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事業計画

優先的に解決すべき社会の諸課題

領域 / 分野

子ども及び若者の支援に係る活動

経済的困窮など、家庭内に課題を抱える子どもの支援

日常生活や成長に困難を抱える子どもと若者の育成支援

日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動

働くことが困難な人への支援

孤独・孤立や社会的差別の解消に向けた支援

地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動

安心・安全に暮らせるコミュニティづくりへの支援

SDGsとの関連

ゴールターゲット関連性の説明
5. ジェンダー平等を実現しよう5.1 あらゆる場所における全ての女性及び女児に対するあらゆる形態の差別を撤廃する。
5. ジェンダー平等を実現しよう5.5 政治、経済、公共分野でのあらゆるレベルの意思決定において、完全かつ効果的な女性の参画及び平等なリーダーシップの機会を確保する。
5. ジェンダー平等を実現しよう5.6 国際人口・開発会議(ICPD)の行動計画及び北京行動綱領、並びにこれらの検証会議の成果文書に従い、性と生殖に関する健康及び権利への普遍的アクセスを確保する。
4. 質の高い教育をみんなに4.5 2030年までに、教育におけるジェンダー格差を無くし、障害者、先住民及び脆弱な立場にある子供など、脆弱層があらゆるレベルの教育や職業訓練に平等にアクセスできるようにする。

団体の社会的役割

団体の目的

当団体は、山形に生きる女性たちがジェンダー規範にとらわれず自由かつ安全に生きられるような地域社会をつくりだしていくことをミッションとする。ジェンダー不平等な構造のなかで生きづらさを抱えるさまざまな年代の女性たちとつながり、そのニーズに応え、彼女たちをエンパワメントしつつ、地域社会の課題に協同でたちむかっていけるような当事者の連帯――Sisterhood(シスターフッド)――をつくり広げていくことによって、そのミッションにとりくんでいく。

団体の概要・活動・業務

当団体の代表である小笠原は、20年ほど、村山地方の複数の公立高校に学校図書館司書として勤務し、その間、さまざまな困難を抱える女子高校生と出会ってきた。彼女たちの多くは、表向きは元気にふるまうが、家庭においていくつもの問題――ヤングケアラーに起因する不登校、親からのプレッシャーによる摂食障害や自傷行為など――を抱えていた。
一方、事務局長の滝口は、20年ほど山形市内で〈若者の居場所&学びの場づくり〉をミッションとするNPOを運営。そこでは、性暴力被害から不登校・中退に至った10代女子、バイト先でハラスメントを受け、退職・転職を繰り返す20代の女性、ワンオペで非正規労働と家事育児をしている30代シングルマザーなど、さまざまな若年女性たちとの出会いがあった。
 両者は実践交流の場面で知り合い、2010~16年にかけていっしょに若者支援の諸活動にとりくんできた。その後、性的ハラスメント等の被害を契機に小笠原が学校図書館を退職。この理不尽極まりない当事者体験をきっかけに山形の性差別の問題に改めて向き合うこととなり、そこに滝口もアライとして共鳴し合流。2022年、山形におけるジェンダー不平等の解消にとりくむNPO活動を開始する。そのなかで、改めて若年女性の〈居場所のなさ〉、つながれる支援や資源が地域に乏しいという課題が視野に入り、若年女性の〈居場所づくり〉にとりくむことになった。

団体の目的

当団体は、山形に生きる女性たちがジェンダー規範にとらわれず自由かつ安全に生きられるような地域社会をつくりだしていくことをミッションとする。ジェンダー不平等な構造のなかで生きづらさを抱えるさまざまな年代の女性たちとつながり、そのニーズに応え、彼女たちをエンパワメントしつつ、地域社会の課題に協同でたちむかっていけるような当事者の連帯――Sisterhood(シスターフッド)――をつくり広げていくことによって、そのミッションにとりくんでいく。

団体の概要・活動・業務

当団体の代表である小笠原は、20年ほど、村山地方の複数の公立高校に学校図書館司書として勤務し、その間、さまざまな困難を抱える女子高校生と出会ってきた。彼女たちの多くは、表向きは元気にふるまうが、家庭においていくつもの問題――ヤングケアラーに起因する不登校、親からのプレッシャーによる摂食障害や自傷行為など――を抱えていた。
一方、事務局長の滝口は、20年ほど山形市内で〈若者の居場所&学びの場づくり〉をミッションとするNPOを運営。そこでは、性暴力被害から不登校・中退に至った10代女子、バイト先でハラスメントを受け、退職・転職を繰り返す20代の女性、ワンオペで非正規労働と家事育児をしている30代シングルマザーなど、さまざまな若年女性たちとの出会いがあった。
 両者は実践交流の場面で知り合い、2010~16年にかけていっしょに若者支援の諸活動にとりくんできた。その後、性的ハラスメント等の被害を契機に小笠原が学校図書館を退職。この理不尽極まりない当事者体験をきっかけに山形の性差別の問題に改めて向き合うこととなり、そこに滝口もアライとして共鳴し合流。2022年、山形におけるジェンダー不平等の解消にとりくむNPO活動を開始する。そのなかで、改めて若年女性の〈居場所のなさ〉、つながれる支援や資源が地域に乏しいという課題が視野に入り、若年女性の〈居場所づくり〉にとりくむことになった。

概要

事業概要

山形県では、家庭や学校、職場、地域において孤立し、生きづらさを感じる若年女性が多く存在するが、彼女たちをサポートする支援団体は不足している。
当団体は、若年女性たちが安心して集まり、他者と出会い、社会とのつながりを回復・構築できるフリースペースを設置・運営する。また、地域社会のさまざまな活動主体と連携・協働しながら、様々な「小さな居場所―ワークショップ、経験を語る会、女性食堂など―」を開催し、若年女性が自由に選択できる多様な居場所の存在する環境を提供する。
この取り組みには、力量を備えた「居場所づくり」「女性支援」のスタッフが不可欠であり、そのための人材育成・研修の場を設けるとともに、DV/性被害者支援のトレーニングなどを行っている全国規模の団体の研修を受ける機会をつくる。
他団体スタッフや一般希望者も参加可能な公開学習会や他団体との連携を通じて、担い手たちが地域における「居場所づくり」「女性支援」に関する知識や態度を向上させ、女性たちの声を拾う機会を増やしていくことを目指す。

