靱 性(レジリエンス)を構築し、気候変動に関連する極端な気象現象やその他の経済、社会、環境的ショックや災害に暴露や脆弱性を軽減する。 | 貧困で孤立している人を支援のネットワークに繋ぐ |
3. すべての人に健康と福祉を | 3.8 全ての人々に対する財政リスクからの保護、質の高い基礎的な保健サービスへのアクセス及び安全で効果的かつ質が高く安価な必須医薬品とワクチンへのアクセスを含む、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を達成する。 | 福祉、医療を受けられない人を地域からなくす |
5. ジェンダー平等を実現しよう | 5.4 公共のサービス、インフラ及び社会保障政策の提供、並びに各国の状況に応じた世帯・家族内における責任分担を通じて、無報酬の育児・介護や家事労働を認識・評価する。 | DV被害、性的搾取、暴力等の被害を受けている女性をその環境から脱出させる |
11. 住み続けられる街づくりを | 11.3 2030年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、全ての国々の参加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。 | 相互扶助による地域づくり |
団体の社会的役割
団体の目的
故瀬戸内寂聴さん村木厚子さんが発起人の少女支援の活動「若草プロジェクト」に共感し、2016年7月設立。「人は人との関わりのなかでこそ立ち直る」という更生保護の視点を活動の柱とし、犯罪の原因を生きづらさ=孤立と捉え、地域の中に居場所や信頼できる大人を増やすことで、少女を孤立から救い、支援のネットワークに繋がる橋渡しをし、すべての少女が自分らしく心豊かに生きる社会をつくることを目的に活動をしている。
団体の概要・活動・業務
「つながる」「よりそう」「そだてる」を柱に、少女の居場所づくりや寄り添い支援、普及啓発活動を展開している。2021年度は、府内4カ所で計210回の居場所を開放し、延べ896名の少女と繋がった。主な実績としては公開シンポジウムでの普及啓発、2018~2020年京都市地域再犯防止推進モデル事業、2021年国連会議京都コングレス出展等のほか、地域のイベントや行事に参加し、地域の中で少女たちを育てている。
団体の目的 | 故瀬戸内寂聴さん村木厚子さんが発起人の少女支援の活動「若草プロジェクト」に共感し、2016年7月設立。「人は人との関わりのなかでこそ立ち直る」という更生保護の視点を活動の柱とし、犯罪の原因を生きづらさ=孤立と捉え、地域の中に居場所や信頼できる大人を増やすことで、少女を孤立から救い、支援のネットワークに繋がる橋渡しをし、すべての少女が自分らしく心豊かに生きる社会をつくることを目的に活動をしている。 |
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団体の概要・活動・業務 | 「つながる」「よりそう」「そだてる」を柱に、少女の居場所づくりや寄り添い支援、普及啓発活動を展開している。2021年度は、府内4カ所で計210回の居場所を開放し、延べ896名の少女と繋がった。主な実績としては公開シンポジウムでの普及啓発、2018~2020年京都市地域再犯防止推進モデル事業、2021年国連会議京都コングレス出展等のほか、地域のイベントや行事に参加し、地域の中で少女たちを育てている。 |
概要
事業概要
居場所事業で培った当事者主体の回復のモデルを基礎としつつ、世代間を超えた新しい地域の支え合いの取組みを上京区を中心に実践し、ネットワークを育む装置としての相互扶助のプラットフォームを作動させる。
地域には、行政や身内にはお願いしにくい小さなSOSが溢れている。例えば草むしりや部屋の掃除などの日常の困りごと、子育ての悩みや子どもの学習支援の不足、空き家の管理、新規移住者へのまちの案内、ひきこもりの方の社会復帰の機会不足…などなど。世代を問わず、こうした困りごとが放置され深刻化した末に、犯罪行為につながる恐れもある。だが、こうした困りごとは、お互いさまの精神で相手を尊重しながら関わることで改善し、その「優しさ」が人から人へ伝播することで、犯罪予防や再犯防止にもつながっていく。
