事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
子ども及び若者の支援に係る活動
社会的課題の解決を担う若者の能力開発支援
日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動
孤独・孤立や社会的差別の解消に向けた支援
団体の社会的役割
団体の目的
相手との違いを受け入れ他者理解と合意形成ができる未来を作るために、人と人とが繋がり学び合う場づくりを行うことによって一つの専門家だけで解決できないような地域・社会課題の解決の機会を作ることを目的としている。また、日々の暮らしの中で問題意識を持つ子ども・若者・女性・NPOなどのソーシャルイノベーターを生み出し、金融機関や産業支援機関・中間支援 組織と連携しながら、持続可能な事業に育てる生態系を再デザインする。
団体の概要・活動・業務
1:対話を通した場作り事業
OSTやワールドカフェなど様々な手法を用いて、ファシリテーションを行う。
2:協働を促すコーディネート、支援事業
共通の課題解決のための対話の場づくり。ビジョン・ミッションの策定。コレクティブインパクトのサポートを行う。
3:社会起業家、コミュニティビジネス創業支援事業
システム思考/ロジックモデルなど、社会課題解決のためのプログラム構築のサポートを行う。
団体の目的 | 相手との違いを受け入れ他者理解と合意形成ができる未来を作るために、人と人とが繋がり学び合う場づくりを行うことによって一つの専門家だけで解決できないような地域・社会課題の解決の機会を作ることを目的としている。また、日々の暮らしの中で問題意識を持つ子ども・若者・女性・NPOなどのソーシャルイノベーターを生み出し、金融機関や産業支援機関・中間支援組織と連携しながら、持続可能な事業に育てる生態系を再デザインする。 |
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団体の概要・活動・業務 | 1:対話を通した場作り事業 |
概要
事業概要
「地域課題の明確化」「地域資源の発掘」を通して、山梨で起きている社会課題を解決する持続可能な地域づくりを目指す。その手段として、社会的処方というアプローチの実現化を図る。ここで大切にしていくことは、若者・高齢者・障害者などあらゆる人達と共に活動する共同体となることである。実践を通じての学びの機会を生み出していくことによって、若者には現場での実践を通した教育を行い、多くの人を巻き込んでいくリーダーシップの発揮とフォロワー人材とのつながりづくりを狙う。
山梨に残る、互いを尊重しおせっかいを作り合える文化のおかげで、すでに多くの地域資源はある。ただし、それらの地域資源が社会的孤立の当事者や専門機関につながっていないことが問題である。本事業を通じて地域資源がリンクワーカーによってつなぎ直されることによって、小さな活動にも意味と価値を与え、社会的孤立の解決へ一歩でも先に進めるためにアクションできる人材を増やしていく。
資金提供契約締結日
2021年04月19日
事業期間
開始日
2021年04月19日
終了日
2024年03月31日
対象地域
山梨県
事業概要 | 「地域課題の明確化」「地域資源の発掘」を通して、山梨で起きている社会課題を解決する持続可能な地域づくりを目指す。その手段として、社会的処方というアプローチの実現化を図る。ここで大切に していくことは、若者・高齢者・障害者などあらゆる人達と共に活動する共同体となることである。実践を通じての学びの機会を生み出していくことによって、若者には現場での実践を通した教育を行い、多くの人を巻き込んでいくリーダーシップの発揮とフォロワー人材とのつながりづくりを狙う。 | |
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資金提供契約締結日 | 2021年04月19日 | |
事業期間 | 開始日 2021年04月19日 | 終了日 2024年03月31日 |
対象地域 | 山梨県 |
直接的対象グループ
「社会的孤立」という地域課題に対して、地域の資源と繋がり、様々なステークホルダーを巻き込みながら活動することを目指すリンクワーカー候補の地域住民。
人数
各年度ごと25名ずつ(介護・看護・貧困の3分野で5名ずつのチーム編成)
間接的対象グループ
社会的孤立状態に陥っている地域住民。
人数
100名
直接的対象グループ | 「社会的孤立」という地域課題に対して、地域の資源と繋がり、様々なステークホルダーを巻き込みながら活動することを目指すリンクワーカー候補の地域住民。 | |
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人数 | 各年度ごと25名ずつ(介護・看護・貧困の3分野で5名ずつのチーム編成) | |
間接的対象グループ | 社会的孤立状態に陥っている地域住民。 | |
人数 | 100名 |
事業の背景・課題