資金提供契約締結日

2023年12月27日

事業期間

開始日

2023年12月27日

終了日

2026年02月28日

対象地域

山形県 村山地方

事業概要

山形県では、家庭や学校、職場、地域において孤立し、生きづらさを感じる若年女性が多く存在するが、彼女たちをサポートする支援団体は不足している。
当団体は、若年女性たちが安心して集まり、他者と出会い、社会とのつながりを回復・構築できるフリースペースを設置・運営する。また、地域社会のさまざまな活動主体と連携・協働しながら、様々な「小さな居場所―ワークショップ、経験を語る会、女性食堂など―」を開催し、若年女性が自由に選択できる多様な居場所の存在する環境を提供する。
この取り組みには、力量を備えた「居場所づくり」「女性支援」のスタッフが不可欠であり、そのための人材育成・研修の場を設けるとともに、DV/性被害者支援のトレーニングなどを行っている全国規模の団体の研修を受ける機会をつくる。
他団体スタッフや一般希望者も参加可能な公開学習会や他団体との連携を通じて、担い手たちが地域における「居場所づくり」「女性支援」に関する知識や態度を向上させ、女性たちの声を拾う機会を増やしていくことを目指す。

資金提供契約締結日2023年12月27日
事業期間開始日 2023年12月27日終了日 2026年02月28日
対象地域山形県 村山地方

直接的対象グループ

主に山形県村山地域(山形市とその周辺市町村)に暮らす18歳~35歳くらいまでの〈居場所のなさ〉に苦しむ女性たちである。とりわけ、家庭や学校、職場、地域などで生きづらさを感じているものの、こころを打ち明けられる〈居場所〉がなく、その孤立ゆえに支援や資源にたどりつけず、困難をひとり抱え込んでしまっている、あるいはそうなりがちな若年女性に照準する。
中心として、ひきこもり(その予備軍を含む)などの若年女性、また非正規雇用など不安定なかたちで働いている若年女性をイメージしている。彼女たちに共通するのは公共空間に足場が乏しいことで、そうなると家族とともにあることが多くなる。保守的な性役割意識が根強い山形では、彼女たちには家族内のケア役割が割り当てられることも多く、そうなるとますます外部社会との接点をつくりづらくなり、社会的な孤立が長期化しやすい。

人数

スタッフ研修:230人                 フリースペース:2480人                テーマコミュニティ:460人

最終受益者

主に山形県村山地域(山形市とその周辺市町村)に暮らす18歳~35歳くらいまでの〈居場所のなさ〉に苦しむ女性たちである。とりわけ、家庭や学校、職場、地域などで生きづらさを感じているものの、こころを打ち明けられる〈居場所〉がなく、その孤立ゆえに支援や資源にたどりつけず、困難をひとり抱え込んでしまっている、あるいはそうなりがちな若年女性に照準する。
中心として、ひきこもり(その予備軍を含む)などの若年女性、また非正規雇用など不安定なかたちで働いている若年女性をイメージしている。彼女たちに共通するのは公共空間に足場が乏しいことで、そうなると家族とともにあることが多くなる。保守的な性役割意識が根強い山形では、彼女たちには家族内のケア役割が割り当てられることも多く、そうなるとますます外部社会との接点をつくりづらくなり、社会的な孤立が長期化しやすい。

人数

直接的対象グループ

主に山形県村山地域(山形市とその周辺市町村)に暮らす18歳~35歳くらいまでの〈居場所のなさ〉に苦しむ女性たちである。とりわけ、家庭や学校、職場、地域などで生きづらさを感じているものの、こころを打ち明けられる〈居場所〉がなく、その孤立ゆえに支援や資源にたどりつけず、困難をひとり抱え込んでしまっている、あるいはそうなりがちな若年女性に照準する。
中心として、ひきこもり(その予備軍を含む)などの若年女性、また非正規雇用など不安定なかたちで働いている若年女性をイメージしている。彼女たちに共通するのは公共空間に足場が乏しいことで、そうなると家族とともにあることが多くなる。保守的な性役割意識が根強い山形では、彼女たちには家族内のケア役割が割り当てられることも多く、そうなるとますます外部社会との接点をつくりづらくなり、社会的な孤立が長期化しやすい。

人数

スタッフ研修:230人                 フリースペース:2480人                テーマコミュニティ:460人

最終受益者

主に山形県村山地域(山形市とその周辺市町村)に暮らす18歳~35歳くらいまでの〈居場所のなさ〉に苦しむ女性たちである。とりわけ、家庭や学校、職場、地域などで生きづらさを感じているものの、こころを打ち明けられる〈居場所〉がなく、その孤立ゆえに支援や資源にたどりつけず、困難をひとり抱え込んでしまっている、あるいはそうなりがちな若年女性に照準する。
中心として、ひきこもり(その予備軍を含む)などの若年女性、また非正規雇用など不安定なかたちで働いている若年女性をイメージしている。彼女たちに共通するのは公共空間に足場が乏しいことで、そうなると家族とともにあることが多くなる。保守的な性役割意識が根強い山形では、彼女たちには家族内のケア役割が割り当てられることも多く、そうなるとますます外部社会との接点をつくりづらくなり、社会的な孤立が長期化しやすい。

人数

事業の背景・課題

社会課題

山形県山形市村山地方には、ひきこもりや不安定雇用など、困難を抱えながら生きる若年女性が数多く存在する。例えば、山形県の民生委員・児童委員調査(2013年、2018年)によれば、ひきこもり状態の者(15歳以上で、家族以外に人間関係がなくなっている状態が6か月以上続いている)は県内に約1500名、うち約20%が女性で、とくに20~30代に該当者が多い。また、雇用に関しては、正規雇用の割合が男性の場合就労者全体の62.5%、女性の場合48.1%、非正規雇用のそれが男性の場合12.3%、女性の場合34.9%となっており(山形県 就業状況等基本集計2020年)、不安定な雇用が女性により多く配分されている。
彼女らに共通しているのは、それぞれの課題を解決するのに必要な支援や資源の存在を知らないまま、孤独に苦しんでいるということである。山形では学校や職場、地域は同調圧力が強い場であるため、生きづらさを抱えていたとしてもそれを表に出しづらく、たとえそこに同じ困難を抱える者がいたとしてもつながることが難しい。ゆえに、孤立したままで困難が累積されていく。
教員や上司など周囲の大人たちが彼女たちの困難に気づいたとしても、彼/彼女らに地域の支援資源とのつながりがないために適切な外部支援に接続することができないことも多い。そもそもが、村山地方の現状として、孤立する若年女性が〈居場所〉にできるような支援や資源が地域内に乏しく、当人やその家族に回復や解決への意思があったとしてもつながる先がないまま立ち止まっているようなケースもよく見かける。
結果的に不登校や退学、退職等に至った場合、自分の身をおく場所は家庭とならざるを得ないが、家族に問題を抱える若年女性の場合はますます危機が高まることになる。山形県内には大きな繁華街もないため、夜の街に逃げ場を求めることも難しい(どうしてもそうしようとすれば仙台に出ることになるが、もとの生活には戻れないだろう)。そうなれば、自室にひきこもるしか安心や安全を保つ方法はない。夜の街(仙台)かひきこもりか、困難を抱える若年女性にこの二択を強いる力学は、コロナ禍のもとで強化されている。
行政や社会からの支援も乏しく、いっときの逃げ場所さえ確保しづらい山形という場所で、ひたすら困難に耐える生活を強いられている若年女性たち。そんな彼女たちがまずは安心して集い、たがいにつながれるような〈居場所〉が求められている。そうした場があれば、彼女たちは、そこで自信や尊厳を取り戻しながら、失われた成長や学びの機会をもういちど享受し、自身の課題に必要な支援や資源を手に入れることができるようになるだろう。