相互扶助の仕組みには、今まで弱い立場であった当事者こそ、困りごとやその痛みにより共感しながら関わっていける可能性があると考え、若者や少年少女も支援・被支援の側を問わず参加する。困りごとを抱える人と誰かの力になりたい人の意欲をマッチングし、双方が満たされる活動にしていくために、対等な関係性や相手の自主性・主体性の境界を越えない等のルールと心得も学んでいく。
本事業は、網目の細かいネットワークを構築することで、地域の一人ひとりの困りごとや夢を探し出し、一緒に課題解決や夢の実現をしていく道筋を考え、それらに合った支援をする。支援する人もされる人も、一人ひとりの支援力と共感力と得意なところを育て、当事者がやりがいを持って主体として取り組める活動にする。そのチャレンジのために専門家が伴走し、活動を応援する仲間の層を厚くすることで「優しさ」の循環が生まれる。ネットワークが機能することで更生保護の基盤が整い、すべての人が地域の中で一緒に笑いあう関係性、悩み事を相談しやすい関係性を持った、誰もが生きやすい社会をつくる。
資金提供契約締結日
2023年09月06日
事業期間
開始日
2023年09月06日
終了日
2027年02月27日
対象地域
京都市上京区、および京都市全域
事業概要 | 居場所事業で培った当事者主体の回復のモデルを基礎としつつ、世代間を超えた新しい地域の支え合いの取組みを上京区を中心に実践し、ネットワークを育む装置としての相互扶助のプラットフォームを作動させる。 | |
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資金提供契約締結日 | 2023年09月06日 | |
事業期間 | 開始日 2023年09月06日 | 終了日 2027年02月27日 |
対象地域 | 京都市上京区、および京都市全域 |
直接的対象グループ
「わかくさリビング」に来所する少女、有志の更生保護関係者
人数
計 46人
内訳:「わかくさリビング」に来所する少女40人(延べ1016名)(2022年度来所少女の内、複数回来所した人数)、有志の更生保護関係者6人(継続的に関係している保護司)
最終受益者
・地域のなかで困りごとを抱えている、高齢者、独居者、母子、障害者など
・伴走や支援が必要な保護観察対象者、満期釈放者、更生緊急保護対象者
・何かにチャレンジしたい若者、夢を実現したい高齢者
人数
計 1162人(延べ)
内訳:マッチング回数 532回/3年(困りごとを抱えている人)、関わる対象者 532人(困りごとに対応する人)、関係する支援者 100人(マッチングに関わる人)
直接的対象グループ | 「わかくさリビング」に来所する少女、有志の更生保護関係者 | |
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人数 | 計 46人 | |
最終受益者 | ・地域のなかで困りごとを抱えている、高齢者、独居者、母子、障害者など | |
人数 | 計 1162人(延べ) |
事業の背景・課題
社会課題
【再犯防止推進法】
生きづらさが犯罪の大きな要因のひとつだと言われる。相談相手がなく孤立し、苦し紛れに手を染める究極の解決手段が犯罪だといえる。近年では、再犯が繰り返され「再犯者率」が上昇する傾向が見られ、背景には、地域社会での人間関係の希薄化が言われている。そうした流れを受け、国の施策として再犯防止推進法が制定され、官・官、官・民が一体となって地域が犯罪をした者を受け入れる素地をつくり、再犯のない社会をつくることとなった。
【地域力の低下】
現在、再犯防止等の支援は、多くの民間ボランティアが担っており、公的機関や専門職による制度に基づくサービスでは対応できない制度間の隙間や枠組みを超えた息の長い支援が地域を支えている。しかし、多くの各種団体で高齢化による従事者の減少、担い手の固定化が言われている。助け合う横のつながりは希薄になり、他人に頼れない状況が生まれている。さらに「自分のことは自分で行い、他人を頼らない」という自己責任の考え方が一層の生きづらさを増殖させている。
【上京区の特徴・課題】