社会課題
虐待・自殺・ヤングケアラーなどの問題の背景には、孤立がある。高齢化の進展や家族構造の変化・地域社会のつながりが薄れたことなどの複合的な要因によって、社会参加や人との付き合いが少なくなり、孤立が生まれている。またコロナ禍によりさらに孤立は進み、社会資源とのつながりが乏しい当事者にとって重篤な問題を引き起こしている。
社会的孤立が発生すると、日常でストレスが発生し、さらにコミュニケーション能力が低下し、精神疾患が発生し、医療に依存し、社会保障費を圧迫する事態も発生する。
課題に対する行政等による既存の取組み状況
社会的孤立状態にいる当事者の周りには、行政・地域・病院など様々な支援者が関わっているが、それぞれの支援者たちもまた「手が回らない」「対象者との関係性がつくれない」「地域につなぐ先がない」「個人情報の問題でつなぎにくい」「他機関とも連携したいけど、なかなか連携が取 れない」など困難を抱えており、制約のなかで、適したタイミングでの適切な支援の提供が難しく、当事者がセーフティーネットの網目からこぼれ落ちている状況が止められなくなっている。
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
困っている人を見つける・つなげるのは難しい。「私は困っています」とラベルを貼っているわけでもなく、「助けて欲しい」と言い出せない人もたくさんいる。だからこそ、専門機関だけではなく、地域で暮らしている誰しもがリンクワーカーとしての役割をさりげなく担うことが重要だと考えている。複雑に要因が絡み合う社会的孤立を解決するためには、インフラ整備や専門機関によるアプローチのみならず「私ができる範囲で関わる」というおせっかい人材が生まれる文化をつくる必要がある。
社会課題 | 虐待・自殺・ヤングケアラーなどの問題の背景には、孤立がある。高齢化の進展や家族構造の変化・地域社会のつながりが薄れたことなどの複合的な要因によって、社会参加や人との付き合いが少なくなり、孤立が生まれている。またコロナ禍によりさらに孤立は進み、社会資源とのつながりが乏しい当事者にとって重篤な問題を引き起こしている。 |
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課題に対する行政等による既存の取組み状況 | 社会的孤立状態にいる当事者の周りには、行政・地域・病院など様々な支援者が関わっているが、それぞれの支援者たちもまた「手が回らない」「対象者との関係性がつくれない」「地域につなぐ先がない」「個人情報の問題でつなぎにくい」「他機関とも連携したいけど、なかなか連携が取れない」など困難を抱えており、制約のなかで、適したタイミングでの適切な支援の提供が難しく、当事者がセーフティーネットの網目からこぼれ落ちている状況が止められなくなっている。 |
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | 困っている人を見つける・つなげるのは難しい。「私は困っています」とラベルを貼っているわけでもなく、「助けて欲しい」と言い出せない人もたくさんいる。だからこそ、専門機関だけではなく、地域で暮らしている誰しもがリンクワーカーとしての役割をさりげなく担うことが重要だと考えている。複雑に要因が絡み合う社会的孤立を解決するためには、インフラ整備や専門機関によるアプローチのみならず「私ができる範囲で関わる」というおせっかい人材が生まれる文化をつくる必要がある。 |
中期アウトカム
1.社会的処方を実現するリンクワーカーが生まれる・見つか る・育つ生態系モデルになる
2.様々なステークホルダーを巻き込んだソーシャルビジネスが立ち上がり、地域で継続的に社会的処方を実現することが可能になる。
→誰もがリンクワーカーとして活動し、小さな困りごとや孤立をキャッチするより細かいセーフティネットがある地域になる。
短期アウトカム (ADO)
1 | No.1【プレイヤーづくり】 | |
---|---|---|
モニタリング | いいえ | |
指標 | 1.社会的処方の実践を目指した活動が生まれる | |
初期値/初期状態 |
| |
目標値/目標状態 |
| |
目標達成時期 | 2024年3月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 | ||
2 | No.2【フォロワー・文化づくり】 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 1.山梨県内各地にいる中間支援組織・支援者と定期的に情報交換が行われている状態。 | |
初期値/初期状態 |
| |
目標値/目標状態 |
| |
目標達成時期 | 2024年3月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 | ||
3 | No.3 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 孤立・孤独状態にいた当事者につながりが生まれる | |