課題に対する行政等による既存の取組み状況

当団体が活動の主なフィールドとする山形市には、困難を抱える若年女性が利用できる行政支援として、山形県男女共同参画センター(通称チェリア)、山形市男女共同参画センター(通称ファーラ)が存在し、受けた相談に対して関連する行政窓口や登録団体につなぐなどの対応などをしている。
だが、どちらにおいても既存の女性団体――その中心的な担い手は中高年の既婚女性――を対象とする支援がその中心となっており、またそうした登録団体の人びとが集い活動する拠点となっている。このため、未登録・新規の利用者――とりわけ未婚・若年の女性――が相談し支援を受けるにはかなり敷居の高い場所となっている。また、支援メニューについても定例的な講座の開催か、あるいはその開催支援が中心となっており、窓口に寄せられたニーズに柔軟に対応し、臨機応変にメニューを構成してくれるようなことは期待しにくい。
 こうした事態に至っている根本要因としては、両センターが想定する利用者(支援対象者)が登録団体に所属する中高年の既婚女性――これまで山形の女性運動を担ってきた人びと――となっており、そこに該当しない人びとが彼(女)らの視界から抜け落ちているためではないかと考えている。

課題に対する申請団体の既存の取組状況

事業① 当団体代表の小笠原は2022年度、NPO法人「クローバーの会@やまがた」に所属し、スタッフ(非常勤職員)として「女性のつながりサポート」事業を担当した。その際に、困窮状態に置かれている女子学生たちと出会うことになり、彼女たちに対しては上記事業の終了後も何らかの継続的な支援が必要であると考えた。2023年度からは、当団体が自主事業を立ち上げ、月に一度、山形市内の複数の学校の女子学生たちが集まっていっしょに晩ごはんをつくって食べる機会を設け、食費の心配なくお腹一杯食べられる場を開いている。
事業② 当団体代表の小笠原は2022年度、NPO法人「クローバーの会@やまがた」に所属し、スタッフ(非常勤職員)として、山形県が運営するNPO支援ファンド「やまがた社会貢献基金」助成を活用した「ひとり親支援ポータルサイト構築」事業を担当した。1年間、山形県内の女性支援の現場を幅広く取材して歩き、その内容をスマホからも簡単にアクセスできるウェブサイトの形式にまとめ、山形県内のひとり親支援の情報を当事者が容易に閲覧できるようにした(延べ3820人の方に閲覧いただいた)。

休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義

金額規模の大きな助成事業を通じて、地域課題に複数年事業として取り組めること。

社会課題

山形県山形市村山地方には、ひきこもりや不安定雇用など、困難を抱えながら生きる若年女性が数多く存在する。例えば、山形県の民生委員・児童委員調査(2013年、2018年)によれば、ひきこもり状態の者(15歳以上で、家族以外に人間関係がなくなっている状態が6か月以上続いている)は県内に約1500名、うち約20%が女性で、とくに20~30代に該当者が多い。また、雇用に関しては、正規雇用の割合が男性の場合就労者全体の62.5%、女性の場合48.1%、非正規雇用のそれが男性の場合12.3%、女性の場合34.9%となっており(山形県 就業状況等基本集計2020年)、不安定な雇用が女性により多く配分されている。
彼女らに共通しているのは、それぞれの課題を解決するのに必要な支援や資源の存在を知らないまま、孤独に苦しんでいるということである。山形では学校や職場、地域は同調圧力が強い場であるため、生きづらさを抱えていたとしてもそれを表に出しづらく、たとえそこに同じ困難を抱える者がいたとしてもつながることが難しい。ゆえに、孤立したままで困難が累積されていく。
教員や上司など周囲の大人たちが彼女たちの困難に気づいたとしても、彼/彼女らに地域の支援資源とのつながりがないために適切な外部支援に接続することができないことも多い。そもそもが、村山地方の現状として、孤立する若年女性が〈居場所〉にできるような支援や資源が地域内に乏しく、当人やその家族に回復や解決への意思があったとしてもつながる先がないまま立ち止まっているようなケースもよく見かける。
結果的に不登校や退学、退職等に至った場合、自分の身をおく場所は家庭とならざるを得ないが、家族に問題を抱える若年女性の場合はますます危機が高まることになる。山形県内には大きな繁華街もないため、夜の街に逃げ場を求めることも難しい(どうしてもそうしようとすれば仙台に出ることになるが、もとの生活には戻れないだろう)。そうなれば、自室にひきこもるしか安心や安全を保つ方法はない。夜の街(仙台)かひきこもりか、困難を抱える若年女性にこの二択を強いる力学は、コロナ禍のもとで強化されている。
行政や社会からの支援も乏しく、いっときの逃げ場所さえ確保しづらい山形という場所で、ひたすら困難に耐える生活を強いられている若年女性たち。そんな彼女たちがまずは安心して集い、たがいにつながれるような〈居場所〉が求められている。そうした場があれば、彼女たちは、そこで自信や尊厳を取り戻しながら、失われた成長や学びの機会をもういちど享受し、自身の課題に必要な支援や資源を手に入れることができるようになるだろう。

課題に対する行政等による既存の取組み状況

当団体が活動の主なフィールドとする山形市には、困難を抱える若年女性が利用できる行政支援として、山形県男女共同参画センター(通称チェリア)、山形市男女共同参画センター(通称ファーラ)が存在し、受けた相談に対して関連する行政窓口や登録団体につなぐなどの対応などをしている。
だが、どちらにおいても既存の女性団体――その中心的な担い手は中高年の既婚女性――を対象とする支援がその中心となっており、またそうした登録団体の人びとが集い活動する拠点となっている。このため、未登録・新規の利用者――とりわけ未婚・若年の女性――が相談し支援を受けるにはかなり敷居の高い場所となっている。また、支援メニューについても定例的な講座の開催か、あるいはその開催支援が中心となっており、窓口に寄せられたニーズに柔軟に対応し、臨機応変にメニューを構成してくれるようなことは期待しにくい。
 こうした事態に至っている根本要因としては、両センターが想定する利用者(支援対象者)が登録団体に所属する中高年の既婚女性――これまで山形の女性運動を担ってきた人びと――となっており、そこに該当しない人びとが彼(女)らの視界から抜け落ちているためではないかと考えている。