京都市上京区は市域の中心に位置し、人口83,000人の行政区である。西陣織の産業を抱える古くからの町で、町組の文化や自治が残る。京都府庁や京都御所が存在し、また同志社大学等4つの大学を抱える文教地区でもある。住民の学生の割合が24%と高い一方で、高齢化や独居化が進み、小学校の統廃合や、新旧の住民の間での様々な分断等の課題も抱える。
【コロナ禍での孤立】
コロナ禍においては孤立や貧困が社会問題となった。若者女性においては外出機会減少から交際相手と室内で過ごす時間が増えたことにも関係する予期せぬ妊娠や、SNSで知り合った人からの性暴力、家庭内暴力の被害、生活困窮、自殺などが増加した。
【再犯のない社会に必要なもの】
犯罪や非行をした者であっても、誰もが生きやすい社会でなければ再犯はなくならない。どんな背景を持つ人にも、頼りにされる場所、いないと寂しいと言ってもらえる場所、困ったときに助けてと言える関係性があれば、社会全体が安定し、活気のある地域となる。お金や生活手段の提供だけでなく、いかに全ての人に居場所と関係性を提供するかという社会設計が必要になってきている。
課題に対する行政等による既存の取組み状況
・行政は、相談窓口の増設などさまざまな支援、支援団体の連携づくり等を行なっているが、その支援は縦割りで、また本人が申し出なければ開かれない。また従来のネットワークでは市民全体のニーズを捉えきれなくなっている。生活弱者ほど支援に繋がらない傾向にある。
・一方、上京区役所主体での地域ネットワークや朝カフェなど、各種団体と市民活動団体や大学が融合し、新たな地域作りが始まりつつある。
課題に対する申請団体の既存の取組状況
・少女の居場所「わかくさリビング」、地域団体と連携した「わかくさカフェ」を運営し、伴走型支援の中で少女たちの育ちを支援した。
・上京区民まちづくり支援事業(3年間)、社会福祉協議会事業、同志社大学ボランティア支援室を通して、地域のなかでのネットワークに繋がった。
・活動の始まりが更生保護の精神であることから、保護司、立ち直りを支える各種団体と繋がり、また少女たちの育て直しの場を提供している。
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
「わかくさねっと」の活動を通じて、地域のなかで得た多くの賛同者―保護司や各種団体、専門家等の支援者、学生や若者、当事者との関わり、そこで得た知見は当団体の財 産である。これらの資源を地域の繋がりのあり方として、地域に広めることが目的である。行政、支援者と地域、住民のネットワークを強化し、また交流の中で相互扶助の精神が生まれ地域に根付き、誰もが生きやすい犯罪の起こりにくい地域をつくることを目指したい。
社会課題 | 【再犯防止推進法】 |
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課題に対する行政等による既存の取組み状況 | ・行政は、相談窓口の増設などさまざまな支援、支援団体の連携づくり等を行なっているが、その支援は縦割りで、また本人が申し出なければ開かれない。また従来のネットワークでは市民全体のニーズを捉えきれなくなっている。生活弱者ほど支援に繋がらない傾向にある。 |
課題に対する申請団体の既存の取組状況 | ・少女の居場所「わかくさリビング」、地域団体と連携した「わかくさカフェ」を運営し、伴走型支援の中で少女たちの育ちを支援した。 |
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | 「わかくさねっと」の活動を通じて、地域の なかで得た多くの賛同者―保護司や各種団体、専門家等の支援者、学生や若者、当事者との関わり、そこで得た知見は当団体の財産である。これらの資源を地域の繋がりのあり方として、地域に広めることが目的である。行政、支援者と地域、住民のネットワークを強化し、また交流の中で相互扶助の精神が生まれ地域に根付き、誰もが生きやすい犯罪の起こりにくい地域をつくることを目指したい。 |
中長期アウトカム
①地域の住民が困りごとを抱えた人や孤立した人たちの情報をキャッチし、つながれる状態になる。
②地域住民が地域の身近な問題を自分たちで解決することができる状態になる。
③わかくさねっとが地域と連携しながら活動を広げることができる。