初期値/初期状態 | 0 | |
目標値/目標状態 | 地域や制度の狭間で困っていた孤立孤独の当事者がリンクワーカーのアプローチによって救われている。 | |
目標達成時期 | 2024年3月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 |
アウトプット (ADO)
1 | No.1【プレイヤーづくり】 | |
---|---|---|
モニタリング | いいえ | |
指標 | 1-1-1 インタビュー調査実施回数 | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ||
把握方法 | ||
初期値/初期状態 | 1-1-1. 0 | |
目標値/目標状態 | 1-1-1. 6回(3団体2回ずつ) | |
目標達成時期 | 2021年9月 | |
活動内容 | 1-1 社会的処方の実現に向けて取り組む介護・看護・貧困対策団体へのインタビュー調査。 1-1-1 上記団体へのインタビュー調査 1-1-2 インタビュー調査の分析ワークショップを行う | |
活動時期 | 2021年4月〜2021年9月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 | ||
2 | No.1【プレイヤーづくり】 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 1-2-1 フィールドワーク実施報告回数 | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ||
把握方法 | ||
初期値/初期状態 | 1-2-1. 0 | |
目標値/目標状態 | 1-2-1. 150回(チームごと月1回ずつ) | |
目標達成時期 | 2024年3月 | |
活動内容 | 【リンクワーカー育成プログラム】 | |
活動時期 | 2021年9月〜2022年3月、2022年4月〜2023年3月、2023年4月〜2024年3月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 | ||
3 | No.1【プレイヤーづくり】 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 1-3-1 リビングラボ開催回数(地域課題対話・ロジックモデルづくり・プロトタイプのアイデア出し・ふりかえり会) | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ||
把握方法 | ||
初期値/初期状態 | 1-3-1. 0 | |
目標値/目標状態 | 1-3-1. 12回(4回×3年間) | |
目標達成時期 | 2024年3月 | |
活動内容 | 【リンクワーカー育成プログラム】 | |
活動時期 | 2021年9月〜2022年3月、2022年4月〜2023年3月、2023年4月〜2024年3月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 | ||
4 | No.1【プレイヤーづくり】 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 1-4-1 発表会開催回数 | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ||
把握方法 | ||
初期値/初期状態 | 1-4-1. 0 | |
目標値/目標状態 | 1-4-1. 9回(2期・3期は2回ずつ) | |
目標達成時期 | 2024年3月 | |
活動内容 | 【リンクワーカー育成プログラム】 | |
活動時期 | 2022年1月〜2022年3月、2023年1月〜2023年3月、2024年1月〜2024年3月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 | ||
5 | No.2【フォロワー・文化づくり】 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 2-1-1 フォーラム開催回数 | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ||
把握方法 | ||
初期値/初期 状態 | 2-1-1. 0 | |
目標値/目標状態 | 2-1-1. 1回 | |
目標達成時期 | 2022年3月 | |
活動内容 | No.2【フォロワー・文化づくり】 | |
活動時期 | 2021年5月〜2021年7月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 | ||