課題に対する申請団体の既存の取組状況

事業① 当団体代表の小笠原は2022年度、NPO法人「クローバーの会@やまがた」に所属し、スタッフ(非常勤職員)として「女性のつながりサポート」事業を担当した。その際に、困窮状態に置かれている女子学生たちと出会うことになり、彼女たちに対しては上記事業の終了後も何らかの継続的な支援が必要であると考えた。2023年度からは、当団体が自主事業を立ち上げ、月に一度、山形市内の複数の学校の女子学生たちが集まっていっしょに晩ごはんをつくって食べる機会を設け、食費の心配なくお腹一杯食べられる場を開いている。
事業② 当団体代表の小笠原は2022年度、NPO法人「クローバーの会@やまがた」に所属し、スタッフ(非常勤職員)として、山形県が運営するNPO支援ファンド「やまがた社会貢献基金」助成を活用した「ひとり親支援ポータルサイト構築」事業を担当した。1年間、山形県内の女性支援の現場を幅広く取材して歩き、その内容をスマホからも簡単にアクセスできるウェブサイトの形式にまとめ、山形県内のひとり親支援の情報を当事者が容易に閲覧できるようにした(延べ3820人の方に閲覧いただいた)。

休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義

金額規模の大きな助成事業を通じて、地域課題に複数年事業として取り組めること。

中長期アウトカム

〈居場所づくり〉の諸活動により、地域社会に眠るさまざまな〈女性支援〉資源が掘り起こされ、個人的に行われている支援やあまり知られていない団体(DV被害者支援、妊娠中絶SOSセンターなど)の情報が資源ネットワークとして集積されることで、相談支援拠点を「若年女性支援の中間支援センター」へと育てていく。そこにカフェや書店、出版、スクール機能などを付加し、売り上げや寄附などを得ながら持続可能な形態にシフトしていくようにする。そうした複合的な支援拠点としてのプレゼンスを増していくことで、「山形にも若年女性の〈居場所〉がある」という認識を多くの当事者や市民、職場や学校の関係者等にもってもらい、何かあったら相談できるところだという信頼を育てていく。
そうした拠点の運営には、さまざまな能力や資質をもった人材が不可欠である。このため、地域の人材を掘り起こしながら、〈居場所づくり〉〈女性支援〉の研修の場を継続的に設けていく。そこで学んだ人びとに、いっしょに女性たちの〈居場所〉をつくり、広げていく担い手になってもらう。結果、若年女性向けの相談支援拠点を中心に、そこから大小さまざまな〈居場所〉がネットワーク状に派生しているような多様な〈居場所〉の生態系――〈居場所ビオトープ〉と呼んでみたい――が村山地方に姿を現わしていくことになろう。
また、こうした〈居場所ビオトープ〉のとりくみが県内の他の地方にも広がっていくよう、人材育成や力量形成に力を入れていく。その延長線上で、県内のほかの3地方でも新たに〈女性支援〉を始めるケースが生まれていってほしい。

短期アウトカム

モニタリング

いいえ

指標

フリースペースあるいはテーマコミュニティを「居場所」として利活用している若年女性の数

初期値/初期状態

①0人

事後評価時の値/状態

①50人

モニタリング

いいえ

指標

①主催研修へ参加&修了した人のうち、新たに活動を始めた人、既存の活動へ支援者として関わることになった人の数
②若年女性支援者のネットワークにつながり、その実践交流機会などに継続的に参加する団体の数

初期値/初期状態

①0人
②0の状態

事後評価時の値/状態

①20人以上
②20団体以上

モニタリング

いいえ

指標

①村山地方において集めたサバイバーの事例数
②サバイバーのロールモデルにエンパワーされ、新たに立ち上がったピア・コミュニティの数

初期値/初期状態

①0件
②0人

事後評価時の値/状態

①50件
②5件

モニタリング

いいえ

指標

①さまざまなメディアの実践を通じて発信された情報に対する反応(いいね、リポスト、シェアなど)の数
②ローカルメディアや地元マスメディアなどの報道で、若年女性支援の活動がとりあげられた回数
③ローカルメディア、地元マスメディアからの情報を受け取り、新たに活動に参加した人(利用者、寄付者、ボランティアなど)の数

初期値/初期状態

①0人
②0人
③0件

事後評価時の値/状態

①1000件
②20回
③100人

1

村山地方の若年女性が安心・安全に居られるような身近な居場所が生み出されている

モニタリングいいえ
指標

フリースペースあるいはテーマコミュニティを「居場所」として利活用している若年女性の数

初期値/初期状態

①0人

事後評価時の値/状態

①50人

2

村山地方における「若年女性の生きづらさ」問題にとりくむ支援人材の発掘・育成がなされている

モニタリングいいえ
指標

①主催研修へ参加&修了した人のうち、新たに活動を始めた人、既存の活動へ支援者として関わることになった人の数
②若年女性支援者のネットワークにつながり、その実践交流機会などに継続的に参加する団体の数

初期値/初期状態

①0人
②0の状態

事後評価時の値/状態

①20人以上
②20団体以上

3

村山地方において実際にさまざまな資源を活用し生きているサバイバー=ロールモデルの存在が社会的に可視化されている

モニタリングいいえ
指標

①村山地方において集めたサバイバーの事例数
②サバイバーのロールモデルにエンパワーされ、新たに立ち上がったピア・コミュニティの数

初期値/初期状態

①0件
②0人

事後評価時の値/状態

①50件
②5件

4

村山地方においてローカル/マスメディアを通じて若年女性に情報が届けられ、参加者や支援者が増えている

モニタリングいいえ
指標

①さまざまなメディアの実践を通じて発信された情報に対する反応(いいね、リポスト、シェアなど)の数
②ローカルメディアや地元マスメディアなどの報道で、若年女性支援の活動がとりあげられた回数
③ローカルメディア、地元マスメディアからの情報を受け取り、新たに活動に参加した人(利用者、寄付者、ボランティアなど)の数