短期アウトカム
1 | 01 わかくさリビングに集っている人々が、地域のなかで活動の場(井戸端会議・相互扶助活動)を得ていく過程で、他者と対話をして活動しながら、自己肯定感・効力感を向上させることができる。 | |
---|---|---|
モニタリング | いいえ | |
指標 | ①自団体と関わりがある人数のうち、本事業の活動に参加した人数 | |
初期値/初期状態 | ①なし(活動開始前のため) | |
事後評価時の値/状態 | ①中間評価時に設定する | |
2 | 02 わかくさリビングに集っている人々を含めた地域住民が、自分ひとりでは満たせないニーズ(困りごとや叶えたい願望)を地域のコミュニティ内で表出・共有することができ、そこに具体的に関わる(相互扶助をする)力を身につける。 | |
モニタリング | はい | |
指標 | ①表出されたニーズの 数 | |
初期値/初期状態 | ①なし(活動開始前のため) | |
事後評価時の値/状態 | ①中間評価時に設定する | |
3 | 03 井戸端会議で発見されたニーズを元に新たに相互扶助活動の実践が生まれ、地域住民や諸団体による所属や立場の垣根を越えた連携が生まれる地域となる。 | |
モニタリング | はい | |
指標 | ①井戸端会議を定期開催するようになった主催者の数 | |
初期値/初期状態 | ①なし(活動開始前のため) | |
事後評価時の値/状態 | ①4団体 | |
4 | 04 自団体が他者や他団体との信頼関係を築き、(アウトカム01〜03の活動を通して)連携の呼びかけ役となり地域資源の関係性の広がりと質を向上させると共に、相互扶助活動の仕組みが機能し、活動から派生するつながりが持続可能なものとなるよう基盤を作る。 | |
モニタリング | はい | |
指標 | ①エコマップ(関係性の広がりや質) | |
初期値/初期状態 | ①事業開始時に作成したエコマップの関係性 | |
事後評価時の値/状態 | ①広がり・質ともに向上している。 |
アウトプット
1 | 0101 わかくさリビングに集っている人たちが活動に入っていけるようサポートをする。 | |
---|---|---|
モニタリング | いいえ | |
指標 | 0101 | |
中間評価時の値/状態 | 0101 | |
事後評価時の値/状態 | 0101 | |
2 | 0201 ニーズを集める活動を行う(井戸端会議、投書箱など) | |
モニタリング | はい | |
指標 | 0201 | |
中間評価時の値/状態 | ①投書箱やLINEを使ってニーズを収集する。 | |
事後評価時の値/状態 | ①週に1つのペースでニーズを収集する。 | |
3 | 0202 ニーズに対してコミットする力を身につけるための活動(スーパービジョン・勉強会など)を行う。 | |
モニタリング | はい | |
指標 | 0202 | |
中間評価時の値/状態 | ①地域住民向けの勉強会等を実施する・実施回数12回(月1回) | |
事後評価時の値/状態 | ①地域住民向けの勉強会等を実施する・実施回数24回(月1回) | |
4 | 0203 ニーズを相互扶助活動につなげるためのマッチング・調整・サポートを行う | |
モニタリング | はい | |
指標 | 0203 | |
中間評価時の値/状態 | ①ニーズを収集し、自団体が対応できそうなものに対し、サポーターをマッチングしている。自団体で対応が難しいものは他機関に繋いでいる。 | |
事後評価時の値/状態 | ①収集できたニーズの種類が広がり、マッチング率が上がっている。 | |
5 | 0301 井戸端会議を運営する協力者を募る | |
モニタリング | はい | |
指標 | 0301 | |
中間評価時の値/状態 | ①つながりのある団体・個人への直接の呼びかけや口コミ、ネットワークを通じて、協力者を募り、井戸端会議を運営する団体が出てきている。 | |
事後評価時の値/状態 | ①わかくさねっとの活動分野とは異なる層の参加が見込めそうな団体・個人に協力を呼びかけることで、他分野でも井戸端会議を運営する団体が出てきている。 | |