6 | No.2【フォロワー・文化づくり】 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 2-2-1 報告会開催回数 | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ||
把握方法 | ||
初期値/初期状態 | 2-2-1. 0 | |
目標値/目標状態 | 2-2-1. 1回 | |
目標達成時期 | 2023年3月 | |
活動内容 | 2-2 | |
活動時期 | 2022年9月〜2023年3月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 | ||
7 | No.2【フォロワー・文化づくり】 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 2-3-1 報告会開催回数 | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ||
把握方法 | ||
初期値/初期状態 | 2-3-1. 0 | |
目標値/目標状態 | 2-3-1. 1回 | |
目標達成時期 | 2024年3月 | |
活動内容 | 2-3 | |
活動時期 | 2023年9月〜2024年3月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 |
事業活動
インプット
人材
「社会的孤立」という地域課題に対して、地域の資源と繋がり、様々なステークホルダーを巻き込みながら活動することを目指すリンクワーカー候補の地域住民。
資機材
学びと実践の場(参考文献、実践のための経費等)
人材 | 「社会的孤立」という地域課題に対して、地域の資源と繋がり、様々なステークホルダーを巻き込みながら活動することを目指すリンクワーカー候補の地域住民。 |
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資機材 | 学びと実践の場(参考文献、実践のための経費等) |
広報戦略および連携・対話戦略
広報戦略
・世間の認知度を上げる戦略
SNSを使用した情報発信、プライマリーケア学会など地域医療に興味を持つ医療従事者が集まる場での発表、地域活性を実施している活動団体との共通認知と広告など。ここのターゲットは、地域活性に興味を持つ県外の自治体・団体である。山梨が面白いことをしているぞという認知化を図る。
・山梨の地域住民を巻き込んでいく戦略
地元メディアへの掲載、山梨地 域内でのイベントを実施する。ターゲットは地域住民であり、あそこにいけば何かあると匂わせる場を提供していく。
連携・対話戦略
現場の課題を認識する上で、地域住民や地域の課題に対して活動している自治体、NPO法人、教育現場、医療現場等との対話を行う。その現場のリアルを把握し、ステートメントを作成していく段階で地域内のつながりを形成しつつ、課題を共通認識として持つことで、地域の方に自分たちで課題を解決する自助の意識をつけることも戦略ポイントとなる。
また、地域課題を解決していく時には事前に社会的資源をリサーチしておくことも必要である。この社会的資源は、山梨にあるまだ把握しきれていない「ヒト・モノ・コト」といった地域の財産であり、この財産を把握する為に、1年目からフィールドワークを実施し、地域の方との連携を進めておく。
広報戦略 | ・世間の認知度を上げる戦略 |
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連携・対話戦略 | 現場の課題を認識する上で、地域住民や地域の課題に対して活動している自治体、NPO法人、教育現場、医療現場等との対話を行う。その現場のリアルを把握し、ステートメントを作成していく段階で地域内のつながりを形成しつつ、課題を共通認識として持つことで、地域の方に自分たちで課題を解決する自助の意識をつけることも戦略ポイントとなる。 |
出口戦略・持続可能性について
持続可能性1
本事業を通じて育成されたリンクワーカーが多くのフォロワーを巻き込むことにより、また次のリンクワーカーを育てていく生態系として引き継がれていく。
また、地域資源がリスト化されることによって、他のリンクワーカーや公的機関にいる専門職でも使える情報として残していく。
本事業を通じて、新規事業の立ち上げのプロセス(問題発見・成果思考の計画作成・実践トライアル・インパクト評価)に伴走した経験・ノウハウを、中間支援組織として引き継いでいく。
リビングラボとしての機能が、個人が運営する場づくりから行政を巻き込んだ拠点運営まで、様々なスタイルで生まれていて、それらが連携している。
持続可能性1 | 本事業を通じて育成されたリンクワーカーが多くのフォロワーを巻き込むことにより、また次のリンクワーカーを育てていく生態系として引き継がれていく。 |
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関連する主な実績