初期値/初期状態

①0人
②0人
③0件

事後評価時の値/状態

①1000件
②20回
③100人

アウトプット

モニタリング

いいえ

指標

フリースペースの開放日数、それを利用した者の数

事後評価時の値/状態

フリースペースの開設120日/年、利用者のべ200名/年

モニタリング

いいえ

指標

テーマ・コミュニティの開催回数、それらに参加した者の数

事後評価時の値/状態

テーマ・コミュニティの開催36回/年、利用者のべ252名/年

モニタリング

いいえ

指標

初心者向け入門講座の開催数、それに参加した者の数

事後評価時の値/状態

入門講座12回/年、参加者240名/年

モニタリング

いいえ

指標

支援者向け研修講座の開催数、それに参加した者の数

事後評価時の値/状態

研修講座48回/年、参加者192名/年

モニタリング

いいえ

指標

支援者どうしの実践交流機会の件数、それに参加した支援者/団体の数

事後評価時の値/状態

実践交流機会4回/年、参加者のべ80団体/年

モニタリング

いいえ

指標

収集できたサバイバー事例の件数

事後評価時の値/状態

サバイバー事例50件

モニタリング

いいえ

指標

新設されたサバイバーのピア・コミュニティの数

事後評価時の値/状態

サバイバーのピア・コミュニティの新設5件

モニタリング

いいえ

指標

各種ローカルメディアにおける情報発信の件数

事後評価時の値/状態

JINNやWebサイト、SNSにおける情報発信 100ポスト

モニタリング

いいえ

指標

地元マスメディアなどへの若年女性支援関連の情報提供・取材依頼の数

事後評価時の値/状態

地元メディア関係者へのアプローチ 24回/年

1

山形市内における若年女性向け常設型フリースペースの開設

モニタリングいいえ
指標

フリースペースの開放日数、それを利用した者の数

事後評価時の値/状態

フリースペースの開設120日/年、利用者のべ200名/年

2

地域内各所におけるさまざまなテーマ・コミュニティの不定期開催

モニタリングいいえ
指標

テーマ・コミュニティの開催回数、それらに参加した者の数

事後評価時の値/状態

テーマ・コミュニティの開催36回/年、利用者のべ252名/年

3

若年女性支援に関する入門講座の開催

モニタリングいいえ
指標

初心者向け入門講座の開催数、それに参加した者の数

事後評価時の値/状態

入門講座12回/年、参加者240名/年

4

若年女性支援者向けの研修講座の開催

モニタリングいいえ
指標

支援者向け研修講座の開催数、それに参加した者の数

事後評価時の値/状態

研修講座48回/年、参加者192名/年

5

若年女性支援者の実践交流会などの開催

モニタリングいいえ
指標

支援者どうしの実践交流機会の件数、それに参加した支援者/団体の数

事後評価時の値/状態

実践交流機会4回/年、参加者のべ80団体/年

6

つながることのできたサバイバー・ロールモデル

モニタリングいいえ
指標

収集できたサバイバー事例の件数

事後評価時の値/状態

サバイバー事例50件

7

新たに生まれたサバイバーのピア・コミュニティ

モニタリングいいえ
指標

新設されたサバイバーのピア・コミュニティの数

事後評価時の値/状態

サバイバーのピア・コミュニティの新設5件

8

JINNやWeb、SNSなどにおける若年女性支援情報の発信

モニタリングいいえ
指標

各種ローカルメディアにおける情報発信の件数

事後評価時の値/状態

JINNやWebサイト、SNSにおける情報発信 100ポスト

9

地元マスメディアなどにおける若年女性支援関連の報道

モニタリングいいえ
指標

地元マスメディアなどへの若年女性支援関連の情報提供・取材依頼の数

事後評価時の値/状態

地元メディア関係者へのアプローチ 24回/年

事業活動

活動

1

活動 (内容)

若年女性支援の事業を構想するにあたり、山形県内/外のさまざまな民間支援団体や福祉・行政機関を調べたが、比較的小さな団体や個人それぞれが独自に、専ら手弁当で事業を展開しており、横のつながりが少ないということが明らかになった。東北地方という明らかに支援資源が乏しい場所であっても、さまざまなノウハウや人的資源が有効に活用でき、互いに困ったときには頼れる仲間が存在しているのであれば、それは相互の支援活動の支えになる。
事業を開始する2023年12月から翌年3月までの期間、東北各地で若年女性支援を行っている10団体(宮城県のキミノトナリ、秋田県の善性寺、福島県のKAKEKOMIなど)を訪ね、それぞれの活動が培ってきた知識とノウハウ等を学ぶ期間とする(従事者:代表・小笠原=常勤、事務局・滝口=非常勤80時間/月)。そこでうまれた関係性が、おのずと各地の〈女性支援〉の資源ネットワークになっていくだろう。同時に、山形県内で若者支援を行っている団体(With優、ゆあら、クローバーの会@やまがたなど)や被害者支援を行っている団体(べにサポ山形)を訪ね、山形県内の若年女性の置かれた状況とニーズを探る。
訪ねた場所ごとにレポートをまとめ、ウェブや冊子媒体などで他の支援者も閲覧できるようにする。それぞれの団体の特徴や得意な分野などの情報を掲載し、自団体だけでは対応しきれないケースにおいて相互に協力し合うことができるような体制を整えていく。
そうした情報の蓄積は、支援団体のみならず、当事者への直接的な情報提供にもなるだろう。利用者にとって選択肢はなるだけ多いに越したことはない。常時遠方に足を延ばすことは現実的ではないかもしれないが、自分の地域から離れた場所に〈居場所〉をもつことによって安心感を得られるケースもあるだろう。
自団体だけでは背負いきれないような深刻なケースにおいて、このようなネットワークは力を発揮する。地域の中には見つけられない人権派の弁護士やソーシャルワーカー、若年女性の置かれた状況に理解のある医師など、県をまたいで力を借りることのできる体制ができれば、翌年度以降の活動の足場がより力強いものとなる。

時期

2023年12月~2024年3月 

1活動 (内容)

若年女性支援の事業を構想するにあたり、山形県内/外のさまざまな民間支援団体や福祉・行政機関を調べたが、比較的小さな団体や個人それぞれが独自に、専ら手弁当で事業を展開しており、横のつながりが少ないということが明らかになった。東北地方という明らかに支援資源が乏しい場所であっても、さまざまなノウハウや人的資源が有効に活用でき、互いに困ったときには頼れる仲間が存在しているのであれば、それは相互の支援活動の支えになる。
事業を開始する2023年12月から翌年3月までの期間、東北各地で若年女性支援を行っている10団体(宮城県のキミノトナリ、秋田県の善性寺、福島県のKAKEKOMIなど)を訪ね、それぞれの活動が培ってきた知識とノウハウ等を学ぶ期間とする(従事者:代表・小笠原=常勤、事務局・滝口=非常勤80時間/月)。そこでうまれた関係性が、おのずと各地の〈女性支援〉の資源ネットワークになっていくだろう。同時に、山形県内で若者支援を行っている団体(With優、ゆあら、クローバーの会@やまがたなど)や被害者支援を行っている団体(べにサポ山形)を訪ね、山形県内の若年女性の置かれた状況とニーズを探る。
訪ねた場所ごとにレポートをまとめ、ウェブや冊子媒体などで他の支援者も閲覧できるようにする。それぞれの団体の特徴や得意な分野などの情報を掲載し、自団体だけでは対応しきれないケースにおいて相互に協力し合うことができるような体制を整えていく。
そうした情報の蓄積は、支援団体のみならず、当事者への直接的な情報提供にもなるだろう。利用者にとって選択肢はなるだけ多いに越したことはない。常時遠方に足を延ばすことは現実的ではないかもしれないが、自分の地域から離れた場所に〈居場所〉をもつことによって安心感を得られるケースもあるだろう。
自団体だけでは背負いきれないような深刻なケースにおいて、このようなネットワークは力を発揮する。地域の中には見つけられない人権派の弁護士やソーシャルワーカー、若年女性の置かれた状況に理解のある医師など、県をまたいで力を借りることのできる体制ができれば、翌年度以降の活動の足場がより力強いものとなる。