6 | 0302 地域の人々が気軽に集い、話し合える場(井戸端会議)を運営する。 | |
モニタリング | はい | |
指標 | 0302 | |
中間 評価時の値/状態 | ①コア団体:実施回数週1回/参加人数各回3人 | |
事後評価時の値/状態 | ①中間評価時に設定する | |
7 | 0401 活動に必要な資源(恒常的な運営スタッフ・場・財源)を獲得するための活動を行う | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 0401 | |
中間評価時の値/状態 | ①活動継続に必要な資源(人材・財源)の量を見定めて、その獲得に向けた取り組みが動き出している。 | |
事後評価時の値/状態 | ①活動継続に必要な資源(人材・財源)獲得の取り組みが実施され、一定の仕組みが整う。 | |
8 | 0402 井戸端会議・相互扶助活動を継続的に行っていくための仕組みを検討する。 | |
モニタリング | はい | |
指標 | 0402 | |
中間評価時の値/状態 | 活動を実施する中で、相互扶助活動の仕組みづくりに必要な要素が抽出され、本格実施に向けた仕組みづくりに着手している。 | |
事後評価時の値/状態 | 抽出された要素から、相互扶助の仕組みが組み立てられている。 |
事業活動
活動
1 | 活動 (内容) 01 わかくさリビングに集っている人々が、地域のなかで活動の場(井戸端会議・相互扶助活動)を得ていく過程で、他者と対話をして活動しながら、自己肯定感・効力感を向上させることができる。 | |
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時期 2023.10- | ||
1 | 活動 (内容) | 01 わかくさリビングに集っている人々が、地域のなかで活動の場(井戸端会議・相互扶助活動)を得ていく過程で、他者と対話をして活動しながら、自己肯定感・効力感を向上させることができる。 |
時期 | 2023.10- | |
2 | 活動 (内容) 1ー① 支援が必要な若者や対象者に寄添い支援をする(寄り添い人材の把握と協力依頼、活動ボランティアの募集、活動実施後のアフターフォロー等) | |
時期 2023.10- | ||
2 | 活動 (内容) | 1ー① 支援が必要な若者や対象者に寄添い支援をする(寄り添い人材の把握と協力依頼、活動ボランティアの募集、活動実施後のアフターフォロー等) |
時期 | 2023.10- | |
3 | 活動 (内容) 1-② コーチングシステム構築と実施 本事業のスタッフそれぞれにコーチング体制をとり、本人の得意なことを発見し生かせるようにする。 | |
時期 2023.10- | ||
3 | 活動 (内容) | 1-② コーチングシステム構築と実施 本事業のスタッフそれぞれにコーチング体制をとり、本人の得意なことを発見し生かせるようにする。 |
時期 | 2023.10- | |
4 | 活動 (内容) 1-③ 研修プログラム策定と定期的実施 スタッフとして活動する前の事前研修を行ない、安心して活動に臨めるようにする。(サポーター育成のための学習会開催等) | |
時期 2023.10- | ||
4 | 活動 (内容) | 1-③ 研修プログラム策定と定期的実施 スタッフとして活動する前の事前研修を行ない、安心して活動に臨めるようにする。(サポーター育成のための学習会開催等) |
時期 | 2023.10- | |
5 | 活動 (内容) 1ー④ 必要に応じて、地域のネットワークに繫ぎ体験の場を提供する(インターン型の現場実習、地域活動への参加等) | |
時期 2024.4- | ||
5 | 活動 (内容) | 1ー④ 必要に応じて、地域のネットワークに繫ぎ体験の場を提供する(インターン型の現場実習、地域活動への参加等) |
時期 | 2024.4- | |
6 | 活動 (内容) 02 わかくさリビングに集っている人々を含めた地域住民が、自分ひとりでは満たせないニーズ(困りごとや叶えたい願望)を地域のコミュニティ内で表出・共有することができ、そこに具体的に関わる(相互扶助をする)力を身につける。 | |
時期 2023.10- | ||