時期

2023年12月~2024年3月 

2

活動 (内容)

諸事業を成功裏に進めていくためには、スタッフに〈居場所づくり〉〈女性支援〉の力量が求められる。専従スタッフならびに非常勤スタッフ、さらには必要に応じて募集するボランティア・スタッフに対する研修を随時実施し、人材育成と力量形成を図る。このことに、非常勤スタッフ1名が従事する(月80時間=10日)。
 当事業における〈居場所づくり〉の人材育成ならびに力量形成においては、〈居場所づくり〉を専門とする実践者/研究者である滝口が研修担当スタッフとなり、フリースペースや各種のテーマ・コミュニティで〈居場所づくり〉に従事するスタッフそれぞれにメンター(相談役)として伴走するとともに、週1回のペースで「ふりかえり研修」を実施する(計96回)。
同時に、当団体のスタッフがそれぞれに専門性をもって利用者の深刻なケースに対応できるよう、YWCAや全国シェルターネットなど〈女性支援〉のトレーニングを行っている団体とつながり、DV被害者支援、性暴力被害者支援などの研修を受け(2日間14時間、44科目×60分+見学実習)、〈女性支援〉の専門性を獲得していく。同時に、そこで得た知見をもとに、山形県内での〈女性支援〉人材のすそ野を広げるとりくみをも行っていく。研修の場で全国各地の支援者/団体とつながり、資源の乏しい地方での支援のありかたについても情報交換・実践交流を行い、連携を模索していく。
また、月1ペースで〈居場所づくり〉〈女性支援〉をテーマとする公開の学習会(講師は滝口・小笠原をベースに、計12回外部講師[※連携相手、外部協力者を参照]を招聘)を実施し、関連する最新の知見を学べる場を提供する。この学習会は、自団体のスタッフや利用者に加え、他団体のスタッフや利用者、関心のある一般の人びと等に幅広く参加者を募って開催し、そのなかからボランティア・スタッフ等をもリクルートしていく。計23回(月1回×23か月)開催し、延べ230名(23回×10名)の参加者を目標とする。

時期

2024年12月~2026年2月 

2活動 (内容)

諸事業を成功裏に進めていくためには、スタッフに〈居場所づくり〉〈女性支援〉の力量が求められる。専従スタッフならびに非常勤スタッフ、さらには必要に応じて募集するボランティア・スタッフに対する研修を随時実施し、人材育成と力量形成を図る。このことに、非常勤スタッフ1名が従事する(月80時間=10日)。
 当事業における〈居場所づくり〉の人材育成ならびに力量形成においては、〈居場所づくり〉を専門とする実践者/研究者である滝口が研修担当スタッフとなり、フリースペースや各種のテーマ・コミュニティで〈居場所づくり〉に従事するスタッフそれぞれにメンター(相談役)として伴走するとともに、週1回のペースで「ふりかえり研修」を実施する(計96回)。
同時に、当団体のスタッフがそれぞれに専門性をもって利用者の深刻なケースに対応できるよう、YWCAや全国シェルターネットなど〈女性支援〉のトレーニングを行っている団体とつながり、DV被害者支援、性暴力被害者支援などの研修を受け(2日間14時間、44科目×60分+見学実習)、〈女性支援〉の専門性を獲得していく。同時に、そこで得た知見をもとに、山形県内での〈女性支援〉人材のすそ野を広げるとりくみをも行っていく。研修の場で全国各地の支援者/団体とつながり、資源の乏しい地方での支援のありかたについても情報交換・実践交流を行い、連携を模索していく。
また、月1ペースで〈居場所づくり〉〈女性支援〉をテーマとする公開の学習会(講師は滝口・小笠原をベースに、計12回外部講師[※連携相手、外部協力者を参照]を招聘)を実施し、関連する最新の知見を学べる場を提供する。この学習会は、自団体のスタッフや利用者に加え、他団体のスタッフや利用者、関心のある一般の人びと等に幅広く参加者を募って開催し、そのなかからボランティア・スタッフ等をもリクルートしていく。計23回(月1回×23か月)開催し、延べ230名(23回×10名)の参加者を目標とする。

時期

2024年12月~2026年2月 

3

活動 (内容)

村山地域内のさほど目立たない場所に一軒家を確保し、〈居場所〉を求める若年女性が自由に滞在・利用できる常設の相談支援拠点(若年女性向けフリースペース)を開設する。毎週3日間、木~土曜の16:00~21:00まで(事業領域①の調査の結果によっては、変更もありうる)、彼女らが自由に出入りでき、利用者どうしでおしゃべりしたり、仮眠をとったり、本を読んだり、好きなことをして過ごすことのできる時間と空間を保障する。家にいたくない者が学業や仕事の合間に立ち寄ってすごしたり、家庭以外に〈居場所〉がない状態の者が毎日通ってきたりするなど、さまざまな使いかたを受容する、自由なたまり場とする。2024年度は延べ720名(12か月×12日×5 名)、2025年度は延べ1,760名(11か月×16日×10名)の利用を目指す。
フリースペースには、困難を抱える若年女性たちにその尊厳や人権を最大限に尊重した関わりを行う専従スタッフ2名ならびにボランティア・スタッフ数名が常駐する。これらスタッフが、訪れた若年女性たちとナナメの関係性で関わり、彼女らの相談相手になったり、その課題解決に伴走したりしていく。また、彼女たちがスタッフのみならず他の利用者ともつながってピア(仲間)の関係性を取り結べるよう、ていねいな橋渡しを行う。関わりにおいては、彼女たちの興味関心や趣味嗜好を大事にし、コミュニケーションが相談支援に偏らないようにする。
利用者とのやりとりのなかで何らかの緊急対応が必要なニーズが発覚した場合には、本人の合意も得つつ、男女共同参画センター(公認心理士も存在)、地域ユニオン、他の支援団体(被害者支援センター「べにサポやまがた」、山形市社会福祉協議会「福祉まるごと相談」など)やクリニック(さとこクリニック)、自助グループなどに適宜媒介していく。また、それが可能となるよう、さまざまな地域資源との連携を図っていく。もし必要な資源が地域に存在しない場合には、東北各地の関連する団体や機関などと連携・協働しながら(※事業領域①を参照)、それ――例えば、自助グループや学習サークルなど――をつくりだしていくとりくみ(※事業領域④を参照)をも随時行っていく。

時期

2024年4月~2026年2月

3活動 (内容)

村山地域内のさほど目立たない場所に一軒家を確保し、〈居場所〉を求める若年女性が自由に滞在・利用できる常設の相談支援拠点(若年女性向けフリースペース)を開設する。毎週3日間、木~土曜の16:00~21:00まで(事業領域①の調査の結果によっては、変更もありうる)、彼女らが自由に出入りでき、利用者どうしでおしゃべりしたり、仮眠をとったり、本を読んだり、好きなことをして過ごすことのできる時間と空間を保障する。家にいたくない者が学業や仕事の合間に立ち寄ってすごしたり、家庭以外に〈居場所〉がない状態の者が毎日通ってきたりするなど、さまざまな使いかたを受容する、自由なたまり場とする。2024年度は延べ720名(12か月×12日×5 名)、2025年度は延べ1,760名(11か月×16日×10名)の利用を目指す。
フリースペースには、困難を抱える若年女性たちにその尊厳や人権を最大限に尊重した関わりを行う専従スタッフ2名ならびにボランティア・スタッフ数名が常駐する。これらスタッフが、訪れた若年女性たちとナナメの関係性で関わり、彼女らの相談相手になったり、その課題解決に伴走したりしていく。また、彼女たちがスタッフのみならず他の利用者ともつながってピア(仲間)の関係性を取り結べるよう、ていねいな橋渡しを行う。関わりにおいては、彼女たちの興味関心や趣味嗜好を大事にし、コミュニケーションが相談支援に偏らないようにする。
利用者とのやりとりのなかで何らかの緊急対応が必要なニーズが発覚した場合には、本人の合意も得つつ、男女共同参画センター(公認心理士も存在)、地域ユニオン、他の支援団体(被害者支援センター「べにサポやまがた」、山形市社会福祉協議会「福祉まるごと相談」など)やクリニック(さとこクリニック)、自助グループなどに適宜媒介していく。また、それが可能となるよう、さまざまな地域資源との連携を図っていく。もし必要な資源が地域に存在しない場合には、東北各地の関連する団体や機関などと連携・協働しながら(※事業領域①を参照)、それ――例えば、自助グループや学習サークルなど――をつくりだしていくとりくみ(※事業領域④を参照)をも随時行っていく。

時期

2024年4月~2026年2月

4

活動 (内容)

〈居場所〉を求める若年女性を、たったひとつの〈居場所〉だけですべて受容・包摂するのは困難であり、さまざまな個性をもつ複数の〈居場所〉が地域社会に存在しているということが必要である。相談支援拠点という〈大きな居場所〉の周辺に、それとは性格や目的、規模の異なるさまざまな〈小さな居場所〉――期間限定のテーマ・コミュニティ、例えば、当事者会、体験を語る会、女性食堂、読書会、上映会、学習会など――を生み出し、増やしていく。このとりくみには、2024年から非常勤スタッフ1名(月50時間=10日勤務)が中心となってとりくんでいく。地域社会のなかにさまざまなパートナー(支援機関、NPO、ボランティア、当事者会など)を発掘し、とりくみへの理解を得て、協働でテーマ・コミュニティを開設・運営していく。
例えば、当団体の周りには、職場で上司からハラスメントを受けているが「仕事ができないのでしかたない」と泣き寝入りしている若年女性が複数名存在している。そこには労働組合や労働NPOなどに相談し、職場の問題に対峙していく発想はない。彼女たちがそうした存在についてよく知らないためであるとともに、地域の支援資源の側が彼女らへのアプローチを準備していないためである。こうした場合には、地域ユニオンなどと連携を図り、ハラスメントや労働権について学べるワークショップや同じ境遇の人びとと交流できるカフェなど――期間限定のテーマ・コミュニティ――をつくりだし、それらを彼女たちに届けるということが、さまざまな若年女性たちが利用可能な資源を地域内に増やしていくことになる。どのような種類の〈居場所〉が必要かは、フリースペースや各種テーマ・コミュニティで出会う人びととのやりとりからヒントを得ながらとりくむ。
 このようなかたちで資源開発を続け、地域社会のなかに当事者の人びとが必要とするような多種多様なテーマ・コミュニティを育て、増やしていく。2024年度より週1回のペースで企画・運営を行い、通期で合計92回(23か月×4回)、参加者のべ460名(92回×5名)の〈小さな居場所〉を創出する。事業期間は当団体が責任をもってそれらを企画・運営するが、事業終了後の独立運営を見越し、テーマ・コミュニティの参加者のなかからその将来的な担い手を育てていくような関わりを行っていく.

時期

2024年4月~2026年3月

4活動 (内容)

〈居場所〉を求める若年女性を、たったひとつの〈居場所〉だけですべて受容・包摂するのは困難であり、さまざまな個性をもつ複数の〈居場所〉が地域社会に存在しているということが必要である。相談支援拠点という〈大きな居場所〉の周辺に、それとは性格や目的、規模の異なるさまざまな〈小さな居場所〉――期間限定のテーマ・コミュニティ、例えば、当事者会、体験を語る会、女性食堂、読書会、上映会、学習会など――を生み出し、増やしていく。このとりくみには、2024年から非常勤スタッフ1名(月50時間=10日勤務)が中心となってとりくんでいく。地域社会のなかにさまざまなパートナー(支援機関、NPO、ボランティア、当事者会など)を発掘し、とりくみへの理解を得て、協働でテーマ・コミュニティを開設・運営していく。
例えば、当団体の周りには、職場で上司からハラスメントを受けているが「仕事ができないのでしかたない」と泣き寝入りしている若年女性が複数名存在している。そこには労働組合や労働NPOなどに相談し、職場の問題に対峙していく発想はない。彼女たちがそうした存在についてよく知らないためであるとともに、地域の支援資源の側が彼女らへのアプローチを準備していないためである。こうした場合には、地域ユニオンなどと連携を図り、ハラスメントや労働権について学べるワークショップや同じ境遇の人びとと交流できるカフェなど――期間限定のテーマ・コミュニティ――をつくりだし、それらを彼女たちに届けるということが、さまざまな若年女性たちが利用可能な資源を地域内に増やしていくことになる。どのような種類の〈居場所〉が必要かは、フリースペースや各種テーマ・コミュニティで出会う人びととのやりとりからヒントを得ながらとりくむ。
 このようなかたちで資源開発を続け、地域社会のなかに当事者の人びとが必要とするような多種多様なテーマ・コミュニティを育て、増やしていく。2024年度より週1回のペースで企画・運営を行い、通期で合計92回(23か月×4回)、参加者のべ460名(92回×5名)の〈小さな居場所〉を創出する。事業期間は当団体が責任をもってそれらを企画・運営するが、事業終了後の独立運営を見越し、テーマ・コミュニティの参加者のなかからその将来的な担い手を育てていくような関わりを行っていく.