6 | 活動 (内容) | 02 わかくさリビングに集っている人々を含めた地域住民が、自分ひとりでは満たせないニーズ(困りごとや叶えたい願望)を地域のコミュニティ内で表出・共有することができ、そこに具体的に関わる(相互扶助をする)力を身につける。 |
時期 | 2023.10- | |
7 | 活動 (内容) 2-① 井戸端会議の実施や投書箱設置を通し、ニーズを集める | |
時期 2023.10- | ||
7 | 活動 (内容) | 2-① 井戸端会議の実施や投書箱設置を通し、ニーズを集める |
時期 | 2023.10- | |
8 | 活動 (内容) 2-② 地域の活動や地域課題に関心のある個人および団体に事業の説明をし、(挨拶、勉強会、スーパービジョン、パンフレット等)相互扶助について理解を深める。 | |
時期 2023.10- | ||
8 | 活動 (内容) | 2-② 地域の活動や地域課題に関心のある個人および団体に事業の説明をし、(挨拶、勉強会、スーパービジョン、パンフレット等)相互扶助について理解を深める。 |
時期 | 2023.10- | |
9 | 活動 (内容) 2-③ ニーズを相互扶助活動につなげるためのマッチング・調整・実施時のサポート、振り返り等を行う | |
時期 2023.10- | ||
9 | 活動 (内容) | 2-③ ニーズを相互扶助活動につなげるためのマッチング・調整・実施時のサポート、振り返り等を行う |
時期 | 2023.10- | |
10 | 活動 (内容) 03 井戸端会議で発見されたニーズを元に新たに相互扶助活動の実践が生まれ、地域住民や諸団体による所属や立場の垣根を越えた連携が生まれる地域となる。 | |
時期 2023.10- | ||
10 | 活動 (内容) | 03 井戸端会議で発見されたニーズを元に新たに相互扶助活動の実践が生まれ、地域住民や諸団体による所属や立場の垣根を越えた連携が生まれる地域となる。 |
時期 | 2023.10- | |
11 | 活動 (内容) 3-① 地域で活動をしている個人や専門機関、各種関係団体などへ井戸端会議運営実施の呼びかけを行う。 | |
時期 2023.12- | ||
11 | 活動 (内容) | 3-① 地域で活動をしている個人や専門機関、各種関係団体などへ井戸端会議運営実施の呼びかけを行う。 |
時期 | 2023.12- | |
12 | 活動 (内容) 3-② 地域の活動や地域課題に関心のある個人および団体に参加を呼びかける。 | |
時期 2023.12- | ||
12 | 活動 (内容) | 3-② 地域の活動や地域課題に関心のある個人および団体に参加を呼びかける。 |
時期 | 2023.12- | |
13 | 活動 (内容) 3ー③ 組織の枠を超え、対話を主とした井戸端会議を、地域の複数の場所で運営・実施する。 | |
時期 2024.1- | ||
13 | 活動 (内容) | 3ー③ 組織の枠を超え、対話を主とした井戸端会議を、地域の複数の場所で運営・実施する。 |
時期 | 2024.1- | |
14 | 活動 (内容) 04 自団体が他者や他団体との信頼関係を築き、(アウトカム01〜03の活動を通して)連携の呼びかけ役となり地域資源の関係性の広がりと質を向上させると共に、相互扶助活動の仕組みが機能し、活動から派生するつながりが持続可能なものとなるよう基盤を作る。 | |
時期 2023.10- | ||
14 | 活動 (内容) | 04 自団体が他者や他団体との信頼関係を築き、(アウトカム01〜03の活動を通して)連携の呼びかけ役となり地域資源の関係性の広がりと質を向上させると共に、相互扶助活動の仕組みが機能し、活動から派生するつながりが持続可能なものとなるよう基盤を作る。 |
時期 | 2023.10- | |
15 | 活動 (内容) 3ー① 困りごとネットワークへの専門家や専門機関、各種関係団体などへの参加呼びかけ | |
時期 2023.12- | ||
15 | 活動 (内容) | 3ー① 困りごとネットワークへの専門家や専門機関、各種関係団体などへの参加呼びかけ |
時期 | 2023.12- | |
16 | 活動 (内容) 4-① 活動資源の募集(人材募集、ボランティア募集、資金寄付募集等) | |
時期 2023.10- | ||
16 | 活動 (内容) | 4-① 活動資源の募集(人材募集、ボランティア募集、資金寄付募集等) |
時期 | 2023.10- | |
17 | 活動 (内容) 3ー③ 相談について、インテークからケース分析、実施内容、アンケート、振り返り等を含めてデータ化のフォーマットを作成し、今後の対応に生かしていく | |
時期 2023.10- | ||
17 | 活動 (内容) | 3ー③ 相談について、インテークからケース分析、実施内容、アンケート、振り返り等を含めてデータ化のフォーマットを作成し、今後の対応に生かして いく |
時期 | 2023.10- | |
18 | 活動 (内容) 4-② 相互扶助活動や井戸端会議の仕組みづくり(SNSでの情報共有、集めたニーズやサポーター情報のデータ化等) | |
時期 2023.12- | ||
18 | 活動 (内容) | 4-② 相互扶助活動や井戸端会議の仕組みづくり(SNSでの情報共有、集めたニーズやサポーター情報のデータ化等) |
時期 | 2023.12- | |
19 | 活動 (内容) 3ー③ 同じく支援する側についても、本人の感想を含めデータ化のフォーマットを作成し、今後の対応に生かしていく | |
時期 2023.10- | ||
19 | 活動 (内容) | 3ー③ 同じく支援する側についても、本人の感想を含めデータ化のフォーマットを作成し、今後の対応に生かしていく |
時期 | 2023.10- | |
20 | 活動 (内容) 4 地域の活動として定着する | |
時期 2023.10- | ||
20 | 活動 (内容) | 4 地域の活動として定着する |
時期 | 2023.10- | |
21 | 活動 (内容) 4ー①困りごとネットワーク(仮称)の試行 | |
時期 2023.10- | ||
21 | 活動 (内容) | 4ー①困りごとネットワーク(仮称)の試行 |
時期 | 2023.10- |
インプット
総事業費
7,357,180円
人材
わかくさスタッフ・居場所に繋がっている少女・地域の運営協力者・コーチング専門家・運営指導者・井戸端会議運営協力者・評価委員会メンバー
総事業費 | 7,357,180円 |
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人材 | わかくさスタッフ・居場所に繋がっている少女・地域の運営協力者・コーチング専門家・運営指導者・井戸端会議運営協力者・評価委員会メンバー |
広報戦略および連携・対話戦略
広報戦略
【コンセプト・ロゴ等の明確化】地域に愛されるキャッチフレーズ、ロゴをつくる
【HP、SNS周知】PC、スマホで簡単に検索できる仕組みづくり、インスタグラム、X(旧twitter)、Facebook等の活用
【案内カード、チラシ】地域の回覧や公的機関、民間団体、ショップ等への配架
【オンライン窓口】オンライン相談窓口の作成(公式LINE)
【報告書の作成】報告書の作成にて地域に還元。かわらばんの作成
連携・対話戦略
【連携づくり】区内のだれもが自由に参加できるオープンで平等な情報提供や話合いの場を設ける。また各団体組織を通じて活動を周知する。
【対話戦略】上京地区で展開する「置きベン」プロジェクト(家の軒先にベンチを置いて地域の対話の場を創設)と連携し、更生保護女性会員が主となり地域のリアルな対話の場を設 け、地域の困りごとを吸い上げる。
広報戦略 | 【コンセプト・ロゴ等の明確化】地域に愛されるキャッチフレーズ、ロゴをつくる |
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連携・対話戦略 | 【連携づくり】区内のだれもが自由に参加できるオープンで平等な情報提供や話合いの場を設ける。また各団体組織を通じて活動を周知する。 |
出口戦略・持続可能性について
実行団体