時期

2024年4月~2026年3月

インプット

総事業費

33,800,000円

人材

代表:小笠原千秋、事務局長:滝口克典、スタッフ:岡村七奈、会計:松浦篤子

総事業費33,800,000円
人材

代表:小笠原千秋、事務局長:滝口克典、スタッフ:岡村七奈、会計:松浦篤子

広報戦略および連携・対話戦略

広報戦略

・直接的アプローチ:Facebook、Instagram、Twitterなど、SNSを用いて、若年女性に訴求する相談支援拠点についての情報提供を行う。イベントや企画などのたびに、細やかな発信を心がける。またそれを、チラシやパンフレットという紙媒体でも実施する。後者は村山地方の若年女性が立ち寄りそうな場所(公共施設、店舗など)を発掘し、そこに設置してもらう。企業や行政機関からハラスメント講座などを引き受け、受講した人に〈居場所〉の情報を提供する。
・間接的アプローチ:困難を抱える若年女性とすでにつながっている人びと/団体/場所――例えば、大学/専門学校やNPO、社会福祉協議会など――にアプローチし、当事者に情報を媒介してもらう。

連携・対話戦略

・山形県男女共同参画センター チェリア:当事業を通じて若年女性向けの情報発信・支援提供などに改めて力を入れてとりくんでもらえるよう働きかけていく。
・NPO法人クローバーの会@やまがた:利用者の相談先や学習機会、もうひとつの〈居場所〉等としてお互いを紹介しあうことで、当事者が利用できる支援資源の選択肢を増やしていく。
・公益社団法人やまがた被害者支援センター 相談窓口「べにサポやまがた」:当事業内において、犯罪や事故などの深刻なケースが明らかになった場合など、さまざまな場面で協力・相談先として連携していく。
・山形市社会福祉協議会 「福祉まるごと相談」:各地域のさまざまな困りごとをとりまとめる「福祉まるごと相談」事業も展開しているため、〈居場所〉を必要としている人たちに情報を届けてもらうようにする。
・NPOじぞうあん:。地方において複合的な困難を抱えた若年女性支援を実際に行ってきた経験が豊富であるため、さまざまな面において助言をいただくとともに、メンターにもなってもらう。
・NPO法人市民社会サポート山形:アウトリーチならびに資源開発のさいの地域側カウンターパートを探るにあたり、情報をもらったり相手につないでもらったりするなどで協力を仰ぎ、連携していく。
・山形県ひとり親家庭応援センター(山形県母子寡婦連合会):弁護士の紹介や自立のための就労支援などをも行っているため、困難事例の場合など、必要に応じて適宜連携を図っていく。
・さとこ女性クリニック:医療的ケアや性の問題について、当団体では対応困難な事例があった場合、接続先あるいは伴走者になってもらう。
・山形県労連:不安定労働、職場のハラスメントなどのニーズが生じた場合、接続先あるいは伴走者になってもらう。
・NPO法人まごころサービスさくらんぼ:健康相談のお願い、養護教諭のネットワークとつなげてもらう等の点で協力を仰ぎ、連携していく。
・大場マッキー広美氏:お互いに使える資源の情報開拓/共有を図っていく。
・re-mo[リーモ]:大学施設内で生理用品常設の運動を展開しており、情報発信やデザインの面で協力を仰ぐ。

広報戦略

・直接的アプローチ:Facebook、Instagram、Twitterなど、SNSを用いて、若年女性に訴求する相談支援拠点についての情報提供を行う。イベントや企画などのたびに、細やかな発信を心がける。またそれを、チラシやパンフレットという紙媒体でも実施する。後者は村山地方の若年女性が立ち寄りそうな場所(公共施設、店舗など)を発掘し、そこに設置してもらう。企業や行政機関からハラスメント講座などを引き受け、受講した人に〈居場所〉の情報を提供する。
・間接的アプローチ:困難を抱える若年女性とすでにつながっている人びと/団体/場所――例えば、大学/専門学校やNPO、社会福祉協議会など――にアプローチし、当事者に情報を媒介してもらう。

連携・対話戦略

・山形県男女共同参画センター チェリア:当事業を通じて若年女性向けの情報発信・支援提供などに改めて力を入れてとりくんでもらえるよう働きかけていく。
・NPO法人クローバーの会@やまがた:利用者の相談先や学習機会、もうひとつの〈居場所〉等としてお互いを紹介しあうことで、当事者が利用できる支援資源の選択肢を増やしていく。
・公益社団法人やまがた被害者支援センター 相談窓口「べにサポやまがた」:当事業内において、犯罪や事故などの深刻なケースが明らかになった場合など、さまざまな場面で協力・相談先として連携していく。
・山形市社会福祉協議会 「福祉まるごと相談」:各地域のさまざまな困りごとをとりまとめる「福祉まるごと相談」事業も展開しているため、〈居場所〉を必要としている人たちに情報を届けてもらうようにする。
・NPOじぞうあん:。地方において複合的な困難を抱えた若年女性支援を実際に行ってきた経験が豊富であるため、さまざまな面において助言をいただくとともに、メンターにもなってもらう。
・NPO法人市民社会サポート山形:アウトリーチならびに資源開発のさいの地域側カウンターパートを探るにあたり、情報をもらったり相手につないでもらったりするなどで協力を仰ぎ、連携していく。
・山形県ひとり親家庭応援センター(山形県母子寡婦連合会):弁護士の紹介や自立のための就労支援などをも行っているため、困難事例の場合など、必要に応じて適宜連携を図っていく。
・さとこ女性クリニック:医療的ケアや性の問題について、当団体では対応困難な事例があった場合、接続先あるいは伴走者になってもらう。
・山形県労連:不安定労働、職場のハラスメントなどのニーズが生じた場合、接続先あるいは伴走者になってもらう。
・NPO法人まごころサービスさくらんぼ:健康相談のお願い、養護教諭のネットワークとつなげてもらう等の点で協力を仰ぎ、連携していく。
・大場マッキー広美氏:お互いに使える資源の情報開拓/共有を図っていく。
・re-mo[リーモ]:大学施設内で生理用品常設の運動を展開しており、情報発信やデザインの面で協力を仰ぐ。

出口戦略・持続可能性について

実行団体

寄付金・助成金等の活用を通じて、事業の継続を目指す。

実行団体

寄付金・助成金等の活用を通じて、事業の継続を目指す。

関連する主な実績

助成事業の実績と成果

①「みんなで作ろう 夜ごはんの会」事業(山形市コミュニティファンド2023年度助成)、開催11回、参加者のべ154名。 
②「「フェミニズムと言わないフェミニズム入門」コンテンツガイド作成・発行事業」(2023年度チェリア男女共同参画県民企画事業)、ブックガイドフリーペーパー「生きづらすぎない?」(A2判両面刷り、2,000部)制作・発行。

申請事業に関連する調査研究、連携、マッチング、伴走支援の実績、事業事例等

特になし。

助成事業の実績と成果

①「みんなで作ろう 夜ごはんの会」事業(山形市コミュニティファンド2023年度助成)、開催11回、参加者のべ154名。 
②「「フェミニズムと言わないフェミニズム入門」コンテンツガイド作成・発行事業」(2023年度チェリア男女共同参画県民企画事業)、ブックガイドフリーペーパー「生きづらすぎない?」(A2判両面刷り、2,000部)制作・発行。

申請事業に関連する調査研究、連携、マッチング、伴走支援の実績、事業事例等

特になし。