保護司のしくみを元に、保護観察対象者を含め、若者、女性などの生きづらさを抱えるリスクが高いとみられる者たちも、地域で人との関係性を育んでいける場をつくる。彼らが主体となって社会をよくする活動に取り組む場ことで、彼らの自己肯定感向上に繋がり再チャレンジのできる社会になることはもとより、非営利団体の活動の育成、およびソーシャル活動への社会の認識の変化にも貢献したい。またこのしくみがモデルとなり、他地区での困りごとに対応する新たなネットワークの形成につながることを期待したい。
実行団体 | 保護司のしくみを元に、保護観察対象者を含め、若者、女性などの生きづらさを抱えるリスクが高いとみられる者たちも、地域で人との関係性を育んでいける場をつくる。彼らが主体となって社会をよくする活動に取り組む場ことで、彼らの自己肯定感向上に繋がり再チャレンジのできる社会になることはもとより、非営利団体の活動の育成、およびソーシャル活動への社会の認識の変化にも貢献したい。またこのしくみがモデルとなり、他地区での困りごとに対応する新たなネットワークの形成につながることを期待したい。 |
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関連する主な実績
助成事業の実績と成果
1.「わかくさリビング」の開設
・場所:京都市上京区相国寺門前町
・日時:毎週水木金 15:00~20:00
・内容:①家ではない、第三のリビングとしての居場所、ばんごはんの提供
②保健室のような自身の相談や振り返りができる機能
③少女たちが主体的に関われる内容
2.地域と連動した少女の居場所「わかくさカフェ」
・hostelNINIROOM 毎週火曜日 15:00~18:00居場所/毎日 お昼寝場所提供
・ラメール東山 毎月第4火曜日 18:00~22:00居場所/シェルター
・亀岡わかくさねっと、京都YWCAカルーナ、京都市南青少年活動センター他
3.運営体制の構築
・運営スタッフ、リビング代表、副代表、学生ボランティア8名程度
・更生保護女性会、民生委員による食事シニアボランティア5~8名、専門家4~5名
4.自己実現のためのプログラム実施
・ウクレレ教室月1回・手芸、絵画教室月1回・京都の伝統行事体験月1回開催
・過年度ヨガ、和菓子作り、コーチング、心理教室、高校での授業提供、起業塾
5.活動の周知と寄付体制づくり
・機関誌「わかくさだより」(年2回)
・SNS等での活動報告(Facebook、インスタ投稿ほぼ毎回、公式LINE開設)
・わかくさねっと活動展「少女たちの小さな叫び」(京都市男女共同参画センター共催)
・地域や行政での講演会 京都府再犯防止推進研修会話題提供者、京都市男女共同参画イベント、更生保護女性会研修、大学授業提供4校
6.地域イベント、行事参加
・上京区…西陣まちづくりフェア、バザールフェスタ、
・左京区…左京クリスマスマーケット、NINIの日バザー
・過年度…京都コングレス出展、PTAフェスタ出展等、京都市ユースサービス協会との連携居場所づくり、繁華街でのアウトリーチ13日間
申請事業に関連する調査研究、連携、マッチング、伴走支援の実績、事業事例等
1.調査研究
・京都市地域再犯防止推進モデル委託事業…京都市域の少女および若年女性に関係する矯正施設のヒアリング調査・当事者インタビュー
・龍谷大学大学院法学研究科修士論文「少女が生きづらさを感じない社会をつくるために必要なこと」(2022年度)
・同志社大学大学院政策科学研究科修士論文「立ち直りを支えるインフォーマルな社会資源をつくる」(2018年度)
・日本更生保護学会自由発表・日本ソーシャルイノベーション学会論文発表
・龍谷大学大学院地域公共人材総合研究プログラムでの研究
3.就労支援や居所支援に対応できるノウハウとネットワーク基盤作り
・就労支援2名、居住支援3名実施。ケース会議出席4名、ネットワーク構築団体10団体
4.伴走支援
・京都市生きづらさを抱える若年層事業 2021年度279時間、関わった少女延べ896名、関わったスタッフ786名(少女含む)
5.短期シェルターの提供 2021年度63泊
助成事業の実績と成果 | 1.「わかくさリビング」の開設 |
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申請事業に関連する調査研究、連携、マッチング、伴走支援の実績、事業事例等 | 1.調査研究 |